英語がぐんぐん聞き取れるようになる!リスニングのコツと練習方法
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英語がぐんぐん聞き取れるようになる!リスニングのコツと練習方法

エバンス愛

※当ブログ記事には、広告が含まれます。

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海外旅行で、外国人の英語が聞き取れなくて困ったことはありませんか?

せっかく相手が親しげに話しかけてくれているのに、何を言っているのか全く分からず、苦笑いを浮かべて適当に相槌を打つことしかできなくて、悔しい思いをしたことはありませんか?

 

いくら頑張っても英語がいっこうに聞き取れるようにならないことに悩み、「私は耳が悪いのではないかと思うんです」「病院に行った方がいいのでしょうか」と悩む人からメールが私の元には届きます。

「いやいや、日本語が普通に聞き取れて日常生活が送れてるんだったら、耳が悪いわけないじゃないですか・・・」と心では思うんですが、それだけ悩みが深刻だということです。

普通に日常生活で日本語の聞き取りが問題ないのであれば、あなたが英語を聞き取れないのは、あなたの耳に問題があるからではありません。正しいリスニングの勉強法を知らないからです。

 

リスニングは、正しいやり方で訓練さえすれば、誰でも伸ばせるスキル。大人になってから訓練を始めても、遅すぎるということは決してありません。

このページでは、英語が聞き取れるようになるための勉強法を徹底的に解説します。このページを読み終わる頃には、リスニング力を上げるために何を使ってどのように勉強すれば良いか、道筋が見えるようになっていますよ。

 

コンテンツ

練習法1:一語一句隅々まで聞き取る(精聴)

精聴とは、同じものを何回も聴き、必要であればスクリプトを確認し、一語一句隅々まで理解するという方法です。あなたが精聴で得られる成果は、以下です。

・ 聞こえる音と実際の英語が一致するようになる。
・ 頭にこびりついたカタカナ英語の発音から脱却できる。
・ リエゾンなどによる音の変化が身につく。

よく、

「話の内容は分かるのにあえてスクリプトを確認するのは、テストの答えをカンニングするようで嫌なので、やりません!(キリッ)」
「家で英語ニュースと海外ドラマをつけっぱなしにしているので、リスニングの勉強時間は毎日4時間取れてます!(ドヤッ)」

とか言う人がいるのですが、残念ながらそれはダメです(涙)今日ここでその間違いをしっかり正してくださいね。

 

まず、「何となくぼんやり英語を聞く」のではなく、一語一句しっかり聞き取ることを目指して英語を聞く練習をしましょう。特に、初心者やブランクの長い人は、これにしっかり取り組んでください。

リスニングのスキルが定着していない段階でのリスニング上達の秘訣は「広く、浅く」ではなく、「狭く、深く」です。いろんな教材をとっかえひっかえではなく、同じ教材を覚えるほど、飽きるほど聞く。すると、音の変化が知識ではなく感覚として分かるようになってきます。

音の変化が分かるようになると、それまでは意味の分からない英語のかたまりだったのが、「このつながっている音はこの英語だな」と単語が「切り取れる」ようになります。単語が切り取れるようになれば、当然英語の意味も分かるようになります。

こういうスキルが身に付いた後になってはじめて、いろんな教材を「広く浅く」聞く勉強法でも、十分な効果が得られます。

 

実は私自身、英語のやり直しを始めた頃(当時TOEIC500点程度)は、テレビのNHKニュースを副音声にして聞いてみたり、当時テレビで深夜に放送していた「ビバリーヒルズ高校白書」という海外ドラマを副音声にして聞いてみたりしていました。

もちろん、当時の私には全く歯が立ちませんでしたし、一切レベルアップもしませんでした。単語も発音も分からないことだらけなので全然楽しくないし、今思えば、「私ってやっぱ英語苦手だ・・・」と挫折感ばかりがつのるだけの最悪なやり方でした・・・

英語ニュースとドラマの聞き流しでリスニング力がビクともしなかった件

 

英語ニュースやドラマが自分にとってレベルが高すぎると分かったので、そういう勉強はすっぱり辞めて、簡単な英語に切り替えました。私の場合は、もう最初っからやり直そうと思って、中学1年生レベルの英語を一語一句聞き取ることから始めました。

そうやって自分のレベルに合わせて一語一句英語を聞くトレーニングを継続した結果、2年ほどであっという間にTOEICのリスニングセクション程度なら簡単と思えるくらいにまでリスニング力が上がりました。

では、具体的にどんな教材を使ってどのように勉強したらいいのか、お伝えしますね。

 

精聴にはどんな教材を使うか?

「英語音声を隅々までじっくり聞き取る」という精聴を行うための教材は、以下の条件を満たしているものを選んでください。

1.自分のリスニング力にとってやさしめの英語である

私たちは教材を選ぶ時に、つい背伸びをして自分のレベルより難しいものを選んでしまいがちです。特に、本屋でたくさん英語学習の書籍を見て英語の勉強のやる気MAXの状態の時は、「難しいレベルに挑戦してやる!」と大きな気持ちになってしまいがちなので(笑)、気をつけてください。

なお、「少しやさしめ」の判断基準ですが、使われている単語のレベルではなく、自分のリスニング力のレベルにとって「ちょっと自分には簡単すぎかもな~」くらいのものを選んでくださいね。

というのは、普通は単語力の方がリスニング力よりずっと高いからです。「使われている単語は簡単なのに、それが音声になると聞き取れない」という壁を多くの人は経験します。なので、「割と簡単に聞き取れるな」という英語素材を選んでください。

 

手持ちの「もうこれはちょっと簡単で自分のレベルに合ってないかな〜」くらいの教材CDなどが、精聴にはちょうどいいです。簡単な英会話のダイアログ集などもお勧めです。適当なものがなければ、「ぜったい音読」シリーズがお勧めです。

 

2.何度も聞き直せる素材である

聞き直せるということは、そのCDなりmp3データなりが手元にあって聞きたいときはいつでも聞けるし、巻き戻したければすぐに巻き戻せるという状態であることが必要です。

つまりどういうことかというと、聞き直せないリアルタイムのニュースやドラマ、ラジオなどを使うことはNGです。

私は、NHKラジオの音声を使って精聴をしていましたが当時は、毎日ラジオ番組をMDコンポ(懐かしいですね~)で録音して、それを何度も繰り返して聞いていました。今だったら、ラジオ講座をmp3ファイルでダウンロードできるサービスを使います。

【2023年3月最新】NHKラジオ英語講座を無料でダウンロードする方法

 

3.スクリプト(音が文字になっているもの)がある

自分にとって簡単なレベルのものを選んだのでほぼ聞き取れるはずなのですが、たまに聞き取れない部分があった場合に何と言っているのかを確認できるために、スクリプトが必要です。

普通に本屋さんで売っているCDつきの英語教材や、通信英語教材は音声に収録されている英語が文章で掲載されているので、ほとんど心配する必要はないと思います。

注意すべきなのは、音声素材をサイト上でダウンロードなどした場合にそのスクリプトが別売りだったり、手に入らなかったりするので、スクリプトがあるものを必ず探して使うようにしてください。たとえば、NHKラジオ講座を使うなら、テキストはちゃんと購入してください。

 

4.意味が理解できる英語である

「自分にとって簡単なもの」という条件を上で挙げているので、ほぼ心配ないとは思いますが、知らない単語が多いとか、単語のひとつひとつは分かるけど文章になっていると意味が分からない、というものは使わないでください。

英語に長いブランクがある人は、中1レベルの最初の最初からやり直すことを私は強くお勧めします。その方が、遠回りなようで結局は近道です。私は、中1レベルからやり直しましたよ〜。

 

「一語一句英語を聞き取る」リスニング(精聴)のやり方

精聴において、英語の意味や単語が分かるのは、あくまでもスタートラインです。そこで満足して終わってはいけません。「理解できたから次の教材に行く」のではなく、そこからさらに聞き込んで、リエゾンなどの音の変化や使われている単語、熟語、文法、イントネーションに耳を傾けてください。

何度も聞いて、単語ひとつひとつの発音と文章のイントネーション(強弱)に注意を配ってください。もちろん、話の内容もしっかり意識しながら聞き取ってください。

 

こう書くと、「どの教材を何回くらい聞けばいいですか?」という質問が必ずありますが、それぞれの人のレベルや目的や取れる学習時間によって違いますので、一概に言うことはできません。理想としての答えを言っておきますと、「もうこの素材は覚えるほどやった」そう思うまでできれば、一番いいです。

私は、そうやって教材をまるごと覚えるほど精聴を繰り返してきました。当時は、「この教材を○回精聴しよう」なんて考えたこともありませんでしたが、回数にすると100回とかは余裕で越えていたのかなと思います。毎日聞いてましたしね。

ただし、たとえば1分間の長さの素材を毎日何十回もリピートして、それを来る日も来る日も繰り返すのは、苦痛以外の何物でもありません。なので、短いスキット(ダイアログ)が集まった30分から1時間くらいの音声を、飽きすぎない程度にサイクルさせながら繰り返すと良いです。

 

そして、「一語一句聞き取る」というガイドラインだけでは、気づいたら英語をぼーっと聞き流してしまうことも多々ありますよね。ちゃんと全部聞き取れているのだろうか?と実感がイマイチ得られない場合もあります。

なので、「一語一句が聞き取れているかどうか」が否応なしに分かる、しかもリスニング力アップに効果抜群の勉強法をご紹介します。

 

シャドーイング

シャドーイングとは、聞こえた英語の音を文字通り「影」のように後をついて発音していく練習法です。詳しくは、下のページに書いていますので参考にしてください。

シャドーイングを10年続けた私が、正しいやり方と継続のコツを教えるよ!

 

シャドーイングをやると、聞こえた音をその通りに真似して声に出していく必要があるので、聞き取れていない箇所があれば詰まってしまいます。なので、一語一句ちゃんと聞き取れているかどうかがすぐに分かります。

声を出してシャドーイングをすると、英会話力アップや発音上達にも効果があるので、できれば声を出して行うシャドーイングがお勧めです。

でも、電車での通勤時間を活用したいなど、声を出すことが難しい場合は、サイレントシャドーイングでもOKです。サイレントシャドーイングとは、声には出さないけど頭の中や口の中だけで声を出しているようなつもりで聞こえた英語をそのまま繰り返す練習法です。

 

ディクテーション

ディクテーションとは、聞こえた英語音声を書き取るトレーニング法です。音声を一時停止しながら、聞こえなかった箇所は巻き戻しをしながら、話されている英語を文字にしていきます。

これも、自分が一語一句聞き取れているのかどうか、一目瞭然で分かる勉強法です。以下のページにディクテーションのやり方を詳しく書いていますので、どうぞ。

ディクテーションで英語力に革命が起きる!効果と正しいやり方を徹底解説

 

練習法2:話の大まかな内容を聞き取る(多聴)

練習法1は「一語一句隅々まで聞き取る」でしたが、次は細かい情報にはとらわれず、「あ~こういう場面の会話だな」「だいたいこんな話をしているのかな」と大まかに全体像を聞き取る練習です。

 

ニュースやドラマなどの大量の英語を聞いていると、一語一句全部聞き取っていては情報が多すぎて大変なことになってしまいます。

また、聞こえてくる英語の全ての単語を自分が知っているとは限りませんし、たとえば空港などザワザワした所でマイクを通じて流れてくる英語は、音そのものが聞き取りにくいことがありますよね。

そんな場合でも、聞き取れた部分から内容を補って、コミュニケーションに支障がない程度にざっくり理解するというスキルも身につける必要があるんです。

 

私は、英語のやり直しをはじめて、上の「一語一句聞き取る」という精聴の練習は熱心にやっていたのですが、聞き取れないところがあっても大まかな内容を聞き取るという練習をしてきませんでした。

なので、「TOEICなどの教材のくっきりはっきりした英語は聞き取れるのに、ネイティブ同士の生の英語や映画やドラマが聞き取れない」という時期を長い間味わうことになってしまいました。(これは、私の英語学習で最も後悔してることの一つです)

 

その経験で知ったのは、一語一句隅々まで聞き取る練習法だけではダメなんだということです。聞き取れないところがあってもそこに気を取られず、話の内容を推測して補って全体像をしっかりつかむという練習が必要だったんですね。

それに気づいてまたリスニング勉強法を見直してから、TOEICなどの教材英語だけでなく、ネイティブ同士の会話や映画・海外ドラマの英語もだんだんと聞き取れるようになっていきました。

では、「話の大まかな内容を聞き取る」ことができるようになるには、どんな勉強をしたらいいのでしょうか?

 

「話の大まかな内容を聞き取る」リスニング(多聴)のやり方

自分にとってちょっと難しめで、「1回聞いただけでは一語一句は聞き取れないけど、6割くらい意味が分かる」という、精聴に使うものより難易度の高い素材を使います。

分からないところがそのままにならないよう、スクリプト、日本語訳が手に入る素材を使ってください。できれば、出てくる単語で難しいものの注釈があれば辞書で調べる手間が省けます。

 

以下のステップで、多聴に取り組んでみてください。

1.文章全体を、スクリプトや日本語は一切見ないでひと通り聞き、どの程度理解ができるかを試す

その際、一語一句に注意して全部聞き取ろうとするのではなく、ところどころ聞き取れなくても何の話なのかという部分をまずはがばっと大雑把につかむことを目指してください。

2.巻き戻して3~5回ほど繰り返して聞き、少しずつ細かい部分の聞き取れなかった部分をつぶす

この際、「この単語がこの文章のキーワードだな」「ここがメインだな」という単語やアイデアを推測し、書きだしてもOKです。(キーワードを書き出すと、話が推測しやすくなります)

3.もうこれ以上聞いても新しい情報は聞き取れないなと思ったら、スクリプトと日本語訳を確認する

日本語を読んで、自分が「だいたいこういう話かな?」と思った内容と日本語訳がどの程度合っているか、確認します。

4.英語のスクリプトを見て聞き取れなかった部分の英語はどういう表現だったのか、確認する

スクリプトを見る時、単語を知らないから聞き取れなかったのか、音がくっついたり早すぎたりしたから聞き取れなかったのか、原因を確かめることによって、自分の弱点を把握しましょう。

5.最後にもう一度、何も見ないで同じ素材を聞き、きちんと理解ができるかどうかを確かめる

そして、また理解があやふやだった部分を確認したり覚えておきたい単語や熟語などがあれば、ノートや単語シートなどに書き出します。

 

これでひと通りの多聴の訓練は終わりですが、こうやって多聴のトレーニングに使った学習済み素材はこの時限りで終えるのではなく、普段の「ながら聞き」に活用しましょう。

私たちは、たった一回くらい学習しても、すぐ忘れてしまいます。ながら聞きでちゃんと意味が取れるか、単語を覚えているかを確認することで効果的に復習ができます。

ながら聞きについては、こちらを読んでおいてください。

英語の勉強する時間がない人集合!誰でも毎日1時間確保できる方法

 

また、主に上級者向けになりますが、難しい単語や聞き取りにくい部分がところどころあっても、全体像をしっかり理解するためにとても効果的な勉強法が、オーディオブックや海外ドラマを使った勉強法です。

参考:

リスニング爆上げ+収入増!英語オーディオブックのメリットと効果5つ
海外ドラマで効果的にリスニング力と英会話力を伸ばす5ステップ学習法

 

英語が聞き取れるようにならない、効果のない練習法

では、ここからは、残念ながら英語がいつまでたっても聞き取れるようにならない、効果のないリスニングの勉強法をお伝えします。

1.「一語一句聞き取る」(精聴)だけに偏る

「一語一句聞き取れないと気が済まない」とばかりに同じものをひたすら聞き続け、細かいことを気にし続ける人は、「全体をざっくりとらえる」という訓練が全くできていません。このパターンにはまっている人、とても多いです。

この「精聴」ばかりやっていると、自分にとって少し難しかったり知らない単語が含まれる文章を聞く時に、聞き取れない部分があると「もうダメ!理解できない!」となってしまいますよね?

 

また、精聴というのは一語一句聞くために何度も音声を流しながら細かく聞き取っていくため、どんどん流れてくる新しい情報を一瞬で捉えて、理解できた部分から推測して処理していくというトレーニングが全く不足してしまいます。

TOEICのように、初めて聞く内容の英語がどんどん流れてきても、ストップも巻き戻しもできないですよね。

あなたが精聴に偏った勉強をしてきたなら、

「単語は聞こえるけど英語のスピードに全然ついていけない」
「意味ある言葉として頭の中に入ってこない」

ということになっているはずです。

だから、「精聴」ばかりやっていると、【聞き取れた部分の内容からうまく全体像を推測して大意を取る】が全くできなくなってしまうんです。

 

2.「全体をざっくり聞き取る」(多聴)だけに偏る

逆に、「毎日海外ドラマとニュースを見ています!」という人は、「全体をなんとなくざっくり」の訓練はできても(聞き取れているかどうかは別の話)一語一句しっかり聞き取るという勉強が全くおろそかになっています。

このパターンにはまっている人、さらに多いです。「多聴」とは、「とにかく耳に英語を入れること」ではありません。

毎日いろんな素材をたくさん聞き流して、聞いたら聞きっぱなし。細かい部分は分からないところもあるけど、だいたい意味が取れる。これで満足していたら、いつまでたっても「何となく分かる」から進歩できません。

「何となく、だいたい分かる」あなたもこの状態でモヤモヤしているなら、あなたは多聴に偏りすぎなのかも。

 

ところで、「何となく、だいたいは分かるけど完全に分からない」という状態は、どうして起こるのでしょうか?

・ 語彙力、文法力不足
・ 知らない熟語や慣用句のせい
・ 発音を間違って覚えているので聞き取れない
・ リエゾンで音が変化しているので聞き取れない

こういう問題があるから、聞き取れていないのです。心当たりはありますか?たとえば、発音を間違って覚えていた場合、全体を聞き流して「だいたい分かった」で済ませていた場合、発音の勘違いには気づかず終わってしまいます。

一方、一語一句聞き取ろうとしたり、シャドーイングやディクテーションに取り組んでいれば、発音を間違って覚えていたことには100%気づけます。多聴の「だいたい、何となく」を補って、聞き取りの正確さを増してくれるのが精聴なんですね。

 

英語が聞き取れるようになるためのコツ

空

ここまでリスニングの勉強法をお伝えしてきましたが、最後に、英語が聞き取れるようになるコツをお教えします。

全部聞き取れなくても大丈夫!とおおらかに構える

英語を聞いているとき、知らない単語が出てきたり聞き取れないところがあったりすると、「分からない!どうしよう!」とパニックになってしまいませんか?

そんな時、私は大学時代にフランス人教授が言ってたことをいつも思い出します。

「聞こえなかった部分は大事じゃない!」

 

私は、フランス語の授業だけでなく、TOEICのテストなどでも、聞こえなかった部分に大事な情報があるんじゃないかと思ってしまって、そこばかり気になってしまうことが多かったんですね。そして、次に流れてくる情報をごっそり聞き逃してしまっていました。

でも、そのフランス人の先生は、そうじゃない、聞こえたところから内容を理解すればいいんだよ、と教えてくれました。この言葉は、10年以上経った今もずっと私の支えになっています。

 

今後はできるだけ何をするにも音声学習を取り入れる

私たちは、今まで読み書きを中心に勉強してきたと思います。単語を覚えるにしても、単語本を目で見て、手で書いて覚えた人が多かったのではないでしょうか?

仕事で英語が必要な人でも、ほとんどは英文メールの読み書きで、英語を話す、聞くという機会は少ない人が多いと思います。だからこそ、今後は、英語の勉強をする時は、何でもできるだけ音声学習を取り入れるようにしてほしいんですね。

 

たとえば、単語を覚える時は、必ずCDつきの単語教材を買って、その単語や例文の音声を流しながら、それを聞きながら(出来る所はシャドーイングしながら)、耳で覚える。イディオムも、CDつきの教材を買って耳と口を使って覚える。

その積み重ねで、単語やイディオムを覚えている時間も、リスニングトレーニングの時間になるんです。また、目で見て覚えるだけより、耳と口も使った方が感覚への刺激が増えるので、記憶への定着も高まりますよ。

 

まとめ

というわけで、精聴と多聴のお互いがお互いの弱点を強化し、足りないところを補完してくれているから、どっちもバランスよくやらないと高いリスニング力は身につかないと分かっていただけたと思います。

一語一句すみずみまでしっかり聞き取る「精聴」
→聞き取りの正確さを鍛える

話の全体像をざっくりとらえる「多聴」
→情報を瞬時にたくさん処理して全体像を推測する力を鍛える

どちらもきちんと取り組めば、英語が必ずぐんぐん聞き取れるようになりますので、できるだけ毎日英語を聞く時間を取って、頑張ってみてください!

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Ai Evansエバンス愛

独学で英語を学び、国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。本物の英語力を身につけ、大和魂を海外に発信できる国際人を育てることが目標です。
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