英語の仕事をゲットするには資格が高ければ高いほどいい?

最近、スカイプで学習相談をやっていて、立て続けに
「児童英語講師か塾講師を目指しています」という人と
お話しする機会があったんですね。

で、聞いてみたら、どなたも
「英検1級かTOEIC950点くらいを取って、それから応募しようと思っています」と。


いやいやいや、
児童英語講師と塾講師にTOEIC950点も英検1級も
いりませんって!!!

と私は強く否定したんですが、相談者さんからすると
「高い資格を持っていた方がいいに決まっているし、安心だし」
ということなんだと思います。



少なくとも、児童英語講師はそんな高いスキル要りません。

もちろん、そのくらい高いスキルの英語力と
その過程で身につけたであろう幅広い視野を持った講師が
将来を担う子供たちを指導するというのは、好ましいことではあります。

でも、現実問題として、日本の子ども英会話教室業界では
そんな高いスキルは求められていません。



塾講師は、大学受験担当とか、難関大学の予備校講師とかなら
英語講師はそのくらいのレベルは当然あります。

でも、そういう人はいわば学習塾業界の「精鋭」なわけで
講師未経験の人がいきなりそのポストに採用されるのは難しいと思います。


なので、未経験の塾講師は、中1担当とか基礎クラス担当とか
難易度の低いところから経験を積んでいくことになります。

自分が保護者側だとすると複雑な気分ですし、
中1英語が真の意味で教えるのが簡単かと言うと
そうとは限らないのですが。



とにかく、資格は高ければ高いほどいい、安心、と
思う人も多いようですが、そうじゃないです。

高すぎる能力がマイナスになることだってあるんです。
“overqualified”という言葉もあるように。

※overqualified・・・必要以上に教育を受けている、資格過剰の ◆求職者や被雇用者が、その仕事で必要とされるレベルをはるかに超える能力・経験・学歴などを持っていること。一般に、そのような仕事はふさわしくないというニュアンスを持つ。(英辞郎より)


「こんなに英語ができると、うちの仕事はつまらないだろうな」
「もっといいところにも就職できそうなのに・・・問題アリの人材?」
「仕事が物足りなくなってすぐ辞められても困るんだよね・・・」

などなど、ネガティブな憶測も出てくるわけですよ。

もちろん、全員が全員そうじゃなく、素直に
「あなたのようなレベルの高い方に来てもらえてありがたい。採用!」
となる場合もたくさんあるとは思いますが。


私は、大学を卒業して、フランスでしばらくブラブラした後
帰国してさて就職しようかなと思ったとき、最初に行ったのが
某大手の児童英会話学校でした。

内定はもらったのですが、
結局大学院に進むことにしたので就職はしませんでした。

そのとき、面接官の人に言われたのが
「TOEIC700点ですか、『高得点』をお持ちですね」でした。
(半分はお世辞もあると思いますが)


塾に勤めていたときは、生徒に
「せんせー、何でこんなところで塾の先生なんかしよるん?
 もっといい仕事あるんじゃないん?」
といつも言われていました。

そんな私が英検1級に合格したのは、
塾講師を「辞めてから」です。

いいでしょうか?


何が言いたいかというと、

その仕事に本当に必要とされる英語力を
ちゃんと見極めてください、ということです。

そして、レベルの高すぎる
「TOEIC○点になったら、英検○級になったら」
という先延ばしはやめてくださいということです。


採用になったら終わりではなく
そこが始まりなんですよ?

仕事をゲットするだけに時間をかけすぎないでください。


「TOEIC○点になったら、英検○点になったら」は
実際にその点数や級がないとどうやっても道が開けない

・昇進、昇格
・海外赴任
・留学
・派遣の仕事への応募
・その他「TOEIC○点以上、英検○級以上」と募集要項にはっきり書いてあるもの

だけでいいのです。

あとは、採用につながる英語力以外の要素
(人柄、志望動機、意気込み、仕事に必要なスキル等)を
見直した方がずっと生産的だと思います。


TOEICも英検も、さっき言ったような
「実際にその点数や級がないとどうやっても道が開けない」
という人は、とりあえずそれに向けて頑張るしかないです。

でも、そうでなければ、さっさと挑戦しないと
どんどん歳取っちゃいますよ。




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