「ビジネスレベルの英語」ってどれくらい?通訳が教えるTOEIC目安と習得時間

ビジネスレベルの英語って、結局どれくらいなんだろう・・・

採用条件に「英語はビジネスレベルが好ましい」って書いてあるけど、TOEIC何点くらい取ればいいんだろう・・・

こんなお悩みを、私はよくお聞きします。

 

でも、よく考えてみたら、「ビジネスレベルの英語力」とか、「ビジネス英会話」って、具体的にどういうレベルか分かりにくいですよね。TOEICのように数字で出る指標と違って、はっきりした定義がありません。

 

この記事を読めば、以下のことが分かります。

✅ ビジネスレベルの英語が具体的にどれくらいか(定義とTOEICの目安)
✅ 習得にかかる時間の目安と、毎日の勉強時間別に必要な年数
✅ ビジネス英語と日常会話の英語力の違い
✅ 訛りやネイティブらしさをどこまで気にすればいいか
✅ ビジネス英語を身につけるためにやるべきこと

 

通訳として勤めてきた経験から、現場で見てきた「会議で通訳なしで対応できるレベル」がどれくらいか、TOEICの目安や習得時間とあわせてお伝えしますね。

仕事で英語を活かしたい方、ビジネスレベルの英語力を身につけたい方の参考になれば幸いです。

目次

ビジネスレベルの英語ってどれくらい?定義とTOEICの目安

Diverse business team in formal attire posed in modern office.

「ビジネス英会話」「ビジネスレベルの英語」という言葉はよく聞きますが、具体的にどういうレベルかというはっきりした定義はありません。

会社によっても、業務内容によっても、「これくらい英語ができたらビジネスレベル」っていう基準は異なる気がします。

TOEIC600点や700点の人が「英語を活かす」仕事は消えつつある?

これまで一般的には、仕事で英語を必要とする場合、TOEIC600点や700点という基準が募集要項に書いてあったりしました。昇進の条件になっている会社もあるでしょう。

英文メールのやりとりや定型文の決まっている英文書類作成は、TOEIC600点や700点レベルでも問題ないと思います。

 

ですが、最近は自動翻訳やAIの進歩が目覚ましく、英文メールを未だに一から書いてる人は、もうあまりいないでしょう。

となると、TOEIC600点や700点がこれまで求められていた英文資料作成や英文メール処理の仕事は、もう消えつつあるということです。

今までは、「業務に関する知識+英語力」でやっていた仕事が、「業務に関する知識+AI」でできるようになってきています。

「ビジネスレベルの英語力」はTOEICで表すと800点以上が最低ライン

英語の読み書きなら、自動翻訳とAIでどうにかなります。ですが、どうにもならないのが、英語を「聞く」「話す」ことです。

ビジネス現場で英語を「聞く」「話す」の代表的な場所は、英語会議でしょう。

 

私が外資系企業で勤めた経験や、英語会議が頻繁に開催される職場に通訳として勤めた経験から言うと、TOEIC600点や700点の人は、英語会議ではほぼ何もできません。

「業務上必要最低限のことができる」というレベルを強引にTOEICの点数で表すとしたら、最低でもTOEIC800点以上が目安になると思います。

 

「1日に何時間勉強すれば英語が上達し、どのくらいのレベルになるか」という記事で、TOEIC800点を「英語を使って仕事をしたい人の最低ライン」として挙げました。詳しくはこちらをどうぞ。

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会議で発言できるレベルには800点では足りない(通訳の経験から)

ただし、TOEIC800点程度では、多くの方は簡単な英会話に限られます

自分に向かってゆっくり話してもらえばわかるけど、英語話者同士の会話にはついていけない・・・

というのが、多くのTOEIC800点レベルの方の悩みです。

 

もちろん個人差はありますが、英語で行われる会議に出席し、内容を理解し、意見を述べることができるには、TOEIC800点でも足りません。

通訳として勤めてきた私の経験から言うと、日本人が英語会議に出席する場合、TOEIC800点レベルの方はほぼ皆さんが通訳を必要としていました。

 

もちろん、同じTOEIC800点でもいろんなレベルの方がいますし、「自分の専門分野の会議だったら英語でも大丈夫」という方もいますよ。

英語で会議もこなすにはTOEIC900点を超えるレベル

英語会議に出席して、その内容が分かり、自分の言いたいことが発言できるとなると、TOEIC900点を超えるレベルが必要というのが、私の考えです。

 

事前に準備された資料に基づく発表であれば、TOEIC900点は不要でしょう。

ですが、出席者の英語の質問にスムーズに答えたり、会議で自分から英語で意見を述べたり質問をしたりするには、TOEIC900点は軽くクリアできる程度の英語力がないと難しいです。

 

少なくとも、英語会議を聞くだけでも、かなりのリスニング力が必要になります。長い発言もしっかり聞き取れる力、訛りや不明瞭な音に対応する力も必要です。

実際、「TOEIC900点台だけど、英語会議は無理」という人は大勢います。

習得にはどれくらい時間がかかる?通訳が語る目安

Team of professionals collaborating around a table in a modern office, focusing on projects and discussions.

仕事で「最低限のことが英語でできる」レベルなら、約3000時間が目安です。

毎日3時間で約3年かかりますが、机の勉強だけではなく通勤などの「ながら聞き」を組み合わせれば達成可能です。

FSIのデータから見る習得時間の目安

・英語会議の内容が理解でき
・発言もでき
・質疑応答も対応できる

という、「仕事で必要なことは英語でだいたい何でもできる」というレベルになるには、どのくらい習得に時間がかかるのでしょう?

 

アメリカ国務省の外交官を養成する語学研修所(Foreign Service Institute’s School of Language Studies)によると、英語を母国語とするアメリカ人が、日本語で「Professional Working proficiency(業務に支障のない習熟度)」に達するのにかかる学習時間は、約2200時間とされています(参考:FSI language difficulty)。

英語が母国語のアメリカ人が「ビジネス日本語」を習得するのに必要な時間が2200時間とすれば、その逆の日本人がビジネス英語を習得するのにも2200時間かかると言っても、それほど的外れではないと思います。

 

ただし、2200時間というのは、この語学研修所の授業時間なので、それ以外の自習時間は含まれません。

また、外交官になるようなエリートがきっちりしたカリキュラムに沿って勉強して2200時間なので、私たち普通の人が独学で手探りでやるとなると、もっと時間がかかると考えられます。

 

詳しくは、この記事に詳しく書いています。よかったら、あわせて読んでみてください!

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仕事で最低限できるレベルは約3000時間が目安

私たち普通の日本人が、英語で仕事に必要な最低限のことができるようになるのに必要な勉強時間は、大まかな目安ですが、だいたい3000時間くらいかなと思います。

 

TOEIC900点程度の英語力を身につけるための勉強時間の目安が2000時間なので、それプラス1000時間です。

詳しくは、この記事に書いています。

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3000時間に到達するために、毎日の勉強時間別に必要な年数

3000時間って、どれくらいの時間でしょうか?

 

これから英語学習をスタートする平均的な人が毎日3時間勉強したとして、3年かかる計算です。

もちろん、これはただの目安ですが、「結構頑張って時間を作らないといけないんだな」と思っていただくために、あえて数字で示してみましょう。

 

3000時間の勉強時間を達成するのにかかる時間(目安)

1日10分: 51年
1日30分: 18年
1日1時間: 9年
1日2時間: 4年半
1日3時間: 3年
1日5時間: 1年9ヶ月

休日に勉強できない人の場合、平日に2時間しかできなければ、6年かかります。平日1時間なら、12年です。

机の勉強だけじゃなく、ながら聞きで達成可能

毎日3時間なんて、仕事もあるし、どう考えても無理だ・・・

と思うかもしれませんが、これは机に向かっての勉強時間ではありません。社会人で、毎日3時間も机で勉強できる人なんて、ほとんどいませんからね。

 

そうではなく、通勤時間などをうまく利用して「ながら聞き」を増やすことで、達成可能です。

私も、通勤時間や家事の時間を英語の勉強時間を工夫して確保してきました。

通勤中や家事の時間、身支度の時間などに英語を聞く時間を組み込むと、3時間は現実的な数字になります。

 

ながら聞きで勉強時間を増やす方法については、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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TOEIC・ビジネスレベル別の学習時間の目安

レベルごとの学習時間の目安をまとめると、次のとおりです。

TOEIC800点程度(学習時間目安1000時間)
 → 英文メールの読み書きは大丈夫だけど、英語会議はちょっと厳しい

TOEIC900点程度(学習時間目安2000時間)
 → 少し込み入ったメールのやりとりや、一対一の会話ならだいたい大丈夫

・ビジネスレベル・TOEIC900点超え(学習時間目安3000時間)
 → 準備がきちんとできていれば、英語会議もなんとか大丈夫

ビジネス英語と日常会話の英語力はどう違う?

ビジネス英語

ビジネス英語は特別な種類の英語ではなく、文法は日常英語と同じです。ビジネスシーン向けの決まった表現が多少あるだけなので、「日常と別物」と構える必要はありません。

文法は日常英語と同じ。ビジネス特有の表現が多少あるだけ

「ビジネス英語」というと、すごく特別なイメージがあったり、普通の英語とは全然違うものなんじゃないかという勘違いをしている人がいます。

また、ネイティブらしい英語表現をたくさん身につけないとダメなんじゃないかと思っている人もいます。

 

でも、「ビジネス英語」というのは日常の英語とそれほど違うわけではなく、ビジネスシーンで決まった表現などが多少はあるものの、使う文法などは普通の英語と変わりません

日本語にも「ビジネス用語」がある

日本語でも、ビジネスで使う日本語と日常日本語がどう違うか考えたら、分かりますよね。

「ご査収ください」など、普段の家族や友達に対する日本語では使わない表現がありますし、「相見積もり」など業界ごとの用語もあります。

 

でも、それ以外は、普段私たちが日常生活で使っている日本語と一緒です。

訛りがあっても大丈夫。ネイティブを目指す必要はない

A group of multicultural colleagues discussing work materials in a modern office setting.

「ビジネスレベルの英語力」がある人の英語力って、いったいどれくらいのレベルなんでしょうか?英語の訛り、文法間違いなどはどうでしょうか。

ここでは、私が一緒に働いていたノンネイティブの英語話者についてお話しします。

職場のノンネイティブたち(中国人・韓国人・フランス人の場合)

私の職場には、中国人、韓国人、フランス人など、英語のネイティブではないけれども英語を使う人がいました。

母国で生まれ育ち、英語は外国語として学び、その後日本に来た人たちです。アメリカ留学を経て日本に来た人が多かったので、英語はみんな仕事に十分なレベルでは話せました。

 

英語で文書を書け、会議では発言も質疑応答もできる彼らですが、アメリカ人の英語とはかなり違う英語を話していました。発音も独特で、みんなそれぞれ強い訛りがあります。

文法の間違いも常にあります。三人称のSを忘れていることなど、しょっちゅうです。

ネイティブらしいフレーズも、ほとんど使いません。

 

でも、ちゃんと英語で仕事をしているし、言いたいことをスラスラと言って意見を伝えられるし、英語のプレゼンも質疑応答も当然できるし、英語のコミュニケーションに関しては全く問題ありません。

職場には、英語ネイティブのアメリカ人も多くいましたが、彼らノンネイティブの英語について苦情を言ったり、笑ったりするネイティブは、一人もいませんでした。

 

彼ら自身も、英語を少々間違っても、訛りがあっても、「自分は英語ネイティブじゃないから・・・」なんてう気後れは全く持っていないようで、堂々としていました。

ジャパニーズイングリッシュで活躍する日本人男性の例

また、英語がペラペラの日本人男性も数名いました。

二人とも普通に日本生まれの日本育ち、日本の大学を卒業していますが、海外で長く働いた経験があったり、また日本でも常に英語が必要な環境で働いているので、英語は全く何の苦労もなく使えるようになった人たちです。

 

ですが、彼らも、発音はコテコテのジャパニーズイングリッシュでした。小さな文法の間違いは、ちょくちょくしていました。

でも、英語ネイティブと対等に会話ができるし、ジョークも言い合えるし、難しい交渉も、即興の英語プレゼンも、何でもできます。もちろん、訛りをバカにされたり「あなたの英語は聞き取りにくい」なんて苦情が出たりしたことは一度もないです。

 

英語が分からない日本人がいる会議では、彼らは(仕方なく)日本語で発言して、私たち通訳を使います。ですが、通訳の立場としてははっきり言って通訳するのが恥ずかしいレベルでした。

通訳である私の通訳の英語もバッチリ聞いてチェックしているので、「そうは言ってない!」と注意されたこともよくありました。

しまいには、私の英語を聞いた後、「私が言いたかったのはこういうことなんですよ」と自分で英語でペラペラ言い直す、なんてこともよくありました。あれはしんどかった・・・(苦笑)

 

彼らは「ビジネス英会話」の中でもかなりハイレベルな英語を使いこなす人たちでしたが、それでも私は、彼らが「これはネイティブらしい、こなれた表現だな」みたいな英語を使うのを、ほぼ聞いたことがありません。

いわゆる敬語(丁寧な英語表現)も、あまり使いません。結構直接的な表現です。彼らはいつも、分かりやすい「日本人らしい英語」で話していました。そして、職場では非常に評価されていました。

ビジネスレベルでも文法は間違うし訛りもある

ビジネスレベルの英会話力を持っている人でも、文法は普通に間違うし、訛りもあるのか・・・

 

そうなんです。拍子抜けしたのではないでしょうか?

 

私たちはなぜか、そんな必要は一切ないのに、「ネイティブを目指す」ように英語教育業界にそそのかされてきたんです。

「ビジネスレベルを目指すなら、できるだけネイティブに近づかないといけない」と。

 

だから、

ビジネス現場での訛りは恥ずかしいから、きれいな発音を身につけなければ!

ネイティブがよく使う、こなれたビジネスフレーズを自分も使えるようにならなければ!

とか、努力がおかしな方向に向いているんです。

発音より「分かりやすさ」が大切

もちろん、発音はきれいならそれに越したことはないですが、相手に大きなストレスなく理解してもらえる英語でさえあれば、訛りなんて気にしなくていいんです。

 

たとえば、日本で有名な非ネイティブのビジネスパーソンと言えば、あのお騒がせなカルロス・ゴーンさんです。

調べてみたところ、ご両親はレバノン人、ブラジルで生まれ育ち、高校から社会人までフランスにいたようですが、彼の英語を聞いてみると、訛りはアラビア語、ポルトガル語、フランス語の影響が混じっているようです。一番強く出ているのはポルトガル語のようですが、フランス語訛りもところどころ聞こえます。

 

いずれにせよ、英語ネイティブではありません。主張がはっきりしていて、単語もシンプルでわかりやすい英語です。

せっかくなので、ジャパニーズアクセントのホリエモンとの対談がYouTubeで公開されています。

 

日本語訛りの英語を恥ずかしがって話したがらない日本人は多いですが、訛りのある英語は「味がある」とネイティブに思われています。場合によってはセクシーでさえあるんですよ。

詳しくはこちらの記事に書きました。

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英語は全世界と話す道具。非ネイティブの方が人数は多い

間違っている人が多いですが、英語とは、「ネイティブと話をするための道具」ではありません。

英語を話す全世界の人とコミュニケーションを取るための道具です。

これ、忘れてませんでしたか?

 

英語を母国語として話す人(ネイティブスピーカー)は、世界で5億人です。

そして、英語を第2言語(外国語ではない)として使っている人口が4億人です。フィリピンなど、英語で高等教育が行われているようなところですね。

 

それに対し、英語を「外国語として」使う人は、私たち日本人や、同僚のフランス人、中国人を含め10億人以上います。

いかがでしょうか? 英語は、「外国語として」使っている人が圧倒的に多いのです。

ネイティブらしい表現より、「誰にでも分かりやすく通じる英語」が大切

さっき、ノンネイティブは「英語らしいこなれた言い回しはあまり使わない」と言いました。

たとえば、

・around the clock(休みなく)
・in the pipeline(進行中で)
・run it by someone(確認を取る)

こういった表現は、アメリカのビジネスシーンで非常によく使われます。アメリカを舞台にした映画やドラマで は、こういう表現が頻出します。

 

ですが、こういう表現を、世界中の英語スピーカーがみんな知っていると思ったら大間違いです。このような熟語表現・ネイティブフレーズの類は、ノンネイティブは理解できない可能性が高いです。

あなたが張り切ってこういう表現を使ってみたとしても、会議に出席している中国人やインド人の同僚には通じないかもしれません。

 

繰り返しますが、英語とは、英語を話す全世界の人とコミュニケーションを取るための道具です。ネイティブのためだけの言葉ではなく、多国籍の人が共通で使える「国際語」なのです。

だから、ネイティブらしいかどうかより「分かりやすいか」「誤解なく通じるかどうか」がずっと大切です。

ビジネス英語を身につけるためにやるべきこと

Two professionals engaged in a job interview discussion in a modern office setting.

ビジネス英語も土台は日常英語と同じなので、まずは基礎を固め、その上で自分の仕事に直結した専門用語・メール表現・会議でよく使う表現を覚えていきましょう。

まずは日常英語の土台を固める

ビジネス英語と言っても、日常英語と何かが大きく違うわけではありません。基本的な英語の土台は同じです。

まずはその土台をしっかり固めて、その後、自分の仕事や活躍したい分野で必要となる専門用語や、丁寧なメール表現、会議でよく使う表現などを覚えていけばいいのです。

 

社会人の英語やりなおしについては、この記事に詳しく書いています。よかったら、あわせて読んでみてください!

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その上で仕事に直結した用語と表現を覚える

業界特有の用語や表現というのもあると思いますので、それは積極的に覚えましょう。

今の時代、ChatGPTがありますから、「●●業界でよく使う英語表現やフレーズを教えて」と列挙してもらうといいですよね。私の個別指導の生徒さんには、自作の英会話練習テキストを作ってもらっています!

 

また、「ビジネスシーンで使う英会話」みたいな本もたくさん出ていますので、そういった本を参考にして、ビジネス英会話表現がすらっと出てくるように訓練するのもいいでしょう。

通訳時代の自作表現集の話

私自身は駆け出し通訳時代、自分の会社の会議でよく使う表現をまとめて、それを覚えたりしていました。実際に私が2009年頃に使っていた自作ビジネス英会話表現集が、以下です。

通訳用語集

 

上記は会議の表現集ですが、このエクセルファイルの別シートには、私の仕事で使う専門用語集なども入っています。

エクセルやGoogleスプレッドシートで、ジャンル別に様々なフレーズをストックしておくと、役に立ちます。

自分専用の英語教材ができますよね!

まとめ|ビジネスレベルの英語力と習得の目安

「ビジネスレベルの英語力」について、私の経験をもとにお話しさせていただきましたが、参考になったでしょうか?

 

ビジネスレベルに明確な定義はない。あえて言えば「業務上必要最低限ができる」
 TOEICで表すと最低800点以上が目安。ただし会議で発言・質疑までこなすには900点を遥かに超えるレベルが必要。

習得時間の目安は約3000時間。毎日3時間で約3年
 机の勉強だけではなく、通勤などの「ながら聞き」を組み合わせれば達成可能。私もそのように時間を確保してきました。

ビジネス英語と日常会話の英語力は土台が同じ
 文法は普通の英語と変わらない。ビジネス特有の表現が多少あるだけ。通じる英語が優先で、ネイティブ表現に時間を割くより土台を固める方が大切。

訛りがあっても大丈夫。ネイティブを目指す必要はない
 職場のノンネイティブたちも、訛りや文法のミスがあっても問題なく仕事をこなしている。分かりやすく、誤解なく通じるかどうかが大切。

やるべきことは、土台を固めてから仕事に直結した用語・表現を覚える
 駆け出し通訳時代は会議でよく使う表現を自作の表現集にまとめて覚えた。文法や基礎単語などの土台が足りないうちに表現だけ覚えても応用がきかないので、順番を守る。

 

ビジネスレベルの英会話ができることと、ネイティブらしい英語が使えることは全く別です。訛りのなさやネイティブらしさの追求は、優先度はかなり低いです。

ネイティブらしい表現が使えなくとも、訛りがあっても、ビジネスマンとして英語をバリバリ使って活躍することは可能です。

ビジネスで使える英語を身につけたいなら、基本的な英語の土台を身につけた上で、必要な用語や表現を覚えていきましょう。お役に立ったら幸いです!

 

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Ai Evans エバンス愛

独学で英語を学び、国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。本物の英語力を身につけ、大和魂を海外に発信できる国際人を育てることが目標です。
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