英語を一語一句聞き取る練習でリスニング力を伸ばす勉強法「精聴」

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リスニングをどうやって勉強したら
英語がもっと聞こえるようになるのか分からない・・・

あなたがそう悩んでいる場合、このページで書く内容をを知らないまま
高いリスニング力を獲得することは絶対にできません。

なので、今、リスニングをどう勉強していいか悩んでいるなら
注意して読んでくださいね。
そして、ただ読むだけではなく、ご自身でぜひすぐに実践をはじめてください。


リスニングには、二つのアプローチがあります。
それは、「精聴」と「多聴」です。

精聴と多聴は、必ずどちらも取り組む必要があり
片方だけではリスニング力の大幅アップは望めません。
なのに、どちらか片方しか取り組んでいない人がものすご~~く多いです。

あなたには、その間違いを犯さず
必ず両方に取り組んでいい結果を出していただきたいと思います。


まず必要なのは、一語一句隅々まで理解する「精聴(せいちょう)」

精聴とは、
同じものを何回も聴き、一語一句隅々まで理解する
という方法です。

あなたが精聴で得られる成果は、以下です。

・ 聞こえる音と実際の英語が一致するようになる。
・ 頭にこびりついたカタカナ英語の発音から脱却できる。
・ リエゾンなどによる音の変化が身につく。


これらは、「なんとなく」聞き流していても決してできるようにはなりません。
英語音声を隅々まで徹底的に聞き取るという精聴でなくてはダメなんですね。


よく、

「話の内容は分かるのにあえてスクリプトを確認するのは、
 テストの答えをカンニングするようで嫌なので、やりません!(ドヤッ)」

「家で英語ニュースと海外ドラマをつけっぱなしにしているので
 リスニングの勉強時間は毎日4時間取れてます!(キリッ)」

とか言う人がいるのですが、残念ながら
「そんな勉強法で、効果がでるわけないのに・・・」です(涙)

あなたもこんな勘違いをしていたら、要注意です。
今日ここでその間違いをしっかり正してくださいね。


リスニングのスキルが定着していない段階でのリスニング上達の秘訣は
「広く、浅く」ではなく、「狭く、深く」です。

とにかく、同じものを覚えるほど、飽きるほど聞く。

すると、リエゾンなどの音の変化が「知識」ではなく
「感覚」として分かるようになってきます。

音の変化が分かるようになると、
それまでは意味の分からない英語のかたまりだったのが、
「このつながっている音はこの英語だな」と単語が「切り取れる」ようになります。

単語が切り取れるようになれば、当然英語の意味も分かるようになります。

こういうスキルが身に付いた後になってはじめて、
いろんな教材を「広く浅く」聞く勉強法でも、十分な効果が得られます。

それまでは、いろんな教材を試してみたい気持ちをぐっと抑えて、
ひたすら同じものを繰り返すことです。


1.精聴にはどんな教材を使うか?


「英語音声を隅々までじっくり聞き取る」という精聴を行うための教材は、
以下の条件を満たしているものを選んでください。



(1)自分のリスニング力にとって少しやさしめの英語である


私たちは教材を選ぶ時に、つい背伸びをして
自分のレベルより難しいものを選んでしまいがちです。

特に、本屋さんでたくさん英語勉強関連の書籍を見て
英語の勉強のやる気MAXの状態の時は、「難しいレベルに挑戦してやる!」と
大きな気持ちになってしまいがちなので(笑)、気をつけてください。

なお、「少しやさしめ」の判断基準ですが、
使われている単語のレベルではなく、自分のリスニング力のレベルにとって
「ちょっと自分には簡単かもな~」くらいのもの
を選んでくださいね。

というのは、日本人の英語学習者のほとんどは、
単語力の方がリスニング力よりずっと高いからです。
「使われている単語は簡単なのに、それが音声になると聞き取れない」
という壁を多くの人は経験します。

なので、「割と簡単に聞き取れるな」という英語素材を選んでください。



(2)何度も聞き直せる素材である


聞き直せるということは、そのCDなりmp3データなりが手元にあって
聞きたいときはいつでも聞けるし、巻き戻したければすぐに巻き戻せるという
状態であることが必要です。

つまりどういうことかというと、
聞き直せないリアルタイムのニュースやドラマ、ラジオなどを使うことはNGです。

私は、NHKラジオの音声を使って精聴をしていましたが
当時は、毎日ラジオ番組をMDコンポ(懐かしいですね~)で録音して、
それを何度も繰り返して聞いていました。

今だったら、そういうやり方はとても効率が悪くて時間の無駄なので、やりません。
たとえば、今ならiphoneアプリで聞ける以下のような音声データを買いますね。

書影



(3)スクリプト(音が文字になっているもの)がある


自分にとって簡単なレベルのものを選んだので
ほぼ聞き取れるはずなのですが、たまに聞き取れない部分があった場合に
何と言っているのかを確認できるために、スクリプトが必要
です。

普通に本屋さんで売っているCDつきの英語教材や、通信英語教材は
音声に収録されている英語が文章で掲載されているので
これについてはほとんど心配する必要はないと思います。

注意すべきなのは、音声素材をサイト上でダウンロードなどした場合に
そのスクリプトが別売りだったり、手に入らなかったりするので
スクリプトがあるものを必ず探して使うようにしてください。
(たとえば、NHKラジオ講座を使うなら、テキストは購入するなど)



(4)意味が理解できる英語である


「自分にとって簡単なもの」という条件を上で挙げているので、ほぼ心配ないとは思いますが
知らない単語が多いとか、単語のひとつひとつは分かるけど
文章になっていると意味が分からない、というものは使わないでください。

英語に長いブランクがある人は、
中1レベルの最初の最初からやり直すことを私は強くお勧めします。
その方が、遠回りなようで結局は近道です。



2.精聴のやり方


教材の音声を何回も聞いて、
単語のひとつひとつの意味や発音に注意を配ります。

一回聞いてみて、「ふんふん、こういう意味ね」で終わるのではなく、
精聴はそこからがスタートです。

「理解できたから次の教材に行く」のではなく、
そこからさらに聞き込んで、リエゾンなどの音の変化や
使われている単語、熟語、文法、イントネーションに耳を傾けてください。


こう書くと、「どの教材を何回くらい聞けばいいか?」というご質問が必ずありますが、
それはそれぞれの人のレベルや目的や取れる学習時間によって違いますので、
一概に言うことはできません。

とは言え、今のあなたは「今度こそ頑張ろう」とやる気になっているはずなので
一つ、理想としての答えを言っておきますと、
「もうこの素材は覚えるほどやった」
そう思うまでできれば、一番いいです。

私は、そうやって教材をまるごと覚えるほど精聴を繰り返してきました。

当時は、「この教材を○回精聴しよう」なんて考えたこともありませんでしたが
回数にすると、100回とかは余裕で越えていたのかなと思います。
毎日聞いてましたしね。


ただし、たとえば1分間の長さの素材を毎日何十回もリピートして、
それを来る日も来る日も繰り返すのは、
苦痛以外のなにものでもないと思います。

ですので、短いスキット(ダイアログ)が集まった30分から1時間くらいの音声を
飽きすぎない程度にサイクルさせながら繰り返すと良いです。



ディクテーションやシャドーイングで精聴を実践する


また、精聴というのは、何も「聞くだけ」の勉強法を
指すのではありません。

精聴は「単語ひとつひとつ、隅々まで注意を配る勉強法」と言いましたが、
それはたとえばディクテーションやシャドーイングでも可能です。

ディクテーションとは、聞き取ったスキットなどを、音だけを頼りに
すべて自分で文字に書きだすという勉強法です。

ディクテーションで英語力に革命が起きる!効果と正しいやり方を徹底解説




シャドーイングとは、聞こえた英語の音を
そのまま後ろに影のようについて発音するという勉強法です。

TOEICリスニングセクションが2年で満点に!シャドーイングのやり方




当たり前ですが、どちらも
「一語一句完璧に聞き取れていないと不可能」な勉強法ですよね。
なので、これらも立派な精聴の一環なわけです。

ですから、そういったいろんなアプローチを
うまく混ぜながら精聴に取り組んでみてください。

では、次のページからは多聴に焦点を当てながら
さらにリスニング勉強法について詳しくお伝えしていきますね。



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