【シャドーイングのおすすめ教材】選ぶときに外せない3つの条件
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【シャドーイングのおすすめ教材】選ぶときに外せない3つの条件

エバンス愛

※当ブログ記事には、広告が含まれます。

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シャドーイングとは、英語音声を流しながら、その後ろを影のようにくっついて発音していく学習法です。

 

シャドーイングは、私がこれまで一番長く継続して、大きな効果を感じている勉強法です。

私はシャドーイングのおかげで英語らしい発音やリズム、イントネーションが自然に身につき、TOEICのリスニングセクションでも満点(495点)を取ることができました。

 

シャドーイングのやり方については、このページで詳しく書いていますので参考にしてください。

シャドーイングを10年続けた私が、正しいやり方と継続のコツを教えるよ!

 

シャドーイングでこんな効果が得られる!とモチベーションの上がる話は、こちらのページをご参考にしてください。

最強の英語勉強法「シャドーイング」の5つの効果【TOEICリスニング満点取れた】

 

このページでは、まずシャドーイングを行うための教材で外せない3つの条件をご説明します。その後、おすすめシャドーイング教材をご紹介しますね。

 

シャドーイング教材を選ぶ上で外せない3つの条件

 

シャドーイングは、専用の教材を買ったりする必要はなく、手持ちの教材でも十分に使えます。

でも、教材の選び方を間違うと、ものすごく負荷が大きくなって挫折しやすくなったり、期待した効果を全く得られないことがあります。

 

なので、以下のポイントに従って教材を選んでくださいね。

 

条件1.英語学習者用に作られた音声であること

シャドーイングを始めたばかりの時は、英語学習者用に作られた教材の音声を使ってください。つまり、教材ではないテレビドラマやニュースなどは、不向きです。

あなたが上級者であれば別ですが、洋画や海外ドラマ、俳優のインタビューの音声などは負荷が高すぎます。Youtube、TEDなども避けてください。

 

台本のないフリートークも、シャドーイングでは避けてください。

話者の言いよどみ、文法的な間違い、無意味な繰り返しなどがあり、真似をする素材として適しません(上級者がよりネイティブに近づくために挑戦するのなら、アリです)。

きちんと練られた台本があり、それをスピーカーがスタジオで読んでいるものを選んでくださいね。

 

条件2.自分がマネしたいと思う発音の教材であること

シャドーイングのコツは「マネ」です。だから、訛りが強い英語や非ネイティブの話す英語は、そのような発音やアクセントを身につけたいのでなければ、シャドーイングに適していません。

現在日本で売られている英語教材のほとんどはアメリカ英語ですよね。イギリス英語の発音を身につけたいという方は、イギリス英語の教材を選んでシャドーイングしてください。

 

以前、「イギリス英語を聞きながらアメリカ英語でシャドーイングして良いですか?」というご質問をいただいたことがありますが、それはダメです。(オーストラリア英語であれ、インド英語であれ、ダメです。)

シャドーイングの重要なコツは、お手本をそっくり真似ることです。「Not」がイギリス英語で「ノット」と聞こえるのにそれをあえて「ナット」(アメリカ英語)と発音するというのは、頭の中にこびりついた自分流の発音にこだわっているのと何ら変わりません。

 

お手本をそっくり真似るというのは、自分のこだわりを捨てることでもあります。自分に長年しみこんだ悪い癖やジャパニーズイングリッシュな発音を取り除くために、正しい発音をそっくりそのままコピーすることに意味があります。

だから、アメリカ英語を身につけたいならアメリカ英語の教材を使いましょう。

 

条件3.「簡単すぎかな?」くらいのレベルであること

特に最初は、「簡単すぎかな?」と思うくらいの教材を使ってシャドーイングをやってみましょう。ほとんどの学習者にとって、中学生レベルの教材でも、シャドーイングには十分な難易度のはずです。

 

「何を使ったらいいかさっぱり分からない!」という場合は、会話形式のものがお勧めです。

あ、会話形式というのは、中学生の教科書のMikeとJaneの会話、みたいなやつです。決して、シナリオなしに好きにダベってる「会話」じゃなく。

会話文だと、一文が短い場合が多く、また文章の構造も単純だからです。

 

私はシャドーイングは基礎英語1(中1レベル)でデビューしました。私は車の中でラジオの基礎英語1を聞きながらシャドーイングをはじめましたが、英語はもちろん本当に簡単で、

Do you like baseball?
He can speak Japanese very well.

とか、そんなレベルです。でもシャドーイングを始めた頃の私は、この程度の英語もスラスラとは言えませんでした。(・∀・;)

だから、これからシャドーイングを始めるという方は、ぜひ、ぜひ、中1レベルの英語からスタートすることを強く勧めます。英語は、「急がば回れ」ですよ。

 

シャドーイングは、慣れるまではちょっとしんどい訓練法です。続けることが一番大切なので、「ちょっと物足りないかな?」程度のものを継続してみてください。

慣れてきてから、レベルをだんだん上げていけばいいのです。シャドーイングは、気楽にやりましょう。

 

おすすめのシャドーイング教材

テキスト

 

シャドーイング用の教材を必ず買う必要はなく、会話文、単語の例文、エッセイ(長文)形式の文章など、教材」として出回っているものならだいたいシャドーイングに適しています。

なので、お手持ちのもので始めて大丈夫ですよ。

 

初心者の方が最初に取り組むには、会話文を私はお勧めしています。なので、簡単な会話形式の英会話用CDなどがお手元にあれば、それがちょうどいいと思います。

ちょうど良いものがないという方のために、おすすめのシャドーイング教材をご紹介します。

 

ゼロからスタートシャドーイング

単語、短文、会話、長文、生のニュース英語、と段階的にシャドーイング素材がレベルアップするので、シャドーイングを全くやったことがない人はこの本から始めるといいかもしれません。

 

NHKラジオ講座

 

私は基礎英語でシャドーイングを始めました。基礎英語1(中1レベル)からスタートして、基礎英語2、基礎英語3、ラジオ英会話・・・とステップアップしました。

「中学生レベル英語なんて簡単だ」とバカにしないでください。シャドーイングに使いたい素材は、聞き取れる、理解できるのは当然です。それを正しく発音できて、自分の言葉として発言できるようになるのがシャドーイングの目標です。

 

ただし、ラジオ講座をシャドーイングに使うメリットとデメリットがあります。

メリットは、文法解説が素晴らしいのでシャドーイングをしながら復習できるということです。私自身は、忘れかけていた文法をNHKラジオでかなりブラッシュアップできました。

その反面、何度も繰り返す場合は日本語の同じ解説を何度も聞くことになり、シャドーイング教材としては効率が悪いです。

可能なら、CDを購入してスキット音声のみをリピートする方が効率が良いです。

 

ぜったい音読シリーズ

中学1、2年生用の英語の教科書レベルの英文が収録されています。音読用で使用してももちろんいいのですが、シャドーイング素材としても使えます。

 

ぜったい音読の中級編です。(中学3年レベル)

単語や文法のレベルが自分にとって簡単なものをシャドーイング素材として使うことを私はお勧めするので、中学レベルだとバカにしないで試してみてください。

 

ぜったい音読の上級編。(高校1年生レベル)

私は、NHK基礎英語で一通りシャドーイングをやり終えた後はひたすらこの「ぜったい音読」シリーズでシャドーイングをしていました。

 

VOA(Voice of America)シリーズ

 

VOA(Voice of America)とは、英語ネイティブではない人向けの英語ニュースラジオです。わかりやすい単語で、ゆったりしたスピードで英語が読み上げられます。

ゆったりスピードが、発音やイントネーションをしっかり真似るシャドーイングにはちょうどいいです。「基礎英語は子供っぽくて嫌」とか、「ニュースが好き」という人には、VOAがお勧めです。

 

無料で使えるVOAアプリもあります。VOAは無料でいろんなアプリがあるので、好きなものを選んでください。

Learn American English Podcast

Learn American English Podcast

Nam Nham無料posted withアプリーチ

 

 

上記のLearn American English Podcastは、音声とスクリプトがあるのはもちろん、読み上げているところがハイライトで表示されて、便利です。

とは言え、文字を読みながらシャドーイングすることは私はお勧めしません。耳から聞こえる音だけを頼りにシャドーイングし、聞き取れないところだけをスクリプトでチェックするやり方が効率が良くお勧めです。

 

ボキャブラリー教材

単語やイディオムなど、あなたが暗記目的で使っているCD付き教材をシャドーイングに使うことで、より単語や熟語を記憶に強く残しながら発音やイントネーションも身につくという、すごくお得な使い方ができます。

(ただし、ボキャブラリー教材をシャドーイングに使う勉強法は、ある程度シャドーイングに慣れた人向けです)

 

たとえばこの「速読速聴シリーズ」は、単語だけでなく熟語も身につくように設計されています。覚えるべき単語・熟語が入った長文の音声は、シャドーイングにも活用できます。

 

シャドーイングにも使えるボキャブラリー教材について詳しくは、以下のページも参考にしてください。

英語ボキャブラリーのおすすめ本3種【ボキャ貧英検1級取得者が教える】

 

シャドーイング教材の使い方についてのよくある質問

勉強

 

ここからは、シャドーイング教材の取り組み方についてよく受ける質問にお答えします。

 

一つのシャドーイング教材を完璧になるまでやる?

まず多いのは、以下の質問です。

シャドーイングは、一つの教材を完璧に出来るようになってから次の教材に進むのでしょうか。出来るようになるまで1ヶ月でも半年でも、一つの教材をやった方がいいのでしょうか。

 

答え:完璧を目指すのはやめましょう!

「完璧に出来るまで」ってどういう状態でしょう? 絶対に一度も詰まらずにスラスラ言えるまで? 発音がお手本と全く同じ(=ネイティブの発音)になるまで?

・・・完璧って、どこまで行っても到達できない、つかみどころのないものですよね。

 

私は、「8割から9割くらいを目指しましょう」という言い方をよくしています。だいたいイントネーションや発音を似せて言えるようになったし、ほぼ詰まらずに言えるなー、という感じで良しとすればいいと私は考えています。

 

巷のシャドーイング教材は、完璧に言えるようになるまで何度も繰り返しましょう、という指示があるものが多いようです。

でも、完璧になるまで同じ教材をひたすらシャドーイングを繰り返すって、想像するとちょっとしんどくないですか?

もちろん、精度を上げることは重要です。発音が適当でもどうでもいいと言っているわけではありません。でも、完璧になるまで次はダメだとプレッシャーを自分にかけ、つまらなくなって三日坊主になってしまったら、元も子もありません。

 

私は、英語のトレーニングでは完璧は目指さないようにしています。発音やイントネーションのコピーは真剣にやりつつも、心理状態は「まあいいか」と適当なくらいがちょうどいいと思います。

完璧を目指さず気楽にやる代わりに、シャドーイングというトレーニングそのものを長く続けることが大事です。

 

「一つの教材を完璧にシャドーイングすること」は、シャドーイングの目的ではありません。目的は、「英語力を上げること」です。当たり前ですが(笑)。

でも、ここを見失うと、教材の使い方に対する考えが変な方向に向かってしまいます。

 

同じシャドーイング教材をどれくらいの期間続けたらいい?

シャドーイングでは、ひとつの教材をどれくらいの期間続けたらいいですか?

 

答え:教材をどれくらいの期間やるかは、全く重要な問題ではありません。

シャドーイングで一番大切なのは、自分のレベルに合った、シャドーイングに適した教材を使って、トレーニング方を継続することです。

だから、たとえ教材のレベルが合っていても、やっていてつまらないと感じたら違う教材に変えてOKです。

 

私の場合、シャドーイングは基本的に「ながら勉強」です。完璧にやろうと思うと、ながら勉強ではなく机で集中して取り組まないといけないので、挫折しやすいのです。

英語力を上げるという目的のため、私が楽しめる教材で完璧を目指さずながら勉強で気楽にやってるからこそ、10年以上続いてます。

 

シャドーイングを繰り返していると、内容を覚えてしまう

私は、車で子供に英語のDVDを流しているのですが、それをシャドーイングしています。シャドーイングを繰り返していると、会話を覚えてしまいます。所々、覚えているためにお手本と同時になってしまう事も。

そのくらいになったら、素材は変えた方がいいのでしょうか?それほど集中しなくても、次に何を言うか、分かってしまいます。それでは効果はないのでしょうか?

 

答え:その子供用のDVDからあなたが何を得たいか次第です。

あなたの仕事や趣味、自己成長に役立つヒントなど(ボキャブラリー、表現など)がたくさん含まれているDVDなのであれば、そこから得られるものがある限りは同じものを使っていいです。

何度も同じものを聞いて、そっくり真似できるほどシャドーイングをやり込むのもいいのではないでしょうか。

でも、そうでなければ、違う素材に変えたらいいと思います。

 

シャドーイングで「覚えているので、英語と同時に言ってしまう」という事態は、あまり好ましいとは言えません。英語と同時に言ってしまうというのは、英語を聞いていないということであり、真似をしていないということです。

ついつい自分が先回りしてしまうのは、英語を耳で聞くより頭の中で考えて発声することにばかり意識が向いているからです。英語を聞いてないので、自己流、日本人なまりの 発音やイントネーションになりやすいです。 心当たりはないでしょうか?

「英語をとことん真似しよう」という取り組み方をしていれば、英語と同時に言ってしまうことにはなりません。

 

私は、シャドーイングを10年以上やっていますが、お手本より先に言ってしまった!同時に言ってしまった!という経験は記憶にないです。

もちろん、何度もシャドーイングすれば覚えてしまうこともありますが、私はシャドーイングの時には、発音の一つ一つに注意しお手本そっくりに真似することに意識を向けているからです。

 

繰り返しますが、あなたがその素材の「内容」が好きで自分の体に浸透させたいのなら、多少先回りしようが暗記してしまおうが、目的が達成されるならいいと思います。

でも、リスニング力の向上や発音矯正を主な目的としているのだったら、自分が声を出すことばかりに意識が囚われないようなもっと簡単なものに取り組むか、今やっているDVDでも良いので、今一度、「お手本をそっくりコピーする」ことに集中するようにしてみてください。

 

私のシャドーイングのやり方は「毎日適当に、バラバラ」

私は毎日、英会話、ボキャブラリー、イディオム、オーディオブックなどを車で流して気分でいろいろシャドーイングしています。

素材を日によって変えるのは、シャドーイングをやり始めた当初からそうでした。最初は、主にNHKラジオ講座(基礎英語)をシャドーイングに利用していました。講座の内容が毎日変わるので、毎日違うものをシャドーイングしていたことになります。

 

私は基礎英語を録音して何度も聞いていましたが、1回15分の番組をひたすらリピートという繰り返し方ではなく、先週分を今週も聞く、先月分を今月も聞く、といった繰り返し方で取り組んでいました。

なので、シャドーイングも「同じもの」を何度もやっているのですが、同じものを「連続して」やってはいません。

 

シャドーイングに限りませんが、私は「一つのものを完了してから次へ」という考えが全然ないので、前にやったものに戻ることもよくありますよ。

なお、「毎日やることがバラバラ」とは言いましたが、もちろん、難しすぎて全然ちゃんとできてないのに毎日コロコロ変えるのは、そりゃダメです。シャドーイングする素材の単語や文章の意味、文章構造(文法)については、10割近く理解できるものでやってください。

 

シャドーイングは、スクリプトが手元にある素材を使ってやる方がいいですが、スクリプトを見なくても全ての単語が分かって意味や文法も完全に理解できるなら、なくてもいいです。

私は、シャドーイングを始めた当時に取り組んでいた基礎英語1,2(中1、中2レベル)は音声を聞いて解説を聞けば単語も文法も分かる状態だったので、書籍は使っていません。

 

期間や回数は、その教材をシャドーイングする目的で決める

本

 

「毎日バラバラでもいいし、期間も決める必要がない」とは言ったものの、それでも何らかの考え方の基準があったらいいですよね。どんな姿勢で教材に取り組めばいいか、お教えします。

 

私の考える、シャドーイングをする目的は主に以下の3つです。

1.口の周りの英語筋肉の強化と発音向上
(音声をお手本に発音やイントネーションを忠実に真似する)

2.リスニング力の強化およびアクティブ・リスニング
(理解してない状態で聞き流すことを防止し、意識的に英語と内容をキャッチする)

3.単語やイディオム、フレーズなどの習得
(ただ音声を聞き流すより、口に出すことで刺激が増え記憶に残りやすくなる)

それぞれの目的について、どの程度シャドーイングをすればいいかという考え方を書いていきます。

 

口の周りの英語筋肉の強化と発音向上

どういう素材をどのくらいの期間やろうが関係なく、口の周りの英語筋肉は鍛えられるので、気にしなくて大丈夫です。(もちろん、素材があなたのレベルに合っていればという条件はあります。)

 

上で言ったことの繰り返しになりますが、発音を矯正しようと思うなら、必ず「英語をそっくり真似る」ということを忘れないようにしてくださいね。

暗記しているせいで音声と同時に声を出してしまうようだと、それはお手本を聞いてないということなので。

 

なお、音声と同時に声を出す「オーバーラッピング」というトレーニングもあります。シャドーイングとの違いは以下のページで説明しています。

オーバーラッピングとシャドーイング、やるならどっち?効果の違いを解説

 

単語やイディオム、フレーズ、内容の習得

私は、ボキャビルマラソンという単語教材(今は販売終了しています)でシャドーイングをしまくったのですが、単語教材をシャドーイングに使う私の目的は、言うまでもなく、単語を一つでも多く覚えるためです。

私は他にもCDつきの英熟語本もシャドーイングしましたが、これも目的はイディオムを覚えるためなので、結構しつこく繰り返しました。

 

なので、「どのくらいの期間やればいいか」は、理想的には「全部覚えるまで」なんですね。そういう意図があって使っている素材なら、何度も暗記するほどシャドーイングをしても良いですよ。

あとは、「会議でよく使う英会話フレーズ」や「旅行英会話フレーズ」などのCDも、あなたが会議の英語表現を覚えたいとか近々旅行の予定があるといった場合は、シャドーイングするといいですね。

フレーズを覚えながら口の筋肉も鍛えられ、一石二鳥です。

 

単語やイディオムの暗記以外にも、たとえば「このTEDのスピーチは素晴らしい!自分もこういう考えを持つ人間になりたい!こういうスマートな言い回しができるようになりたい!」と思えば、「内容」を自分の体に染み込ませるためにもシャドーイングは使えます。

(ただし、TEDのスピーチがシャドーイングに使えるのはかなりの上級者に限られますが)

 

私も、英語のオーディオブックを自己啓発のために使っていますが、「こういうポジティブな考え方を自分に取り入れたい」と思うような本だと、何度も聞いてシャドーイングをして、体に染み込ませています。

本を一度読んだだけでは、その時は「これはいいこと聞いた!」と思ってもすぐに忘れてしまいます。そんな時にシャドーイングは記憶を維持するのにとても役に立ちます。

 

私はオーディオブックもたくさんシャドーイングしましたが、身につけたい思考がシャドーイングのおかげでより自分のものになったと感じています。

お勧めのオーディオブックは、こちらの記事も参考にしてください。

オーディオブック初心者向け!英語が聞き取りやすい本5選【TOEIC800以上推奨】

 

リスニング力の強化およびアクティブ・リスニング

「リスニング力の強化」という面で言うと、何度も聞いて覚えてしまった素材は、英語を聞き取る力で理解しているのではなく記憶で理解しているので、リスニング力の向上にはあまり貢献しません。

 

じゃあどうするかというと、おすすめは、はじめて聞く、あるいは記憶するほど聞いていない簡単な素材をシャドーイングすることです。

内容を理解しながら、また次の展開を考えながら聞き、それを即座に口に出さないといけないわけなので、リスニング力もつきます。

 

とはいえ、特にシャドーイングをやり始めたばかりの人は、音声の後について口を動かすだけで精一杯のはずです。意味を聞き取って理解するということに、あまりエネルギーを割くことができません。

なので、覚えるくらい聞いてしまったものを繰り返しシャドーイングするというやり方で、最初は全く問題ありません。

しっかり英語の発音を真似ることを意識することで、音の変化やイントネーションを改善することができ、それがリスニング力の向上につながります。

 

私の場合、もう英語特有の音の変化やイントネーションはシャドーイングの継続によって体に染み付いているので、同じ素材をひたすら継続しても、リスニング力向上にはつながりません。

私が昨日車で運転しながらシャドーイングをしたときは、オーディオブックの内容が耳をすり抜けてしまわないようにシャドーイングをしました。

運転中のながら聞きだと、ついぼーっと違うことを考えてしまって英語が頭に入らないことがよくあるので、それを防止するためです。

 

このように、「アクティブ・リスニング」とは、受動的に聞き流してしまうのではなく、こちらから積極的に意味を取りに行くという聞き方です。

ちなみに、このオーディオブックはとりあえず内容は理解したのと、すごく良い本というわけでもなかったので、この本を毎日聴き続けて繰り返しシャドーイングする予定はありません。

そんな感じで、一度きりしかシャドーイングしない素材も、私の場合はたくさんあります。

 

おすすめのシャドーイングの教材についてのまとめ

以上、シャドーイング教材の選び方と取り組み方をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

 

まずは

1.英語学習者用に作られた音声であること
2.自分がマネしたいと思う発音の教材であること
3.「簡単すぎかな?」くらいのレベルであること

という教材を選んで、やってみてください。

 

というわけで、お役に立ったら幸いです!

 

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Ai Evansエバンス愛

独学で英語を学び、国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。本物の英語力を身につけ、大和魂を海外に発信できる国際人を育てることが目標です。
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