リスニング力を高めるための勉強法ースクリプトを見ながらのリスニングは効果があるのか?

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今日は、家事などをしながら英語を聞く際のリスニング勉強法や注意点についてのご質問にお答えします。

—– 件名 —–
スクリプトを見ながらリスニングする時の注意事項をお聞きしたいです

—– 現在の英語レベル(TOEIC、英検など) —–
20年以上前 英検準1級 国連英検B級(だったと思います)

—– メッセージをどうぞ —–

えいみ様
いつも刺激的なメルマガを有り難うございます。
かみしめるように拝読しております。

仕事柄英語を使うことが多いのですが、とりあえず読み書きのみで乗り切れる範囲です。直接電話したり会ったりしてコミュニケーションが取れればラクで速いのに、と感じます。しかし残念ながら、えいみさんの中級講座をとっているぐらいなので、「ラクで速い」レベルには到達しておりません。何とか、ここを突破したいと思う毎日です(文法については、鈴木拓さんの「英会話のための文法」を現在購読しています)。

さて、本日は「日本語に置き換える必要もなく聞けるレベルのものを山ほど聞く(読む)」ということだったと思います。3歳の会話レベルのものから、中学生の初級キクタン、NHK講座(基礎英語~ビジネス英語)、海外ドラマ・アニメ等々、様々なものを仕事と家事の合間の時間に聞いています。

ただ、どのレベルにおいても「あれ?今のはなんて言ったのかな?」と、わからなくなる瞬間があります。もちろん、わからなくなる量は、3歳レベルなら少なく、ドラマ・アニメであれば1/3ぐらい、といったところです。キクタンやNHKは、プロのしっかりした発音なので、聞き逃しは1割前後といったところかと思います。

このような時、スクリプトがあるものは、後から見るようにします。しかし凄いスピードで展開するドラマ・アニメについては、後からスクリプトを見ようにも探すのに一苦労です。

わからなくなった瞬間に一時停止して、しっかり見直すことが、やはり必要でしょうか。実際には、仕事や家事の手を止めることが出来ないうちに、そのままになってしまうことも多いです。

ついていけないレベルのものについては、最初からしっかりスクリプトを広げて、聞きながら目で追うことが必要なのでしょうか。

お忙しいなか誠に恐縮ですが、リスニング力を高めるための注意事項を教えて頂ければ幸いです。自分の生活パターンに組み入れられるよう、頑張りたいと思います。宜しくお願い致します。

—– 引用について —–
名前は伏せた上で引用可



聞き取れなかったものを分からなくなった瞬間に一時停止して、巻き戻して数回聞き直し、それでも聞き取れなければスクリプトをすぐに見ることができればベストです。ただ、おっしゃるように、家事の手をいちいち止めるわけにもいかないでしょうから、手を止められない時には手を止めなくても理解できるものを聞きましょう。


私は、英語にどの程度集中できるかによって、何を聞くかを変えていますよ。たとえば、私の場合、料理や買い物をしている時は、英語のながら聞きに集中できないので、結構意識が飛んでしまって話の内容を見失います。なので、聞き取れなくてもちゃんとついていける素材を聞きます。

具体的には、過去に何度も聞いてよく理解しているオーディオブックです。オーディオブックがまだ難しかった頃は、同じく何度も聞いている英会話CDや学習済みのボキャビルマラソンなどを聞いていました。

「聞き取れなくてもちゃんとついていける素材」と言いましたが、「聞き取れなくても」の意味は、意識が飛ぶから聞き取れないということです。リスニング力不足のために聞き取れないということではありません。リスニング力不足で聞き取れない部分がある素材は、ほんの少しくらいなら問題ありませんが、あまり多いようだと、ながら聞きでは単なるBGMと同じになってしまいます。

そして、通勤の車の中では、初めて聞くオーディオブックやポッドキャストなどを聞くことが多いです。通勤の道のりはすごく渋滞していて、信号のないバイパスをまっすぐノロノロ運転で進むだけなので、集中して英語が聞けるからです。

初めて聞く素材なので、多少聞き取れないところもありますが、それでもほとんど聞き取れるレベルのものを私は選びます。ながら聞きなので。1/3も聞き取れないものをながら聞きで使うことはありません。


>「あれ?今のはなんて言ったのかな?」と、わからなくなる瞬間があります。ドラマ・アニメであれば1/3ぐらい、といったところです。

についてですが、1/3も「あれ?」となっているようであれば、相当イライラするのではないでしょうか? 「あれ?」となる原因が、リスニング力不足なのか単に集中力の問題なのかにもよりますが、その素材を使うのは早過ぎると思います。しかも、聞き取れなかったところを確認しないのなら、なおさらその素材を使うのはやめましょう。

> ついていけないレベルのものについては、最初からしっかりスクリプトを広げて、聞きながら目で追うことが必要なのでしょうか。

「スクリプトを目で追いながら聞く」という勉強法は、リスニング力向上にはほとんど意味ないです(目的が別ならこのやり方もアリです)。それをやるくらいだったら、ディクテーションをした方がずっといいですね。ただし、1/3も聞き取れないものはディクテーションも難しいと思います。もう少しご自身のレベルに合った教材を使いましょう。


今、私のクライアントさんのお一人にディクテーションを猛烈に頑張ってもらっていますが、その方は、ヒアリングマラソン中級コースをディクテーションでやっています。ディクテーションはながら勉強できませんし、結構しんどい勉強法ですが、この方は毎朝ディクテーションを継続することで苦手だったリスニングで確実に進化しつつあります。

つい先日、彼がこんなことをメールに書いてました。

嬉しい報告です! えいみさん、なんだか英語が以前よりも聞き取れる様になった気がします! 若干なので、偉そうな事は言えないのですが。あと、私の勘違いでなければよいのですが(笑)

その感覚は、毎朝のディクテーションの時間にふっとやってきました。 いつも通り、朝 起きてディクテーションに取り組みはじめてた所、
「ん!?なんだか、今日 良く聞き取れる様になってないか、俺!でも、気のせいかな。。。 ヒアリングマラソンでも簡単な回だから、聞き取れたのかな。。。。」

で、また、翌朝のディクテーションの時間に。
「いや、やっぱり少し良く聞き取れるようになってるかも! 」

その証拠に、おなじワンパラグラフでもこれまでよりも短い時間で終了し、推測で補える部分が増えた気がします。 私が感じている事象としては、文法の力で推測で補える箇所が増えてきたという感覚です。 推測を元にもう一度 センテンスを聞き直す事で、あまり聞こえなかった音が意味のある言葉として、 少し聞き取れるようになったという感覚です。

ヒアリングは全然 進歩しないなぁーと思っていたのですが、 小さいながらも確実に進歩した気がしています。


ディクテーションは、もちろん音を聞き取るこの上ないトレーニング法なのですが、この方も書いているように、文法力の訓練にもなります。また、リスニングには欠かせない推測のスキルも上がるので、必ずやった方がいいです。

(参考)
英語が100%聞き取れなくても意味が分かり、ディクテーションも正しくできる理由



というわけで、以下を参考に勉強をしてみてください。

1.ながら聞きの状況(どの程度集中できるか、スクリプトはチェックできるか)によって聞く素材を適切に選ぶ
2.「ながら聞きでついていけない素材」はそもそもながら聞きに使わない
3.スクリプトを見ながら聞く勉強法はリスニング力向上には効果がない
4.自分のレベルに合った素材でディクテーションをする


お役に立ったら幸いです!



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