2012年7月5日
私が10年間シャドーイングを継続して実践して現れた効果
エバンス愛

私は、英語のやり直しを決意してから現在まで
シャドーイングが英語学習のかなりの部分を占めています。
シャドーイングを継続することによって、実際にどういう効果があったのか
私の個人的な経験をご紹介します。
私がシャドーイングを始めた時(TOEIC500点程度)
・全然話せないし、リスニングも苦手
・音読では英語らしい抑揚が全くつけられない
・どこでポーズを取っていいか分からない
・100%ジャパニーズイングリッシュな発音
学生の時は、授業で音読をさせられるのが本当に苦痛でした。
音読では、とにかく単語をひとつひとつ発音していくので精一杯。
強弱も全くない平坦な読み方しか出来ず、
どこでポーズを取るのかなんてもちろん分からず。
主なシャドーイング素材は、NHKのラジオ基礎英語。
シャドーイングを始めて1年
・中学生レベルの英語なら口からスラッと出始めた
・発音やイントネーションはちょっとだけ進歩
・耳にする英語が意味のある言葉として聞こえ始めた
主なシャドーイング教材は、
英語がわかるリスニング[CD]―ゆっくりだから聞きとれる! VOAスペシャルイングリッシュ
シャドーイングでリスニング力がアップするなんて、
このころは知らずにやっていましたが、
リスニング(黙って聞いているだけ)よりシャドーイングの方が
ずっとリスニング力アップに役立ったと思います。
シャドーイングを始めて3年
・考えなくてもスラッと口から出る英語が格段に増えた
・発音やイントネーションを褒められることが多くなった
・TOEIC程度のリスニングなら苦労しなくなった
主なシャドーイング教材は、NHKラジオ講座の「英会話入門」など。
また、こんな素材も。
ボキャブラリー強化とシャドーイングの訓練が一緒に出来てしまいます。
他にも、CDつきの熟語教材など、
シャドーイングできるものは何でもブツブツ繰り返しました。
3年経つと、発音やアクセントのコンプレックスもなくなりました。
「TOEIC用」の勉強はほぼ何もしていませんが、
シャドーイング効果で点数は着実にアップしていきました。
そして現在・・・シャドーイングを始めて10年以上
・発音やイントネーションはかなりの確率で褒められる
・英検1級、TOEICのリスニングなら問題なし
・考えるより先にスラッと英語が口から出てくる
もちろん現在もシャドーイングを続けています。
最近はほとんど「英語学習者用」の素材を聞かなくなったので、
オーディオブックでシャドーイングをしています。
シャドーイングをしなければ、何となく右から左へ聞き流してしまうのですが
「口に出すために」聞くと、きちんと頭に入ります。
また、シャドーイングの応用編である同時通訳の練習をやったりもしています。
これからもシャドーイングは続けますが、
徐々に同時通訳の比重を大きくしていく予定です。