2017年11月3日
地方在住の40代女性が英語を活かせる仕事に就職するには?
エバンス愛
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田舎で英語を使ったお仕事をお探しの46歳女性(TOEIC950点)から、職探しに行き詰まっているというご相談メールをいただきました。
ご質問にお答えしながら、英語力を活かす仕事を見つけるのが簡単ではない地方での働き方や、派遣社員というスタイルについて考えてみたいと思います。
また、地方に住みながら英語を使う仕事にはどんなものがあるかもご紹介します。
コンテンツ
TOEIC950点、46歳女性の田舎での英語を使った仕事
(TOEIC950点の46歳女性Aさんからのメール)
わたしは現在46歳、埼玉の実家に母と姉と3人暮らしです。3年半前まで、都内に一人暮らしをして主に派遣として自活していました。
外資系企業での役員秘書、また日系企業にて輸入事務や翻訳の仕事をしてきましたが、ネガティブな性格が災いしてか、転職が多く、しかも勤続期間も数ヶ月単位だったりで、つまり、これというキャリアが積めないまま年を取ってしまった感じです。
現在は老母の世話をしながら、占星術の翻訳を内職にしています。もちろん、それだけでは携帯電話のお金も払えませんから、正直言えば、中年パラサイト状態です。
わたしはTOEICが950ありますが、しゃべれませんし、通訳なんてできません。たまたま受験テクニックを磨いただけの使えない英語屋なんです。ただ読み書きと翻訳は興味のある分野ならなんとか出来る程度です。
派遣時代はTOEICスコアのおかげで実力が無くても英語を使った仕事をすることが出来ましたが、それは都内在住だったからとしかいいようがないです。現在、田舎で英語を使って仕事探しに切実に向き合っています。
田舎での仕事としては、翻訳以外では英語講師が有望と思われました。しかし、わたしは複雑な家庭に育ったせいか、子供が苦手で恐らく子供相手の先生は無理だと感じました。イギリスでベビーシッターをしたとき「あなたは子供が嫌いでしょ!」とクビになったことがあるくらいです。
残るは、多少覚えのある輸入事務の仕事(オフィスワーク)をしたいと思うのですが、わたしが通える範囲では案件がまったくありません。(家がかなり田舎でバスもなく、車しか交通手段はありません)
このような状況にあるとき、
1)とりあえず子供向けの英語教師をやってみる
2)じっくりと英語を使ったオフィスワーク(輸入または社内翻訳)を探すのいずれが現実的でしょうか。この問いに対して3年半もどうどうめぐりを繰り返していて、今、自分を変えなければ!あとがないと強く感じている次第です。
1)とりあえず子供向けの英語教師をやってみる
2)じっくりと英語を使ったオフィスワーク(輸入または社内翻訳)を探す
のどっちが現実的かということですが、「現実的」とはどういうことでしょう。仕事の得やすさなのか、続けやすさなのか、やりがいなのか??
また、あなたが金銭的・時間的にどの程度せっぱ詰まっているのか、ゆっくりでも良いから納得のいく仕事をとお思いなのか、それにもよると思います。あえて言うならば、どちらも「現実的」ではないのではないでしょうか・・・・・・
まず、「子どもが苦手」であるなら、1)は良い選択とは思いません。
もちろん、仕事は好きなだけではできないので、苦手なことを克服する努力も重要という考えも一つですし、実際にやってみれば何かが変わるかもしれません。でも、小児科医であれ保育士であれ、子ども相手の仕事なら、子どもが好きというのは大前提として必要のような気がします。
それが根底にあってこそ、大変なことも乗り越えられるのだと思います。よその大切なお子さんを預かるわけですし。
2)については、ご自身では最初からそれがご希望で、これまでも探していらっしゃるけれど、場所的にそもそも仕事がないということなのですよね。であれば、「現実的」とは言いがたいのではないでしょうか。
このメールを読む限りでの話なので、いろいろ私の理解が足りないところもあるとは思うのですが、私が思う問題点というか疑問点は、以下です。
1)なぜ「子ども英語講師」か「英語を使うオフィスワーク」の2択?
2)「英語を使った仕事」にこだわりすぎでは?
1)について言えば、子どもが苦手というのが何歳くらいの子どもを指すのか分かりませんが、中高生相手の学習塾の英語担当なんかだと田舎にもあるはずです。そういう可能性はお考えではないのでしょうか? 高校生とかだと、ほぼ大人みたいなもんです。
あとは、それこそ大人向けの英語講師だってありますよ。大人対象のクラスでも、日本人の先生はたくさんいます。通勤圏内に英会話教室があるか分かりませんが、社会人や主婦向けのクラスも当然ありますし、TOEIC担当とか、いろいろあるのではないでしょうか。
TOEIC950点で「受験テクニック」をお持ちということなら、武器になると思います。
次に2)「英語を使った仕事」にこだわりすぎでは?について。
「英語を使って仕事をする」と考えなければ、選択肢はずいぶん広がるのではないかと思いますが、英語を使わなければダメなのでしょうか。
たとえば、英語は必要ないけれどもご経験のある分野のオフィスワークをして、きちんと収入を得て、それ以外の時間で今なさっているような翻訳の副業をするという形ではいけないのでしょうか。
子ども相手の英語講師の仕事というのは、ものすごく高い英語力は必要ありません。TOEIC950点の実力をお持ちのあなたには、確実に英語面では物足りないお仕事になると思います。それでも、どうしても英語を使う仕事でなければダメでしょうか。
ご実家住まいということで、収入の安定性がどれほど重要か分かりませんが、私だったら「英語の仕事」より「正社員」の優先順位を高くして就職活動をします。
とは言え、私も「せっかくここまで英語を頑張ってきたし、仕事でも使ってきたんだから、それを無駄にしたくない」そういう思いをずっと持って就職活動をしてきました。「自分にはほかに何も武器がないから」と。
だから、あなたがおそらくそういう気持ちを持って「英語を使った仕事を」と考えていることは、よく分かるつもりです。
私も実家がかなり田舎で(今は離れていますが)、車がなければどうにもならない場所です。英語を生かせる仕事も学校の先生か塾講師以外は皆無なので、実家に住みながら仕事を探していたときは辛かったです。
それに追い打ちをかけるのが、母親です。悪気はないのでしょうけど、
「せっかく頑張って勉強したのに、なんでもっとちゃんと英語を使う仕事をせんのね。もったいない」
「近所の○○さんの娘さんは△△で翻訳の仕事しよるらしいよ。あんたもそういう仕事があったらええのにね」
と、就職事情も知らずにいろいろ言われたりしました。そういうこともあって、「英語をちゃんと使う仕事が絶対にしたい」と思っていました。
でも多分、本当にしたかったんじゃないんですね。母を納得させたいとか、周りの人に「すごいね」って言われたいとか、そういう、今思うとつまらない見栄とプライドのためです。
今は、何らかの避けられない事情で英語を使って収入を得ることができなくなったとしたら、私がものすごく打ちひしがれてしまうかというと、それはないなという気持ちも強くあります。
別に英語が収入に直結しなくても、今の私には大きな問題ではありません。英語以外で私がお役に立てること、強みを探して、見つけて、磨いて、それで人に喜んでいただき、収入を得るだけだと思うのです。そう思えば、英語の仕事でなくてもやりがいが感じられ、楽しいと思います。
そして、英語は英語でこれからも続けるだろうし、海外旅行に行ったり、映画を観たり、英語ができることで受けられる恩恵を享受するだけです。
「英語の仕事をする」ということに縛られすぎてご自身を苦しめているのではないかな?と思ったので、このようなお話をさせていただきました。
地理的に難しい状況の中で、あなたがこれほど英語の仕事にこだわっている理由は何でしょう?
英語を生かせる仕事が見つかるまでは、まだまだ就職をしなくても良い(それが許される)状況なのか、それとも、早く収入を確保しないといけない状況なのか?
そういったことをもう一度整理してみてはいかがでしょうか。
決して「英語の仕事を諦めろ」と言っているのではなく、今後、スキルを磨き続けて、希望の仕事をゲットできるにふさわしい自分(スキル的にも、精神的にも、人格的にも)になる努力を続ければ、またチャンスが訪れるかもしれません。
ずいぶんと厳しいことも書いてしまいましたが、少しでもご参考になったら幸いです。
「どうしても英語を活かした仕事がしたい」という思いは転職活動でマイナスに働く可能性があるということについて、以下の記事にも書いています。よかったら参考にしてください。
地方在住40代女性、11年のブランクを経て社内翻訳者に
では、次は同じようなケースで40代女性、地方在住、しかも出産、育児で11年専業主婦をされていてブランクが長い方のメールをご紹介しましょう。
メールをくださったのは、私の運営している翻訳チームの元メンバーさんで、健康上の理由で離脱した方です。彼女もTOEICは900点台、英検1級も確か合格していたと思います。特技は「オヤジころがし」だそうです。(笑)
(TOEIC900点台、英検1級の女性Bさんからのメール)
ご報告することがありまして、社内翻訳者(通訳もありそう・・・)に採用されました。電子部品メーカーの海外工場に設置する設備のマニュアル翻訳(日英)と部内辞書の編集をします。翻訳者は私1人なので、責任重すぎですが・・・
これから子供の教育費はかかってくるし、だんなの給料は上がらないしで、私もある程度は稼がなくてはならなくなったので、外に働きに出ることにしました。
40過ぎという年齢と11年のブランクのために、就職先なんかないだろう、と思っていたのですが、意外にあっさり決まってしまい、驚いています。
やはり、職務経歴書に書いた、翻訳チームでの翻訳経験が採用担当の目に留まったのではないかと思います。去年、半年間DHCで5万円払って学んだことより、愛さんから学んだことの方が100倍役に立ちました。これからも愛さんの教えを守って、少しでも愛さんに近づけるように頑張って行きたいと思います。
自分のレベル以上の大変な仕事が決まってしまったので、必死で勉強しなくてはなりません。でも、翻訳の仕事は、仕事しながら勉強できる、勉強しながら仕事になる、すごく恵まれた仕事ですよね。
日英翻訳、しかもテクニカルライティングなんて怖くてたまりませんが、私には愛さんがついていると思って、ドーンとぶつかってきます。
このBさんには、翻訳チームでは何度も厳しいダメ出しをしましたが、それが少しはお役に立ったようです。彼女は前向きで明るく感じのいい女性で、「特技はオヤジころがし」というくらいなので、面接もきっとうまくいったのでしょう。
私のところで翻訳を薄給で数ヶ月間手伝ってもらっただけなので、彼女は企業での翻訳は未経験です。企業での翻訳が未経験どころか、会社勤めのブランクが11年の40代女性。普通だったら、そんなに簡単に仕事は見つからないことが多いです。また彼女は地方在住なので、英語を使う仕事が豊富にある環境とは言えません。
それでも「あっさり」決まってしまった、と。
この事実をどう解釈しますか? 今あなたがどう感じているかで、将来は変わるのだと思います。
「だってその人、翻訳してたんでしょ? でも私は翻訳の経験なんてないし・・・」
「だってその人、ブランク11年でしょ? 私なんか13年だし・・・」
「だってその人、地方っつってもそこそこ仕事あるんでしょ? 私なんか超田舎だし・・・」
「だってその人、地方在住なんでしょ? 東京なんて超ハイレベルなライバルがいっぱいだし・・・」
「だってその人、オヤジころがしが得意なんでしょ? でも私はピチピチ男子専門だし・・・」←違う
この辺にしときましょうか。
こうやって言い訳を考えているといくらでも思いつくものなのですが、「できない理由」を並べても、あなたには何の得もありません。
それよりも、
「40代でも通訳翻訳の仕事できるんだ! じゃあ私も!」
「11年のブランクでも採用してくれるところはあるんだ! じゃあ私も!」
「地方在住でも英語の仕事ってあるんだ! じゃあ私も!」
って自分に都合よく解釈して前向きに頑張った方が、ずっと得だと思うんですよね。
彼女にはない経験やスキルを、あなたは持っているかもしれないわけです。というか、持ってると思いますよ。私にない経験やスキルだって、あなたは持ってます。私の経験やスキルなんて、めちゃくちゃ偏ってますしね。
あなたは、目の前にある事実をいつもどう解釈していますか? これから、どう変えていきますか?
私のところには、「おかげで英語の仕事が決まりました!」っていう読者さんからのメールが頻繁に来ます。それも、そういう嬉しいメールをくださるのはほとんど40代とかの人です。
だから、私の方が「おお、すごい!英語の仕事ってこんなにあるんだ~」とびっくりしているくらいです。
田舎でも英語力を活かせる仕事一覧
2つ目にご紹介したBさんのケースでは、「地方」と言っても運良く翻訳の仕事に巡り会えたわけですが、お一人目のAさんのように、そもそも全く案件がない!という場合もあるでしょう。
外資系企業や、海外と取引のある大手企業があまりない田舎に住みながら、一般的なのオフィスワーク以外で英語力を活かした仕事を探す場合は、以下が主な選択肢になります。
1.学校教諭、英会話講師、塾講師
幼稚園の英会話講師、小学校の英語講師、中学高校の英語教諭、学習塾講師、英会話教室の講師などです。
(参考)◆英語講師・英会話講師に必要な英語力はどれくらい?お給料や求人は?
田舎であっても、子どもがそこに住んでいる限りは、幼稚園も学習塾もあります。おそらく、英会話教室もあるでしょう。そういったところで英語を教えるというのが、最もわかりやすい「英語力を活かした仕事」です。
講師でなくても、英会話教室の事務や受付担当はネイティブ講師と英語でコミュニケーションを取る必要があることが多いです。そういうポジションも探してみると良いかもしれません。
2.在宅翻訳
在宅翻訳で仕事を得る方法もあります。田舎に住んでいても、ほとんどの場合は問題ありません。ただし、フルタイムと同等の収入を在宅翻訳で得ることは簡単ではありません。
(参考)◆翻訳者に必要な英語力はどれくらい?年収や仕事の見つけ方
3.自営業
自分で英会話教室を開く、通訳ガイド(外国人観光客が多い場合)をするといった可能性があります。
また、ブログで生徒を集めてスカイプで英語指導をする、外国人向けのネットショップをするなど、ネットを活用した働き方もあります。
私自身は、オンラインで収入を得ています。大阪在住なので、通勤可能な範囲に英語を使うオフィスワークの案件もありますが、自宅で仕事をしています。
ネットを使って自分で収入を得る方法については、私の運営するNO BORDERSというコミュニティで取り上げています。ご興味があれば、メール講座にご登録ください。
派遣社員は、将来のキャリアプランをよく考えよう
Aさんは都会で長年派遣のお仕事を転々としてきて、気づいたら「これというキャリアが積めないまま歳を取ってしまった」ということでしたが、私はよく以下のようなメールをいただいます。
私自身、派遣社員や契約社員として何年も働いた経験があるので、非正規雇用者の不安定さや精神的なつらさは分かるつもりです。
派遣社員は、ずっと派遣社員ではいられません。派遣先を転々としつつ、年齢が上がっていけば、いつかは紹介が途切れる時が来ます。いつかは正社員になるか、アルバイトで食いつなぐか、あるいは自営業になるかの選択に迫られます。
だからこそ、常に次の一手を考えておく必要があります。
はっきりしたビジョンのないまま派遣で働くと、どうなるでしょう?
知ってますか。派遣会社にとっては、結局、空きのポジションに新しい人材をあてがうことが一番大事なんです。空きを空きのままにしておくと、ライバル会社に取られてしまうからです。
「あなたのキャリアを全力で応援!」なんていうキャッチコピーを掲げていたって、派遣社員の人生設計なんかは、二の次なんです。(まあ、派遣に限らず、どこで雇われても同じです。)
だから、「英語の仕事がしたい」という希望しか出していないと、あなたの英語力にとって物足りない仕事を薦められたりすることももちろんあります。だって、あなたの希望は「英語が使いたい」というだけなのだから、派遣会社だって別に悪いことしてるわけじゃないんですよね。
それに、「別にスキルアップしていきたいという希望はないし、今の英語力の範囲でできる仕事がいい」という人だってもちろんいます。
私は、秘書の仕事(TOEIC800点以上要)をした後で、同じ派遣会社から英文事務の仕事(TOEIC700点程度)の仕事を紹介されたりしました。もちろん、TOEICの点数だけで仕事の難易度が計れるわけではないので、その英文事務の仕事が大きくキャリアアップにつながった可能性はあります。
でも実際のところは、私のキャリアアップがどうこうではなく、「たまたまそのポジションに求人がかかっていて、たまたま私がその基準に達していたから私に声がかかった」というだけなんだろうと思います。
でも、「○○さんにやっていただきたい、こんなお仕事あるんです」って派遣の営業さんに言われたら、いい気分になってしまうもんです。「英語の面ではちょっと簡単になりますけど、こういう経験が積めますし。○○さんにはぴったりだと思いますよ~」なんて、うまいこと言ってくるわけです。
もちろん、その経験が自分の求めているものなら全然問題ありません。それもご縁かもしれないし、何でもやってみなきゃ分からないというのも事実です。でも、「まあいっか・・・」と思って、時給などの条件だけを見て派遣会社に言われるまま引き受けていると、
「何年経っても、ず~っと進歩ないなぁ。言われるがまま派遣の仕事を何年も続けてるけど、これでいいんだろうか。だんだん年齢も上がってきたし、このまま派遣じゃまずいかも。でもどうしたら・・・」
ってことになりかねません。そしてその結果、「自分はこれができると胸を張って言えるものがない」という状態になりかねません。
断るのが苦手という人は特に、「派遣会社にとっては、あなたの人生より空きのポジションを埋めるのが大事」これを心に留めておくといいかもです。
常識で考えて、あなたの人生をあなたほど大切に考える人は他にいません。だから、言われるがまま流されるのではなく、自分である程度の将来の展望と意思を持っておきつつ、派遣というシステムを暫定的にうまく利用させてもらいましょう。
地方在住の40代女性が英語を活かせる仕事に就職するには?まとめ
地方在住、40代、派遣社員といったいろいろな条件での英語を活かした仕事の探し方についてお伝えしてみましたが、いかがだったでしょうか?
年齢がネックで諦めてしまう人も少なくないと思いますが、年齢が理由で応募条件から外れる、または応募しても採用されないとう悩みがある場合は、こちらのページも参考になると思います。
「自分の強み、胸を張って『これなら任せてください』と言えるものは何だろう?」「強みを作るために、どのように日々を過ごし、どのような勉強を積み重ねる必要があるだろう?」
と考えながら、「キャリアを積み重ねる」「自分の武器を作り、磨く」という意識を持って日々の仕事に向き合ってみてくださいね。キャリアアップの道筋については、以下のページにも書いていますので、参考にしてください。