英語音読アプリは無料で十分|通訳が教える「選ぶべき3機能」とおすすめ


音読アプリって色々あるけど、どれを選べばいいんだろう?

できれば無料で、スマホだけで手軽に音読したいな・・・
そんなふうに、音読アプリ・サイト選びで立ち止まっている方は、とても多いと思います。アプリストアで「英語 音読」と検索すると、山ほど出てきて、逆に選べなくなりますよね。
私は社会人になってから独学で英語を学び直し、通訳・翻訳の仕事をするようになりました。その土台になったのが、音読です。
私は、中学レベルの簡単な英語から始めて、車通勤の往復1時間シャドーイングし続けたら、TOEICのリスニングで満点も取れました。
そんな私が、経験から断言します。音読アプリは、お金をかけなくても無料で十分です。むしろ、本当に必要な機能は3つだけなんです。
というわけでこの記事では、音読に本当に効く「3つの機能」と、それを無料で満たすおすすめのアプリ・サイトを、通訳の私が紹介します。
✅ 音読アプリ・サイトは「3つの機能」で選べば無料で十分
✅ お手本音声・録音・発音採点、それぞれの無料おすすめツール
✅ 目的・レベル別の、無料アプリの組み合わせ方
✅ 「声を出せる場所がない」社会人の代わりの練習法
✅ アプリ選びで失敗しないための注意点
英語音読アプリ・サイトは「3つの機能」で選ぶ

音読に効く機能は突き詰めるとたった3つで、ここさえ押さえればアプリ選びで迷わなくなります。
音読アプリに本当に必要なのは、この3機能だけ
音読というのは、「お手本をまねて、声に出して、確認する」練習です。だから、アプリに求める機能も、この流れに沿った3つで十分なんです。
① お手本の音声が聞ける|まねる対象になる、正しい英語の音
② 自分の音読を録音して聞き比べられる|お手本と自分のズレを確認する
③ 発音を採点してくれる(任意)|AIが弱点を数値で教えてくれる

大事なのは、①お手本の音声と②録音して聞き比べが重要で、これは無料で手に入るということ。③のAI採点は「あれば便利」くらいの位置づけで、なくても音読は成り立ちます。
音読は、無料で十分できます。アプリにお金をかける必要はありません。
機能別・無料でできる音読アプリ/サイト
以下のアプリやサイトは、全部、無料で使い始められるものです。
① お手本音声とスクリプト
VoiceTube・YouTube・NHKラジオ・教材の付属音声
(好きな英文を音声にするなら Natural Reader・YouGlish)
② 録音・聞き比べ
スマホのボイスメモ(標準アプリ)
③ 発音採点(任意)
ELSA Speak など
①と②は、もともとスマホに入っているアプリと無料サイトで手に入ります。わざわざ有料アプリに課金する必要はありません。
まずは無料で音読の習慣をつけて、「もっと細かく発音を直したい」と物足りなくなってから、有料の③を検討すれば十分です。
【機能①音声+スクリプト】お手本の英語音声とスクリプトが無料で手に入るアプリ・サイト

音読でいちばん大事なのが、この「お手本の音声」です。まねる対象がなければ音読は始まらないので、無料で手に入るものを使いやすい順に紹介します。
VoiceTube
まず手軽なのが、VoiceTubeです。
YouTubeの動画をそのまま使って英語を学ぶ学習サイトです(アプリ版もあり)。台湾発のサービスですが、日本語訳とその解説も日本語で表示されるので、音読には非常に使いやすいです!

こんな感じで、右側にスクリプトと日本語訳が表示されます。重要な英文や単語の解説もあります。
スピードもゆっくりに調整できるので、お手本として音読・シャドーイングに使えます。
YouTube + Language Reactor
YouTubeと Language Reactorというブラウザの拡張機能を使えば、上記のVoiceTubeと同様に音読教材にすることが可能。

パソコンのブラウザでYouTubeを開いてLanguage Reactor(無料)をオンにすると、右側に字幕を表示することができます。(スマホでは使えません)
ただし、普通のネイティブ向けの動画だと難易度が高いので、英語学習者向けの動画がお勧めです。自分が「この人の英語をまねたい」と思えるチャンネルを1本決めて、字幕を出しながら音読してみましょう。
Language Reactorは、Netflixで映画やドラマを見る時にも使えます!日本語と英語の字幕を同時に表示できるので、英語の勉強には相性抜群です。
詳しいダウンロード方法や使い方は、以下のページで説明しています。

Natural Reader・音読さん
手持ちの英文記事やメール文など、「この文章のお手本音声がほしい」というときに便利なのが、テキストをAI音声で読み上げてくれるNatural Readerや音読さんです。
読み上げてほしいテキストをボックスに入力すると、すぐにAI音声が生成されます。文字数に制限はありますが、無料でも十分使えます。
単語やフレーズの実際の発音を、たくさんのネイティブ動画から探せるYouGlishも役立ちます。
これらのサービスは発音チェックのツールとしても優秀なので、無料サイトの使い方は社会人向けの英語発音アプリ・無料サイトの記事でくわしくまとめています。

音読は必ず「お手本を聞いてから」。自己流が危険な理由
お手本を聞かずに、いきなり自己流で音読するのは危険です。これだけは、無料でやる場合でも守ってほしいことです。
理由はシンプルで、自己流で読むと、間違った発音やイントネーションがそのまま脳にこびりついてしまうからです。
自己流の音読は、間違いを毎日せっせと強化しているようなものなんです。
正しい音読の手順は、こちらの記事でステップごとに解説しています。

【機能②録音】自分の音読を録音して聞き比べる(スマホ標準アプリでOK)

お手本の次に重要なのが、「録音」です。ここも、専用アプリはいりません。
専用アプリは不要|スマホのボイスメモで十分
自分の音読を録音するのに、特別なアプリは必要ありません。スマホに最初から入っているボイスメモで十分です。
お手本を聞いて、自分で音読して、それを録音する。お金もインストールもいりません。録音するのは1分程度で十分です。
自分の音読を録音して聞くと、弱点が分かる
録音した自分の声を聞くのは、正直、最初はすごく恥ずかしいです。「え、私こんな発音してたの?」と、自分の下手さに絶望するかもしれません。
自分では正しく発音しているつもりだけど、ちゃんと発音できていない部分もきっと見つかると思います。
でも、それでいいんです。自分は思っているより数段下手、その現実を耳で直視するからこそ、どこを直せばいいかが分かります。
毎日じゃなくて大丈夫。時々でいいので、録音して聞き返してみてくださいね。
お手本 → 録音 → 聞き比べ、の順で1文ずつ
具体的な音読の実践手順は、1文ずつがおすすめです。
1. お手本を聞く(強弱・ポーズ・抑揚まで耳に入れる)
2. まねして音読し、録音する
3. お手本と自分の録音を聞き比べる(どこが違うか探す)
録音を聞いて、ちゃんと音読できていなかった場合は、もう一度この3ステップを繰り返しましょう。
なお、アプリではありませんが、お手本音声+「通じるカタカナ発音表記」がついた音読教材として、私も制作に関わったSPEEDIER READINGもあります。返り読みを直しながら、正しい音で音読したい方に向いています。
\\ 返り読みを直して、英語を前から読めるようになる //
【機能③発音採点】AIに発音を採点してもらう(できれば)

「自分の耳だけだと不安。AIに点数をつけてほしい」という方には、③の発音採点アプリがあります。
AIの発音採点アプリ
たとえばELSA Speakは、自分の発音を音素レベルで採点し、弱点を数値で教えてくれます。「どの音がズレているか」を細かく知りたい人には便利です。
無料で試せるものも含めて、発音アプリはこちらの記事でまとめています。

AIスコアに振り回されない|意味と情景が先
音読採点アプリを使う時に気をつけてほしいのが、AIのスコアに一喜一憂しすぎないこと。点数を上げることが目的になると、意味を考えずにただ音をまねるだけの音読になってしまいます。
音読で重要なのは、あくまで「意味や情景を思い浮かべながら声に出す」こと。AI採点は、その仕上げに使う道具くらいに考えておくとちょうどいいです。
そもそも「音読って効果あるの?」が気になる方は、伸びる音読・伸びない音読の違いをこちらでまとめています。

音読アプリで失敗しないための注意点

最後に、アプリを使うときにつまずきやすいポイントを2つお伝えします。
「声を出せる場所がない」社会人は、口パク・サイレントシャドーイング
社会人の音読で多い悩みが、これです。

声を出せる場所がないんです・・・一人になれる時間が少なくて、周囲に声が聞こえてしまうので、音読ができません。
そんな場合は、マスクの下での「口パク」や、声を出さずに口の中でつぶやく「サイレントシャドーイング」がお勧めです。
また、普段はなかなか一人になれる時間がなくても、お風呂だとどうでしょう?湿気で喉にもよくて、意外とおすすめの音読スポットです。
アプリの数を増やしても、どうせ続かない。1つに絞って毎日実践

音読のアプリをいろいろスマホに入れてみたけど、どれも結局使わなくなった・・・
良さそうなアプリを次々入れても、結局どれも続かない、というのはよくある失敗です。ツールは1つに絞って、毎日同じものを開くのが続けるコツ。
音読は、毎朝声を出すと目が覚めるので、朝のルーティンに組み込むのがおすすめです。もちろん、夜の方が実践しやすいなら、それでもOK。とにかく、1日のいつやるかを、決めることです。
習慣化のコツは、この記事でくわしく書いています。合わせてどうぞ!

英語音読アプリに関するよくある質問

最後に、音読アプリでよく聞かれる質問にお答えしますね。
無料のアプリ・サイトだけでも音読は上達しますか?
もちろんです。
お手本を聞く・自分で音読する・録音して聞き比べる、この3つは全部無料でできます。
有料アプリや有料プランは、練習量を増やしたい・より細かく発音を直したいなど、無料では物足りなくなってから検討すれば十分です。
YouTubeを音読アプリ代わりに使ってもいいですか?
もちろんOKです。むしろ手軽で続けやすいですよ。
YouTube動画は、字幕を出して、お手本として音読する分にはとても優秀です。
ただし、自分のレベルに合った動画を選ぶことと、動画を「ただ眺めるだけ」にならないよう、必ず口を動かして音読することを意識してください。
録音は毎回しないとダメですか?
毎回でなくて大丈夫です。
毎日録音することが負担で音読が続かなくなっては、本末転倒です。週に1〜2回など、時々でOK。
前の録音と聞き比べると、自分の成長が分かってモチベーションにもつながります。なので、最初の下手だったころの音声は、恥ずかしくても消去しないで保存しておいた方がいいですよ!
まとめ|音読アプリ・サイトの選び方
というわけで、「音読アプリはどれを選べばいい?」の答えは、「お手本音声・録音・発音採点(任意)の3機能で選ぶ。①②は無料でそろう」でした。
冒頭の「多すぎて選べない」「無料でやりたい」というニーズに答えられていたら嬉しいです。
✅ 音読に必要な機能は3つだけ(お手本音声・録音・発音採点=任意)
✅ ①お手本と②録音は、無料サイト+スマホのボイスメモでそろう
✅ ③のAI発音採点は「あれば便利」。スコアに振り回されない
✅ 声を出せないなら口パク・サイレントシャドーイングでOK
私自身が英語の勉強のやり直しを始めた頃は、スマホは存在しませんでした。中学レベルの簡単な音声を「口から出るまで」繰り返したことが、今の英語につながっています。高機能な有料アプリは、必要ありません。
というわけで、お役に立ったら幸いです!


