2017年5月20日
「YouCanSpeakを毎日やっていたら暗記してしまいませんか?」という質問への回答
エバンス愛
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「YouCanSpeakを毎日やっていたら暗記してしまいませんか?( •̀ㅁ•́;)」
「たとえスラスラできるようになって、YCSの1級が取れても
それは英会話力が上がったからではなく
何度も練習するうちに丸暗記したからになりませんか?
それでは、結局は英語は話せないままですよね?( •̀ㅁ•́;)」
「瞬間英作文はイメージを浮かべることが大事ということですが、
英文を暗記してしまっている文章では
イメージ化の訓練ができないのではありませんか?( •̀ㅁ•́;)」
という、暗記に関する質問をたくさんいただきます。
文面は違っても、どのご質問も
「何回も繰り返して英語を暗記してしまったら、
YouCanSpeakをやっても効果ないですよね?」
という心配に集約されます。
で、解決策は超簡単です。
・教材の使い方の工夫
・取り組む時の考え方
の二つの面からご説明します。
まず、YouCanSpeakの使い方についてから。
私だったら、2~3回やったくらいで全然暗記なんて無理です。仮に暗記しても、ほかの問題やレベルをやっていて来週とか来月にまたやり直してみたら、すっかり忘れている自信があります。
あなたも、そうじゃないでしょうか?だったら、また忘れた時に繰り返せば済む話ではないでしょうか?
・・・と、いきなり身も蓋もなく本音を言ってしまいましたが、YouCanSpeakって、とっても記憶できるような量ではない大量の問題が入ってるんですよ。
YouCanSpeakにはレベルが1から4まであって、各レベルに26セットの問題があって、各セットに24問あります。
YouCanSpeakの無料お試しのページで24問の問題(カード)に取り組むことができますが、これで一つのセットです。これが1つのレベルにつき26セットあって、レベルが4つあるわけです。
つまり、
4X26x24=2,496
これだけの数の問題が入っています。
(YouCanSpeakの紹介ページでご説明しているように、部分的に重複するのとかはありますけどね)
いかがでしょうか?
あなたが普段から忘れっぽくて単語がなかなか覚えられないとかそういうタイプの人だったら、暗記してしまうことなんて全く心配ないし、記憶力に自信がある人でも、これだけ問題があればそう覚えられないはずです。
でも、それでも暗記してしまうのが心配・・・という場合、以下のようにYouCanSpeakに取り組んでみてください。
下の画像は、ログインした後に出てくる学習画面です。
縦にずらっと並んでいるS-1とかいうのが、セットです。S-1,2,3・・・にそれぞれ24問(カード)ずつ入っています。横軸は、それぞれのセットを何秒でチャレンジするかということですね。
で、多くの人は、青の方向にやってしまいがちです。
別にそれが間違った方法なわけではないのですが、同じ「S-1」などについて秒数だけを変えて次々に取り組むと、同じ英作文を何度もすることになるので、3秒あたりにくると結構覚えてしまったりします。
なので、お勧めは、赤い方向に向かってやることです。これだと、Sが毎回違うので、全く違う問題ばかり出てきますので、暗記する心配がありません。また同じ秒数なので、学習に無理がなくできます。
ひと通り「無制限」でS-1から26まで終了したら、次は「7秒」で挑戦してみてください。
S-1から26までひと通りやれば、24×26=624です。624個もの英作文を終えて、またS-1に戻ったら、間違いなくもう忘れてますから。で、7秒が終わったら5秒でS-1から26まで、次は3秒で・・・と取り組んでみてください。
・・・と、ここまで書いてきましたが、
私の偽らざる本音は、
「丸暗記するほど本気で頑張ってみれば、そこまでやって、英会話が上達しないはずない」
ということです。
言いたいのは、ほんとに暗記するほど何度も繰り返せば嫌でも上達するということなんです。
瞬間英作文は、暗記してはいけないのですが(瞬間英作文のやり方とおすすめ教材。私はコレで独学で通訳になりましたをお読みください)、これは、暗記することを目的にというか、「頑張って覚えるぞ!」というやり方をしてはいけないというだけです。
でも、別に覚えようと意識しなくても、覚えてしまうことってたくさんありますよね。
普段よく聞いている英会話のCDを、別に丸暗記しようとしたわけじゃないけど、何回も繰り返し聴いたりシャドーイングしていたら、自然に覚えてしまうことなんて、あなたもきっとよくあるはずです。
そういうのは、全然気にしなくていいですので、ぜーんぜん心配しないでください。むしろ、そのくらい真剣にやり込まないと英語力なんてつきません。
もちろん、暗記オンリーだと言えることに限りがあるし、応用がききませんから、英会話ができるようになりたい人は暗記中心の勉強をしてはいけません。
でも、今、高い英語力を持っている人は、誰でも、同じ教材をボロボロになるまで、丸暗記するほど真剣に取り組んだ経験があるはずなのです。だから、結果として暗記してしまうのは、大いに結構。何度も繰り返すうちに覚えてしまったりするのは全く問題ないし、真剣に勉強していたら当たり前のことです。
私自身、英語を話すときには、必ずゼロから英語を組み立てて話しているわけではありません。
教材を何度もやるうちに暗記してしまった熟語や、海外ドラマをいつも見ているうちに覚えてしまったフレーズを混ぜて(意識して混ぜようとしているわけではありません)自分で文法をもとに組み立てた英語とのミックスで話しています。
だから、YouCanSpeakに取り組む時も、「決して暗記してはいけない、すべてゼロから組み立てねばならない」って心配する必要はありませんよ。
ところどころ、覚えてしまったフレーズがあるくらいは何の問題もないので、心配いりません。
暗記したフレーズもあなたの引き出しの中身ですし、あなたの財産です。
ただし、丸暗記した文章を何も考えずにそのまま瞬間英作文しているようでは(というか、その場合は「英作文」ではなく「暗唱」ですが)意味がないので、丸々覚えてしまったものはしばらく寝かせましょう。
そしたら、心配しなくてもすぐ忘れますから。笑
で、忘れたらまたやればいいのです。
YouCanSpeakの詳細は、こちらです。