2023年4月24日
英語の勉強する時間がない人集合!誰でも毎日1時間確保できる方法
エバンス愛
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英語の勉強をしたい。またはやらなければならない。
でも、毎日あれこれ忙しい〜!!時間がない~!!
という悩みを持っている人は本当に多いと思います。
でも、今より英語力を上げたいと思うなら、どうにかして勉強時間を捻出するしかありません。英語学習に限らず、人生において何に挑戦する場合でもそうですが、「時間がない」ということを言い訳にしていては、なかなか結果も出ませんよね。
では、忙しい毎日の中で、時間をやりくりして英語の勉強を続けている人はどうやって勉強時間を確保しているのでしょうか?
このページでは、私が学んだ「忙しい毎日でも英語の勉強時間を確保する方法」をお伝えします。
私自身、これに取り組むようになって、英語人生が激変しました。これを実践したから今があるし、実践していなければ通訳翻訳者になるほどの英語力は到底身につかなかったでしょう。
というわけで、あなたがどんなに忙しい毎日を過ごしていたとしても、この記事を通じて、あなたの英語時間を増やすヒントがお伝えできれば幸いです。では、早速参りましょう!
コンテンツ
英語ができるようになるには、1000時間の勉強が必要
英語の勉強を継続して結果を出している人は、どのように勉強時間を捻出しているのか?
それを話す前に、まず、そもそもどれくらい英語の勉強が必要なのでしょうか?
英語で最低限のレベルで使えるようになるには、少なくとも1000時間は英語を勉強する必要があると言われています。詳しくはこのページにも書いているので、参考にしてください。
▶1日に何時間勉強すれば英語が上達しますか?に対する通訳翻訳者の答え
1000時間の英語時間達成に必要な時間
では、1000時間を達成するための道筋を具体的に計算してみましょう。
★平日も休日もほぼ毎日3時間英語を勉強した場合:
月28日 x 12ヶ月 x 3時間 = 1008時間となり、1000時間を1年で達成
休みの日は子供がいるし無理、しかも毎日3時間は難しいなら、
★平日に毎日2時間英語を勉強した場合:
週5日 x 50週 x 2時間 x 2年 = 1000時間となり、1000時間を2年で達成
残業が多くて平日は時間が取れない、しかも休日は家族サービスで無理なら、
★平日に毎日1時間英語を勉強した場合:
週5日 x 50週 x 1時間 x 4年 = 1000時間となり、1000時間を4年で達成
いかがでしょうか。結構遠い道のりですよね。
遅くとも1年後に英語が最低限使えるようになるために、毎日3時間英語の勉強時間を確保しないといけないということになります。
私も、かつては毎日30分すら続けられないダメ学習者だった
でも、

と、きっとあなたは感じるのではないかと思います。安心してください。ほとんどの人はそうですから。
私が英語のやり直しを始めたときも、毎日3時間なんて夢のまた夢、毎日30分すら続けられないといった有様でした(苦笑)。
ちょっとだけ勉強をしてみるけど、やる気がない日は簡単にさぼる。そのうちバイトや生活のゴタゴタで英語はそっちのけになり、そしていつの間にかフェードアウト・・・を繰り返していました。
「ちゃんと勉強を続けられている人は、一体どうやって時間を確保しているの?」
そして、本屋さんで英語学習本を見ているときに、「耳が暇な時間」を活用するという方法を知ったのです。
「耳が暇な時間」で英語学習時間を稼ぐ
耳が暇な時間とは、「目や手はふさがっているけど、耳は空いている時間」のことです。
たとえば、皿洗いや洗濯物干しなどの家事をしている時に英語を聞くんです。
お皿を洗っている時って、もちろん手は濡れて泡々なので、テキストをめくったりすることはできませんよね。目は、お皿を持つ手元を見ていないといけないので、英語を読みながらやることも難しいです。
でも、「耳」はどういう状態かと言うと、テレビの音声とか、家族の声とか、その他の生活の雑音が聞こえるだけです。なので、こういう時間をリスニングに費やすのです。
手と目は忙しいけど、耳は暇な時間を、どんどん英語時間にしていくイメージです。
生活の中の「耳が暇」な時間を洗い出す
私の場合は、以下のような時間に、机で勉強はできなくても英語を聞ける「耳が暇」な時間があることがわかりました。
・お皿洗いをしながら
・食洗機からお皿を食器棚に片付けながら
・洗濯物を干しながら
・洗濯物を畳みながら
・掃除、片付けをしながら
・身支度、メイクをしながら
・美容系のこと(ネイル、マッサージ、保湿など)をしながら
・ウォーキング、エクササイズ中
・通勤時間
・入浴中
・スーパーで買い物中
英語が早く使えるようになるために、どうしても毎日3時間を達成したかった私は、上のような時間を英語に捧げることを決めました。
耳が暇な時間を徹底的に英語に捧げる
たとえば、私はお風呂でNHKラジオ講座を聞くことを日課にしました。
当時、NHKのラジオ英語講座が午後10:20から11:00に放送されていたので、防水ラジオを買い、毎日10:20からお風呂に入ることに決めていました。
番組を聴きながら「繰り返して口に出してみましょう」「○○のつもりでロールプレイングしましょう」という指示があったらその通り声を出して、シャドーイングできるレベルの英語の時はシャドーイングも頑張ってました。
今はNHKラジオの英語講座はもう聞いていませんが、こんな感じ↓でiPadの防水ケースで海外ドラマや英語のYoutubeを見ています。
体を流す時には水の音で音声が聞こえなくなりますが、英語字幕を見ながらストーリーを追っています。で、お風呂が終わったら、脱衣所にそのままiPadを持って上がって、続きを聞きがら体や髪を拭いてお肌の保湿をします。
男性はお風呂から上がったらささっと終わると思いますが、女性はいろいろ塗らないといけませんから(笑)、その時間も英語時間にすれば、毎日どんどん積み上がっていきます。
私の毎日のながら聞きルーティン
私は、朝起きたらまず何をするかというと、顔を洗うより先に、耳にイヤホンを突っ込みます。そして英語のオーディオブックやポッドキャストを聞きます。
最近は、多言語学習に挑戦中なので、NHKラジオのイタリア語やフランス語の講座もよく聞いています。
bluetoothイヤホンで英語やその他の言語を聞きながら、部屋のカーテンを開け、前の晩に洗っておいたお皿を食洗機から取り出して片付け、お湯を沸かし、家中のタオルを取り替え、顔を洗い、歯を磨き、メイクをし・・・という一連の朝のルーティンをやっています。
そして日中も、掃除や片付け、移動の時間などもイヤホンで語学学習をしています。
私がながら聞きに使っているイヤホン
使っているイヤホンは、これです。
Bluetoothの完全ワイヤレスイヤホンは、ケーブルが手元や首の周りをブラブラせず、用事をしながらでも超絶快適に英語を聞けます。この良さは使ってみたら本当に分かります!もうケーブルが邪魔なイヤホンには戻れません。
このイヤホンは、お風呂上がりに髪を乾かすときにも使っています。こういうカナル型(耳栓型)の完全ワイヤレスイヤホンだと、装着したままドライヤーで髪を乾かしても邪魔にならず、ドライヤーの音がうるさくても英語はまあまあ聞こえます。
なお、小さいお子さんがいる方など、周囲の音が完全に聞こえないのは困るという場合は、上記のイヤホンは「片耳対応」と書いてあるとおり、片耳だけでも使えます。
あるいは、耳をふさがない骨伝導イヤホンも検討してみてください。以下のような形状のやつです。
英語学習に適したイヤホンについても専用の記事があるので、参考にしてください。
▶英語のリスニング学習におすすめのイヤホンの正しい選び方【徹底解説】
耳が暇な時間を使わないのはもったいないという発想に変える
・・・と、ここまで聞いていただいて、「そこまでする?私は無理!」と最初は思うことでしょう。
でも私にとっては、自分の目指す英語力に到達するには、何千時間もの積み重ねが必要だと知ってしまった以上、「あ、耳が暇な時間だ!ちょっとでも使おう!」という感覚なんです。
私がこうして「耳が暇」な時間のながら聞きをいつも訴えていると、最近では
「英語を聞いてないともったいないという感覚がわかってきました」
「ちょっとでも耳が暇な時間ができると、イヤホンを探すようになりました」
というメッセージを、読者さんからいただくようになりましたよ。
黙って英語を聞くだけではなく、シャドーイングもする
そして、運転中は、私は英語のシャドーイング時間と決めています。
シャドーイングについては、ここにやり方を詳しく書いていますのでどうぞ。
▶シャドーイングを10年続けた私が、正しいやり方と継続のコツを教えるよ!
私は大学生の頃から毎日運転していますが、歌うのが好きなので、以前はいつも運転しながら音楽をガンガン流して、歌っていました。
その時間を、シャドーイング時間にしたわけです。以前は歌手を真似をして歌っていたのが、今は英語を聞いて真似してしゃべっているだけなので、あまり変わりません(笑)。
通学や通勤の車での時間は、どっちにしても消費しなければならない時間。机での英語時間が増えたわけではないので、長く続けられています。
でも、単純に週5日、片道30分の通勤時間の英語学習を10年続けたとすると、合計、なんと2500時間にもなるんです。間違いなく、この積み重ねが現在の私を支えてくれています。
ながら聞きでどんな英語を聞けばいい?
じゃあ、「耳が暇」な英語ながら聞き時間に、具体的にどんな英語を聞けばいいのでしょうか?
何も見ず聞くだけで9割理解できる素材を聞く
他の用事をしながらの「ながら聞き」では、聞こえてくる英語に100%集中することはできないし、テキストも見られないし、一時停止して単語を調べることもできないですよね。
そんな過酷な(?)環境でも理解できる英語を、選んでください。
ながら聞きは、自分にとって簡単な素材を使うのがコツです。集中しないとよく聞き取れないものではなく、さーっと聞き流しても内容が頭に残るものを使ってください。
具体的には、もう使い終わった教材CDとか、NHKの基礎英語とか、学習を終えてしっかり理解しているリスニング教材です。
たとえば、あなたが英語初級者や中級者の場合、お皿を洗いながら英語のCNNニュースなんかを聞いても、多分ほとんど理解できないと思います。
ながら聞きの時間には、中学生レベルの簡単な英語をたくさん聞くのがお勧めです。私も、社会人になって英語をやり直した時、中学生レベルの英語をたくさん聞いていました。
すでに学習済みの単語・熟語教材の付属音声を聞く
私がお勧めしたいのは、たとえば学習済みの単語本の音声を聞くことです。
たとえば、以下のような単語本にはCDが付属しています。
その例文音声を何度も「ながら聞き」しながら、単語の習得ができます。しかも、リスニング力も身につきます。
ただし、いきなり音声をながら聞きしても、知らない単語がたくさんある場合は聞き取れないと思います。ちゃんと目で見て学習した教材を、ながら聞きで定着率を高めていくのがお勧めです。
会話(ダイアログ)形式の英語音声を聞く
英会話教材など、ダイアログ形式の英語音声は、そんなに難しい単語は入っていなくて、ひとつひとつの会話は短いので、ながら聞きにはとてもお勧めです。
私は、無料で聴けるNHKのラジオ講座をたくさん活用しました!詳しく知りたい場合は、この記事も読んでみてください。
▶私がNHKラジオ英語講座でTOEIC900超え(リスニング満点)した勉強法
英語のながら聞きに必須のツール
では、ながら聞きに必要なものは何かというと、
です。
ウォークマンなどの小型mp3プレーヤーは、私は以前はよく使っていましたが、今はお勧めできません。英語学習の強い味方である「ポッドキャスト」「オーディオブック」「NHK語学アプリ」などと相性が悪いからです。
語学学習には、スマホがあると本当に便利です。ガラケー派の人はiPod touch(iphoneの電話機能がないだけのやつ)を手に入れることをお勧めします。
そして、iPhoneなどに付属のイヤホンは、英語学習に使うことはあまりお勧めしません。下のような形状のやつです。
なぜかというと、音がもれやすく外の雑音が入りやすいからです。通勤電車の中などで英語を聞こうとすると、かなり音量を上げないと聞こえにくく、耳にも悪いです。
なので、下のような形の「カナル型イヤホン」(耳栓タイプ)のbluetooth完全ワイヤレスイヤホンを別に買うことを私はお勧めします。
こういった、シリコンゴムが耳の穴にフィットするタイプのカナル型イヤホンなら、音量を上げすぎずに通勤電車の中などでも音が聞き取りやすいです。
英語学習に使う場合は、低音がどうこうとかは関係ないので、1万円以上もするような高価なbluetoothイヤホンは必要ありません。イヤホンは、毎日ガンガン使っているとだんだんバッテリーがへたってくる消耗品なので、私は5000円未満のイヤホンを愛用しています。
こういったツールを持っているかかそうでないかで、あなたの毎日の英語学習の効率が劇的に変わります。今後、毎日の英語勉強時間を数時間稼いでいくために欠かせない投資なので、できるだけ揃えることをお勧めします。
効率的な英語学習のためにぜひ手に入れてほしいお勧めツールについて、詳しい記事はこちらをどうぞ。
▶英語の勉強をこれから始める大人が最初にゲットすべき必須ツール3選
英語のながら聞きと両立できる作業、できない作業とは?
英語時間をたくさん確保するための「ながら聞き」とは、両立できる活動とできない活動があります。
ながら聞きと両立しないのは言語活動
まず、ながら聞きと両立しない作業とは、言語活動です。言語活動とは、「読む」「聞く」「話す」「書く」を伴う活動です。
たとえば、「メールを書く」「書類を見る」「読書」「誰かとの会話」などです。そういう言語活動と、同じく「英語という言葉を聞いて理解する」という言語活動は、一緒に行うことはできません。
「仕事で、書類作成をしたりメールを読んだりしながら英語を聞いていますが、効果ありますか?」という質問をいただいたことがありますが、脳は英語を聞くか書類を書くかどちらかにしか集中できません。
英語を聞きながら別の言語活動をすると、注意散漫になり、結局仕事が遅くなりミスも増えます(苦笑)。効果はほとんど期待できず、デメリットの方が大きいと思います。
ながら聞きと両立するのは非言語活動
次に、ながら聞きと両立できる作業とは、非言語活動です。「家事」「運転」「歩く」「走る」といった活動です。
たとえば、私は一人で家事をしながらいつも英語を聞いていますが、それはお皿を洗ったり、洗濯物をたたんでいる時などです。
食器洗いや洗濯物の片付けは、「読む」「聞く」「話す」「書く」のどれにもあてはまらない非言語活動なので、英語を聞くという言語活動と競合しないわけです。
でも、たとえばレシピを見ながら料理をしている場合は、レシピを読んでいる時は、私の言語脳はレシピの方に集中してしまうので、英語は耳に入らなくなります。
また、洗濯物をたたんでいる時に夫からメールが来て、それに返信していると耳からの英語は聞こえなくなってしまいます。レシピを読む、メールを書くというのはどちらも言語活動なので、ながら聞きと競合するからです。
英語のながら聞きに活用できる日常の非言語活動
英語のながら聞きに活用できる日常の非言語活動というのは、たとえば以下のような感じです。
・料理
・お皿洗い
・掃除
・洗濯
・入浴
・運転
・通勤
・散歩
・エクササイズ
・食事
・身支度(メイク、髪のセット、ひげ剃り、着替え)
これらを毎日英語時間にすれば、かなりの時間を確保できます。
もちろん、誰もがこれら全部を英語に費やせるわけではないです。
たとえば食事中に英語を聞ける人なんて、私たちのような英語ニュースを見ながら食べる夫婦か、誰にも気兼ねしなくていい一人暮らしの人だと思います。ご家族との会話の時間を犠牲にしてまで英語を聞くべきではありません。
ご自身のライフスタイルに合わせて、非言語活動の時間帯にながら聞きを組み込んでみてくださいね。
ながら聞きが苦手で、すぐに英語が飛んでしまう場合は?
英語のながら聞きをいろんな人に推奨すると、

という返事がよく返ってきます。
それに対する、私の答えはこうです。

私も、ながら聞きしながら、めっちゃ意識飛んでます(笑)。でも、気にしてないです。
違う考え事していて英語を聞いてない時があっても、それは、裏を返せば、それ以外の時は全部英語を聞いている時間ってことですよね。ながら聞きしてなければ、その学習時間はゼロですよね? そう考えたら、すっごくお得だと私は思います。
誰だって、家事をしながら考え事します。だから、全部残らず聞き取ろうとしなくていいです。
「勉強時間が3分でも増えればラッキー」と思って、気楽に取り組んでみてください。
確実に毎日1時間の学習時間が確保できる方法まとめ
というわけで、毎日1時間の学習時間を増やすためには、「ながら聞き」の時間で英語を聞く、シャドーイングするというのが最大のポイントになります。
ここまで読んでいただいて、いかがでしょうか。毎日1時間の勉強時間、増やせそうですか?
「毎日1時間、机で勉強してください」って言われたら厳しい人も多いと思いますが、家事や通勤、その他の非言語活動の時間にながら聞きをすればいいのなら、毎日1時間は割と簡単に作れそうだと思いませんか?
英語の習得には、「ものすごい努力」が必要だとは私は全く思いません。でも、「ものすごい時間」は必要です。
忙しい社会人が英語をマスターするには、ながら聞きは絶対に欠かせません。でも、ぜひ、あなたも今日から「耳が暇」な時間を有効に使って、リスニングを日常生活に取り入れてみてくださいね。
この記事も、忙しい社会人の方がどう勉強したら効果が出るかを書いています。あわせて参考にしてください!
▶社会人がゼロから英語のやり直しで必ず成功する勉強法【挫折した人集まれ】