英会話には瞬間英作文!効果が出ない5つの原因をズバっと解決
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英会話には瞬間英作文!効果が出ない5つの原因をズバっと解決

エバンス愛

※当ブログ記事には、広告が含まれます。

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私の英会話力が大きく変化するきっかけになった勉強法が「瞬間英作文」というトレーニングです。日本語の文章をどんどん英語にしてアウトプットしていき、瞬発力を鍛える練習法です。

実践している人からは、「仕事で英語が口から出てくるスピードが大きく変わった」といった喜びの声をたくさん聞いていますが、思うように成果が出ないで焦っている人もいらっしゃいます。

このページでは、瞬間英作文の効果が出ない原因とその解決策をお伝えします。

 

瞬間英作文の効果が出るのにかかった時間

私の場合、自分の口から出てくる英語のレベルそのものには変化がまだ見えないものの、まず「間違っても通じればいいや!」「とにかく何か言わなければ!」という勢い、もしくは諦めが1ヶ月くらいでつき始めたかなと思います。

そして、半年後くらいに「何かが変わったな」と感じました。これは、私が瞬間英作文を始めたときはすでに最低限の英会話ができたからで、他の人の場合はもっと早く効果が出る可能性があります。

 

以下に、私の瞬間英作文の詳しい足跡を書いていますので、参考にしてください。

瞬間英作文の効果が出るのにかかった時間と、私に起きた超現象

 

「毎日何分くらいやって『半年』かかりましたか?」という疑問があると思いますので、私の経験をお伝えするならだいたい1日30分から1時間くらいでしょうか。

とは言え、もちろん日によって差がありました。ある日は、仕事中に会議の準備をしながら会議の資料を使って口頭英作文を頭の中でやりました。会議準備の一環なので、時間が許せば3時間くらいやる日もありました。

仕事から帰ってダラダラする前にとにかく30分やる!と決めて、会社のパンフレットを使ってやっていた時もありました。

 

英会話には瞬間英作文!効果が出ない5つの原因をズバっと解決

でも一方で、瞬間英作文の効果が出ないという人もこれまでたくさん見てきています。ここでは、その原因と解決策についてお話しします。

頭の中でゆっくり考えすぎている

まず、頭の中でゆっくり考えすぎてしまうのが原因で、効果がなかなか出ない場合です。特に、口頭英作文をやり始めたばかりの時や、文法にまだ不安がある場合、無意識にゆっくりやってしまいがちです。

でも、口頭瞬間英作文で重要なことは、「スピード」です。とにかく早く!!が最優先。言い終わるのに10秒も20秒もかかっていては、普通に中学生が英作文するのと変わりません。

 

「でも、そんなに急いで言おうとすると間違った英文が口から出てしまいます・・・」

はい。ぜーーんぜん気にしないでください。間違った英文を言ってしまったとして、その場で「あ、間違っちゃった」って分かるんですよね?だったらOKです。

「こんな簡単なことなのになー」って思いながら、正しく言い直せば問題なしです。瞬発力を鍛えるのが目的ですから。

 

それが一瞬で口をついて出てくるようになるためには、スピードの負荷をかけるしかありません。「間違ってもいいから、とにかく今すぐ何か言おう!」と思い切って口を動かすことが必要なんです。

自分で瞬間英作文の書籍を利用して実践している場合は難しいですが、YouCanSpeakだと時間制限を設定できるので、ゆっくり考えすぎてしまう人にはお勧めです。

 

習慣として継続できていない

では、次の口頭英作文がうまくいかない原因。それは、継続できないということです。まあ、誰でも一度は感じたことのある悩みですよね。

継続するためのコツは、

・毎日同じ時間帯に瞬間英作文を組み込む
・毎日必ずやる習慣的な行動と瞬間英作文をくっつける

です。

 

たとえば、「朝の歯磨きが終わったらすぐに瞬間英作文をやる」「お風呂から上がったらすぐに瞬間英作文をやる」といった感じです。多分、朝の歯磨きをする時間は毎日だいたい同じだと思います。また、毎日必ず行う習慣ですよね。

そういう、毎日同じ時間帯に必ずやる習慣(歯磨き)と新しい習慣(瞬間英作文)をくっつけると、うまくいきやすいのです。

 

私の場合は、「仕事から帰ったら何はともあれ瞬間英作文」と決めて集中的にやっていた時期がありました。普通、仕事から帰ると部屋着に着替えるんですが、「着替える前にとにかく食卓に座る!そして30分瞬間英作文をやる!」そう決めていました。

仕事着のまま食卓で瞬間英作文をやり、それが終わってからはじめて着替えてくつろぐことができるというルールを自分に設定しました。仕事から帰って着替えてちょっとお茶飲んで一息してそれから・・・だと、結局疲れてダラけてしまって絶対に続かないですから。

 

今まで読者さんにもらったメールを読んでも、

・お風呂から出たらすぐやると決めている
・朝起きてすぐにやると決めている
・朝、家事が済んだらすぐやると決めている

といった感じで、毎日「この時間にやる」と決めている人がうまくいっている場合が多いようです。逆に、特にいつやると決めず「夜に時間があればやる」みたいなやり方は、ほぼムリですね・・・

なので、あなたも、毎日必ず習慣としてやる行動と瞬間英作文をくっつけて「一日のうち、ここなら邪魔が入らず集中してできそうだ」という時間帯を探して、そこに組み込んでみてください。

 

例文を暗記してしまっている

何回もやっているとついつい覚えてしまって、英文を組み立てているというよりは記憶からアウトプットしているような気がする・・・という悩みを持つ人は結構います。

瞬間英作文を暗記してしまうと、その目的(自分であらゆるシチュエーションに合った文章を組み立てられるようになる)を達成できないので、暗記はしてはいけません。暗記オンリーだと言えることに限りがあるし、応用がききませんから。

ネイティブフレーズの丸暗記に頼らず、どんな状況でもどんな内容でも言いたいことが言えるようになることを目的としたトレーニングが瞬間英作文だからです。

 

でもこれは、暗記することを目的に、というか「頑張って覚えるぞ!」というやり方をしてはいけないというだけです。

別に覚えようと意識しなくても覚えてしまうことってたくさんありますよね。普段よく聞いている英会話のCDを別に丸暗記しようとしたわけじゃないけど、何回も繰り返し聴いたりシャドーイングしていたら自然と覚えてしまったりしますよね。そういうのは全然気にしなくていいので、ぜーんぜん心配しないでください。

なので、瞬間英作文を暗記でやってしまっている場合は、教材を少し寝かせて別のものをやって、また忘れた頃に戻ってやったり、教材の中で同じ文章になるべく当たらないような順序を考えてやってみたりと調整をしてください。

 

正解を見ても、自分の英語の何が間違っているか分からない

自分の英語の何が間違いか分からないというのは、文法力不足で起きます。なのでこういう場合は、瞬間英作文は置いておいて先に文法を完成させることをお勧めします。

瞬間英作文は、文法はある程度完成しておかないとかなり厳しいです。目安で言えば、「基礎的な高校入試レベルの文法問題集」なら見た瞬間、迷うことなく答えが分かるくらいのレベルです。

瞬間英作文は、文法(不定詞、関係代名詞など)の法則をもとにどんどん応用していくトレーニングなので、その「基礎」となる文法知識があやふやだと、そのつど「えっと~、この文章は文法的にどうくっついてこうなっているのか?」と立ち止まって考えてしまうことになります。

瞬間英作文では、文法の解説などもありませんので、自分の作った英語がなぜ不正解なのか、どこが悪いのかが分からないと、先に進めなくなります。そういう場合、まず文法を復習してください。

 

文法の復習には、市販されている学生用の文法問題集を3回ほどくり返してやることをお勧めします。長文読解などがたくさん入っている問題集ではなく、文法項目ごとに(現在進行形、受動態、など)まとまっている問題集が良いでしょう。

ガッツリ文法をやり直したい場合は、この問題集が私はお勧めです。中3まであります。

 

日本語を忠実に「翻訳」しようとしてしまっている

一語一句を英語にしようとすると、頭の中で翻訳が始まってしまいます。日本語と英語は語順が違うので、日本語を一語一句英語に反映させているとものすごく時間がかかります。

たとえば、過去の私もそうだったのですが、最初は頭の中がこんな感じになりがちです。

 

「私はこれほど美しい花を見たことはありません」という日本語に対して、

私は       → I
〜したことはない → never
見た       → seen
これほど     → such
美しい      → beautiful
花        → flower

 

最初はこうなってしまうのも仕方がないんですが、これだといつまでたっても英語がスムーズに話せるようになりません。

一語一句の忠実な翻訳から、だんだんと「かたまり(フレーズ、決まり文句)」を意識して英語に直すようにしてみてください。たとえば、こんな感じです。

私は見たことがない → I have never seen
これほど美しい花  → such a beautiful flower

 

こうやって「かたまり」を意識することで、「○○したことがない」という表現がスラッと出てくる回路を強化することができます。いろんな場面で応用できる表現ですよね。

 

また、お手本の英語は、何万通りもある「通じる表現」のたった一つでしかありません。だから、それと全く同じことを言う必要はありません。

たとえば、「私はこれほど美しい花を見たことはありません」と言いたい場合、「This is the most beautiful flower I have ever seen.」という英語でも全く問題ありません。模範解答と完璧に同じ答えを作るのが目的ではなく、「英語を瞬時に組み立てる力」を育てるのが目的なので。

「この英語でも同じ意味だし、ちゃんと通じるはず」とあなたが判断できる限り、お手本の英語と違っていても大丈夫です!

「この英語では通じないだろう」と自分で明らかに分かる場合、また、「これで通じるのか見当もつかない」という人だけ、お手本の英語を参考にして言い直してください。

 

英会話に「正解」はありません。

これを覚えておいていただけると、気持ちが楽になります。むしろ、完璧に言おうと思ってお手本をまるごと暗記してしまうと、瞬間英作文の意味がなくなってしまいます。

暗記していいのは、熟語と慣用表現まで。単語や熟語を組み合わせて文章を作っていく過程は、暗記に頼らないからこそ、いろんな場面で応用できるようになります。

だから、お手本と全然違う表現になっても、お手本のようなこなれた熟語や慣用表現が使えなくても、「ああ、私はまだまだだわ」なんて決して落ち込まないでくださいね。

 

まとめ

・頭の中でゆっくり考えすぎてしまう
・習慣として継続できない
・例文を暗記してしまう
・正解を見ても、自分の英語の何が間違っているか分からない
・日本語を忠実に「翻訳」しようとしてしまっている

という問題について、解決策を述べましたが、いかがだったでしょうか? 上記のことに気をつけて瞬間英作文をやっていけば、効果が大きく変わってきます。

 

瞬間英作文の正しいやり方については、こちらのページも参考にしてくださいね。

瞬間英作文のやり方とおすすめ教材。私はコレで独学で通訳になりました

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Ai Evansエバンス愛

独学で英語を学び、国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。本物の英語力を身につけ、大和魂を海外に発信できる国際人を育てることが目標です。
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