10年も英語を習っても英語ができるようにならない理由

よく、

「日本人は、中学、高校、大学と10年間も英語を習っているのに
 英語がちっともできるようにならない!!日本の教育はなっとらん(怒)」

という話を聞きますよね。

まあ、高卒の方や短大卒の方は
10年じゃなく6年だったり8年だったりするでしょうし、
大学で英語の授業が4年間あったわけではない人も多いでしょう。
(私も、英語を習ったのは大学1年までです)

なので、「○年間」というのは人それぞれ違うかもしれませんが、
いずれにしても、

「あんなに時間を割いてたくさん勉強してきたのに
 全然話せるようにならないし、聞き取りもできない!」

というフラストレーションは、かなり多くの人が持っているはずです。
あなたも、そうかもしれません。

まあ、その怒りはよく分かります。

でも、私に言わせれば
実は、日本人ってそんなに英語やってないんですよ。

実は、日本の英語教育は学習量的にはたいしたことない

衝撃的な話かもしれませんが・・・

実は、日本人ってそんなにたくさん
英語をやっていないんですよ。

だって、英語の授業なんて毎日あったとしても
たかが1日1時間ですよね?

すごく勘がよくてセンスがあるとか、非凡な語学の才能がある人なら
それだけで英語がマスターできるかもしれません。

また、英語に似た言語圏の人なら可能性は高まるでしょう。

でも、普通に考えたら
ゼロから英語を始めた日本人がたった1日1時間の勉強で
英語をマスターすることは難しいです。

それも、1時間めちゃくちゃ集中して
マンツーマンに近い形で指導を受けたのなら別かもですが、
一斉授業だし、あなたも居眠りとかしたでしょう?(笑)

また、1日1時間英語をやっているとしても、
リスニングとスピーキングの訓練はほぼ皆無なので、(少なくとも私はそうでした)
何年やったってしゃべれない、聞けないのは当たり前。

あなたは、日本語をマスターするまでに
いったい何時間費やしてきたのでしょうか?

それを考えれば、英語がそんなに簡単にいくわけがないのは
明らかではないでしょうか?

なので、
「中、高、大と10年間もやったのに・・・」という批判は
私に言わせれば

「1日たったの1時間、それもただボケーッと授業聞いてるだけで
 英語がマスターできるなんて、あるわけない!」

です。

もちろん、その1時間を学校教育でどのように有効に使えるかという、
行政側の努力が必要という問題はありますが。

でも、リーディングはみっちりやりましたけど?

今の学生さんは事情が少し違うかもしれませんが、
このホームページの読者さんの中心的な年齢層(30~40代)では

・リスニング
・スピーキング

の訓練は学校英語ではほとんどやっていないはずです。
なので、聞けなくて当たり前、話せなくて当たり前。

これは納得していただけると思います。

でも、問題はリーディングです。

「長文読解」は、リスニングやスピーキングと違って
英語の授業でもかなりやったのではないでしょうか?

なのに・・・どうして、日本の英語教育では、
ペーパーバックや英字新聞がスラスラと読めるようにならないのでしょうか?

その答えは・・・

「読む【量】が足りなさすぎて話にならんわボケ!!!」
です。
あ、ついブラックえいみが・・・^^;

何度も言うように、ほとんどの英語学習者は、
自分のレベルに対して難しすぎるものしかやっていません

その理由は、そもそも日本の英語の授業で
生徒にとにかく難しいものしかやらせないからです。

時間をかけた割に、
実際に読んだ「量」ってのは、本当に少ないのです。

あなたも、「量」で言えばあまりやってなくないですか?
50分の授業で、ほんの数段落とか
下手したら1段落しか進まないとか、普通にありませんでした?

こういう授業では、文章を読むというよりは

・構文を分析する
・単語を調べる
・日本語に訳す

ということに重点が置かれています。

もちろん、こういったことも
難しい文章が読めるようになるためには必要です。

でも、これだと文法や和訳の勉強にはなっても、
純粋な「読み」の練習にはなりません。

英語を読めるようになるためには、
当たり前ですが、たくさん英語を読むことが必要です。

でも、難しい英語を単語を調べつつ
うんうんとうなりつつ構文を解析しながら読んでいては
とても「たくさん」読むことはできません。

だから、【簡単な英語をたくさん読む】ことが必要なんです。

簡単な英語を毎日10分でも楽しみながら読むということを
習慣にするといいと思います。

言うまでもありませんが、
たま~に10分程度英語を読んでも上達はしないので、
長く続けることが重要です。

長く続けるためには、勉強だからと堅苦しく考えず
自分が楽しいと思えるものを読むことです。

前回もご紹介しましたが、
英語学習者用に語彙を制限して書かれた
小説やノンフィクション、映画などが読めるペーパーバックは
こちらを参考にしてください。

 多読用のリーディング素材(ペンギンリーダーズ、ラダーシリーズ)


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