「いつかペラペラ」は絶対に来ない。AIを使ったビジネス英語の準備の技術


TOEICは800点あるのに、会議で一言も発言できないまま終わってしまう・・・

ビジネス英語のフレーズ集を何冊も買ったのに、自分の仕事の話になると何も出てこない・・・

AIを使えばいいらしいけど、何から始めればいいのか分からない・・・
こういうお悩みを、私はほんとうにたくさんお聞きします。
勉強は続けてきた。スコアもある。
それなのに、いざ自分の仕事の話になると、口から何も出てこない。この状態で悩んでいる方は、多いのではないでしょうか?
私も、通訳として採用されたばかりの頃は同じでした。私の場合、通訳のトレーニング経験が全くないまま採用されたので、働き始めた頃は全く英語が口から出てきませんでした。
TOEIC980点を持っていても、会議で言葉に詰まって、先輩に代わりに通訳してもらう毎日。「なんでこんなに勉強したのに話せないんだろう」と、自分を責めていました。
そんな私が通訳として仕事ができるようになった経緯や、同じ会社にたくさんいた英語が苦手な日本人スタッフを観察してきた経験をもとに、ビジネス英語をAIで身につけるための「準備の技術」をお伝えします。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
✅ ビジネス英語が身につかない本当の理由(勉強量ではありません)
✅ 「準備の技術」とは何か|AIの登場で変わったこと
✅ 会議・自己紹介・商談・勉強法、あなたの場面に合った準備の入口
✅ AIに任せていい部分と、自分で決めなければいけない部分
ビジネス英語は「準備した分」しか本番で出てこない

「いつかスラスラ話せる」は幻想|通訳者でも準備なしには詰まる
多くの人が、「英語が話せる」ことを、こうイメージしています。
「いつか、どんな話題でも準備なしにスラスラ話せるようになる」
はっきり言います。そんなことは絶対に起こりません!
日本語でも、準備していない話題をいきなり聞かれたら詰まりますよね?
たとえば、「日本は移民をもっと受け入れるべきだと思いますか?」といきなり聞かれて、スラスラ答えられる人がどれだけいるでしょうか?
日本語ですら難しいことを、英語でできるわけがありません。
私が会議通訳をしていたときも、準備していない専門用語が出てきた瞬間、頭が真っ白になりました。プロの通訳者でも、準備なしにはうまくいかないのです。
通訳がいつでもペラペラ話せるのは、「こういう話題が出るかもな」とあらゆる想定で準備しているからです。
だから、やることは明確です。「いつか準備なしで何でも話せる日」を待つのをやめて(そんな日は絶対に来ないんでw)、次の本番の準備を始めることです。
AIの登場でビジネス英語の「自分専用の準備」が誰でもできるようになった
通訳者は、会議の何日も前から準備をします。
資料を読み込み、専門用語を調べ、想定問答を作り、声に出して練習する。この準備があるから、本番で言葉が出てくるのです。

でも、普通に仕事をしながら、そんな準備をする時間はないんですよ!
そうですよね。ここで登場するのがAIです。
以前は私たち通訳者が何時間もかけていたような、様々なシーンを想定した準備が、ChatGPTなどのAIを使えば大幅に短縮できます。
自分の業界・自分の取引先・自分の会議の内容を渡すだけで、あなた専用の想定問答や例文を作ってくれます。(※もちろん、AIにそのまま会社の機密情報を渡すのはNGなので、情報は適宜ダミーにしたり個人名は伏せて渡すようにしてくださいね。)
「ビジネス英語」全体を勉強するのではなく、次の会議で使う英語だけを準備する。これが、AI時代のビジネス英語の身につけ方です。
この「AIで自分専用教材を作る」方法の詳細は、こちらの記事で全部お見せしています。プロンプトもそのままコピペできます。

ビジネス英語をAIで準備する|場面別スタートガイド

「準備の技術」の具体的なやり方は、場面ごとに違います。あなたの「次の本番」に合わせて、どこから始めるかを決めましょう。
ビジネス英語の会議で発言できるようになりたい

英語の会議に毎回出ているのに、今日も一度も発言できないまま終わってしまった・・・
会議で固まる原因は、英語力の問題ではありません。その会議の準備をしていないことが原因です。
会議の準備には「型」があります。出席者・目的・想定される質問を洗い出し、答えを先に作っておく。この準備が、ChatGPTで短時間にできます。
通訳が会議前にやっていた準備の型と、AIでの想定問答の作り方は、こちらで詳しく解説しています。

ビジネス英語の自己紹介を準備したい

テンプレの自己紹介は英語で言えても、そのあと質問されると固まってしまう・・・
自己紹介の準備は、「テンプレを覚える」で終わりではありません。名前と肩書きを言ったあとには、必ず追い質問が来ます。
「御社は具体的に何をされているんですか?」「このお仕事は長いんですか?」など。このフォローアップ質問に答える英語まで準備しておけば、初対面でも怖くなくなります。
ChatGPTで自分専用の自己紹介を作り、追い質問まで準備する方法は、こちらです。

ビジネス英語を「自分専用教材」で身につけたい

フレーズ集を買っても、自分が使う場面がほとんど載っていない・・・
市販のビジネス英語教材には、あなたの業界・あなたの取引先・あなたの会議の話は1行も入っていません。だから、覚えても本番で使えないのです。
ChatGPTを使えば、あなたの仕事にドンピシャの英語教材を、自分で作れます。業界フレーズ・会議の想定問答・商談のロールプレイ、全部自分専用にできます。
プロンプトの実例と、AIの回答例、教材を育てていく手順は、こちらで全部お見せしています。

ビジネス英語の勉強法・独学ロードマップを知りたい

何から手をつければいいのか分からない。教材が積み上がるばかり・・・
ビジネス英語の勉強で一番多い失敗は、目的が決まらないうちに教材を買いすぎることです。
「文法をやり直して、単語を増やして、それが終わったら実践する」。このやり方だと、「実践」の日はいつまでも来ません。
AI時代の勉強法は逆です。次にビジネス現場で英語を話すシーンを先に決めて、そこで必要な英語だけを取りに行くのです。
4ステップのロードマップは、こちらで詳しく解説しています。

AIに任せていい部分と、自分で決めなければいけない部分

ChatGPTを使えば、ビジネス英語の準備が格段に速くなります。でも、何でも丸投げしていいわけではありません。
AIに任せていい部分と、自分で決めなければいけない部分。この境界線を知っておくと、AIの力を最大限に活かせます。
ビジネス英語でAIに任せていい部分→英訳・バリエーション・添削
以下は、AIに遠慮なく任せて大丈夫です。
・日本語を英語にする:あなたが言いたいことを日本語で渡せば、自然な英語にしてくれます。自分で辞書を引くより速くて正確です。
・言い換えのバリエーションを出す:「もっとカジュアルに」「もっと丁寧に」「もっと短く」と頼めば、同じ内容の別の言い方を出してくれます。
・文法・表現のチェック:自分で書いた英語を渡して、「おかしいところを直して」と頼めば、文法ミスや不自然な表現を直してくれます。
「英語にする」「バリエーションを出す」「チェックする」は、AIの得意分野です。遠慮なく使い倒してください。
ビジネス英語で自分が決める部分→何を言いたいか・自分の立場と強み
逆に、以下はあなた自身がAIにしっかり言語化して伝える必要があります。
・何を言いたいか:「会議で何を主張するか」「自己紹介で何を強調するか」は、あなたの頭の中にしかありません。AIに「何か言うことを考えて」と丸投げしても、的外れなものしか出てきません。
・自分の立場・強み:「うちの会社の強みは何か」「自分が担当している仕事の中身」は、AIには分かりません。ここだけは、あなたが日本語で言語化する必要があります。
・最終判断:AIが出してきた英語をそのまま使うか、言い回しを変えるか。この判断は人間がします。AIは選択肢を出してくれますが、選ぶのはあなたです。

「何でもAIにお任せ」だと、やっぱりダメなんですか?
AIに丸投げで、「ビジネス英語のフレーズを教えて」とだけ頼むと、市販のフレーズ集と同じ、誰にでも当てはまる汎用例文しか返ってきません。
あなたの仕事に直結しない英語を覚えても、本番では使えませんよね。
あなたがどんな仕事をしていて、何が強みで、どんなことを目指していて、相手に何を伝えたいか、しっかり言語化してAIに伝えましょう。
そうすれば、AIがあなたの状況にぴったり合った英語を出してくれます。「まずはあなたが日本語で言語化→AIに投げる」この順番を守れば、AIは最強のパートナーになります。
ただ、この言語化が一番難しいんですよね!AIにちゃんと伝えないと、的外れな答えしか返ってきません。言語化は訓練で上達しますから、頑張りましょう!
まとめ|ビジネス英語の準備を今日から始める
ビジネス英語は、準備した分しか本番で出てきません。逆に言えば、準備すれば出てくる。だから、AIで準備を始めましょう。
最初の一歩は、英語を使う「次の本番」を1つ決めること。来月の定例会議、海外出張、初対面の相手への自己紹介。どれでも構いません。
予定がなければ、自分で日付を作ってください。「来週の金曜、外国人の同僚にランチで話しかける」と決めるだけで、それが本番になります。
私が通訳時代に何百時間もかけていた準備が、今はAIで誰でもできます。
「いつか話せる日」を待つのをやめて、次の本番の準備を今日からやりましょう!お役に立ったら幸いです。
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