2018年12月25日
結果が出る人はここが違う!英語がどんどん上達する人の10の特徴
エバンス愛

私はこれまで、たくさんの英語学習者さんと関わってきて、
・短期間でどんどん英語力が上がっていく人
・何年もほとんど英語力が変わらない人
の両方を見てきました。
その人たちの特徴はそれぞれ何だろう?と長い間観察をしてきて、「こういう人は伸びるな!」「こういう人は残念な結果になることが多いな・・・」という違いがわかってきたので、このページではそれをご紹介したいと思います。
あなたは、いくつ当てはまっていますか?
コンテンツ
英語がどんどん上達する人の10の特徴
1.「英語を使ってこうしたい」という明確な目的がある
英語を使って何がしたいのかがはっきりしていればこそ、自分が何をどのように勉強すればよいかもわかってきます。つらいときや怠けたいときにも勉強が続けられます。
「英語がこの程度できるようになって、これをするんだ!」と明確にイメージしながら勉強をすることができる人は、モチベーションも高いし、勉強にも集中できるんです。
例外的に、明確な目的がなくても、英語の勉強そのものが好きな人は趣味として続けることはできますが、「こうなりたい」という具体的なイメージがないまま勉強をしても、「上達する人」になれる人は多くありません。
ただ、趣味なら上達しなくてもいいかもしれないので、それは学習者自身の考え方次第ですね。
2.英語を学ぶ過程を楽しんでいる
英語って、苦行のように向き合わないといけないものではありません。「新しいことを知るのが楽しい」という本能が、私たち人間には備わっているんです。子供のように新しい知識を得るたびに「へー、そうなのかー!」とわくわくした気持ちで勉強できる人が伸びます。
英語を「学問」「眉間にしわを寄せて机でガリガリやるもの」と思っている人は、苦労する割になかなか英語が伸びません。一方、英語は単なるコミュニケーションのツールであり、自分の世界を広げてくれるものだと実感できている人は、楽しくラクラク勉強しながらレベルアップしていきます。
英語ができることを必要以上に特別視せず、また自分の英語コンプレックス解消の道具にするのでもなく、「コミュニケーションツール」「自分の世界を広げる窓」として英語に触れることができる人は、成長が早いです。
3.自分の小さな成長や変化を素直に喜べる
なかなか上達しない人は、自分のレベルが上がっていても「まだこれができない」「まだ私はここがダメだ」と「できていないこと」ばかりに目を向けます。
でも、上達が早い人は「これができるようになった」「前と比べたらちょっと進歩したな」と、「できるようになったこと」に目を向けています。
「まだここがダメだから頑張ろう」と反省してあとは気持ちを切り替えて勉強を続けられればいいのですが、多くの場合はそうではありません。
「やっぱり私はダメなんだ」「もう歳だから記憶力が落ちた」「私には英語の才能がない」など、ひどい言葉を自分自身に浴びせて自分を痛めつけてやる気を失くして終わり・・・という人が少なくないのが現実です。
そうではなく、新たに覚えたこと、できるようになったことやわかるようになったことに気づいてあげて、自分を褒めて自分の努力を認めることができると楽しくなります。そうすると、さらに頑張ろうと思えるし、結果もついてきます。
4.すぐに結果を求めない
たった数ヶ月程度やったくらいで、目に見える結果が出ないと「この勉強法は間違っているのでは?」「この教材は本当は効果がないのでは?」と不安になったり疑心暗鬼になったりする人が多いですが、そんなにすぐに結果は出ません。
英語は、かけた勉強時間に比例して直線的にレベルが上がるのではなく、二次曲線的な成長と停滞期を繰り返すものです。
最初はやってもやってもたいして伸びていないように感じる時期があり、その後、急に自分でもはっきり成長が実感できる時期があり、その後、また成長がピタッと止まったように感じる時期が来ます。
「成長にはある程度時間がかかるもの」「誰にでも停滞期は訪れるもの」と理解したうえで毎日やるべきことをコツコツと続けられる人が伸びます。
そして、結果が出ている人ほど、結果そのものにこだわっていません。毎日何をやるか、どう積み重ねるかという「過程」にフォーカスしています。
5.いい意味で力が抜けていて、おおらか
「頑張ってるのになかなか上達しない人」と「楽に勉強しているようで上達が早い人」の大きな違いのひとつは、なかなか上達しない人が「深刻に考えすぎている」のに対し、すぐに上達する人は「真剣でありつつも力が抜けている」ということです。
「このやり方で本当にいいんだろうか」「私は今こんなことやってていいんだろうか」「いつになったら私は英語ができるようになるのだろうか」という疑いが頭の中をグルグルしている人は、勉強に集中できません。結果も出ません。
その一方、決して不真面目なわけではないけれど、気楽に構えていて、「毎日やってるんだから大丈夫。ほんのちょっとずつでも、前進はしてるはず」とおおらかにコツコツ勉強できる人には、結果もついてきます。
学習計画が思い通りにいかなかった場合も、「ああー!もうダメだ!自分はなんてダメな人間なんだろう」ではなく、「まあ、人間だから完璧じゃないのは仕方ない。また今日からできることを積み上げていこう」と気持ちを切り替えて力を抜いて勉強できる人が伸びます。
6.教材をとっかえひっかえせず、これと決めたものをやり続ける
結果が出ている人ほど、今までやった教材の数は多くありません。家がたくさんの教材であふれかえっていることもありません。同じものを何回も何回も繰り返す。これと決めた一つのものをしゃぶり尽くす。これができる人が、伸びます。
「この教材で本当にいいのか」「もっと効果的な勉強法があるのでは」と不安に思いながらでは、集中して勉強できません。同じ時間を費やしたとしても、得られる結果が違います。
他の教材を探したり、いろんな勉強法で迷ったり、本屋さんをウロウロしたり、何時間もネットサーフィンしたりする時間は、勉強時間ではありません。
結果が出ている人は、迷う暇があったらコツコツと勉強を積み重ねています。
7.英語学習が日常の一部になっている
おそらく、多くの人にとってはいい知らせのはずですが、英語力は根性のあるなしや自制心の強さでは決まりません。では何で決まるかというと、「習慣化しているかどうか」です。
英語に限らず何の分野でも、大成功をしている人を含め、「私は自制心が強い」と思っている人などほとんどいません。私自身も、誘惑に弱くて怠け癖があると自覚しています。できることなら毎日、チョコを食べてゴロゴロしていたいです(笑)。
あなたも、チョコが食べたいかはさておき、ゴロゴロするの好きですよね? 私が知る限り、「一切ダラダラしたくない」なんていう人は存在しません。私たちはみんなある程度はグズだし、怠けたい気持ちがあります。
ダラダラしたいのはみんな同じ、みんな本質的には怠け者なのに、どうして差がつくのかというと、それが「英語学習の習慣」です。
毎日、英語学習を日常に組み込んでコツコツと勉強時間を積み重ねていくことができる人だけが結果を出すことができます。
(参考)英語の勉強する時間がない人集合!誰でも毎日1時間確保できる方法
8.点数や級そのものを目的にしない
仕事や留学のためにどうしても必要であれば、TOEICや英検、通訳ガイド試験などを目的にして勉強するのも良いし、仕方ない部分もあるでしょう。でも、そうでない場合は試験を目的に勉強することはお勧めしません。
試験に合格できるかどうか、目標点数を取れるかどうかは、その日の体調や運など、いろんな要素に左右されるし、自分でコントロールすることができないからです。
それよりも、上述のように自分は何のために英語を勉強するかという目的を明らかにし、そのために「今、自分は何をするべきなのか」「どれだけやるのか」という、自分でコントロールできる要素に目を向けることが重要です。
不思議なもので、点数や級に固執せずにやるべきことをやった方が、レベルアップも合格も早くやってきます。
9.「今の結果はすべて自分に責任がある」と知っている
「あの教材が悪い」「この指導者が悪い」と自分の外に責任転嫁する人は、なかなか上達しません。
でも、「今の現実は、これまで自分がやってきたこと(あるいはやらなかったこと)の結果である」ということを受け入れることができている人は、「未来も自分次第。良い方向に変えていけばいいだけ」と実感できます。
自分に全ての責任があると分かると、実はいろんなことが楽になります。「自分はもっとやれるはず」「もっと高いレベルにいけるはず」という気持ちも生まれ、うまくいきやすいです。
「現状はこの程度ということは、結局自分はやるべきことをやっていないだけ。教材が悪いのではなく、その教材を選んだのは自分である。先生が悪いのではなく、その先生を信じたのは自分である」
そう思えれば、教材やスクールに責任を転嫁しませんし、これから自分が成長していけばいいだけだと分かります。
10.周囲の目を気にしすぎない、人と自分を比べない
「自分のヘタな英語が同僚に聞かれたら恥ずかしい」「英語が自分よりうまい人の周りではしゃべりたくない」といった自意識過剰な人は、非常に上達が遅いです。
そう感じてしまうのは仕方のないことですし、私もそういう気持ちになったことは何度もあります。でも、真実は、「みんな自分のことに精いっぱいで、誰もあなたのことなんて気にしちゃいない」です(笑)。
誰よりもあなたのことを気にかけているのはあなた自身ですし、誰よりもあなたのことを厳しい目で見ているのもあなた自身です。
周囲の目を気にしすぎることなく、自分のやるべきことに集中できる人。人は人、自分は自分と割り切って自分が今やるべきことに冷静に向き合える人。そんな人が上達します。一方、他人と自分を比較しては落ち込む癖のある人は、うまくいきません。
多分、あなたが比較している相手は、きっと今まであなたよりずっと時間をかけて真剣に英語に取り組んできたはずです。そんな他の人が努力を積み重ねて獲得した「強み」と現状のあなたを比較するなんて、あなた自身にとって失礼ですよね。
英語がぐんぐん上達する人の10の特徴まとめ
というわけで、いかがだったでしょうか。あなたに当てはまる特徴はいくつありましたか?
中には、「当てはまるものがほとんどなくて辛い・・・」という人もいるかもしれませんが、これから少しずつその考えグセに気づいて直していけばいいだけですから、心配することはありません。
というわけで、お役に立てば幸いです!