自分のレベルに合った多読用教材の選び方

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長文読解が苦手な私が初めて「多読」をするようになったきっかけで、
私が英語を英語のままで理解するための
多読という勉強法をやったきっかけと効果についてお話ししました。

塾講師になって、授業の準備のために
早くたくさん英語を読まなければならなかったのですが、
自分の当時のレベルには簡単な英語だったため
英語を英語のままスーッと理解できるようになった、と。

リーディングもリスニングと同じく
簡単なものをたくさん読むことで
英語を英語のままで理解できるようになります


大事なことなので繰り返しますが、

「英語を日本語にしないと理解できない」という悩みは、
「日本語に直すまでもなく簡単に理解できる英語」に
たくさん触れることで解決します。


今日現在のあなたにとって難しい英語、つまり
知らない単語を辞書で引いて、構文を分析してようやく理解できるような英語を、
今のあなたが「英語のまま」理解するのは無理です。

難しいものをやるのではなく、
「今日現在のあなたにとって簡単なもの」に触れることで
英語を英語のまま理解する感覚を身につけるのです。

でも、「今日現在のあなたにとって簡単なもの」と言っても
どんな教材を選べばいいか困っているのではないでしょうか?

というわけで、このページでは
多読に適した英語素材をご紹介しますね。

多読用教材の選び方

まず、これは重要なので必ず守ってください。

・あなたのレベルに対してかなり簡単なもの
・知らない単語が全くないか、ほとんどない(あっても1~2%)もの


本屋さんで英文読解、リーディングなどの教材を探す場合、
「TOEIC○点レベル」とかいう表示のまま選ぶと、多読には難しいです。

たとえば、「TOEIC700点レベル」という市販の教材があったとすると
それは700点レベルの人が「頑張れば何とか読める」程度だからです。

なので、TOEICなどの目安の表示を自分のレベルよりかなり下げるか、
可能なら中身を見て知らない単語がほぼないことを確認して
選ぶようにしてください。

また、「子供用の本なら簡単だからいいだろう」と
ネイティブ用の本を選んでしまうと、またこれも苦労する場合があります。

考えてみていただけると分かると思いますが
日本人の子供は誰でも知っている当たり前の言葉でも
外国人は知らないものもあります。

たとえば、「ぽんぽん(お腹の幼児語)」とか。

どうでしょう?

日本語を普通の大人用の教材を使って勉強している外国人は
聞いたこともない単語ではないでしょうか?

英語だと、stomachの幼児語は「tummy(タミー)」です。

幼児だけでなく大人もよく使う一般的な単語ですが、
教材の英語にしか触れていない人には、なじみのない言葉かもしれません。

なので、そういう「子供は知ってて当たり前の簡単な単語」を
私たちが知らない可能性もあるので、
最初は「ネイティブ用」ではなく「英語学習者用」の素材を選んでください。

英語学習者用の素材の見つけ方

実は、英語の小説などの本は
英語学習者向けに単語のレベルなどを制限して
学習者が理解できるレベルの簡単な英語で書かれた本
がたくさんあります。

有名なのは、

ペンギンリーダーズ
ラダーシリーズ

などです。

有名な小説、映画、ドラマなど、かなりバラエティ豊かなので、
きっと「これ読みたい!」というものがいくつも見つかると思います。

また、英語学習者と一口に言っても
当然、いろんなレベルの方がいるわけなので、
それぞれレベル分けされています。

たとえば、ペンギンリーダーなら
「レベル3」は

・語彙が1200語
・TOEIC400点
・英検準2級

といった目安になっていますが、
高1~2レベルでしょうか。

私がTOEIC700点台の頃に高1のレベルの教材を読んで
ちょうど良かった
ので、おそらくこのレベルの英語を読んだのだと思います。
(私が読んだのはペンギンリーダーではありませんでしたが)

繰り返しますが、
「TOEIC400点の人」は、ペンギンリーダーの
「レベル3(TOEIC400点)」を読めなくはないです。

が、何度も言っている「簡単なもの」とは言えません。
レベルは2つ程度下げるくらいでちょうどいいです。

また、あなたが今まで多読というものをやったことがない場合は、
どのレベルを読んでみようかと迷うなら、まず一番下のレベルからやってください。

いいでしょうか?
「あなたが楽勝で読めるもの」を選んでください。

「頑張れば読めるな」
「このくらいなら大丈夫そうかも」

ではありません。

「簡単に読めるもの」です。

そして、勉強だからと堅苦しく考えずに
「楽しそう!」とワクワクする本をたくさん読んでくださいね。

ペンギンシリーズ、ラダーシリーズのレベルの詳細と本のラインナップは
このページにまとめたので、併せて読んでみてください。

 多読用のリーディング素材(ペンギンリーダーズ、ラダーシリーズ)


最後に・・・
日本の英語学習者さんって、
なぜかみんなプライドが高いです。

なので、難しめの教材を背伸びして選んでしまうことが多いのですが、
多読に関してはそれは厳禁です。

難しめの素材は、きっとこれまで
何度も読もうと試みてきたのではないですか?
そして、挫折したのではないですか?

「自分にとって簡単なものをやるなんて、
 なんだか甘えているみたい。もっと自分に厳しくなければ」

なんてマゾにならないでください。

もちろん、自分にとって難しいものを読むことも必要ですが、
それは多読ではやりません。

難しいものを読むのは、精読ですよ。


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