2021年2月23日
audiobook.jpとamazon audible比較【日本語オーディオブックを600冊以上聞いた私の結論】
エバンス愛

私はオーディオブックが大好きで、暇があれば聞いているのですが、日本語のオーディオブックだけで600冊は聞いています。
現在、日本で最も有名で書籍のラインナップが多くて使いやすいのが、
・audiobook.jp
・amazonのaudible(日本版)
の2つのサービスです。
このページでは、audiobook.jpとaudibleを比較して、どっちがあなたのニーズに合っているのか検証していきたいと思います!
コンテンツ
audiobook.jp
audiobook.jpは、日本語オーディオブックの最大手のサイトで、ビジネス書のベストセラーのラインナップなら日本一です。
日本語のオーディオブックが買えるサービスでは最も品揃えがよく、他のオーディオブックサイトでは販売していない名著や話題作が手に入りやすいです。
本の価格は、1冊1,200円〜1,600円くらいが多いです。だいたい紙の書籍と同じと思っていただければOKです。
audiobook.jp月額会員プラン(月額550円〜33,000円)
月額550円〜33,000円まで7つのプランがあります。(2021年2月現在)
月額会員プランでは、プランに応じて1ポイント=1円として使えるポイントが毎月付与されます。
たとえば、月2,200円のプランを選択した場合、250円分のボーナスポイントがついて2,450円分の本が買えます。
半額セールなどを使えば、月2,200円のプランだと毎月2〜3冊の本が購入できる計算です。
私は、記事執筆時点(2021年2月)は2,200円の月額会員プランに登録していますが、聞きたい本が多いので足りないなと感じています。( •̀ㅁ•́;)
以前は5,500円プランに加入していて、毎月何冊も聞きたい私にはちょうど良かったので、また5,500円のプランに戻そうかと検討中です。
audiobook.jp聴き放題プラン(月額750円、初回30日間無料)
月額750円の聴き放題プラン(最初の30日は無料)もあり、聴き放題対象の本なら好きなだけアプリで聞けます。
ただし、有名なベストセラー本の多くは対象外なので、30日の無料期間登録中に、聞きたい本がどの程度聴き放題対象かを確認することをお勧めします。
また、上記の月額プランで購入した本は解約後も聞くことができますが、聴き放題プランの本は解約後は聞けません。
→audiobook.jp聴き放題プラン詳細はこちら(30日間無料)
audiobook.jpのメリット
1.ビジネス書が豊富
ビジネス書は、audibleよりも品揃えが豊富です。audibleでは扱っていないベストセラーも、audiobook.jpでは見つけることができます。
2.頻繁にセールがある
メルマガに登録すると、毎日のようにセールのお知らせが届きます。50%オフといった価格で手に入れることもできます。
私は、欲しい本をお気に入りに登録しておいて、セールになったタイミングで購入することが多いです。
audiobook.jpのデメリット
サイト上に読者のレビューがない
これはaudiobook.jpで私が最も不便に思っていることですが、書籍の個別ページにレビューがありません。
私は気になる本を見つけたら、まずは読者の評価を見たいのですが、その場合は本のタイトルをググってamazonに行き、読者の評価を調べています。良さそうだったらまたaudiobook.jpに戻って購入するのですが、その手間が煩わしいです。
私はaudiobook.jpで600冊以上の本を購入しています
私は、このaudiobook.jpのヘビーユーザーです。
聞きたい本が多すぎて、気がついたら「今月もう20冊も買ってしまった!請求2万円超え!」・・・なんてこともあります。(;・∀・)
今、調べてみると、ライブラリに1ページあたり20冊の購入履歴が31ページあります。20冊x30ページ=600冊なので、なんとaudiobook.jpで600冊以上も買っていたことがわかりました。Σ(・∀・;)
別に必要ないと思いますが、以下がその証拠。
いろいろ書いてきましたが、私はこのaudiobook.jpが「ラインナップが豊富で、聞きたい本が多い」「割引セールでお得に買える」という点で気に入っています。
あなたが気になっていた本があるか、ぜひチェックしてみてください。
Audible(日本版amazonオーディブル)
audibleは、amazon系列のオーディオブックサービスです。
audiobook.jpと比較すると、本のジャンルが豊富です。また、聞いてみてイメージと違ったら返品が可能なことも、大きなメリット。
本の価格は、定価だと2,000円〜3,000円くらいが多いですが、後ほど説明する「コイン」を使って実質1,500円で買えます。
audibleは、日本語のオーディオブックだけでなく英語のオーディオブックにも挑戦してみたい人に特にお勧めです。
amazonオーディブル月額会員(月額1,500円・30日間無料体験)
月額1,500円で毎月1コインが付与され、そのコインをどれでも好きな本1冊と交換するというスタイルです。audiobook.jpと違って、この月額1,500円のプラン1つだけです。
購入した本は、退会後も手元に残ります。
30日間無料体験できるので、とりあえず気軽に試してみたらいいと思います。無料期間スタート時に1コイン付与されるので、好きな本を1冊無料でゲットできます。
30日経過後に1,500円課金されるので、自分には合わないなと思えばその前に解約すれば費用はかかりません。退会しても、手に入れた1冊は手元に残ります。
amazonオーディブル日本版のメリット
1.返品できる
購入して聞いてみて、「内容がつまらない」「ナレーターが自分に合わない」など気に入らなかった場合は返品が可能です(※会員に限る)。
audiobook.jpでは一度購入した本の返品やキャンセルはできないので、audibleだけの特典です。
実際に聞きはじめて「失敗した!」と思うことは私もよくあるので、返品ができるのは助かりますよね。
2.日本語の書籍だけでなく、洋書も聞ける
audibleでは、洋書も聞くことができます。2021年2月現在、日本版audibleで買える書籍は洋書を含めてなんと40万冊以上です。一方、audiobook.jpはほぼ和書のみです。
日本語のオーディオブックで知識を得ながら英語も勉強したいという人には、audibleがお勧めです。audible1つのサービスだけで日本語の本も英語の本も買えるので、便利ですね。
私は、英語のオーディオブックで勉強することをお勧めしています。英語のオーディオブックについては、以下の記事も参考にしてください。
3.ボーナスタイトルやポッドキャストが含まれている
月額会員には、毎月1冊のボーナスタイトルがプレゼントされます。また、追加料金なしで聞ける聴き放題のポッドキャストもあります。
ポッドキャストは、NewsPicksやホリエモンチャンネル、瞑想、落語チャンネルなどもあります。
なので、実質は1,500円で2冊(好きな本1冊+ボーナスタイトル)とポッドキャストが聞けるということですね。
amazonオーディブル日本版のデメリット
月に2冊以上買いたい場合は割高になる
1冊目はコインを使って1,500円で購入できますが、2冊目以降は、会員は定価の30%オフで買う必要があります。
audibleでは、ビジネス書の定価は1冊あたりの定価が2,000円〜3,000円です。その30%引きなので、多くの本は割引後でも1,400円〜2,000円程度にしかなりません。
audibleでは、audiobook.jpほど頻繁ではありませんが、一部の本が750円になるセールがあります。2冊目以降はそういう時を狙って購入するか、次の月のコインを待ってから購入する方がお勧めです。
audibleを半額で契約する裏技
全員に当てはまるとは限らないのですが、audibleを半額の750円で契約する裏技があります。
私は、もともとaudibleの米国版を使っていたので、audibleの日本版を契約し続ける必要性を感じていませんでした。なので、いったん退会することにしました。
audible会員の解約のやり方は簡単で、「アカウントページ」から、「退会手続きへ」をクリックして、退会理由を選択するだけ。
(参考)退会方法を教えてください(audible.co.jp「よくあるご質問」)
すると、驚くことが。「今から3ヶ月間、会費を半額にするので継続しませんか?」というメッセージが表示されたんです!
「え、1冊750円になるんだったら続ける続ける!(・∀・)」ということで、すぐに継続手続きをしました。
3ヶ月経過後はまた自動的に1,500円に戻るとのことなので、その時にはいったん退会をして、しばらく後にまた申し込みました。(記事執筆時現在、audible日本版は契約中です)
退会時に全てのユーザーに3ヶ月半額オファーされるとは限りませんし、もしかしたら期間限定かもしれません。
なので、最初から当てにしてaudibleに申し込むのは間違いですが、とりあえず申し込んでみてしばらく使い、退会手続きの時に半額オファーが出たら乗ってみるのもアリです。
結局、audiobook.jpとaudibleはどっちがお勧め?
audiobook.jpとaudible日本版を比較してきましたが、どちらを選ぶのがいいのかは、あなたがどんな目的でどんな本をどれほど聴きたいか次第です。
とにかく安くたくさん聴きたいなら、audiobook.jpの聴き放題プラン(750円)。
毎月2冊(ボーナス含む)を失敗なく聴きたいなら、audible月額プラン(1,500円)。
話題のビジネス書をたくさん聴きたいなら、audiobook.jpの月額プラン。
という感じです。
で、私はaudibleを推したいと思います。
理由は、なんと言ってもaudibleは40万冊以上の洋書コレクションがあること。(audiobook.jpにも洋書はありますが、ほんの数えるほどしかありません)
audible洋書の品揃えは素晴らしくて、聞きたい本はたいてい見つかります。ビジネス書、小説、伝記、資産形成、投資、子育て、夫婦関係・・・ジャンルも幅広いです。
英語のリスニングの訓練をしながら、知識まで身につく英語オーディオブックは、最強の英語学習ツールです。
毎月1,500円で、月によっては洋書を買ったり和書を買ったりしながら、英語力と教養を一度に高めていけるなら、これほど素晴らしいことはないと思いませんか?
audibleは30日間無料体験できるので、とりあえず気軽に試してみたらいいと思います。無料期間スタート時に1コイン付与されるので、好きな本を1冊無料でゲットできます。(正確には、ボーナスタイトルを含め2冊無料でゲット)
30日後に1,500円課金されるので、自分には合わないなと思えばその前に解約すれば費用はかかりません。退会しても、ゲットした1冊を返却する必要はありませんよ。
日本語のオーディオブックを聞くメリット
このブログは、英語を学ぶ人のための情報をお伝えしています。「英語を勉強したいのに、日本語のオーディオブック?」と思うかもしれませんが、日本語のオーディオブックにもすごい効果があります。
ここに、日本語オーディオブックのメリットをいくつか示したいと思います。
時間が増え、発想力や行動力が高まる
私が最初にオーディオブックを聞いてみようと思ったきっかけは、神田昌典さんの『非常識な成功法則』に書いてあったこんな一節でした。
「お前が独立してうまくやってきた、最大の秘密を吐け。さもなければ命はない」そう、脅されたとすれば、何を挙げるだろうか?
私は、躊躇せず、「はい、テープを聴く習慣です」と答える。(中略)
テープを聴く習慣のない人は、大変なハンデを背負っているとしか思えない。テープを聴くことの効果は、単に「知識が増える」ってことだけではない。さらに時間が増え、発想力、そして行動力も高まるという大きな効果がある。
神田昌典さんは、当時は、日本語のビジネステープなどはほぼなかったので、アメリカから英語のテープを取り寄せて、たくさん聞いていたそうです。
「テープ」とは、ビジネスの書籍や講演の音声のことです。
それを知って、「何それ!英語が分かると、そういうこともできるのか!私も挑戦したい!」と思いましたが、テープをどうやってアメリカから取り寄せたらいいのか、分かりませんでした。
すると、ちょうど同時期に読んだ勝間和代さんの『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』という書籍で、Audible.com(audible米国版)という英語オーディオブックの販売サイトがあることを知りました。
勝間さんも、Audible.comで英語のオーディオブックを買って聞いて、ご自身のビジネスに活かしているとのことでした。
当時、2007年。私は外資系企業で秘書・翻訳者をしていて、通訳に転職するかしないかの頃でした。正直当時は「英語のオーディオブックなんて無理!」と思っていました。
でも、「勝間さんみたいに、英語を専門としない人も利用しているのなら・・・」と思い、試しに1冊オーディオブックを買ってみました。すると、案外理解できることに気づきました。
そして、その後はめちゃくちゃオーディオブックにハマってしまい、次々と新しい本を買っては聞いていきました。その結果、神田昌典さんが言うように、時間が増え、発想力や行動力が高まったと私自身も実感しています。
ただ、英語のオーディオブックを聞いてそのまま理解して自分の知識や発想力、行動力に変えることができるのは、最低でもTOEIC900点レベル以上の人なのが現状。(そのレベルでも難しい人も多いです)
でも、リスニング力がまだそのレベルに到達していない人が、オーディオブックの恩恵を得られず、諦めるのはあまりにももったいです。日本語のオーディオブックをぜひ利用してください。
audible.com(米国版audible)については、こちらに詳しく書いていますので、合わせてどうぞ!
英語学習へのモチベーションが上がる
上に挙げた勝間和代さんは、TOEICを420点から3年間で900点にアップさせた経歴の持ち主です。
しかも、学生結婚をしてその後シングルマザーとなり、3人の子供の育児のかたわらフルタイムで仕事をしながら、です。きっと、オーディオブックで時間を有効に使いながら仕事で成果を出してきたのだろうと思います。
『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』では、ビジネスで使える英語を身につける方法について書いてあるほか、勝間さんは本の中でこんなことも述べています。
・英語ができると、収入増につながる確率が飛躍的に高まる
・英語を職場で使う女性は、使わない人に比べ40%も年収が高い(男性は18%)
・英語ができた瞬間、海外が全部ビジネスの対象になる
英語修行中の人には、とてもモチベーションがわく内容ではないでしょうか?
ビジネス書が次々に読破(聴破)できる
「読書」という行為は、当たり前ですが、手に本を持ってそれを開き、目で文字を追う作業です。その時、誰かに話しかけられたり、テレビの音に意識を奪われていると、読書をすることはできません。
つまり、読書をするには、「目」と「手」と「耳」が同時に空いていなければいけません。
そう考えてみると、「読書」って本当に制約が多い活動ですよね。「読書したいけど、全然そんな時間がなくて・・・」「勉強したいことは山ほどあるのに、全然追いつかない・・・」という人がものすごく多いのも、当然のことです。
でも、その点オーディオブックは、「耳」さえ空いていれば、手と目がふさがっていてもOKなんです。
「運転中」「通勤時間」「犬の散歩中」「家事をしながら」など、手や目が塞がっていても耳が暇な時間というのは、実は探せばたくさんあるんです。他にどんな時間が「耳が暇」な時間になりうるか、詳しくは以下の記事をごらんください。
一般的な日本のビジネス書は、だいたい収録時間が4時間程度です。
ですが、オーディオブックは本当にゆっくりはっきりとした朗読なので、1倍速で聞くと遅すぎてちょっと苦痛です。ビジネス書なら、2倍速でも全く問題なく聞き取れます。
(私は、日本語のオーディオブックはいつも2.5倍速から3倍速で聞きます。)
仮に、通勤時間や家事の時間など、耳が空いていてオーディオブックを聞ける時間が合わせて1日に2時間あるとすると、この本はたった1日で読破(聴破?)できてしまうんです。
これが、普通に本を手でめくるという作業が必要な一般的な「読書」なら、どれだけの人がビジネス書を1日で読破できるでしょうか?
通勤の電車の中や寝る前などに毎日チョコチョコと読み進めても、1週間くらいはかかる人が多いのではないでしょうか。
ということは、耳が無為に空いている時間を利用することによって、本来なら7日かかるものが1日で処理できるのです。しかも、普段の通勤や家事というルーチンはそれまでと変わらずやりながら、です。
これが、「オーディオブックで時間が増える」からくりです。日本語のオーディオブックを利用しない手はないと思いませんか?
audiobook.jpとaudibleのサービスの比較・まとめ
以上、audiobook.jpとaudibleのサービスの比較をしました。
以前は、日本語のオーディオブックについては「品揃えでも価格でも、お勧めはaudiobook.jp一択」だったのですが、audibleは2018年のリニューアル後に洋書も大量のラインナップの中から選べるようになりました。
audibleは、英語オーディオブックが購入できるのに加えて、返品が可能だったり、追加料金なしのボーナスコンテンツがあったりと、すごくお得なので、私はaudibleがよりお勧めです。
audiobook.jpとaudibleで、聞きたい本がどちらにあるかなど、いろいろと比較してみることをお勧めします。
ぜひ、ながら聞きの時間で日本語オーディオブックも活用して、ビジネスのスキルアップや英語のモチベーションアップに役立ててあなたの英語力の価値をさらに高めてくださいね。
英語のオーディオブックに挑戦してみたい場合は、こちらも合わせてどうぞ。