2018年1月23日
英語が本気で話せるようになりたい人がやるべき3つの英会話練習法
エバンス愛
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「英語が話せるようになりたい!そう思って、かれこれ10年以上です・・・」
よく、そんな声を耳にします。英語で日常会話くらいはできるようになりたいのだけど、実際に何をしたらいいのか分からない。教材を買って頑張ってみるけど、なかなか続かない。かなり多くの日本人が経験している悩みだと思います。
では、どうしたら英語が話せるようになるんでしょうか。
いきなりですが、ここで質問です。
あなたが英語が話せるようになるために、一番やらなければならないのは何だと思いますか?
・・・そう、話す練習です。当たり前すぎてごめんなさいですが(涙)
でも、この当たり前のことが、頭では分かっているようで、実際の行動と一致していない人は結構多いです。
声を出して話す練習をしていないのに、机に向かって何か読んだり、教材のDVDを観たりCDを聞いたりしていたら話せるようになると思っている人が少なくありません。
コンテンツ
「英語をたくさん聞いたら話せるようになる」はウソ
英会話の勉強と言えば「英会話レッスン」、そしてあとは「教材のCDをたくさん聞くこと」だと思っている人がとても多いようです。
それは多分、よくある英語教材のコマーシャルのせいかなと思います。教材CDをイヤホンで聞いている映像が流れて、そしたら次のシーンでは、その人がいきなり外国人相手にペラペラで英語を話している、ってやつ。
おそらくこういった教材にも、CDを聞くという過程と外国人相手にペラペラ話すという過程の間には、スピーキングの練習のプロセスがちゃんとあるんだと思います。
でもそこはあまり強調されないので、「英語をたくさん聞く」→「外国人相手にペラペラ話せるようになる」という誤解につながっているのかもしれません。
かく言う私も、過去にはそう勘違いしていました。CDを聞いているだけで本当にスラスラ話せるようになるんだったら、どんなにいいかと思います。それほど楽なことはないじゃないですか。
でも、「英語を聞くだけで話せるようになる」なんて、そんなの無理でした・・・。
英会話はスポーツと同じ。でも誰でも上手になれる
英語は、スポーツと同じです。スポーツと言っても、センスと才能に恵まれた一部の人しかできないような高等なスポーツではなく、日本語が話せる人なら誰でも上手になれるスポーツです。
日本語でも、話すのが得意な人と口下手な人がいますよね。それと同じで、多少の才能の差というのは英語にも確かにあります。
でも、英語が「どれだけ頑張っても全くダメ」なんていう人はいません。日本人の両親に育てられた、障碍などを持ってない普通の日本人で、日本語を全く使いこなせないという人なんていませんよね。それと同じで、英語も正しい方法でそれなりの時間をかければ、誰でも上手になれます。
で、なぜ英語がスポーツかというと、ある程度のルールを学んだらあとはたくさん実践して体で覚えていくものだからです。英語は、難しいことをこねくり回す勉学ではなく、とにかく実践する科目なんです。
さてここで、「CDを流して聞いているだけで英語が話せるようになる」っていう宣伝文句を、たとえば野球に置き換えてみて欲しいんです。
「この秘密の野球トレーニングビデオを見るだけで、あなたもヒットがバンバン打てるようになる!!」っていう野球トレーニング教材、あなたの息子さんに買ってあげようと思います?
仮に息子さんが、「ママ、見るだけでヒットが打てるようになるビデオ、欲しいよ~」と言ったら、どうでしょう?「バカなこと言うんじゃないわよ!見るだけでヒットが打てるわけないじゃないの!!練習しなきゃダメに決まってるでしょ!?」って言いませんか?(笑)
というわけで。
あなたは、昨日、英語を話す練習をしましたか?
英語のCDを聞くとか、TOEICの問題集を解くとかじゃなく、実際に英語を口に出して練習しましたか?
おとといも、声を出して英語を練習しましたか?
先週はどうでしたか?
・・・あ、痛いとこつかれてグサっときました?(笑)大丈夫です。多くの人はそうですし、私自身も以前は「たくさんインプットすれば話せる」と勘違いしていましたから。
英語を話せるようになるためのトレーニング
じゃあ、どうすれば英会話が上達するでしょう?
それは、あなたが家でどれだけ声を出して練習するかにかかっています。英会話学校で先生の前で話す時間の何倍も何十倍も、一人で話す練習をするのです。
あなたは、毎日声を出して会話の練習をしているでしょうか? 声を出しての自主練習をしていないのなら、練習せずに試合にだけ出てるのと変わりません。
毎日毎日、声を出して練習すること。これが、英語が話せるようになるために必要なことです。
私は、日常的に英語を話す機会というのは夫と一緒に暮らし始めるまでは、そんなに多くはなかったですが、英語を声に出すということは、めちゃくちゃやっていました。
シャドーイング・音読
あなたに声を出して練習する習慣がない場合は、シャドーイングをやることをお勧めします。シャドーイングが難しければ、音読でもいいです。英会話のCDつきの教材(書籍)などを1つくらいはお持ちだと思いますので、それを感情をこめて声に出して発音してください。
英語に慣れていない人が英語で話そうとしたり声に出して読もうとしたりすると、すぐにつっかえてしまうしなめらかに発音できませんよね。それは英語の筋肉が鍛えられていないからです。
音読やシャドーイングで、英語に使う口の筋肉が鍛えられるので、英語がスムーズに口から出てきやすくなります。英語らしいリズムや発音を養うこともできます。
シャドーイングにしても音読にしても、自己流の発音をするのではなく、お手本の英語をできるだけ忠実に真似して話すのがとても大事です。
そして、出来れば、1日に30分は英語を声に出す時間を作りましょう。少なくても15分は欲しいです。
シャドーイングや音読に使う教材は、すでにお手持ちの英会話用のCDつき書籍などで十分です。適当なものがない場合は、以下が良いと思います。
シャドーイングのやり方については、このページで詳しくご説明しています。
瞬間英作文
瞬間英作文は、日本語の文章を瞬間的に英語に変換して口に出すことによって、あらゆるシチュエーションで自分の言いたいことを自由自在に表現できるようになる勉強法です。
たとえば、「彼女はその本を私に貸してくれました」という日本語を見て、一瞬で英語で口にできますか?
多分、ゆっくり考えれば英語を書けるという人は少なくないと思いますが、それを一瞬で話すとなると難しいのではないかと思います。私も、TOEIC800点台の時でさえ、中1レベルの英語の瞬間英作文をするのにしどろもどろでした。
この瞬間英作文をやることによって、いろんな文法が「知っている」を超えて「使いこなせる」という状態になります。私のおすすめの書籍はこれです。
瞬間英作文の効果的な取り組み方はこちらからどうぞ。
実際に外国人相手に英会話を実践する
英会話教材のCMは、教材での学習後にいきなり外国人相手にペラペラ話していると私たちに錯覚させます。でも現実はもっと泥臭いです。
「外国人相手にペラペラ話せる」の前段階として絶対に避けて通れないのが、「外国人相手にしどろもどろで大汗をかく」「外国人相手にめちゃくちゃ恥ずかしい間違いをする」という経験をたくさん積むことです。
ここの「たくさん汗をかいて間違えて恥をかく」をすっ飛ばすことができたらどんなにいいかと思うんですが、ごめんなさい、ここはもう避けて通れない道なんです。
職場に外国人がいたりして、すでに日常的に英語を話しながら汗をかいて恥をかく経験をしている人もいるかもしれません。でも、多くの人はそもそも外国人と接する機会が少ないと思います。
私たちってどうしても外国人に堂々と話すことが苦手で、オドオドしてしまいますよね。なので、場数を踏むことがすごく大事です。
外国人が身近にいて頻繁に接触できる人はいいのですが、そういう環境にない場合、自宅から受講できるオンライン英会話をお勧めします。
通学型のレッスンと比べてずっと安いですし、通わなくていいので仕事や育児で時間の融通がききにくい人も利用しやすいです。早朝や深夜でもレッスンを提供しているサービスが多いので、朝6時からレッスンを受けて、それから支度をして仕事に行っているという読者さんも多いです。
スカイプ英会話についての詳細は、こちらも参考にしてください。
ただし、オンライン英会話だけひたすら受けていても、残念ながら効果は上がりにくいです。あなたの周りにも、「英会話レッスンを長い間受けているのに、ずっと片言レベルのまま」という知人が一人や二人、いませんか?
そういうことにならないために、どんなことに気をつけてオンライン英会話を利用したらいいのか、どのくらいの頻度で受けたらいいのか、先生はどう選んだらいいのかなどを書いています。
まとめ
英語が話せるようになるには、厳密に言えばもちろんリスニング力や単語力も必要です。相手の言っていることが聞き取れないと、会話はできませんからね。
でも多くの日本人の場合、リスニングとか単語とかはCD教材とかでやっている人も多いし、単語も結構知っています。圧倒的に足りていないのが、「英語を話す時間」です。
ということで、今回は英語を「話す」トレーニング法としてシャドーイング・音読、瞬間英作文、スカイプ英会話をご紹介しました。
英語を話せるようになりたいなら、英語を声に出しましょう!