ディクテーションで英語力に革命が起きる!効果と正しいやり方を徹底解説



「ディクテーション」とは、リスニング力を上げるための勉強法のひとつで
英語音声を聞いて、それを一語一句書き起こすというトレーニングです。


このディクテーションについて、
読者さんからこんな質問をいただきました。

「ディクテーションって、結構時間がかかりますよね。
 同じ時間を使うなら、より多くの素材を聞いて、聞き取れないところは
 スクリプトを見て確認する方が勉強効率がいいと思うのですが、
 やる意味あるんでしょうか?」


私の答えは・・・
「はい、やる意味あるんです!大アリなんです!!」


私自身の経験をお話しすると、
ディクテーションをやるまで、英語を聞いたときに
「だいたい分かったんだけど、ここの部分の理解がちょっとあいまいかも・・・」
みたいなところをどうして良いかわからなかったんですね。

でも、ディクテーションを行ったことで
(私の場合は1000時間ヒアリングマラソンがディクテーションをやるきっかけでした)
見て見ぬふりをしていた自分の弱点に気づいて、
リスニング力を大きく伸ばすことができました。


「だいたい分かるけど、細かいところは・・・」
という壁にぶち当たって悩んでいる人には、とてもおすすめの勉強法です。
あなたの英語力に、革命が起きます。

後ほど詳しく紹介しますが、ただのリスニング力アップのトレーニングではなく
英語力が総合的に上がる、とっても奥が深い勉強法
なんですよ。

このページでは、
そのディクテーションのやり方と効果、教材について徹底的に解説します!


1.ディクテーションとは?ディクテーションの正しいやり方



ディクテーションとは、
「英語の音声を聞き取って、それを一語一句書き起こしていく」
というトレーニング法です。

実際にあなたに体験していただくのが一番早いので、
試しに、以下の音声を聞いて、ちょっとだけディクテーションをしてみましょう。
10秒間の音声ですので、聞いて書き取ってみてください。
手書きでも、PCでタイプでもどっちでも構いません。




いかがでしょうか?
たった10秒ですが、全部書き取れましたか?

では、答えは、以下です。
あなたが書き起こした英語が正しかったかどうか、答え合わせをしてみてください。

These are the short conversations we have at parties, while we wait in line at the store, at family events or work.


あなたの現在のレベルによって、手応えの感覚は全く違うと思いますが
内容的にはだいたい分かったかな~と思っても、
いざ書き起こそうとしてみると、細かいところであちこち
聞き取れない部分があったのではないでしょうか?

たとえば、「while」が聞き取れなかったとか、冠詞のtheが抜けていたとか。

このように、ディクテーションをすると
自分が聞き取れなかった部分の誤魔化しがきかないので
弱点を認識し、英語力を強化することができるようになります。

これが、ディクテーションという勉強法です。


2.ディクテーションはなぜ重要なのか?ディクテーションの3つの効果



ディクテーションをやるべき理由は何なのでしょうか?
ここでは、ディクテーションの3つの効果についてお話しします。

ディクテーションの効果その1:「読める英語」と「音で理解できる英語」のギャップに気づける


耳で聞いてみると難しくて何回聞いても理解できないのに、その英文を見てみたら
「え!こんな簡単なことを言ってたの?」
という経験、あなたにもきっとあると思います。

なぜそんなことが起きるかというと、
それは音がくっついて別のように聞こえる(リエゾン)せいだったり、
よく知っている単語なのに、てっきり間違った発音で覚えていたりするから
です。

特に「リエゾン」なんかに弱い場合は
(たとえばWhat aが「ワットア」じゃなく「ワラ」と聞こえる現象のこと)
ディクテーションで飛躍的にリスニング力が伸びます。

「ワラ」が「What a」のことだと分かる、というのは
なかなか日本の英語教育では身につかないスキルです。

でも、そういった「音の変化」の特徴を知らないとディクテーションはできませんので、
リスニング力強化にこの上なく効果的です。

そういうリエゾンの知識や発音の勘違いって、
普通はなかなか自分では気づくことができません。
それが、ディクテーションをやることで明らかになるんですね。


ディクテーションの効果その2:自分の弱点がすぐにわかる


「だいたい聞き取れるし、意味も分かる」と思うスキットや教材を
 あえて深くつっこんで一語一句理解しようとするきっかけって、なかなかないと思います。
私自身も、どうしても「意味は分かるから、いいや」と
精聴のプロセスをやるのが面倒に感じることがあります。

でも、そこをあえて我慢してディクテーションをやってみると、
期待とは大違いで、全然聞き取れてないと気づくと思います。

その聞き取れていないところこそが、あなたの弱点です。

・単語が分からないのか。
・熟語を知らなかったのか。
・発音を間違って覚えていたのか。
・音がくっついているから聞き取れなかったのか。
・文法的な理解があいまいだから書き取れないのか。

その原因さえわかれば、あとはそれをつぶすだけです。
明らかになった弱点のつぶし方は、後ほど詳しくお伝えしますね。



ディクテーションの効果その3:リスニングだけでなく、英語力が総合的に向上する


ディクテーションは、実は聞こえた音をそそのまま書いていっても、
正解には【絶対に】たどり着けません。

その理由は、同じ発音で違う単語もたくさんありますし
すべての単語がくっきりはっきり発音されるわけではなく
たとえば助動詞(shouldなど)は、「シュ」と
聞こえるか聞こえないかぐらいにしか発音されなかったりするからです。

じゃあ、どうするのか?というと、
はっきり聞き取れなかったところは内容から想像したり、
文法知識で補ったり、そういうことも必要になるわけです。

この「想像する・推測して補う」という過程が、
英語のリスニング力を上げるにはすごく大切なんです。

「この文章の内容からするとこっちの単語だな」
と話の意味をきちんと理解して想像したり、

「確かにこう聞こえるんだけど、これだとcanの後ろが過去形になっちゃうし・・・
 だったらこれは間違いってことだよね。じゃあ何って言ってるんだろうな~?」

と、文法知識も持ち出して考えないといけないわけです。

つまり、いろんなスキルがいっぺんに伸びるすんごい勉強法だと
お分かりいただけると思います。



3.ディクテーションの6ステップ学習法



では、実際にディクテーションをやる時の手順を
ステップごとに詳しく解説します。


ステップ1.1回目は音声を聞いて内容を理解する


いきなりディクテーションを開始するのではなく、1回目は通して聞いて
まずは聞いて内容を(大まかにでもいいので)とらえましょう。

「どんな話なのかな?」とこのステップで意識しておくことで、
リスニング力向上にとても重要な、「推測する・補う」準備ができます。


ステップ2.音声を止めながら、聞こえた英語を書き取っていく


書き取るときには、できるだけ
「文単位」で一時停止をしてそれを書き取るようにしてください。

つまり、ひとつの文章(ピリオドまで)を最後まで聞いて音声を止め、それを書き取り、
聞き取れなかったら少し巻き戻してもう一度聞き、残りを書き取り
続きに進むようにしてください。

ただ、この方法ではかなりの「リテンション能力」
(聞いた音を一時的に記憶にとどめる能力)が必要になります。
文章が長いとか、慣れないうちは
一文を最初から最後まで聞き取って覚えておくことはなかなか難しいと思います。

なので、そういう場合は、文の途中で一時停止してもOKです。
そのとき、できるだけ「意味の切れ目」を意識しながら止めましょう。


ステップ3.「もうこれ以上は書き取れる気がしないな」と感じるまで繰り返す


音声を何度か巻き戻しながら繰り返して聞き、
聞き取れなかったところをだんだんと埋めていきます。

教材によっては、「聞き取れるまで100回でも聞きましょう」というものもありますが、
繰り返して聞くのは5回~多くても10回程度までがいいと私は考えています。
この段階で意地でも全部聞き取るということにフォーカスするよりも、
次のステップで聞き取れなかった理由を分析することの方がずっと大事です。

何回か繰り返して聞いていくと
「これ以上はいくら聞いても、聞き取れる箇所が増える気がしないな」
と感じるポイントがあるはずなので、そうなったら終了です。


ステップ4.英文を見て答え合わせをし、正しく書き取れなかった原因を分析する


自分の書き取った英語と、英文スクリプトが合っているかどうか確認し
聞き取れなかったところ、間違っていたところをチェックします。

そして、聞き取れなかった原因を分析します。

・その単語や熟語を知らなかったのか?
・知っている単語なのに、自分が思ってた発音と実際の音が違っていたのか?
・音がくっついたり、発音の変化が大きかったから聞き取れなかったのか?
・スピードが速すぎて聞き取れなかったのか?
・そもそも、何回聞いてもそう聞こえないように思える単語があったか?

を確認して、それを自分の弱点として認識します。


ステップ5.自分で声を出してみて、単語や音のリズムを確認しながら復習する


書き取りと答え合わせが終わったら、それでおしまいではなく
最後のもうひと押しです!
声を出しながら、復習しましょう。

声を出して単語や音の正しいリズムを確認するには、
主に音読、オーバーラッピング、シャドーイングなどがあります。

<音読>

ディクテーションが終わったばかりの素材を、
自分が聞き取れなかった箇所に特に注意しながら自分で2~3回音読してみましょう。
「ああ、この部分はこういう音のくっつき方をするんだったな」と確認しながら、
自分で声を出しながらその感覚をつかんでください。


<オーバーラッピング>

次に、オーバーラッピングを2~3回行います。
オーバーラッピングとは、英文スクリプトを見ながら英語の音声を流して、
音声に自分の英語をかぶせるようにして同時進行で発音するトレーニング法です。

オーバーラッピングでは、マイペースに発音するのではなく
お手本の英語と自分の声のスピード、リズム、抑揚がぴったり合うように意識してください。


ディクテーションが終わった後にこの一手間を加えるだけで
ディクテーションの効果がぐっと高まります!



ステップ6.日々の英語学習で、明らかになった弱点を強化する勉強をする


ステップ4で、自分の弱点が分かったら
そこをちゃんと強化していくことが大事ですよね。

日々の英語学習で、その弱点を補強するトレーニングを取り入れていきましょう。
具体的な弱点強化のポイントは、次のセクションでお話ししますね。


4.ディクテーションで聞き取れなかった原因ごとの対処法



先ほど、正しく聞き取れなかった原因を分析しましたが
ここでは、その原因ごとにどういうトレーニングをすればいいか
原因別にお教えします。



1.単語、熟語、表現などを知らなかった


知らない単語や表現などがあった場合、
自分にとって必要だな、今後使えそうだなと思ったら、覚えるようにしましょう。

もし、ディクテーションをした英文の中に、いくつも知らない単語が出てくる場合は
その素材はあなたのレベルに合っていないので、
知らない単語がほとんど入ってない素材を使ってディクテーションをするようにしてください。



2.知っている単語なのに、自分が思ってた発音と実際の音が違っていた


発音を勘違いして覚えていた単語は、
しっかりチェックして勘違いを正すようにしてください。

この時、聞くだけじゃなく自分で発音してみながら覚えてください。

そして、間違った発音で覚えているというのは、
普段から英語の読み書きしかやっていない証拠です!
英語の「音」を使ったトレーニングを毎日やりましょう。

ディクテーション以外にも、
リスニング、音読、シャドーイング、オーバーラッピングなどで
英語の音に触れる時間を増やしてくださいね。


3.音がくっついたり、発音の変化が大きかったから聞き取れなかった


スクリプトを見たらこんな簡単な英語だったのかと思うのに
実際は音がくっついていて書き取れない箇所が多いな~、という場合、
普段から英語をちゃんと聞くトレーニングをしていないか、
または「だいたい分かった」で聞き流すくせがついています。

音の変化に強くなるのにおすすめな訓練法は
シャドーイングとオーバーラッピングです。

オーバーラッピングは、先ほどもご紹介しましたが
音声に自分の英語をかぶせるようにして同時進行で発音するトレーニング法です。

シャドーイングのやり方は、こちらを参考にしてください。

TOEICリスニングセクションが2年で満点に!シャドーイングのやり方



特に英語初心者さんでいきなりシャドーイングやオーバーラッピングは難しい場合、
何回も音読して、スラスラ言えるようになった素材を
シャドーイングやオーバーラッピングに使ってくださいね。


4.スピードが速すぎて聞き取れなかった


全体的に速すぎてお手上げ、という場合は
ディクテーションに使う素材のレベルをもっと下げてください。
そして、日頃から英語を聞くトレーニングをもっとやるようにしましょう。
(この時も、簡単なレベルから始めてください)

スピードが速くてついていけないと感じる場合、
日頃のリスニングの習慣がないために、どんどん流れてくる英語を処理していくという
頭の回路ができていない
からです。

まずは簡単な英語からでいいので、英語を毎日聞くことを習慣にしましょう。
リスニングのやり方は、こちらも参考にしてください。

正解リスニング学習法-初級者・中級者はこうリスニング力を伸ばせ!



次に、全体的に速すぎて自分のレベルに合っていないとは思わないけど
部分的に速く聞こえるところがあるという場合は、
英語の音の変化とイントネーション、リズム、抑揚(強弱)に慣れてくると解決します。
上記で紹介した、音読・シャドーイング・オーバーラッピングをしっかり行ってください。



5.何回聞いてもそう聞こえないように思える単語があった


たとえば、さっきディクテーションをしていただいた音声ですが
何回聞いても、そう言ってるようには思えないんだよね~、って場所、あったでしょうか?



These are the short conversations we have at parties, while we wait in line at the store, at family events or work.

「while we waitの”while”って、どう聞いても”why”にしか聞こえない」とか、
「at the storeの”the”が何回聞いても聞こえない」とか。

どういう理由でこんなことが起こっているかというと、
「文法知識」が不足している、または活用できていないからです。

たとえば、「”while”が”why”にしか聞こえない」とあなたが思った場合、
あなたの聴力そのものには何の問題もありません。
私も正直、”while”には聞こえません。
でも、ディクテーションをすれば、ちゃんとwhileを入れることができるんです。

なぜかというと、

「”why we wait”とすると、ここでは意味が通じないから違う単語のはず。
 『待っている時』という感じだろうから、whyに発音が似た『〜時』って感じの単語・・・
 あ、whileだな!」

と、文法知識を持ち出して推測で補っているからです。

「”at the store”が”at store”に聞こえる」というも同様で、
at storeは文法的に間違いだから何か冠詞が入るはず、と推測して
文脈などから総合的に判断してtheを入れる、というやり方をするんです。

このように、ただ聞こえた音だけを頼りに書き取るのではなく
文法知識を使いながら、文章の意味もちゃんと考えながら、
ディクテーションをやるのが重要
なんですね。
だから、リスニング力だけでなく英語力が総合的に伸びるんです。

なので、このように
「ここに冠詞が入らないとおかしいよな」「ここは動詞のはずだよな」とか
そもそもそういう判断ができる下地がないと感じる場合は、
ディクテーションは後回しにして、中学生レベルの文法を先にやり直してください。



これらは、聞き取れなかった原因が以上のどれか一つに当てはまるというよりは
複数の原因が混ざっていることもあるし、原因を1つに絞ることが重要なのではありません。

たとえば、最初にやってもらったディクテーションで
「while」が聞き取れなかったのだとしたら、
「何回聞いてもそう言っているようには思えない」と判断する人もいれば
「音がくっついているから聞き取れなかったんだ」と判断する人もいるでしょう。

これらは、どちらも正解です。

なので、
「原因はどれに当てはまるのかな~?こっちかな?いや、こっちか?」
と悩むのではなく、

「自分にはこういうトレーニングが特に必要なんだな」「これもやった方がいいんだな」
と認識すればいいんだ、と理解してくださいね。


5.ディクテーションをやる時の4つの注意点



次に、ディクテーションをやる時におさえておかないといけない注意点をお伝えします。
これで勉強の効果が変わってきますので、しっかり読んでくださいね!

1.音声は単語単位とか極端に短い単位では一時停止しない


音声を止めるとき、間違っても「単語をひとつひとつ」一時停止して・・・
ということはしないでくださいね!

「単語単位」でディクテーションをやっても、
「リエゾン」などの音のつながりを聞き取る能力は絶対に向上しません。



2.あまりしつこく聞き直さない


何度聞いても聞き取れないところが出てくると思いますが、
100回も聞くといった苦行みたいなことはしないでくださいね。
目安は、だいたい5回くらいまでです。

10回も聞いたのに聞き取れないなら、
100回聞いても絶対に聞き取れません。

そこはあなたの「弱点」です。
聞き取れるまでしつこく何回も聞くより、さっさとその原因をつきとめて、
弱点強化の方にエネルギーを注ぐ方が重要
です。



3.スペルやコンマは気にしない


ディクテーションをしていると、知っている単語でちゃんと聞き取れたのに
スペルを曖昧にしか覚えていないせいで間違うことがあります。
でも、スペルを正しく書けるようになることに時間は使わないでください。

一般的な英語学習者が英語を「手書き」する必要性って、ほとんどないですよね。
普通は、英語を書くのはメールとかオンライン媒体だと思います。
あいまいにしか覚えていない単語でも、適当にPCやスマホで打ち込んでみれば
スペルミスを指摘してくれますから、少々スペルが曖昧なのは大丈夫です!

「聞いて(読んで)その単語が認識できるなら、スペルミスは少々目をつぶる」でOK。

また、どこにコンマ(,)を置くかどうかというのも、
自分の書き取った英語とお手本の英語で違うことがあると思います。

でも、人によってどこにコンマを置くべきかはそれぞれの感覚で違います。
日本語だって、どこに「、」をつけるかは、好みの問題のところも大きいですよね。
なので、コンマの場所はディクテーションであまり気にしなくていいです。
スクリプトの英語を見て、「ふ~ん、ここに置くのがいいんだ」と軽く確認でOK。

なお、関係代名詞の前のコンマなど、意味に関係あるコンマは注意する必要がありますが
これは、文法知識を使って文脈を考えながらディクテーションをすれば
ちゃんと正しい場所にコンマを置くことができるはずです。


4.長時間やらない。ディクテーション素材の長さは1回1分以内で


ディクテーションは集中力を必要とするトレーニングな上に、
「ながら勉強」は無理な勉強法なので、あまり気合を入れすぎないようにしてください。

1日だけめちゃくちゃ時間かけてエネルギーを費やしてディクテーションして、
もう次からはハードルが高すぎて嫌になったら、元も子もありません。
ある程度の期間(少なくとも3ヶ月くらい)は続けないと、効果も出ないので
あまり気合を入れなくても継続できることが一番大事です。

となると、どのくらい時間をかけるのがいいのかというと、
もちろん人によって取れる時間の長さも違うので一概には言えませんが、
ちゃんと継続していくには、長くて1日30分が限界じゃないでしょうか。
それ以上の長さになると、毎日続けることが難しいと思います。

そして、仮に1日30分時間を取ってディクテーションする場合、
ディクテーション素材の音声はどのくらいの長さのものを選ぶといいかというと、
30秒から1分くらいです。

ご参考までに、私が自分のレベルに合った素材でディクテーションすると、
1分の音声を書き取って答え合わせをするのにちょうど30分くらいかかります。
たった1分の短い音声でも、結構時間かかるんですよ〜。

なので、最初はトレーニング1回につき30秒くらいの音声から始めたらいいでしょう。


6.ディクテーションの素材の選び方と、おすすめ教材・サイト



ディクテーションの素材は、自分のレベルに合ったものを使ってください。

知らない単語がほとんど入っていなくて、
でも、簡単すぎてすぐに全部書き取れるものでもない、
ちょうど良いものを選んでくださいね。

あえてディクテーション用の教材を買う必要はなく、
お手持ちの教材の一部などを使えば問題ありませんよ。

私は、学習し終わったリスニング教材を使うことをおすすめしています。
良い復習になりますしね。

ヒアリングマラソン中級コースを終えたクライアントさんには、
それをディクテーション素材として使ってさらにリスニング力を伸ばしてください、と
よく言っていますが、それですごく効果が出ています。



無料で使えるディクテーションサイト


手持ちの教材で適当なものが見つからない場合のために、
無料で使えるとても便利なサイトをご紹介しておきますね。

英語リスニング無料学習館

ディクテーションができる素材が、
日常英会話、TOEICリスニング問題、TEDなどを題材に豊富にあります。
音声が1文ずつに細かく分かれているので、ディクテーションしやすいです。


リスニングプラザ

英語ニュースを題材にディクテーションができるサイトです。
1つの音声がだいたい40秒から1分くらいなので、
ディクテーション1回分にちょうどよい長さです。


VOA Learning English

英語ニュースのサイトです。(英語オンリー)
英語圏に住む、非英語ネイティブのためのニュースなので
普通の英語ニュースより簡単な語彙でゆっくり話されています。

コンテンツは、動画と音声がありますが
ディクテーションには音声のみの方を使ってください。



ディクテーションに使えるスマホアプリ


(注意)2017年8月現在の情報です。
アプリ内の全てのコンテンツを利用するためには
有料版へのアップグレードが必要な場合がありますので、ご注意ください。

また、英語を打ち込んでいくディクテーションアプリの場合、
キーの小さなスマホでは、アルファベットのタイプがやりにくくて
残念ながら勉強の効率が下がります。
(スマホの英語キーボードでのタイプが得意な方は問題ないです)

なので、アプリはスキマ時間の活用など、
あくまでもサブ的な使い方をするのがおすすめです。


ディクトレ(上の「英語リスニング無料学習館」のアプリです)

ディクトレ -ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習アプリ-

ディクトレ -ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習アプリ-
posted with アプリーチ


TEDICT

TEDICT - TEDで英語を習おう, LITE

TEDICT – TEDで英語を習おう, LITE
posted with アプリーチ



7.さいごに。ディクテーションをやる本当の意義



ここまで、ディクテーションの効果ややり方を語ってきましたが、
実は、私が考える「ディクテーションをやる本当の意義」は別にあります。

それは・・・
「くっそ~~!どうしてもここが聞き取れない!あともうちょっとなのに!!」
という「悔しさ」
です。

ほんの短い文章をうんうんとうなりながら完成させ、
どうしても聞き取れなかった部分は、めちゃくちゃ悔しい思いをしながら答えを見る。

その過程が、すんごく効くのです。

これが、単に
「普通に英語を聞いて、聞き取れなかったところをスクリプトで確認」
だけだと、「へー。ここは “What a” なのね~」で終わりです。

でも、ディクテーションをやると、

「くっそー! なんで “What a” なんて簡単な英語が聞き取れないんだ!!
 What a なのに、なんで【ワラ】って聞こえるの~!ムカつく!」

となるわけです。(笑)

さて、この後どっちがこの「音の変化」をきちんと身につけられるでしょうか?
明らかですよね。

というわけで、
「だいたいは分かるけど、細かいところはダメ」を克服したい、
文法や構文の復習をしつつ、英語の聞き取りに重要な「推測力」を高めたい、
そんな場合は、ぜひディクテーションをおすすめします!


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