正解リスニング学習法-初級者・中級者はこうリスニング力を伸ばせ!




私は過去に間違ったリスニング英語学習をやってしまっていて
時間をかけた割に全然リスニング力が伸びていかないという経験をしました。

そこで、今振り返って「あのリスニング学習法は間違いだった」と分かった
勉強法があるのですが、それは以下の3つです。

1.海外ニュースなど英語ニュースの聞き流し
2.海外ドラマ・洋画の聞き流し
3.洋楽の聞き流し



そして、そこから得た経験は

1.一回限りの聞きっぱなしではダメ
2.スクリプトと解説がないのもダメ
3.音が崩れすぎているものは(リスニング初級者には)ダメ

ということでした。
詳しくは、以下のページに書いています。

間違いリスニング学習の例(英語ニュース、海外ドラマ、洋楽)



このページでは、それを踏まえて
初級者・中級者の正しいリスニング学習法について書いていこうと思います。


英語音声を「じっくり隅々まで」聞き込む訓練


私がヒアリングが本当にできなかった、英語やり直しスタートの時期から
TOEICが少なくとも900点くらいに達するまで、最も効果が高かったと思うのは
この「英語音声をじっくり隅々まで聞き込む」という勉強法です。

これは、「精聴(せいちょう)」と呼ばれます。


これまであまりリスニングの訓練をしていない初心者の人は、
いろいろな素材に手を出して、ただ何となく聞き取るのではなく
少数精鋭の教材を徹底的に隅々まで聞き込むという精聴の訓練から始めましょう。

かく言う私自身は、全然リスニングの基礎ができてない時期に
英語ニュースやドラマを毎日何時間も聞き流すという勉強をやっていたことがありますが、
それでは全く効果がありませんでした。

実は、
意味が分からない英語を3時間聞き流すより
きちんと理解できる英語を15分集中して聞くほうがずっと良いのです。

それに気づいてからは、ひたすら精聴命!です。
当時は大学卒業間近でしたが、中学1年生レベルからやりました。

じっくり何度も聞き、一語一句丸暗記するくらいまで、
しつこいほど繰り返しました。


同じものを何度もじっくり繰り返して聞く「精聴」の目的は、以下です。

・聞こえる音と実際の英語を一致させること。
・頭にこびりついたカタカナ英語の発音からの脱却。
・リエゾンなどによる音の変化を体感すること。


これらは、「なんとなく」聞き流していても決してできるようにはなりません。

何度も聞いて、スクリプトを確認して、

「general は 『ジェネラル』じゃなく『ジェナロー』 なのか!」
「like it は 『ライク イット』じゃなく『ライキッ』 なのか!」

そういう発見の繰り返しです。

一語一句聞き取るという精聴のトレーニングは、ただ英語を聞くだけではなく
シャドーイングやディクテーションという勉強法でも実践可能です。


実際、私もシャドーイングやディクテーションを行うことで
音と実際の英語が一致してきて、
英語が「意味のある言葉」として聞こえるようになる基礎ができました。

それまではただの「雑音」でしかなかった英語が、
その後加速度的に聞こえるようになり、TOEICの点数もぐんぐん上がっていきました。


なお、シャドーイングの目的ややり方、注意点について
こちらで詳しく解説しています。

TOEICリスニングセクションが2年で満点に!シャドーイングのやり方




ディクテーションのやり方や無料で使える教材については
こちらで詳しく紹介していますので、参考にしてください。

ディクテーションで英語力に革命が起きる!効果と正しいやり方を徹底解説




精聴のおすすめ教材


精聴のトレーニングに使うものは、普通の市販の書籍で十分です。
もし、中学生レベルなどあなたのリスニング力に合った教材を
すでに何かお持ちであれば、それを使ってください。

適当なものがない、どんな教材を選んだらいいか分からないという場合は
たとえばこんなCDつきの教材がいいです。

初心者向け(中1,2レベルの英語)

英会話・ぜったい・音読 【続・入門編】 (CDブック)
講談社インターナショナル
売り上げランキング: 3,193


中級者向け(中3レベルの英語)

英会話・ぜったい・音読 【標準編】—頭の中に英語回路を作る本
千田 潤一
講談社インターナショナル
売り上げランキング: 5,450



または、私自身が英語のやり直しを始めた時に
毎日愛用していたのはNHKラジオ講座ですが、それもお勧めです。

NHK語学のページでストリーミング音声は無料で聞けますが
音声は最新1週間分しか掲載されていないので、
「何度も繰り返して聞く」ということが難しく、あまりお勧めしません。

書店でCDを買うと1ヶ月1,625円するので、
音声データを購入することをお勧めします。
たとえば、以下のオーディオブック販売サイトで購入すれば、上下巻で1000円です。

書影

[オーディオブック版]
NHK「基礎英語1」2017.10月号 (上)

著者:田中敦英
再生時間:1時間17分

書影

[オーディオブック版]
NHK「基礎英語1」2017.10月号 (下)

著者:田中敦英
再生時間:1時間16分


なお、テキストは別途書店やamazonで購入する必要があります。




英語初級者のための精聴のやり方


上記のような英語教材を、いきなり読み込んだり音読したりするのではなく
最初は何も見ずに音声だけを2~3回聞いて、
きちんと理解できるかどうか試してみてください。

聞き取れない部分があったら、スクリプトを見て確認。

その後は、音声を何度も聞いて音声を真似て声に出して読みながら
発音やイントネーションに気を配り、
くっついて発音されている音(リエゾン)などもチェックします。


私自身は、車で通勤する時にNHKラジオ講座の音声を
1週間分単位くらいで何度も繰り返して聞き、隅々まで聞き取り、
シャドーイングするということを継続していたら、
2年ほどでTOEICのリスニングは満点になりました。

(参考)
TOEICリスニングセクションが2年で満点に!シャドーイングのやり方



特にリスニング初心者にとっては、同じものを繰り返し聞くことが大切です。

よく、あれもこれもと手を出す人がいますが、
特に初心者のリスニング上達の秘訣は

「広く、浅く」ではなく、「狭く、深く」です。

とにかく、同じものを覚えるほど、飽きるほど聞く。
(もちろん、「同じもの」と言っても、自分が理解できる教材じゃなきゃダメですよ)

すると、リエゾンなどの音の変化が「知識」じゃなく
「感覚」として分かるようになってきます。

音の変化が分かるようになると、
それまでは意味の分からない英語のかたまりだったのが、
「このつながっている音はこの英語だな」
単語が「切り取れる」ようになります。

単語が切り取れるようになれば、当然英語の意味も分かるようになります。

こういうスキルが身に付いた後になってはじめて、
いろんな教材を「広く」聞いていく勉強法でも、十分な効果が得られます。

それまでは、いろんな教材を試してみたい気持ちをぐっと抑えて、
ひたすら同じものを繰り返すことです。


リスニングの勉強を習慣にする



でも、いくら勉強法を語ったところで
最初の数日間だけやってすぐにフェードアウト・・・では
リスニング力は伸びません。

リスニング力が急激にアップして、
ある日突然映画が字幕なしで聞き取れるようになるような
秘密の方法があればいいのですが、残念ながらそんなものはありません。


私は、ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」を使った英語学習に挫折した後は、
海外ドラマやニュースの映像を英語学習に使っていません。
(音声だけのドラマやニュースは使っていますし、娯楽の一環で海外ドラマは見ますが)

これが、結果的に学習が長続きした理由だと自分では思っています。

というのは、「同じものを繰り返して聞き、隅々まで理解する」という精聴を実行するには、
海外ドラマや動画教材では、非常に都合が悪いのです。
テレビやパソコンの前にいなければ、勉強できないからです。

たとえば、仕事から帰宅して、夕食を済ませて、さあ映像を見よう・・・だと
今日は疲れたから早めに寝よう、残業で帰宅が遅くなった、見たいテレビがある、など
コンスタントに学習時間を確保することが難しくなってしまいます。


「同じものを飽きるほど繰り返し聞いた」と上でしつこく書いていますが、
私がそれをやったのは、すべて「ながら聞き」です。
でないと、そんなに何回も聞けませんから。

だから、たとえば私がやったのがNHKラジオ講座ではなく
NHKテレビ講座だったとしたら、
テレビの前で勉強しないといけないので、きっと続かなかったでしょう。

私のリスニング学習時間は、
通勤・通学の時間、家事をしながら、入浴中など。

「あ、ここがよく分からないな」という時は、それを覚えておいて
後で時間が取れるときにスクリプトを見て確認しました。
(でも、時々どこが分からなかったのか、忘れることもありましたけどね)

そんな適当な勉強方法だからこそ、
継続することがそれほど苦にならなかったのだと思います。


英語学習というのは、「習慣」が命です。

「私は通勤中はNHKラジオ音声を聞くことになっているのだ」と
ルーティーンが決まっていれば、
それを50回でも100回でも聞くことも、つらくはありません。
「朝起きたら、顔を洗うことになっているのだ」と全く同じ。

でもこれが、机について
「さあリスニングの勉強だ!今日も同じ音声を聞くぞ!」だと、
絶対に続かなかった自信があります。

だからこそ、
「習慣の一部として英語学習を組み込む」ことが鍵です。


たとえば、通勤時間は、
毎日仕事に行く限り、変わらず必ず消費しなければならない時間ですよね。

だから、その時間を英語学習に充てていれば、
必ず英語の勉強をすることになります。

このように、日々の生活に英語を聞く時間を組み込んで
毎日英語を聞く時間を積み重ねていくことで
英語は必ず聞き取れるようになります!


リスニング力アップの一環として、
私はずっと「シャドーイング」というトレーニングも行っていました。
詳しくは、このページをどうぞ。


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