2017年10月19日
オンライン英会話の効果が短期間で出る人が必ずやっている3つのこと
エバンス愛
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忙しいサラリーマンや子持ち主婦の方でも、手軽に自宅で受講できるオンライン(スカイプ)英会話。
やってみたいけど、成果が出るまでにどれくらいの期間が必要なのか、早く成果を出したい場合はどうしたらいいのか、知りたい人は多いのではないでしょうか?
このページでは、オンライン英会話の効果が出るのにかかる時間と、短期間で成果を出すために必ずやるべきことをお伝えします。
コンテンツ
オンライン英会話の効果が出るのに必要な期間
オンライン英会話でレッスンを続けて、「英語で言いたいことが話せるようになったな」と思えるまでにかかる期間は、どのくらいなのでしょうか?
目安は、早い人で半年、普通だと1年程度です。
もちろん、それぞれの人のレベルや普段の勉強量でも変わりますが、しっかりレッスンを活用して効果的に学習をしている人の場合、3ヶ月でかなりの変化を感じられるようになる人もいます。
逆に、
という人も、かなり多いです。
オンライン英会話で短時間で成果が出る人がやっている3つのこと
では、オンライン英会話レッスンで効果を出すには、どうしたらいいのでしょうか? 短期間で成果を出している人が必ずやっている3つのことをお伝えします。
1.とにかく積極的に会話に参加し、英語での会話を楽しむ
スカイプ英会話の授業と言えば、何の準備も心構えもなくとりあえずパソコンの前に座って
さあ先生!私に英語を教えなさい!!
というスタンスで授業を受ける人がほとんどです(笑)。でも、それでは、残念ながら授業の成果はなかなか出ません。
先生に「教えてもらう」という受身の態度ではなく、「この時間を最大限に有効活用するぞ!」という意気込みで積極的に参加することが、短期間で成果を出すのに一番大切なことです。
あなたがこれまで英会話レッスンを受けたことがある場合、何となく疲れていたり面倒だったりするせいで、いつも受身で、先生に任せっきりにしていませんか?
とかいう会話は、言うまでもなくダメダメです。
もちろん、あなただって、決してやる気がないわけではないはず。
でも、いろいろ込み入った内容を伝える英語力がないから「ほんとは週末はこういう予定あるけど、英語でどういったらいいか分からない。予定がないことにしとこう・・・(涙)」となってしまうのかもしれません。
でも、自分の予定がどうしても英語で言えないんだったら、少しくらい嘘をついてもいいから、英語で言えることを伝えましょう。あなたが少しでも多く英語を話すことを最優先に考えるべきです。
ええ、別に嘘ついたっていいじゃないですか。先生をだまそうという悪意があったり、明らかにおかしい嘘じゃなければ。英会話レッスンの目的は、あなたが話せるようになることです。
週末の予定を聞かれたということは、次回のレッスンでも同じことを聞かれるかもしれないわけですから、次回からは「先生にまた予定を聞かれるかもしれないから、その時はこうやって英語で伝えよう!」と準備して臨みましょう。
私もそうですが、普段から口下手で内向的だと自覚している人ほど、オンライン英会話レッスンの時は別人になったつもりで、積極的でアウトゴーイングな自分を演じてください。
それが英会話上達の近道です。
そしてもう一つ、先生を一人の人間、友人として尊重し、いい人間関係を築くように努めましょう。そうすることで、ただレッスンが楽しくなるだけではなく、上達の度合いも変わってきます。
これをお読みのほとんどの人には関係ないことだと思いますが、英会話の先生を「自分の英語力を上げてくれる機械」のように扱う人が時々います。(´;ω;`)
そういう人は、街で見かけた外国人に相手の都合もお構いなしに英語で話しかけ、英語の「練習台」のように扱おうとします。実際に、私の夫もそういう日本人によく絡まれて困っています。
このような、外国人ときちんと人間関係が築けない人が「英語でコミュニケーションが取れる」と言えるのか、疑問ですよね。
当たり前のことですが、お互いにいい気持ちで有意義に時間を過ごそうとこちらも努力することが大事です。
「今日は、仕事で起こったあの出来事を先生に伝えたい!」「いつもやさしく辛抱強く教えてくれる先生に、感謝の気持ちを伝えたい!」という気持ちが、より自分をプッシュしてくれます。
先生と何度も話すうちに、何でも話せる親しい友人になり、実際にフィリピンの先生の家に遊びに行ったという人も実際にいます。そんな風に、レッスンがきっかけであっても海外の人と友情がはぐくめたら、ステキですよね。
2.レッスンの時間を最大限に活用するために、授業内容を提案する
次に大事なことは、レッスンの内容を先生にお任せするのではなく、自分の仕事や興味のある分野に関連したトピックや、スピーチ、プレゼンなどをこちらから提案することです。
内容を先生に内容をお任せにしていると、「英文記事を読んでディスカッション」といったレッスンになりがちです。
英文記事を音読し、分からない単語があったらその説明を受け、記事の内容に基づいてディスカッション・・・というやり方は、学習者にとっては「知らない単語も習ったし、先生に発音も直してもらったし」と「勉強した気にはなる」ので、満足してしまうのです。
でも、自分が特に興味もなく仕事にも関係ない内容の記事だと、そこで覚えた単語も記事の内容も、すぐに忘れてしまいます。
自分が知識や興味のない分野の話をディスカッションしても、そもそも自分の意見がたいして出てきません。それに、レッスン内容があなたの現実と合ってないわけですから、実際の英会話の場面で活かせる可能性も低くなります。
だから、自分の趣味や仕事などに関係ある、あなたの現実に合ったトピックを自分で選んで先生に提案してみましょう。
たとえばこんな感じです。その時は、前もって先生にその内容について質問してくれるように言っておきましょう。
もちろん、いきなりは話せないと思うので、最初は原稿を書いて用意しても構いませんが、先生に話すときはそれを読み上げてはいけません。できるだけ、何も見ないで自分の言葉で説明できるように練習しておいてください。
たとえば、英語が話せるようになったら、日本文化を外国人に紹介できたらいいな・・・と思っているなら、以下のような日本語と英語の対訳本を参考にして、英文を自分で作ってみましょう。
そして、それを先生の前で言えるように何回も練習して、レッスンで話してみるといいですよね。
ほんの短いプレゼンでいいのです。起承転結も必要ないし、完璧な英語である必要はありません。
とは言え、さすがに毎回のレッスンの前に違うスピーチを準備するのは大変です。だから、「先生が毎回変わる」というオンライン英会話レッスンの特徴を活かしましょう。
先生に対して自分の興味があるトピックについて話をして、先生と質疑応答をしたり自分の発音や表現を直してもらったりしたら、忘れないうちに先生に教えてもらったフレーズをノートに書き留めておきましょう。
そして、そのフィードバックを元に内容を改良して、次の先生にまた同じトピックでプレゼンをしてみてください。「次はこの話題も入れてみよう」とプレゼンの内容を膨らませたりと復習もしておきましょう。
一人の先生に対しては普通は1回やれば終わりですが、先生が複数いるなら、先生の人数分の回数練習が可能なわけです。
これを何回もやっていれば、先生ごとにいろんな視点のフィードバックもあり、自分がだんだんと話し慣れてくるのもあり、その特定のトピックについては、かなり話せるようになります。
しかもその練習を繰り返すことで身につけた単語や表現は、あなたの現実に即した、あなた自身の仕事や趣味に役立つ英語です。このように、自分が実際に話したい内容を練習・実践するのが、私は最も効果的な英会話レッスンの使い方だと思います。
3.英会話レッスン時間以外の時間で英語の練習をする
多くの英語学習者が勘違いすることですが、英会話レッスンをやっていると、それだけで
と何となく安心してしまう人がいます。そして、1年経っても、あまり英語が話せるようになっていない現実に気づいた時、「あの英会話スクールがダメだったんだ!」「あの先生のレッスンが下手だからだ!」と責任を自分の外に探してしまいます。
でも、英会話レッスンで成果が出ない最大の理由は、スクールや先生の質ではなく、「そもそも練習時間が足りない」ということなんです。
仮に、スカイプ英会話レッスンを週2回受講したとしましょう。忙しいサラリーマンが週に2回英会話レッスンを受けていると言うと、「お、結構頑張っているな」というイメージですよね。
では、この数字が実際にどれくらいの意味を持つのか、考えてみましょう。
アメリカの外務職員局(外交官などを養成する機関)によると、英語ネイティブの外交官が日本語を習得するのに、2200時間のレッスンが必要だそうです。
「2200時間」について、詳しくはこちらのページに書きました。
・英会話の習得にかかる時間の目安はどのくらい?【毎日の勉強時間別で必要な年数も掲載】
外交官が日本語で仕事ができるようになるのに必要なレッスン時間が2200時間ですから、普通の学習者はそこまで必要じゃないとしても、自分の英会話が以前より上達したと進歩を感じられるには、最低でも500時間程度は必要でしょう。
「前より言いたいことが話せるようになってきたなあ」と確実な進歩を感じたい場合は、1000時間くらいは必要と考えておいた方ががいいでしょう。
では、私たち日本語ネイティブが英会話レッスンを週2回やったとして、どれほどの時間になるのでしょう?
オンライン英会話レッスンは、1回あたり約30分ですから、1ヶ月で4時間ですね。で、1年間で、4時間 x 12ヶ月 = 48時間。なんと、500時間をオンライン英会話レッスンだけで積み重ねようと思うと、10年以上かかってしまう計算になります。(涙)
という人が多いのも、これを知れば当然だとうなずけますよね。
短期間でオンライン英会話レッスンの成果を出すにはどうしたらいいかというと、レッスン以外の時間でしっかりトレーニングを積み重ねることです。「レッスン外の時間であなたの英会話の伸び具合は決まる」と言っても過言ではありません。
<基本単語と文法>
まず、基本的な単語や文法にまだ不安がある場合は、そこを早く固めましょう。
単語と文法は英会話の土台に当たるものなので、土台がしっかりしていないのに英会話だけを学ぼうとしても、ただフレーズを暗記して、外国人慣れするだけで終わってしまいます。
<リスニング>
ある程度単語と文法は大丈夫という場合は、レッスン時間以外のときにリスニング力を高めて、先生の質問を何度も聞き返さなくても聞き取れるようにする必要がありますよね。
リスニングの勉強法には、通勤時間中などに英語を聞く以外に、シャドーイング、ディクテーションなどの方法もあります。
(参考)
・英語がぐんぐん聞き取れるようになる!リスニングのコツと練習方法
・シャドーイングを5年続けて通訳になった私のやり方と継続のコツ
・ディクテーションで英語力に革命が起きる!効果と正しいやり方を徹底解説
<発音>
自分の英語がきちんと通じてスムーズに会話が進むためには、発音の練習も欠かせません。普段から音読やシャドーイングなど、英語を声に出すトレーニングをしておくことが必要です。
週2回のレッスン中しか英語を声に出さないのでは、ちょっと(いや、だいぶ)足りません!
<瞬間英作文>
自分の言いたいことをスラッと口に出せるようにトレーニングすることなくして、英語は話せるようになりません。
ということをとにかくたくさん頭に思い浮かべて、それを一瞬で英語にしてブツブツ言ってみる、ということを繰り返しやってください。英会話ができるようになった人は、ただ一人の例外もなく、そうやってたくさん妄想で英会話の練習をした人たちです。
英語をその場で自分で組み立ててスラスラ話せるようになるトレーニングとして、私がお勧めしているのが「瞬間英作文」です。詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
・瞬間英作文のやり方とおすすめ教材。私はコレで独学で通訳になりました
・瞬間英作文の効果が出るのにかかった時間と、私に起きた超現象
これらのことを全部いっぺんにやろうとすると大変なので、一つずつで大丈夫です。単語と文法に不安がある人は、何を置いてもまずそこから。
また、英会話レッスンは、私は野球に例えて「練習試合」と位置づけています。練習試合も、勝てるようになるためには大切なプロセスには違いありませんが、毎週練習試合ばっかりやっていてもダメですよね。基礎練習も必要です。
それについて、以下の記事で詳しく書いているので、よかったらこちらも参考にしてください。
・英会話が上達しない人に捧ぐ!伸びない理由5つと解決策10選
まとめ
オンライン英会話の効果が短期間で出る人が必ずやっている3つのことは、以下でした。
1.とにかく積極的に会話に参加し、英語での会話を楽しむ
2.レッスンの時間を最大限に活用するために、レッスン内容を提案する
3.英会話レッスン時間以外の時間で英語の練習をする
「スカイプレッスンで先生にお任せにしていたら、英語がペラペラになる」というのは、残念ながらかなり非現実的です。でも、上手にオンライン英会話レッスンを活用することによって、あなたの英会話力はぐんと伸びます。オンラインレッスンを自習と合わせてしっかり活用してくださいね。