2021年1月14日
英語ボキャブラリーのおすすめ本3種【ボキャ貧英検1級取得者が教える】
エバンス愛
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英語のボキャブラリーを鍛えるために、どんな本を使ったらいいですか?
お勧めの英単語の教材はありますか?
とよく聞かれますが、単語本って、めちゃくちゃ数が多いですよね。たくさんありすぎて、「一体どれがいいんだろう・・・」「何が違うんだろう・・・」と迷いませんか?
私は、ボキャ貧なことがずっと悩みで、いろんな単語本を試してきました。自分に合わないボキャブラリー教材を買ってしまって、失敗もたくさんしました・・・(´;ω;`)
最初の数ページをやっただけで、すぐに挫折してしまった本もあります。(英検1級受験用の単語本は全く覚えられず、すぐに捨てましたorz)
このページでは、単語を覚えるのが苦手でボキャ貧でも、英検1級を取れた私のボキャブラリー強化に特にお勧めの教材をご紹介したいと思います。
単語の教材って、それぞれ特徴が大きく違っていて、得られる効果も結構違います。このページでしっかり確認して、ご自身に合ったものを選んでくださいね。
コンテンツ
ボキャブラリー教材の良し悪しを左右するのは、音声と例文
たとえば英検2級程度の人のための単語本なら、単語教材に収録された「単語」そのものにはそこまで大きな違いはありません。
でも、
・例文はあるか
・音声はあるか
・音声は単語単体か、例文か
・例文は1文か、長文か
などが、全然違います。
あなたの目的や好み、タイプによって選んでいただければいいのですが、私は
・音声あり
・例文は長文(2段落程度)か会話文
をお勧めしています。
音声ありの教材を勧める理由
単語は、必ず発音をチェックしながら、ネイティブの発音を聞きながら覚えてください。間違った発音を覚えてしまっては、リスニングやスピーキングの時に役に立たないからです。
なので、黙ってひたすら書きながら覚えるという勉強法は、辞めましょう。
(参考)
また、ビジネスマンやお子さんのいる主婦は、机で勉強できるまとまった時間ってなかなか取れないですよね。そういう方でも、音声を通勤中や家事の時などに「ながら聞き」しながら学ぶことで、単語を覚えられます。
なので、必ず音声CDやデータが手に入る教材を選びましょう。
例文が長文・会話文の教材を勧める理由
大人気のDUOをはじめ多くの単語教材は、例文が短いです。残念なのは、多くはただターゲット単語を無理やり詰め込んだ短文になってしまっていることです。
DUOは1行の短文に複数のターゲット単語が盛り込まれているので、単語ありきの文章になってしまい、「こんな英語、使う?(゜o゜;)」みたいな例文もあります。(もちろん、成果が出てる人もたくさんいるので、好みの問題です)
私は、例文そのものにテーマや思想が含まれている、英語として自然である程度の長さのある文章をお勧めします。
ターゲット単語も含みつつ内容に中身のある長文の方が、ずっと面白いし、記憶に残ります。ネイティブとの会話でもそのまま使える文章も多いし、ビジネス力や教養を高めるのにも役立ちます。
英語のボキャブラリーを強化するお勧め教材3種類
前置きが長くなりましたが、以下に、私のお勧めの教材を3種類ご紹介しますね。
1.アルクの「キクタン」シリーズ
ターゲット単語が単体でが音声収録された単語本の代表が、「キクタン」です。
基本的にキクタンシリーズは、「approve→賛成する→approve」という形で「英語→日本語→英語」と単語だけがリズムよく読み上げられる構成です。
リズミカルな音楽に合わせて音声が流れるので、とても覚えやすく、私もこの「チャンツ」のシステムの愛用者です。
英語と日本語の定義が順番にサクサク読み上げられていくので、テキストを見ないで聞くだけで効率よく学習できます。(もちろん、聞いてスペルが全く想像できない単語とかは、ちゃんと教材を見てチェックしてくださいね)
なお、単語単体の音声だけでなく、フレーズ(熟語)、1単語につき短い1文の音声もあります。
混み合った通勤中の電車の中や、家事をしながらなど、耳だけで単語を覚えたい人にはすごく向いています。
キクタンシリーズはレベルによって分かれているので、TOEICスコアを目安にご自身のレベルに合ったものを選んでくださいね。
★TOEIC500点台を目指す人向け★
★TOEIC600点を目指す人方向け★
★TOEIC800点を目指す人向け★
★TOEIC900点台を目指す人向け★
2.Z会の「速読速聴」シリーズ
速読速聴シリーズは、ターゲット単語が複数含まれた長めの文章や会話文が、音声付きで収録されています。
単語だけでなく熟語も身につくように緻密に設計されていて、「インターネット」「ビジネス」「食事・料理」などジャンルが異なる中身のある長文が50本程度も掲載されています。
「速読速聴」という名前からもわかるように、リーディング・リスニング教材としても作られています。シャドーイングの訓練にもめちゃくちゃ適しています。
CDは、英語の長文音声がひたすら流れるだけなので、キクタンと違って、聞くだけでは語彙を増やすのは難しいです。まずは本を使ってしっかり単語を学習してから、あるいは本を目で見ながら音声を聞くことが必要です。
この速読速聴シリーズに限らず、多くの語彙教材の音声は英語オンリーなので、音声だけを聞いていても単語は覚えられません。「ながら聞き」中心で勉強したい人には向いていません。
「速読速聴」シリーズも、レベルによって数冊あります。
★中学・高校初級レベルをやり直したい人向け★
★TOEIC600〜700点台を目指す人向け★
★TOEIC800点台を目指す人向け★
★TOEIC900点台を目指す人向け★
3.アルクの「ボキャビルマラソン・パワーアップコース」(※販売終了になりました)
上記の長所である
・チャンツで単語だけサクッと効率よく学べる
・ターゲット単語が複数含まれる、読み応えのある良質な長文がある
・本を使わず音声を聞くだけの「ながら聞き」で語彙が増える
これらをすべて満たす教材が、私の大好きなボキャビルマラソン・パワーアップコースです。(*´∀`*)
ボキャ貧の私が英検1級に合格したのは、この教材のおかげと言っても過言ではありません。(英検1級の単語本はすぐに挫折しました)
ボキャビルマラソンは、音声だけでも学習できるように徹底的にこだわって作られています。
キクタンと同じ「チャンツが」ボキャビルマラソンにもあって、聞くだけで覚えられる設計になっています。
キクタンと違うのは、単語には「例文あり」と「例文なし」があるということです。
なぜ例文がある文章と例文のない文章があるか? それは、「コロケーション」が理由です。
コロケーションとは、「単語と単語の自然な組み合わせ」のことです。簡単に言うと、「熟語」とか「決まり文句」みたいなもんです。
ボキャビルマラソンでは、
・コロケーションが重要な単語は例文つき
・コロケーションが重要でない単語は例文なし
という構成になっています。
例文なしで単語だけが読み上げられるなら、それだけ短い時間で覚えたい単語に多く触れられます。めちゃくちゃ効率がいいです!
で、上の写真の「例文あり」の単語の例文がどこにあるかというと、次のページ↓です。
ストーリー性があり、記憶への残りやすさでは抜群です。何の脈絡もない例文がただ並んでいる、多くの単語本との違いがこれです。情景が目に浮かぶようですよね。
また、音声は長文にも日本語訳がついていて、英語→日本語と読み上げられていきます。なので、本を見ずに耳で聞いているだけでも学習可能。
とは言え、内容がわかった後で毎回日本語を聞かないといけないのもウザいですよね。なので、同じ長文の日本語なしバージョンの音声もあります。
「ながら聞きで学習して、内容がわかったら英語オンリーの音声を聴き倒して、単語を覚えながら、長文をひたすらシャドーイング」という使い方を私はしてきました。シャドーイングで発音やリスニングを鍛えながら、ターゲット単語もどんどん身につきました。
英語のボキャブラリーを強化するお勧め教材・まとめ
ボキャブラリーを強化するお勧めの本、教材をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
上記でご紹介した語彙教材以外を選ぶ場合でも
・必ず音声がついている(または別途購入できる)教材を選ぶ
・例文の質にこだわること(前後の脈絡のない短文より、中身のある長文・会話文がお勧め)
ということに気をつけて選んでもらえたらいいのではないかなと思います!
あなたのレベル、目的、予算に応じて、適したものを選んだら、あとは一心不乱に聞きまくって、声に出しまくって、覚えるだけです!(笑)
お役に立ったら幸いです。