2023年11月5日
英語のリーディング学習が断然楽しくなる!おすすめ勉強法5つ
エバンス愛
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英語のリーディングの勉強、なかなか続かなくて悩んでいませんか?
TOEICで制限時間内に最後まで問題を読み切れない・・・
気がついたら字面を目で追っているだけで、内容が頭に入ってこない・・・
私は、そんな悩みを長い間抱えていました。TOEIC800点台になっても、長文を読むことにずっと苦手意識がありました。
以下のようなご相談も、よくいただきます。
リーディングの勉強のやる気がおきません。
TOEICなどのテストだと、答えを探そうと必死になりますが、新聞記事などの英文になると目的をもって読めないせいか、単語はわかってもあまり頭に入ってきません。
どうしたらリーディングに興味をもってどんどん読もうという気になるでしょうか?
「英語を読んでも頭に入ってこない」というお悩みを解決するには、当然英語リーディングの訓練が必要です。
私自身も、この方と全く同じように悩んでいました。そして私が最初に取り組んだのは、英字新聞を購読することでした。
でも、一つの段落に知らない単語が5個も6個も出てきます。知らない単語の意味を調べて、ノートにメモして・・・
その勉強がつまらなくて仕方なく、気づいたら、全然読んでない英字新聞が部屋の隅にどんどん積み上がっていきました。
一度も目を通していない英字新聞を、なんとも言えない気持ちで紐で結んで廃品回収に出す。そんなことを繰り返し、ついに購読も辞めてしまいました。(苦笑)
でも、リーディングの勉強のやり方、使う素材を変えたことで、リーディングが続くようになり、英検1級のリーディングの問題が「間違えようがない」と思うほど自信を持って解けるようになりました。
今日は、そんなリーディングの勉強方法をお伝えします!「英語のリーディングの勉強がつまらない」「どう勉強したらいいか分からない」という方のお役に立ったら幸いです。
コンテンツ
英語を読むのが苦手な人のためのリーディング勉強法
英字新聞や多読の本を使った英語リーディング勉強法って、読んでいるつもりが、いつの間にか目で文字を追っているだけになりがちなんですよね。
では、何を使ってどう勉強すれば、乾いたスポンジが水を吸い込むように、ガツガツ英文を読めるようになるのでしょうか?
1.自分が興味があるものを読む
まず、「リーディングの訓練=英字新聞」という考えは捨てたほうがいいです。普段から「日本語の新聞を読むのが大好き、ニュース大好き」という人でなければ、英字新聞ははっきり言ってつまんないです。Σ(・∀・;)
英字新聞の代わりに、あなたが興味があるジャンルの小説、雑誌、web記事を読むことをおすすめします。
(1)小説
たとえば私は、netflixで配信している「アウトランダー」という海外ドラマにハマっています。
で、ドラマの続きが待ちきれなくて原作小説を読んだり、「私の大好きなこのシーンは、小説ではどう表現されているんだろう?」と、同じシーンを二度味わったり・・・という感じで、英語を読んでいます。
(ちなみに、リーディングには直接関係ありませんが、ドラマ「アウトランダー」の推しポイントは通訳の私が何度も見るNetflixの英語学習におすすめ海外ドラマ10選のページで詳しく紹介してます。)
そんな感じで、自分が好きなもの、読みたいものを小説で楽しんでみてはどうでしょう。実は、kindleなら、著作権が切れた古典の洋書が無料で手に入ります。
洋書をたくさん買うとお金がかかるし、近くの図書館には洋書があまり置いてないし・・・という人は、kindleで洋書をタダで読むのがお勧めです。
たとえば、以下のような本が無料でkindleで読めます。必ずしもkindle端末は必要なくて、PCやタブレットでも大丈夫です。
その他、著作権が切れた古典に限らず、たくさんの洋書を0円で読むことができますよ。
(2)雑誌
雑誌もいいです。車が趣味なら英語の車雑誌、ガーデニングに興味があれば、英語のガーデニング雑誌を読んでみたらいいんです。料理雑誌でもいいし、育児雑誌でもいい。海外の雑誌って、センスいいものが多いですよね。
いろんな英語の雑誌をつまみ読みしたい人にぜひお勧めなのが、楽天マガジンです。英雑誌を本屋さんで買うとなると高いですが、オンラインで複数の雑誌がバックナンバーまで読み放題になるサービスです。
こちらに詳しく書いてあるので、ぜひ試してみてください。
▶【超お得】英雑誌TIMEやNewsweek、英語インテリア誌が月418円で読み放題!
(3)マンガ
日本のマンガで英語翻訳されているものもたくさんあります。好きなマンガなら、英語で読むのも苦ではないですよね。
私は、鬼滅の刃の日本語版と英語版を大人買いして読みました。もちろん普通に英語版を楽しんでもいいし、日本語と英語を比較しながら読むのも楽しいです。
(4)ゲーム
私は実はドラクエが大好きなんですが、夫のマイクからのクリスマスプレゼントがこれ↓だった年もありました。「ドラゴンクエストVIII」の北米版(英語バージョン)。
やりだすとハマってしまって何時間でもやっちゃうので、「もう私にドラクエは買わないで!」と言ってあります(苦笑)。
でも、何時間も遊んでしまっても、それって大量の英語を読んでる時間でもあるんですよね。だから、ちょっとだけ罪悪感も薄れたり薄れなかったり。
というわけで、とにかく、「楽しい!もっと読みたい!」と思えるものにたくさん触れるようにしましょう。「リーディングの勉強」と思って英語を読もうとしても、眉間にシワが入っちゃいます。
強制的に読む必要があるのなら、それでも続くかもしれません。でも、そうでない人がリーディングを継続するには、まずは自分にとって楽しい素材を選ぶことです。
2.英語「で」情報を調べる習慣をはじめる
とはいえ、英語で好きな小説やマンガ、興味があるweb記事を読むというのは、すでに試したことがある人も多いかもしれませんね。(そして、すでに挫折してしまった人も多いかもしれません・・・)
であれば、「読む」という行為そのもの(=勉強)が目的ではなく、「自分に必要な情報を得る」という目的のために英語を読むという習慣を始めてみましょう。
私は、海外のサイトで化粧品や洋服を買ったりすることがよくあります。
買って失敗したくないので、「このアイシャドウ、発色はどうなのかな?」「このワンピース、実際に着た感じはどうなんだろう?」「返品するにも国際郵送料がバカにならないしな」と、すごく真剣にレビューを読みます。
ほかにも、audibleで洋書を購入する時にもレビューを参考にしますが、もちろんほとんどのレビューは英語です。
海外旅行のホテルや現地ツアーを予約する前に読むレビューも英語だし、今勉強中のイタリア語の教材も、英語レビューを参考に海外から取り寄せました。
実は、私のリーディング力の向上のかなりの部分を占めているのが、この「英語でレビューを読む」という日々の習慣です。
他には、「もうすぐクリスマスだし、どんな飾り付けをしたら子供が喜ぶかな?」とあなたが思ったとして、今までは「クリスマス 飾り アイデア」って日本語でgoogle検索してたと思うんです。
それを、今後は「christmas decoration ideas」と英語にすればいいんです。すると、英語の記事がズラーッと出てきます。で、「今年はこれに挑戦しよう!」というのがあれば、そのやり方とかも英語サイトで学べばいいわけです。
日本古来のものを除いては、絶対に英語の情報の方が充実しているし、何より日本では珍しい斬新なアイデアも見つかると思います。
ほかにも、上手な写真の撮り方とか、筋トレや美容の方法とか、料理のレシピとか、今あなたが興味があって、普通に日本語で調べている情報を、英語で調べてみてください。
とりあえず英語で「how to ○○」、レシピだったら「○○ recipe」。そうやって、英語でgoogle検索を気楽にやってみましょう。どうしてもわからなかったらgoogle翻訳に頼ればいいし、日本語で検索し直せばいいだけです。
重要なのは、英語を読むことそのものを目的としないことです。英語を読むのを目的にしちゃうから、つまんなくて続かないんです(笑)
実際に何か購入を検討していたり、やり方を調べたい事柄を英語で読むようにしてみましょう。自分にとって必要な情報なら、ガツガツ読めますよ。(・∀・)
3.読む場所・時間を決める
「いつどこでやるか」を決めていない計画は、単なる「願望」だ。
こんなフレーズを何かの本で読んだ記憶がありますが、まさにその通りです。「リーディングの勉強をするぞ」と頭では思っていても、それが続かないから人間って困ったもんなのです。
リーディングをやるのなら、毎日「いつ」「どこで」それをするのか、決めましょう。
私は会社員(秘書)時代、毎日帰りの電車の中で英字新聞を読んでいました。上司の読み終わったお古のThe Daily Yomiuri(現 The Japan News)をもらって、毎日読みながら帰ることを習慣にしていたのです。
「気が向いたら(疲れてなかったら)読もうかな〜」とかではなく、「帰りの電車はDaily Yomiuriを読む!」と決めていました。本当に疲れてクタクタの日はできないこともありましたが、基本的には毎日30分英字新聞を読んでいたことになります。
当時のことは、このページに詳しく書いています。
▶The Japan News翻訳コンテスト(週150円)で翻訳を独学
通勤電車の他に、たとえばお風呂の中でリーディングすると決めてもいいと思います。防水ケースにiphoneやipad、kindleを入れて、洋書や興味がある分野の英語web記事を読むのはどうでしょう?
上でお話しした、英語でgoogle検索して「これは詳しく読みたい!」と思ったブログ記事を画面に表示して、それを湯船につかっている間は読んではどうでしょう。
スマホをお風呂に持って入ったらついSNSチェックやゲームをやってしまう!という人は、濡れても惜しくない本や雑誌をお風呂に持ち込んで読めばいいですね。
あるいは、自分が興味があるweb記事を印刷して、その紙を持ち込んで読む。それだと濡れても問題ないです。
・スマホを飛行機モードにして通勤電車に英字新聞片手に乗る
・ipadに読みたい記事だけを表示してお風呂に入る
・読みたいweb記事を印刷してお風呂に持ち込む
そうやって「その時間はそれしかすることがない」状態にすると、リーディングの時間が確保できるし、習慣が続きます。
「毎日この時間、この場所ではこれをやる」と決めていれば、それが習慣になれば勝手に続くのです。
「いつどこで勉強するかを決める」ということについては、この記事にさらに詳しく書いています。参考にしてください。
4.簡単なものを大量に読む
あなたの目的が「英字新聞をスラスラ読めるようになる」ことだったとしても、いきなり英字新聞から始めないでください。簡単な英語をスラスラ読めるようになるのが先です。
簡単な英語がスラスラ読めない限り、難しい英語はスラスラ読めません。(当たり前ですよね)
英語を読むことに抵抗がある人は、多くの場合、「じっくり時間をかけて読む(返り読みしながら)」という悪習慣が身についてしまっています。
その返り読みの習慣をなくす最もいい方法が、「簡単な英語を大量に読む」ということです。
「英語を読むと、どうしても日本語に訳そうとしてしまう」「分からない単語があると、話を見失ってしまう」という悩みがあるなら、英字新聞に挑戦する前に、簡単な英語をたくさん読みましょう。
「英語を語順通りにスラスラ読める」という感覚を、まずは体に叩き込んでください。
それには、「ピアソン・イングリッシュ・リーダー(旧ペンギンリーダーズ)」「ラダーシリーズ」など、英語学習者向けに語彙レベルを調節した本がお勧めです。
映画化された大人気の書籍、スターの伝記など、興味を持てる本が必ず見つかると思います。
私は、上記の目安から2つほどレベルを下げたものを使うことをお勧めします。たとえば、現在英検準1級レベルの人は、レベル6を選ぶのではなく、レベル3(英検準2級)やレベル4(英検2級)あたりを楽しみながらどんどん読むということです。
難しく考えず、興味があって読んでみたいと思うものを選べばOKです。
ペンギンリーダーズやラダーシリーズについて、詳しくは以下のページに書いてありますので合わせてどうぞ。
▶英語多読教材の正しい選び方とおすすめ本【レベルの見極めが超重要】
5.気楽に「毎日」続ける(結局これが一番大事!!)
リーディングに限りませんが、英語の勉強って、どの教材を使うかとか、どういう勉強法にするかというより、「習慣にできるかどうか」が最大の鍵なんですよね。
そうなると、いかに楽しく、日常の一部として溶け込ませ、習慣化できるかってことを一番に考えないといけないわけです。
上で、通勤電車で新聞を読むとか、お風呂で英文記事を読むといった話をしましたが、その前段階として、まずはスマホアプリとかで毎日ほんの1〜2文ずつでもいいから英語を読む習慣を身につけるといいと思います。
アプリはいろいろあるので、何でも気に入ったものでいいです。私が最近見つけていいなと思ったアプリが、「StudyNow」というアプリです。アプリ内課金はありますが、無料の範囲で十分使えます。
ざっくり英語ニュース!StudyNow(リスニング・解説付)
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このStudyNowのアプリの何がいいかというと、アプリ内で日本語訳の表示と非表示をタップ一つで切り替えられるということです。
こんな感じで、英語が分からなかったらすぐに確認できるなら、続けられそうな気がしませんか?
または、英語ニュースアプリをダウンロードして、その通知をオンにし、「毎日、英語ニュースの見出しだけでも読む」というお気軽勉強法はいかがでしょうか。
こんな感じで、スマホに届くようにすると、嫌でも毎日数回目に入ります。
私は、いつも読んでるThe Economistのアプリをダウンロードしていて、1日に何回かapple watchに見出しと簡単な内容が表示されるようにしています。
通知って届いたら気になるものですよね。その性質を利用するんです。毎日見ていたら、何となく世界で起こっていることもわかってきます。
「勉強法」ってほどでもないですが、こういうちょっとしたことも積もり積もって英語のリーディング力を高めてくれますよ。
英語ニュースアプリについては、以下の記事に詳しく書いています!
▶お勧め英字新聞アプリを英語レベル別に紹介!【全部無料・登録不要】
ネットの英語ニュースや英字新聞を読もうと思っても、難しすぎたりつまらないと、続きません。
全部読もうとか、知らない単語は全部調べようとか、全部理解しようとか思わずに、「まあ、そのうち分かるようになるさ」と気軽に毎日続けることが大事です。
継続できる英語リーディング勉強法・まとめ
以上、英語リーディングの勉強が続かない人のための勉強法をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
1.自分が興味があるものを読む
英字新聞がつまらないなら、読んでいて「楽しい!」「もっと読みたい!」と思える小説、マンガ、雑誌、web記事などを読みましょう。
2.英語「で」情報を調べる習慣をはじめる
読む(勉強する)ことが目的ではなく、必要な情報を手に入れるために英語を読む習慣を少しずつでいいのではじめましょう。自分が普段何気なくやっているgoogle検索を、英語にしてみてください。
3.読む場所・時間を決める
「○○という場所(条件)なら英語を読む」と決めてしまえば、毎回「ああ、そういえば最近リーディングやってないな〜」「やろうかな〜でも面倒くさいな〜」という葛藤がなくなります。葛藤はエネルギーを無駄に消費します!
4.簡単なものを大量に読む
難しいもの(英字新聞とか)を返り読みなしでスラスラ読めるようになるには、まずは簡単なレベルの英文をスラスラ読めるようになる必要があります。返り読みの悪習慣を断ち切るには、簡単なものを大量に読むのが一番です。
5.気楽に「毎日」続ける(結局これが一番大事!!)
「たった5分くらいやっても意味ないんじゃないか」と小さい一歩をバカにせずに、ほんの少しずつでも毎日気楽に続けることが大事です。それが積み上がっていきます。
「マンガとかweb記事とか、そんなの読んでリーディングの勉強になるの?もっと難しい英語(英字新聞とか、格調高い英文記事とか)で訓練しないといけないんじゃないの?」
という罪悪感は捨てて、楽しく読めるものを使ってリーディングの習慣をはじめましょう!
お役に立ったら幸いです。
英語リーディングの教材を作りました!コミュニティで仲間や私たち講師と一緒に英語力を伸ばしたい!という方は、ぜひどうぞ。
1時間の英語学習コンサルもついているので、あなた専用の学習計画も立てます!