私がTOEICのリスニングで簡単に満点が取れるようになった理由【日本人がやらない勉強法】
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私がTOEICのリスニングで簡単に満点が取れるようになった理由【日本人がやらない勉強法】

エバンス愛

※当ブログ記事には、広告が含まれます。

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今日は、とっておきの話をします。それは、私がTOEICの対策を何もしていないのに、あっけなくリスニングで満点が取れるようになった理由と、その勉強法です。

 

私は、大学までは英語で落ちこぼれだったのですが、フランス語を学んだことをきっかけに語学学習の秘訣に気づき、英語学習がめちゃくちゃ加速しました。

今日は、その「語学学習の秘訣」に気づく前と後でどう変わったか、お話ししたいと思います。

 

英語が落ちこぼれだった高校・大学時代(英検2級3回連続不合格)

 

私は、英語は中学高校と6年やっても全くものにならず、苦労しました。高校の時に英検2級を受験しますが、3回連続で不合格

さらに大学に入ると、周りは自分よりずっと英語ができる人ばかりで、完全に落ちこぼれてしまいました。

 

「英語に全く自信が持てず、嫌になった」という、ただそれだけの理由で、私は大学でフランス語を第一外国語として選択することにしました。

フランスに思い入れがあったわけでも何でもないのに・・・(苦笑)

 

そんなわけで、大学の英語の授業は1年生で終わってしまいました。その後はというと、たまに気が向いたらNHKのラジオ英語講座を聞いてみたり、英語のCDを聞いたりする程度でした。

 

フランス語検定2級にたった2年であっさり合格

 

英語と違って、大学で第一外国語として選択したフランス語は、クラス全員がゼロからの初心者という同じスタートライン。だから、英語に感じていたような劣等感はありませんでした。

 

フランス語は、動詞の活用など覚えることが多くて大変ではありましたが、勉強は楽しくてワクワクしました。結局、フランス語の勉強をゼロからはじめて2年余りで、フランス語検定2級に合格しました。

フランス語検定2級は、語学のスキル的には英検2級と同レベルです。中学高校で6年間勉強した英語は、英検2級を3回も受けて一度も合格できなかったというのに、どうして2年習っただけのフランス語で、2級にあっという間に合格できたのか?

 

「そりゃ、大学で2年間、フランス語に没頭したんでしょ?」と思うかもしれません。でも、大学で第一外国語として勉強したとは言え、もちろんフランス語以外の授業もたくさんあります。

週4日くらいフランス語の授業があった気がしますが、大学生なんて1年の半分は休みみたいなもんですよね。

しかも、大学生と言えば、毎日バイトに恋愛に忙しいし(?)、休暇中は全然フランス語の勉強はしていませんでした。だから、フランス語にどっぷり浸かっていたわけでは決してないんです。

 

その一方、英語は、高校では毎日授業がありました。文系だったので、1日に英語の授業が2回ある日もありました。

夏休みと冬休みも大量の宿題があったし、塾の夏期・冬期講習にも毎日行っていました。英語は、ストレスで頭に円形脱毛症ができるほど勉強しました。だから、フランス語より英語の方が、自分ではずっと「頑張った」感があるのです。

 

英語よりフランス語が早く上達した理由

 

絶対にフランス語より英語の方に時間と労力をつぎ込んだし、「受験」という切羽詰まった目標もありました。なのに、なぜ英語はあんなに上達が遅く、フランス語は上達が早かったのか??

 

もちろん、一番簡単な理由は、「英語とフランス語は似ている」ということでしょう。文法も似ているし、単語も「英語とほぼ同じで発音が違うだけ」というものもたくさんあります。だから、英語の知識に助けられた部分は確かに大きいと思います。

また、中学生で英語を初めて習った12歳の時より、フランス語を初めて習った18歳の時の方が、頭脳も多少は良くなっていたでしょう。

 

でも、英語とフランス語をそれぞれどう勉強したかを思い出しながら、英語とフランス語の類似と頭脳の成長だけで4年分も差がつくか?と考えると、他にも絶対に何かあるのは明らかでした。

そして、フランス語の上達が早かった「本当の」理由が分かりました。

 

フランス語が速く上達した時の勉強法

 

私が大学の第一外国語としてフランス語をどう学んだか、書いてみます。ここに、語学学習の上達を加速させるヒントがあります!

 

1. 文法の基本をさっさとマスターした

基本的なフランス語の文法項目は、1年生で全部学び終わったと記憶しています。もちろん、すごいスピードなのでついて行くのに必死でしたが・・・

英語の場合、だいたい高校1年生で基本的な文法が学び終わります。だから、英語だと4年かかったことを、フランス語は1年で終えたわけです。

 

2. とにかくフランス語を聞きまくった

フランス語の授業では、1年生の最初から、いきなりフランス語のコメディドラマ仕立ての教材を毎日見せられました。当然、最初は全く意味不明でしたけど。

また、そのドラマの音声を録音したテープが学生一人一人に渡され、家で繰り返し聞くように言われました。(当時はカセットテープの時代だったので、教授が生徒全員分のテープに音源を手作業でダビングしてました・・・w)

 

フランス人教授の授業も毎週あり、「ネイティブのフランス語」をはじめから聞くことが当たり前でした。ドラマ仕立ての教材と先生のフランス語が、私たちのリスニング素材でした

私は正直言うと、そのフランス語のテープを家で聞いたことはほぼなかったのですが(苦笑)、この時にリスニングを習慣として身につけていれば、さらに速くフランス語が上達していたと思います・・・

 

3. とにかくフランス語を声に出して音読・発音練習しまくった

また、発音の訓練もみっちりさせられました。生徒が黙って聞くだけの授業なんてひとつもなくて、常に学生の声が講義室に響き渡っている状態。

文法の授業も静かな講義ではなく、教科書の例文を教授が次々に読み上げ、学生がそれを真似てリズムに乗ってどんどん声に出しながら、文法ルールを叩き込んでいきました。

また、教授がフランス人だろうと日本人だろうと、よくテキストを一人ずつ音読させられました。そして、発音の間違いは徹底的に直されました。

 

英語の上達が遅かったのは「音のない勉強」だったから

 

一方、中学・高校の英語学習はどうだったかというと・・・

あなたの学生時代、英語をどうやって勉強したか思い出していただきたいのですが、「たくさんの英語を聞いてたくさん音読する」なんてことをやった人は、少ないのではないでしょうか?

私の経験では、中学と高校の英語の授業は、ひたすら黙々と文法の授業を聞いて、ノートに書いて、辞書を引きながら長文を読む・・・という、「音のない英語学習」でした。

 

もちろん、最近の英語教育は多少変わっているかもしれません。英語教育に熱心な私立高校とかだったら、英語の音に日常的に触れる機会もあったかもしれません。小さい頃から、英会話教室に通っていた方もいらっしゃるかもしれません。

でも私にはそういう経験は全くなく、「英語の音」というものをほとんど聞かないまま大人になりました。ネイティブの先生は、学校に1年に1回来るかどうか。ネイティブの人と英語で話す機会なんて、皆無です。

 

ネイティブの英語を聞く機会と言えば、英語の音声テープを授業で先生がたまーに流す時くらいでした。発音の練習もしないし、音読をすることもありませんでした。

今思えば、「音がない英語学習」だったのが、時間をかけて必死にやった割に上達が遅かった理由だと思います。

 

音声重視の勉強をすれば、英語も上達する!

 

ということは、フランス語の経験を応用して、英語も音声重視で勉強すれば良いわけです。

実際、私は英語学習にしっかり音声学習を取り入れるようにしたところ、TOEICの点数もぐんぐん上がっていき、あっという間にリスニング満点が取れるようになりました

具体的には、以下のように英語を学んでみたらいいと思います!

 

1. 英文法の基本をさっさとマスターする

大人が英語の勉強を今からやり直すなら、まずは文法を総復習することをお勧めします。

私の場合は、学習塾で中学生と高校生に英語を教えることになり、必要に迫られて英文法の総復習をしました。今考えれば、私にとってすごくラッキーでした。

 

英文法の総復習のやり方ですが、学生用の薄い文法問題集を速いスピードでどんどん解いて、その1冊が完璧になるまで最低3回、できれば5回くらい繰り返すのがお勧めです。

「分厚い文法参考書をじっくり読み込む」というやり方をしている人が多いのですが、それも絶対にダメです。文法参考書は、わからないところだけを辞書的に使うのが正解。

また、文法の復習を長い時間をかけてダラダラやるのもお勧めしません。3ヶ月くらいで高校基礎レベルの文法問題集まで完璧にできれば理想です。

 

問題集は、TOEIC用とかではなく、文法項目ごとにまとまっているものをお勧めします。以下のような文法問題集を使って、何度も繰り返せるように書き込まずに問題をどんどん解いていきましょう!

 

文法があやふやだと、いつまでたっても自分の英語に自信が持てません。とにかく、ここで文法を固めておくかどうかで、あなたのその後の英語力の伸びが変わってきます!

 

2. とにかく英語を聞きまくる

そして、英語をやり直すと決めたら、毎日できるだけたくさんの英語を聞くことです。私の場合は、NHKラジオ英語講座の基礎英語1からはじめました。車での通勤中に、中学生レベルの英語をたくさん聞きました。

詳しくは、私がNHKラジオ英語講座でTOEIC900超え(リスニング満点)した勉強法にも書いてあります。

私がNHKラジオ英語講座でTOEIC900超え(リスニング満点)した勉強法

 

また、「英語を聞きまくる」と言っても、英語なら何でもいいわけではありません。難しくて聞き取れないBBCニュースや映画を流しっぱなしにしても効果がないので、自分が理解できるレベルの英語を聞くようにしてくださいね。

リスニングに適した英語のレベルや、どんな素材を聞けばいいかについては、以下の社会人がゼロから英語のやり直しで必ず成功する勉強法【挫折した人集まれ】も読んでみてください。

社会人がゼロから英語のやり直しで必ず成功する勉強法【挫折した人集まれ】

 

多くの日本人学習者は、英語を聞く量が圧倒的に足りていません。英文を読むことは割とできても、いざ英語が流れてきたら、どんどん押し寄せる英語の波に飲まれて「ついていけない・・・」となってしまいます。

だから、流れてくる英語を語順通りに処理するスキルを身につけるためにも、たくさんの英語を聞くことをお勧めします。ながら聞きでいいので、1日最低1時間を目標に、英語を聞く習慣を身につけてください。

 

ながら聞きの時間の見つけ方は、英語の勉強する時間がない人集合!誰でも毎日1時間確保できる方法も読んでみてください!

英語の勉強する時間がない人集合!誰でも毎日1時間確保できる方法

 

なお、英語を語順通りに聞いて理解できるようになるには、リーディングからのアプローチもとても有効です。英語の語順通りに読めるということは、語順通りに聞けることにつながるからです。

この教材では、英語を返り読みせずにどんどん理解することに特化したトレーニング法を採用しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。

英語の達人・松本道弘先生が教える超速英語リーディング教材

英語の達人・松本道弘先生が教える超速英語リーディング教材

 

3. とにかく英語を声に出して音読・発音練習しまくる

音読や発音練習も、日本人英語学習者はほぼやっていません。英語の勉強と言えば、黙って英語を読んで、聞いて、書いて・・・という人がほとんど。毎日英語を声に出して音読している人は、ほんのわずかです。

ということは、英語を毎日声に出す習慣を身につければ、多くの日本人英語学習者の先を行くことができるというわけです。

 

私自身は、フランス語学習を通じて、声に出して練習することが大事だと知ってからは、毎日ひたすら英語でシャドーイングをしました。その結果、リスニング力が上がり、発音もよくなりました。

注意事項としては、英語を自己流で音読してはダメということです。自己流で音読すると、間違った発音や変なイントネーションが自分の耳に染み込んでしまい、英語が正しく聞き取れなくなってしまうからです。

 

なので必ず、ネイティブ発音が付属している教材を使うことが重要です。それを聞きながら、そっくり真似をするつもりで、普段の会話の時の音量で発音してください。

シャドーイングについては、以下のシャドーイングを5年続けて通訳になった私のやり方と継続のコツに詳しく書いてあるので、読んでみてください。

シャドーイングを10年続けた私が、正しいやり方と継続のコツを教えるよ!

 

なお、発音練習と言えば、細かい発音に特化したフォニックスなどのトレーニングを思い浮かべる人が多いと思います。でも、私は基本的には優先度は低いと思っています。

英語の音のひとつひとつを完璧にするよりも、英語らしいイントネーションやリズムを身につけることが重要だと思います。

 

英語を通常の声量でしっかり発音する訓練を、1日10分でも毎日続けてみてください。

なお、英語のブランクがある方の場合、いきなりシャドーイングはハードルが高いので、お手本のネイティブ英語をしっかり聞いて真似しながら音読をしてくださいね。

 

ほとんどの日本人がやらない「差がつく」勉強法・まとめ

フランス語を通じて身につけた語学の効果的な勉強法を英語に応用して、ぐっと英語力を高めた方法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?

具体的にやることは、以下です。

1. 英文法の基本をさっさとマスターする
2. とにかく英語を聞きまくる
3. とにかく英語を声に出して音読・発音練習しまくる

 

もしかしたら、これを読んで「なんだ、聞いたことある話ばっかり・・・何か斬新な勉強法があるのかと思った」という印象を持った人もいるかもしれません。

でも、語学をマスターしている人はみんな、こういう斬新でも何でもない、泥臭い勉強法をコツコツ続けています。語学に魔法はなく、こういう当たり前の勉強を毎日続けることしか、上達する方法はないと私は思っています。

 

私はこれをやっただけで、TOEICのリスニングはあっけなく満点が取れました。TOEICの対策本も一冊もやったことがないのに、980点を取得することができました。

もちろん、TOEIC高得点のためには単語や熟語を覚える必要はあります。でも、それも単語本や熟語本の音声を聞きまくって、音読しまくって覚えれば良いだけです。私はそうしました。そうすれば、単語や熟語を覚えながらリスニング力も発音も身につき、一石二鳥です。(*´∀`*)

私のフランス語があっという間に上達して、英語もそれまでの伸び悩みが嘘のように、ぐんぐんTOEICスコアが伸びていった方法を、新鮮な気持ちで実践してみていただけたら嬉しいです。

 

なお、音読については、私が講師を務める教材SPEEDIER READINGでも実践していただくことができます! この教材を実践している大学受験生や社会人の方は、毎日音読をしまくって英語のリズムを身につけています。

今まで音声学習をおろそかにしていた方なら、すごい成果が出ると思います。

英語の達人・松本道弘先生が教える超速英語リーディング教材SPEEDIER READING

英語の達人・松本道弘先生が教える超速英語リーディング教材

 

以上、お役に立ったら幸いです!

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Ai Evansエバンス愛

独学で英語を学び、国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。本物の英語力を身につけ、大和魂を海外に発信できる国際人を育てることが目標です。
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