2018年2月15日
英会話の先生はネイティブじゃなくても大丈夫?レッスンの頻度は?
エバンス愛
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英会話レッスンと言えば、少し前までは「駅前留学」など通学スタイルがほとんどでしたよね。先生も、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人など、母国語として英語を話す人ばかりでした。
そして、授業料はマンツーマンだと1回あたり5,000円など、かなり高額な設定でした。1回ですよ?1ヶ月じゃなく(笑)
でも最近は、月々数千円という安い授業料で自宅で受けられるスカイプ(オンライン)英会話レッスンを受ける人も増えてきました。
「毎月数千円で、しかも家で受けられるのなら、スカイプ英会話やってみたい!」と興味を持っている人も少なくないと思います。
でも、気になるのは、「授業の質はどうなのか?」「先生はネイティブじゃないらしいけど、大丈夫?」ということですよね。
このページでは、そういったオンライン英会話にまつわる疑問を解決します!
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Skype英会話レッスンの先生はネイティブでなくても大丈夫?
通学型の英会話スクールの場合、ほとんどがアメリカ人、オーストラリア人などの英語ネイティブだと思います。でも、オンライン英会話講師で最も多いのは、フィリピン人です。最近はそれに加えて、セルビアやクロアチアなど東欧系の講師も増えています。
こういった講師たちは英語のネイティブスピーカーではありません。ですので、「ネイティブじゃない人から英語を習って大丈夫?」と少し心配になるかもしれません。
結論から言うと、先生がネイティブでなくても全く心配ありません。もちろん、全ての講師が素晴らしいかどうかは実際にやってみなければ分かりませんが、それは相手がネイティブだろうがノンネイティブだろうが、同じことですよね。
フィリピンにしろクロアチアにしろ、小学校から英語を学びます。大学の授業が英語で行われたり、テレビで英語圏のドラマや映画が字幕も吹替もなしで放送されていたりするので、英語には幼少期から日常的になじんでいます。
講師はハイレベルな英語力の持ち主ばかりです。発音も、とてもきれいです。
ただし、ネイティブではないのでネイティブと全くと同じとはいきません。ネイティブと比べれば、語彙の数は当然少ないです。発音も、私たちが聞き慣れているアメリカ英語とは違い、多少の訛りはありします。
でも、英会話レッスンは、先生がどれほど素晴らしい発音で話すか、どれだけ語彙が豊富かに価値があるのではありません。「あなたが英語で話す」ことに価値があり、そのためにお金を払うんです。
フィリピン人講師の強い訛りやイントネーションが気になります。自分の子供にレッスンを受けさせることも考えていますが、子供は大人より影響を受けやすいので、やはりネイティブの英語を聞かせたいです。
というメールを以前いただいたことがあります。でも、「訛り」というのは実は「ネイティブ」かどうかが問題ではなく、その人の出身地に左右されることです。私も広島出身なので、日本語のイントネーションは訛っています(笑)。
私がよく観ているイギリスのテレビ番組では、イギリス北部出身の若い女性ホストが強烈な発音(私にとっては)で話します。「away」は「アウィー」、「up」は「オップ」、「myself」は「ミーセーフ」とか。アクセントの置き所もアメリカ英語と全然違って、聞き取るのにとても苦労します。その女性はイギリス生まれ、イギリス育ちの正真正銘の英語ネイティブです。
日本人だって、「ネイティブの日本語」を操る人が関東の人なのか、東北の人なのか、九州の人なのかで訛りが全く違います。日本という一つの国ですらそうなのです。ましてや、世界各国に「ネイティブスピーカー」がいる英語では、日本語よりずっと多様性があるのは当然です。
なので、「ネイティブかどうか」を気にするより、その先生のアクセントや訛りが自分にとって受け入れられるかどうかで決めれば良いと思います。
英語の先生として不適切なほど英語力が低かったり、訛りがひどい講師に万が一当たってしまった場合は、事情を伝えて先生を変えてもらえば大丈夫です。
でも、どこの英会話スクールもちゃんと採用試験に通った人だけが講師として働いているので、基本的にはそんな心配は不要と考えて大丈夫です。
フィリピン人などネイティブではない講師のオンライン英語の授業を受けることで生じる不都合は、心配する必要はありません。
先生の訛りに影響を受けて自分の英語が大きく訛ったりなんてまずしませんし、フィリピン人とたくさん英会話の練習をしたからってアメリカ英語やイギリス英語が聞こえなくなるなんてこともあり得ませんので、心配は無用です。
ていうか、そんなに授業の効果がすぐに出るなら、日本人の英語学習者は誰も苦労しません!(笑)
オンライン英会話レッスンはどのくらいの頻度で受けるべき?
通学型のレッスンであれば、一般的には週1回40〜50分というのが一般的です。私たちが「英語のレッスンを受けよう」と思ったら、まず考えるのは週1回だと思います。
でも、仮に週40分のレッスンを受けるとすると、1年間でたった32時間(1日と8時間)にしかなりません。それでは、英会話がほとんど上達しないであろうことは分かりますよね。
ですので、私のお勧めは週に1時間半〜2時間程度の英会話の時間を取ることです。頻度は、週3〜4回がちょうどいいと思います。
ただしその場合、従来の英会話スクール(通学型)でマンツーマンで週3回もレッスンを受けると、なんと月に10万円もの授業料がかかってしまいます。また、英会話スクールに週3回も通うとなると、通学にかかる時間もバカになりません。
なので、お勧めはスカイプ英会話レッスンです。オンライン英会話であれば1レッスンあたり数百円で、毎日レッスンを受け放題でも1万円以下の所が多く、自宅でレッスンを受けられます。
なお、あくまでも週2時間、3〜4回というのは目安です。あなたがどの程度の時間を英語の勉強に割くことができて、どの程度をレッスン以外の勉強に費やせるか次第です。
1日30分の勉強が精一杯という場合、週3回もスカイプ英会話レッスンを受けていると、レッスンの日はそれ以外のことは何もできず、レッスンがない日は予習復習と準備で終わってしまいます。
これではリスニングや文法などの勉強をする時間がなくなり、総合的な英語力は伸びていきません。このような場合はレッスンを週2回に減らすなどして、リスニング、瞬間英作文などの時間も確保してくださいね。
が、「オンライン英会話なら毎日受け放題だし、せっかくだから毎日受けたい!」という人も多いと思います。(※全てのサービスが受け放題ではありませんが)
毎日の勉強時間が多めに取れる人であれば、ぜひ挑戦することをお勧めします。英会話は場数を踏むことでだんだんとレスポンスが早くなったり、恥ずかしさが消えていくものなので、skypeを毎日受けるに越したことはありません。
ただし、30分英語を話し続けるというのは、かなり体力を消耗します。毎日スカイプレッスンを受けて、その後に頭が疲れて勉強する気が失せてしまった・・・とならないように気をつけてくださいね。
スカイプ英会話の先生は毎回同じ人がいい?
先生が毎回同じなことが多い通学型の英会話スクールに対して、オンライン英会話ではいつも同じ先生の予約ができるとは限りません。人気の先生だとなかなか予約が取れなかったり、その先生とスケジュールが合わないことも多いですよね。
毎回違う先生になっても大丈夫?やっぱり同じ先生の方がいいのか?と悩んでいる人のために、それぞれのいい点と悪い点を挙げてみます。
同じ先生に授業を受ける良い点
先生がいつも同じだと、あなたのこれまでの取り組みや成長度合いを把握しているので、レッスンの成果が出ているかという長期的な視点で授業を受けることが可能です。
また、毎回いちいち言わなくても、あなたの目的を分かってくれていて、それに沿った授業をしてくれます。
自分とフィーリングが合い、良い授業をしてくれる先生が見つかれば、その先生からレッスンを受け続けることができればそれに越したことはありません。
同じ先生に授業を受ける悪い点
いい意味でも悪い意味でも、お互いの英語に慣れてしまうところがあります。先生はあなたの話し方のクセや性格、志向などが分かっているので、あなたがちゃんとした英語で伝えられなくても、先生には伝わってしまうという状況になりやすいです。
また、あなたも先生の声質や訛りに慣れてしまうので、その先生以外の人の英語を聞いた時に面食らうかもしれません。
違う先生に授業を受ける良い点
先生が毎回違う場合、いろんなアクセントや癖に慣れることができます。顔なじみの先生ならリラックスして話せるけど、初対面の外国人相手だと緊張してしまう・・・ということがなくなり、相手が誰でも、初対面であっても、臆せず話すことができるようになるります。
初対面の外国人と接することが多い仕事や活動をしたい人には、特に役立ちます。
違う先生に授業を受ける悪い点
毎回自己紹介をしなければいけないので、それでレッスン時間の半分が終わってしまいます。自己紹介が上手にスラスラ言えるようになるという面はありますが、自己紹介の先のビジネスで英語を使いたいといった目的がある場合には、あまり都合が良くない場合があります。
それぞれのこういった長所と短所を理解した上で、私は「ハイブリッド型」で授業を受けるのが一番いいと思います。
つまり、同じ先生の予約が取れる時は、自分の気に入っている良いレッスンをしてくれる先生をいつも選ぶといいです。
そして、あなたの英語力がちゃんとアップしているのか、もっと伸ばすためにはどんなことをしていけばいいのか、その先生と長期的な視点で相談してみましょう。
でも、その先生との予約が取れない時は、それはそれでいいチャンスだと捉えて、積極的にいろんな先生と話してみましょう。
もしも普段の先生が若い女性の場合、男性講師や年配の講師を選んでみるなど、努めていろんな年代、経歴、国籍、違う性別の人を選ぶといいです。それによって、いろんな先生のアクセントや癖に慣れることができます。
毎回自己紹介の時間がかかってしまうという問題については、簡単な解決策があります。それは、「その日のレッスンの目的に関係ないことは話さない」ということです。
仕事で使える英会話力を身につけたいのなら、自己紹介で趣味とか家族のことについて話さなければいいのです。あなたの仕事についての自己紹介をし、「だから英語の電話を取る練習がしたい」といったことを伝えると、余計な話をせずすぐにレッスンに入れますよ。
まとめ
英会話レッスンは、あなたが話す機会を増やすことが一番大事なので、先生がネイティブかどうかは大事ではありません。
「安い」「回数が多く受けられる」「いろんな先生の英語に慣れることができる」といったオンラインのスカイプレッスンの長所を活かして、高い英語力を身につけてくださいね。
英会話レッスンでビジネス英語を身につけるレッスンアイデアについては、このページに書いています。ご興味があれば参考にしてください。