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英検1級の語彙セクションは、あんまり重視しなくていいと思う

エバンス愛

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私は、1次試験は2回不合格になっています。合格した時も、「余裕で合格」とは言えない点数でした。でも、合格した経験も2回あります。(笑)

私は受験生の指導に10年以上関わってきましたが、点数稼ぎのストラテジーには結構自信があります。(「余裕で」合格点を取る自信は、全然ないんですが。)

 

英検の最高峰、1級の筆記試験。その難しさはやはりタダモノではないですが、どのパートがより重要度が高く、どのパートは他と比べて優先度が低いかは、一般の受験者よりも分かっているつもりです。

このページでは、みんなが重要だと勘違いしている、実は「優先度が低いパート」をご紹介しましょう。

 

英検1級1次の構成

1次試験の構成は、こうなっています。(2012年度現在)

 

パッと見て、どう思いますか?

「やっぱ最初の語い・熟語・文法の25点は大きいよなぁ~」
「読解(空所補充)、たったの6点か~」
「ま、読解の6点を除いては配点に大きな違いはないし、全部平均的に7割くらい狙えばいいんじゃないの?」

 

・・・・・そう思ったあなた!!

あま~~い!!!

 

実は・・・・・こう考えていたのは他でもないワタシです。そして、この考えにとらわれていたことが理由で、なかなか合格に近づけなかったのだと、今は確信しています。

英検1次試験には、「ここで確実に点を稼げ!!」という設問と、「ここは捨てろ!!」という設問が存在するのです。

 

もちろん、全設問でいい点を取って合格できれば、それに越したことはないです。でも、それが出来りゃ苦労しません。

それが出来ない私のような人にとっては、「全部の分野をまんべんなく勉強して合格を目指す」のは、労力のムダなんです。

 

 

「捨てる」べきところ・・・・・それは、ズバリパート1の語彙 です。

そして・・・・・「捨てる」ところは、ここ以外はなさそうです。(涙)

 

数年前、私がはじめて「英検1級を受けよう!」と思い立った時、英検1級が果たしてどれほどのものか知るため、過去問を解いてみることにしました。

もちろん、まずはとっつきやすい選択問題のパート1から。

 

ん?
んん~~っ?

(゜◇゜;) !!!
なんじゃこりゃ~~っ!!!

選択肢4つとも意味が分からんではないか~~っ!!!_| ̄|○ 

 

「パート1すら全然歯が立たないんて・・・・・」と、受験を早々と断念。

でも、「パート1だから」とっかかりやすいだろう、というのは、英検1級では全然通用しない考えだったと後になって知りました。

それまでの私は、なんとなく、「試験というものは、最初の問題が一番難易度が低くて、ページが進むにつれてだんだん難易度が上がる」という固定観念を知らず知らずのうちに持ってしまっていました。

少なくとも、私たちが学生時代に受けてきたほとんどの試験は、最初が一番簡単です。

 

だから、私はこう思ってしまったんです。

「一番簡単なはずのパート1すら解けないなんて、こりゃ大変!!!まず、語彙を増やすところからスタートしなければ!!!」

今思えば、これが一番の間違いだったと思います。

 

もちろん、「語彙を増やす努力は必要ありません」と言っているわけではありません。語彙が少なければ、英検1級に合格することは難しいです。長文がきちんと読めるだけの語彙力は必要。

私がここで言いたいのは、「パート1が簡単に解けるようになることを目的として」語彙を増やそうとしてはいけない!ということです。

 

ところで、このブログを参考に英検1級対策をしている方の間で、この「捨てる」という言葉が独り歩きしているようです。いろんなところで「あのブログでは語彙を捨てろと言っているけど・・・」みたいなコメントがされているようなので。

私が伝えたかった「捨てる」というのは、パート1の語彙を満点(または満点近く)にするような勉強はしない、ということです。

決して、英検1級の語彙を勉強しても意味がないとか、語彙は全然勉強しなくていいとか、(←んなわけない)そういう意味ではありませんので、そこのところを誤解のないようによろしくお願いします。

また、これから英検1級に臨まれる方の中でも、その方の目的によっては、パート1の語彙も満点が取れるレベルにした方がいい場合もあるかもしれません。「私の目的には必要なかった」ということです。

 

英検1級の語彙のレベルと、合格者の語彙力

2007年第3回(2008年1月)のパート1の第1問目をご覧ください。

(1) “Let me make this very clear,” warned the foreign minister.
“Any attacks on our territory will lead to serious (     ).”

  1. charades   2. accolades   3. suppositions   4. repercussions

 

これを見てみて、どうでしょう?

私だと、こんな感じです。

1.シャレードって、オードリーヘップバーンの映画? しかも、見たことないから意味分からん・・・・
2.・・・予想もつかん・・・
3.これが唯一わかる単語。でもこれは違う・・・
4.知らん! percussionって、打楽器? 「打楽器」に「re」ってナニ???

llllllllll _| ̄|○llllllllll

(答えは、4.repercussions(影響、波紋)のようです。)

 

果たして、普通の英検1級合格者は、こんな問題でもスラスラ解いてしまうのでしょうか?

 

英検1級1次試験受験者の分野別得点

※平均点をパーセンテージに換算しています。

得点差

 

合否通知についてきた「分野別得点票」の平均点をパーセンテージに直したものです。(現在の形式になって2回しか受験していないので、データが限られていますが・・・)

これを見てみると、英検1級合格者のパート1の得点率は他の分野と比べて低いことがお分かりいただけると思います。

 

2004年10月の得点率は全パートでぶっち切りの最下位。2007年10月も下から2番目です。2004年10月は、合格者と全体の得点率の差を点数に直すと、たった3点です。

もちろん年度・受験回によって多少の違いはあると思いますが、これまでの過去問やほかの情報を見ても、この傾向はそれほど変わらないようです。

 

このデータが何を意味するのかというと、英検1級で1次を突破した人だって、パート1にはかなり苦戦しているということです。少なくとも、私はこれに気づいてからかなり気が楽になりました。

つまり、こういうことです。合格できる実力のある人でも苦労するような難しい問題をスラスラ解けるようになることを目標とするべきではない。他のパートで点を稼ぐことに力を注ぐべき。

 

もちろん、合格者の中には、楽々パート1をこなしている方もいるとは思います。でも、私を含めてかなりの人がやっていること、それは・・・

1.もっと低いレベルの語彙力を最大限に生かす。
2.接頭(尾)語などの知識で知らない単語の意味を必死で推測。
3.消去法をフル活用。

 

もちろん、語彙を覚えるのが一番得意だという人は、パート1に力を入れたらいいと思います。でも、パート1で出題される語彙のレベルはかなり高い上に、配点はたった1点。つまり、注いだ時間と努力が点数に結びつく可能性が一番低いんです。

それでもパート1で得点をアップさせることを目指すなら、私は熟語の方に力を入れることをオススメしたいと思いますちなみに、私は熟語は結構集中的に覚えました。(CD聞くだけの勉強ですが)確率論でいうと、実際に覚えたものが単語より確実に高い割合で出題されます。

語彙にそれほど自信があるわけではない人にとっては、パート1が完全に解けるレベルにならなくても全く構わないんです。得点率が50%に満たないくらい(←私)だったとしても、他の問題で挽回は十分可能です。

 

ただ、誤解しないでいただきたいのは、「語彙力の強化は不要」と言っているのではないということです。語彙力は、絶対に必要。・・・・・じゃあ、どこまで出来るようになればいいんでしょう?

そこで、「パート1を楽々とは解けないけど1次試験が突破できるレベル」とは、どういう語彙力なのか、考えてみたいと思います。

 

英検1次試験の戦略・自分はどこで点を取るのか?

私がいつも出鼻をくじかれていた最初の語彙・熟語問題ですが、この語彙のパートは、最後に解くという手もあります。よく言われているテクニックですよね。

1問1点ですから、そんなに悩んでも仕方がないし、単語って、時間をかけて悩んだから答えが出るってものでもありません。

時間をかけて悩むことで正解や得点アップに近づく可能性があるのは、読解問題とエッセーだと思います。

 

だとしたら、語彙問題は時間がない中でパッ!パッ!と選んでいくのがいい作戦かも。ちなみに、そんなことを言っている私は毎回律儀にパート1から順番に解いていく派なのですが、それにはちゃんとした理由があります。

普段と違う順番で解こうとする場合は、「その順番で問題を解くリハーサルをして時間感覚を慣らす」という作業をしなければ、その作戦が逆効果になってしまう可能性があるからです。(「その作業が面倒だった」が「ちゃんとした理由」なのかという苦情は受け付けません)

 

そんなわけで私はパート1は何となく慎重に解いてしまうのですが(慎重に解くくせに正解率はさっぱり 汗)、順番どおりに解く限り時間感覚はしっかりしているので、全ての問題をきっちり最後まで解き終えることができます。

だから、「パート1は最後に解け!」というアドバイスを単純に鵜呑みにするのではなく、それを本番で試したい人は、必ずその順番で過去問を何回分か解いてみられることを私は強くお勧めします。

 

人間、慣れないことをすると動揺するものです。

もちろん、語彙が得点源!という人の場合は(←うらやましすぎ)また違った作戦を立てるべきだと思います。重要なことは、周囲の情報に振り回されずに

自分はどうやって点数を稼ぐべきか?
試験時間をどう使えば最大の効果を生み出せるか?

これをよく考えて、自分に一番合った作戦を立てることです。

 

英語学習計画を立てるのは、戦術を立てるのと同じことです。少ない兵でも上手に勝てる人もいるし、兵がたくさんいても負ける人もいます。(英語だと、兵は学習時間だったり、教材だったり、留学経験などでしょうか)

自分の強み、弱みをきちんと自分で分析して、自分が一番上手に勝てる作戦を立てることが必要。別に資格試験に限らず、英語学習人生を生きていく限り、その時の戦況に応じて最もふさわしい戦術を立て続けなければいけません。

「じゃあ、私はどうやって勝とうかな?」と、しっかり考えてみてください。

 

さて・・・語彙対策そのものについて言えば、私はほとんど受験者の方たちのお役に立てるようなことは言えません。あるとしたら・・・

「語彙でコケても、結構何とかなるもんですよ!」

でしょうか(笑)

 

私は単語本を使った英検1級の対策をほとんどやっていません。だから一般的な英検1級の合格者と比べるとかなり語彙力は低いと思います。ですが、英検は合格点が低いので、他で点数が稼げれば何とかなります。

「単語本を使わなくても合格したケースはある」ということで、語彙の苦手な方の希望の星☆になれるかもしれません(笑)

 

また、語彙力アップのために語源を一度きっちりと勉強されるのは私個人としてはとてもお勧めです。

私は多言語を勉強したせいもあって、語源にはちょっと詳しいのですが、知らない単語でも分解すればかなりの確率で分かったりします。

 

語源について学んで語彙を広げる企画を私のコミュニティ(NO BORDERS)でやっているのですが、ご興味があればメール講座に登録してください。

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Ai Evansエバンス愛

独学で英語を勉強し国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。英語でもっと人生を豊かにする英語学習コーチとして、本物の英語力を身につける方法を指導しています。
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