独学で英語の達人になれる!無料メール講座
メニュー 検索

初心者から翻訳家になれますか?ゼロからデビューまでの最短ルート

エバンス愛

サムネイル

今日は、翻訳家を目指しているが、自分の英語力はまだ初心者レベルなので翻訳の仕事がしたいと言うことがためらわれるという方の事例を取り上げ、「初心者から翻訳家になれるか?」という質問に私の経験から回答したいと思います。

そして、初心者がゼロから最終的に翻訳の仕事にたどり着けるまでに何をどういう順番でやればいいか、その最短ルートも示してみたいと思います。

 

(英検準2級の方からのメール)

私は今、看護師として病院勤めをしておりますが、退職をしようと考えています。そして、少し休み、そのあとは夜勤のないクリニックなどで働きながら英語学習を継続しようと思っています。

以前から英語に興味があったこともあり、社会人になってから勉強を始めたわけですが、ゆくゆくは英語に携わる仕事ができたらと漠然と考えています。

翻訳家になりたいのですが、今は自分の英語力が乳飲み子レベルなので、恥ずかしくて口に出すことが躊躇われます。専門卒の看護師が、翻訳家になろうなんて厚かましいんじゃないかとか、大人しく看護師のキャリアを積んだ方がいいんじゃないかと、時々ネガティブ思考に苛まれます。

愛さんの読者さんの中には英語初心者の状態から英語を使う仕事に就けるレベルまでいった方がいらっしゃるのでしょうか。

 

専門卒の看護師が翻訳家になろうなんて、厚かましい?

「専門卒の看護師が、翻訳家になろうなんて厚かましいんじゃないかとか、大人しく看護師のキャリアを積んだ方がいいんじゃないかと、時々ネガティブ思考に苛まれます」とのことですが、今のお仕事が何であるかなんて、全然関係ありません。

一度きりの人生です。やりたいことに挑戦したらいいと思います。

誰にでもいつか死が訪れますが、そのときに、「ああ・・・やっぱり翻訳の仕事をやってみたかったな」って思ったら、嫌じゃないですか?

 

そして、これは私自身も経験から痛感していることですが、あなたのように看護師としての経験があって医薬分野の専門知識がある人は、それだけでかなり有利です。自信持ってください。医薬分野は、産業翻訳の中でも特に需要が高い分野の一つです。

私は専門分野が何もなかったので、とても苦労しました。私にとっては、英語の勉強そのものより、専門知識を身につける方がずっと難しいことです。多くの「英語が得意なだけ」の翻訳者志望の人は、専門分野が見つけられなくて苦労しています。

 

看護師に限らず、今まで何らかの技術職や専門職に就いていた人は、英語の面ではスタートが遅れているように見えますが、翻訳者を目指すならとても有利です。

英語さえ身につけば、看護師の職歴を活かして医薬業界の会社に就職して翻訳の経験を積み、努力次第でいずれは(望むなら)在宅翻訳者という道も開けると思います。

 

初心者から英語を使う仕事に就けるレベルになれる?

愛さんの読者さんの中には、英語初心者の状態から英語を使う仕事に就けるレベルまでいった方がいらっしゃるのでしょうか。

 

はい、たくさんいますよ。

だって、誰だって最初は初心者だからです。

 

私もあなたと同じ、英検準2級レベルの英語力だった時期が当然あります。その前には、全くゼロだった時期もあります。そこから勉強をコツコツ積み上げて、英語を武器に仕事できるようになりました。

だから、私も、その他の現在英語を使って仕事をしている人も全員、「英語初心者の状態から英語を使う仕事に就けるレベルまで」いった人です。

 

私は、はじめてTOEICの公式問題集を自分で解いてみたのが22歳の時で、確か550点だったと思います。

その後、初めて英語の翻訳の仕事(単発)をしたのは、26歳。秘書兼翻訳の仕事に就いたのは、30歳。通訳兼翻訳の仕事に就いたのは、31歳です。

私の翻訳の職務経験について詳しくは、◆翻訳者に必要な英語力はどれくらい?年収や仕事の見つけ方に書いています。

 

英語の勉強を始めたときから中級者、上級者の人なんていません。みんな初心者です。最初はみんなゼロです。

どれだけ時間を確保して、どれだけ勉強を積み上げるか、それ次第です。

 

初心者が仕事で英語を使うレベルになるのに必要な時間

「初心者」と「英語を使う仕事に就けるレベル」の定義にもよりますが、「初心者」から仕事で英語が使えるレベルになるには、早ければ1年、職種によっては10年以上かかります。

でも、どれくらい時間がかかったかは人それぞれですが、私の読者さんで新たに英語を使う仕事をゲットした方は、数えきれないほどたくさんいます。

 

英語を使う仕事の求人広告に提示されている最低レベルは、TOEIC700点程度です。なので、まずはTOEIC700点を目指しましょう。

TOEIC500点前後の初心者がTOEIC700点に達するのに必要な勉強時間の目安は、700時間です(例外はもちろんあります)。1日1時間勉強したとして、2年かかる計算です。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

1日に何時間勉強すれば英語が上達しますか?に対する通訳翻訳者の答え

 

初心者が翻訳の仕事ができるようになる最短ルート

現時点で初心者の人が翻訳の仕事ができるようになるために、何をどういう順番で勉強したらいいか? 最短ルートのモデルは、以下です。(中学レベルの単語は身についている前提で)

 

1.中学文法の復習

2.英検2級程度の単語

3.高校文法の復習

4.英文和訳練習(日英翻訳を目指すなら、英作文練習)

5.転職活動、トライアル応募

 

翻訳者に必要な単語レベルについて

「え、単語は英検2級程度でいいの?」と思うかもしれませんが、翻訳をするのにそんなハイレベルな単語をたくさん知っている必要はありません。知らない単語は調べればいいんです。

いずれにしても、単語の定義を一つ覚えている程度では、翻訳の過程で結局辞書を引くハメになりますから。

英検2級程度の単語がわかれば翻訳はできるので、その後の勉強でどうしても不足を感じたら、その時に準1級の基礎程度までやりましょう。

 

なお、たとえば最初のメールの相談者さんのように医薬分野の翻訳者を目指すという場合など、分野が決まっている場合は、その分野の単語はある程度身につけてください。「4.英文和訳練習」の次にやりましょう。

たとえば医薬分野だったら、以下のような分野に特化した単語本を使うと効率がいいです。

 

文法の復習や和訳練習については、◆文法が苦手だけど翻訳の道に進みたい人がやっておくべき5つのことも参考にしてください。

 

転職活動、トライアル応募について

最後の「転職活動、トライアル応募」を見て、「まだ翻訳の勉強を始めてないのにいきなり?無理でしょ」と思うかもしれません。確かに、この時点で採用される可能性は高くないと思います。

でも、ここから「まだ私はレベルが低いから」「もっと翻訳の勉強をしてから」ってズルズル先延ばしにする人があまりに多いので、あえてこう書いています。

 

トライアルは、一度失敗すると同じ翻訳会社への再挑戦は1年間できないなど、制限がかかってしまうことがあるので、闇雲にトライアルを受けまくってはいけません。ただ、「実際に応募するとしたら」という視点で業界を早い時点で実際にチェックすることはとても大事です。

私は、フルタイムで働ける人は、競争率の高い在宅翻訳(フリーランス)を目指すより、派遣で翻訳の仕事をゲットすることをお勧めします。その場合は、求人はその時限りしか出ていないので、定期的に求人情報をチェックし、派遣会社に登録しに行ってみましょう。

 

実際に仕事を探して、応募できそうな求人やトライアルはどこにあるかと実際に検討する過程で、自分に本当に足りないものが初めてよく見えてきます。

それに、もしかしたらこの時点で採用される可能性だってあります。応募しなければ可能性はゼロです。「準備ができてから応募しよう」と思ってたら、いつまでたっても動けません。

 

翻訳者志望なら、リスニングは今日から毎日ずっとやる!

そして、これと並行して、今日から英語を毎日たくさん聞いてください。最低1時間、できれば2時間以上。ながら聞きで。

つまり、机での勉強時間はすべて単語、文法、翻訳練習に捧げ、それ以外の時間でリスニングしてください。

「2時間どころか1時間も無理!」と思うなら、◆英語の勉強する時間がない人集合!誰でも毎日1時間確保できる方法を読んでみてください。

 

翻訳にリスニング力は関係ありませんが、英語を聞きながらその語順で理解する能力を身につけることは、リーディングにも翻訳にも大いに役立ちます。単語や文法の知識の補強にもなります。自然で英語らしい英語の組み立て方も身につきます。

リスニングの勉強については◆正解リスニング学習法-初級者・中級者はこうリスニング力を伸ばせ!もどうぞ。

 

翻訳に必要ないことはしないと決める

そして、とりあえず翻訳に最短ルートでたどり着きたい場合は、英会話レッスンとか瞬間英作文とかディクテーションとか通訳トレーニングとか、関係ない勉強はどんどん排除してください。

あと、「英検1級を取ってから」とかいう先延ばしも、マジでやめてください(笑)。「英検1級の読解問題が解ける程度になる」「エッセー対策」ならまあいいとしても(ただし最短ルートからは外れます)、翻訳に何の役にも立たない2次のスピーチの練習とかやってたら、ものすごい遠回りです。

英検1級を持ってたからって、翻訳の仕事を探す時に有利にはなりません。

 

また、英検1級は多くの受験者にとって単語がネックですが、英検1級の単語のマスターなんて翻訳には不要です。「いや、1級レベルの単語もたくさん翻訳で出てくる!」って反論はあるでしょうし、それは事実です。

つまり私が何を言いたいかというと、英検1級レベルの単語だったら、「知っている」とは言っても定義を一つ覚えている程度で、それ以外の背景知識が何もないことが多いでしょう。そういう場合、どうせ翻訳の時に最適の定義を見つけるために辞書を引くことになるんです。だったら、覚えてなくてもいいじゃないですか。

 

「翻訳の仕事がしたい」と口では言いながら、いつまでも「勉強」が終わらない。これは、たくさんの人が陥っている罠です。「これも翻訳に関係あるかも」「これも役立つかも」って手を広げないように、本当に気をつけてください。

 

まとめ

現在TOEIC500点程度の初心者の場合、今はまだ英語の基礎をしっかり固めて翻訳ができるレベルの英語力を身につける段階です。

1.中学文法の復習
2.英検2級程度の単語
3.高校文法の復習
4.英文和訳練習(日英翻訳を目指すなら、英作文練習)
5.転職活動、トライアル応募

という順番を参考にして、勉強を積み重ねてください。

収入のために別の仕事をしながら勉強時間を確保することはなかなか大変なことではありますが、ながら時間やスキマ時間を上手に活用して、頑張ってみてください。

 

私が翻訳者になったいきさつや、翻訳という仕事の実情については、以下に詳しく書いています。こちらも参考にしてください。

◆翻訳者に必要な英語力はどれくらい?年収や仕事の見つけ方

◆翻訳者への道ー私が未経験から翻訳の仕事をゲットした方法と勝因

もう、効果の出ない英語学習をダラダラ続けるのはやめませんか?

独学で英語が身につく無料メール講座

多くの留学したい人間が、自分の英語学習法に停滞感や行き詰まりを感じています。せっかくの英語学習へのモチベーションを起点として、どのように英語を身に着けたらいいのか?

このメール講座では、

  • 何からどんな教材を使って勉強するかという迷いが無くなる英語の学習順序
  • 英語を読むときや聞く時につい日本語に訳してしまうクセを無くす方法
  • 「ネイティブ英会話フレーズ」の暗記をしてはいけない理由

など、英語学習についてのノウハウや具体的な実践方法について解説しています。ぜひ、あなたの英語学習にお役立て下さい。

実践ガイド

無料メルマガを見る

Ai Evansエバンス愛

独学で英語を勉強し国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。英語でもっと人生を豊かにする英語学習コーチとして、本物の英語力を身につける方法を指導しています。
詳しいプロフィール