シャドーイングとディクテーション、どっちが効果的?違い・順番・教材を解説

シャドーイングとディクテーション、どっちをやればいいですか?

両方やった方がいいですか?どっちが先?教材は何を使えばいいですか?

そういうご相談をよくいただきます。

 

リスニング力を上げたいと思って調べると、必ず出てくるのがシャドーイングディクテーションですよね。

どちらも効果的と聞くけれど、違いがよく分からないし、どちらを優先すべきか迷ってしまう。そんな方は多いのではないでしょうか?

 

私はシャドーイングを10年以上毎日のように実践し、ディクテーションも大学時代のフランス語の授業で毎日やっていた経験があります。どちらも本気でやってきたからこそ、それぞれの良さと弱点が分かります。

この記事を読めば、以下のことが分かります。

✅ シャドーイングとディクテーションの明確な違い
✅ それぞれのメリット・デメリット
✅ 自分に合った方を選ぶ判断基準
✅ 両方やるなら効果的な順番と組み合わせ方
✅ シャドーイングとディクテーションのおすすめ教材

目次

シャドーイングとディクテーションの違いを比較

シャドーイングとディクテーションは、どちらもリスニング力アップに効果がある勉強法です。ただし、やり方も鍛えられるスキルも全く違います。まずは、それぞれの基本を押さえましょう。

シャドーイングとは:聞いた英語を声に出して真似るトレーニング

シャドーイングとは、「影」のようにお手本の英語音声の後ろにぴったりついて、英語を真似して発音するトレーニング法です。

このようにやります。↓

(お手本)   The predecessor gave a new manager a clap on the back.
(学習者)         The predecessor gave a new manager a clap on the back.

 

英語を「聞く」と「話す」を同時に行う訓練なので、最初は負荷が高く感じるかもしれません。

でも、慣れてしまえば運転中や家事をしながらでも実践できる、続けやすい勉強法です。

ディクテーションとは:聞いた英語を書き取るトレーニング

ディクテーションとは、テキストを見ずに英語を聞き取って、それを一語一句書き起こしていくトレーニング法です。

 

手順はシンプルです。

1. 読み上げられた英語を何も見ずに書き取る
2. 答え合わせをして、自分がどれほど正しく聞き取れているか確認する

 

書き取ることで、自分が聞き取れていない部分が一目瞭然になるのが、ディクテーションの最大の特徴です。

シャドーイングとディクテーションの違い一覧

シャドーイングとディクテーションの違いを表にまとめました。

項目シャドーイングディクテーション
やること聞いた英語を声に出して真似る聞いた英語を書き取る
使う器官耳と口耳と手
鍛えられるスキルリスニング・発音・スピーキングの基礎リスニング・文法・ライティングの基礎
ながら学習できるできない
継続しやすさ続けやすい根性がいる
弱点の発見ごまかせてしまう一目瞭然
おすすめな人スピーキング力も鍛えたい人文法力・正確性を鍛えたい人

 

ひとことで言えば、「口」を使うシャドーイングはスピーキング向けの勉強法「手」を使うディクテーションはライティング向けの勉強法です。

どちらもリスニング力アップに効果がありますが、アプローチが全く違うことがお分かりいただけたと思います。

シャドーイングの効果とメリット・デメリット

Female narrator in glasses reading out loud from book while sitting at desk with microphone and recording audiobook in cozy study

ここからは、シャドーイングの効果とメリット・デメリットを詳しく見ていきます。私自身が10年以上続けてきた実体験をもとにお伝えします。

シャドーイングで得られる効果

シャドーイングには、主に以下のような効果があります。

・リスニング力がアップする
・発音やイントネーション、リズムが改善する
・スラスラ口が回るようになる
・自然な英語表現が身につく
・英語リスニング時の集中力が上がる
・英文法力や語彙力が鍛えられる
・英文を読むスピードが上がる
・語彙や熟語の教材でシャドーイングすれば、語彙・熟語力も同時に伸びる

 

やらなきゃ損!ってくらい、英語学習者にとってうれしい効果がいっぱいですよね〜。

 

私自身、「今までどの勉強法を最も長く続けたか」と聞かれたら、迷わず「シャドーイング」と答えます。10年以上実践してきましたし、ディクテーションの何倍もの時間をシャドーイングに費やしてきました。

 

シャドーイングの詳しいやり方については、以下の記事で解説しています。

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メリット1:発音やイントネーションが自然に身につく

シャドーイングは、聞こえた英語を自分の口を使って忠実に再現するトレーニングです。

 

繰り返し実践することで、自己流のカタカナ英語の発音を矯正し、英語らしい音の出し方やイントネーションが身につきます。

口の周りの筋肉も鍛えられるので、英語を話すときに滑らかに口が動くようになります。

 

ディクテーションは「書き取る」勉強法なので、耳は鍛えられますが口を鍛えることはできません。英語らしい発音を身につけたいなら、実際に口を動かすシャドーイングが圧倒的に有利です。

メリット2:ながら学習で継続しやすい

私は、主に車を運転する時間をシャドーイングに使っていました。慣れてしまえば非常に実践しやすいし、続けやすいです。

 

ディクテーションは「ながら」ではできないので、机での勉強時間を確保する必要があります。

一方、シャドーイングは運転しながら、メイクしながら、お風呂に浸かりながらなど、日常の活動に組み合わせて行えます。

 

この「ながら学習」ができるかどうかが、シャドーイングとディクテーションの一番大きな違いかもしれません。毎日の生活の中に自然に組み込めるからこそ、シャドーイングは長く続けやすいのです。

机でテキストを開いて実践するシャドーイングだったら、面倒くさがりの私はとっくに挫折していた自信があります(苦笑)

デメリット1:スペルが身につかない

シャドーイングは、耳で聞き取れた音を真似して発音するトレーニングです。英語を書くことはしないので、シャドーイングだけではスペルは身につきません。

 

ただし、大人の私たちはすべての単語のスペルを正確に覚えている必要はありません。

手書きで英語を書く必要がある英検やTOEFLのエッセイなどを除けば、私たちはPCやスマホで英語を書くことがほとんどですよね。Wordでもスマホのメモ帳でも、スペルミスがあれば自動で直してくれます。

 

単語の発音やアクセントは正しく覚えておく必要がありますが、スペルは「だいたい」分かっていれば十分です。

デメリット2:聞き取れない箇所をごまかせてしまう

お手本の英語についていけないところがあっても、何となくごまかせてしまうのがシャドーイングの弱点です。

私自身、シャドーイングで最も実感しているデメリットがこれです。

 

苦手な発音、聞き取れない音、知らない単語のところで「ゴニョゴニョ・・・」となっても、英語はどんどん流れてきます。なので、発音できないところをそのままにしがちです。

ディクテーションであれば、聞き取れていない部分が一目瞭然なので、ごまかすことができません。

 

シャドーイングをきちんとやろうとすれば、発音できない箇所を何度も巻き戻したり、テキストを見ながら繰り返し練習する必要があります。

でも、そうなるとシャドーイングの気軽さ(ながら学習で継続しやすい)が損なわれるので、難しいところなんですよね。

ディクテーションの効果とメリット・デメリット

次に、ディクテーションの効果とメリット・デメリットについてお伝えします。シャドーイングとは全く異なるアプローチで、英語力を鍛えてくれる勉強法です。

ディクテーションで得られる効果

ディクテーションには、主に以下のような効果があります。

・リスニング力がアップする
・自分の弱点が明確になる
・文法力・英語のロジックが鍛えられる
・正しいスペルや語法が身につく
・英語力が総合的に向上する

 

私自身、「なんとなく聞き取れるんだけど、細かいところを聞かれたら困る・・・」という状態から脱したきっかけが、ディクテーションでした。

いつまでたっても「だいたい分かるような気がするけど、細かいところはよく分からない」状態から抜け出せなかった私にとって、ディクテーションは弱点に正面から向き合うきっかけをくれた勉強法です。

 

ディクテーションの詳しいやり方については、以下の記事で解説しています。

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メリット1:文法力・英語のロジックが鍛えられる

多くの人が勘違いしがちですが、ディクテーションはただ「聞き取った英語を自動的に書く」というトレーニングではありません。正しく英語を書き取るためには、実は「文法力」「ロジック力」が重要です。

英語には同じ発音でも違う単語がたくさんあります。

 

たとえば

「it’s」と「its」

は、見た目はアポストロフィの違いだけですが、文法的には全く違いますよね。itsは「それの」という意味で、it’sはit isの短縮形です。

 

シャドーイングなら、深く考えずに「イッツ」と発音して終わりでしょう。

でも、ディクテーションではそうはいきません。「its」を「it’s」と書いてしまったら、文法が理解できていないという証拠です。

 

私は、大学でフランス語を第一外国語として勉強していた時、授業で毎日のようにディクテーションをやらされていました。

フランス語は英語以上に同じ発音の単語がたくさんあり、文法知識を総動員してディクテーションをやらないと、絶対に正解にたどり着けません。

 

フランス語の授業にディクテーションが取り入れられていたのは、ディクテーションが語学学習に非常に効果がある勉強法だからでしょう。

実際、ディクテーションのおかげでかなり短期間でフランス語の文法がしっかり身につきました。

メリット2:コンマやアポストロフィなど正しい語法が身につく

お仕事で英文メールを書く方は痛感していると思いますが、コンマをどこで使うか、ハイフンやアポストロフィはどう使うのが正しいのか、分からなくて困ること、よくありますよね。

ディクテーションは、そういった細かいところもじっくり考えながら実践することになるので、正しい語法が身につきます。

 

別にディクテーションをしなくても、英語を習慣的に読んでいれば自然に身につくのでは?

そう思うかもしれませんが、実際はそんなに甘くありません。

 

読んでいるだけだと、コンマやアポストロフィなんて気にも止めませんよね?

ディクテーションで自分なりに英語を書いてみて、答え合わせをして「しまった!間違ってる!」と悔しい思いを積み重ねるからこそ、力がつくのです。

デメリット1:継続するには根性がいる

ディクテーションは、しっかり机に向かって集中して取り組む必要があります。

しかも、たまにやってもダメで、きちんと継続しないと効果は感じられません。最低でも1ヶ月くらいは続ける覚悟が必要です。

 

実際にやってみたら分かりますが、分からない箇所を何度も聞き直したりするのって大変なんですよね。やっていて、イライラします(苦笑)

 

シャドーイングなら、運転中や入浴中など、ながら時間を活用して「ゆるく」続けられます。でも、 ディクテーションをゆるく実践するのは難しいです。

今まで私がディクテーションをおすすめした生徒さんの中で、しっかり実践してくださった方は、みんな目覚ましい成果を挙げています。でも、継続が難しいのが一番のデメリットです。

デメリット2:適切なディクテーション素材を探すのが難しい

ディクテーションは、適切な英語素材とプレーヤーを使わないと、かけた時間と労力の割に効果が低くなります。

たとえば、音声の再生に使用する機器に「10秒巻き戻し」しかなければ、ちょっと聞き取れなかったところを2秒くらい聞き直したいだけでも10秒聞かないといけません。かなりまどろっこしいです。

 

これからディクテーションをやるとしたら、「10秒」などではなく「文単位」で巻き戻せる素材を使うのがおすすめです。具体的な教材やサイトについては、後ほどご紹介しますね。

どっちが先?シャドーイングとディクテーションの効果的な順番

「シャドーイングとディクテーション、結局どっちをやればいいの?」という疑問にお答えします。結論から言うと、目的やライフスタイルによって判断が変わります。

どちらか一つ選ぶならシャドーイングがおすすめ

もし「時間が限られているから、どちらか一つしかできない」という場合。

私は、実践のしやすさスピーキング力の向上にも役立つという2点で、シャドーイングをおすすめします。

 

理由は明確です。

・ながら学習ができるので、忙しい社会人でも毎日続けやすい
・リスニング力だけでなく、発音やスピーキングの基礎も同時に鍛えられる
・挫折しにくいので、長期的に英語力を伸ばせる

 

ディクテーションにはディクテーションの良さがあります。でも、「継続できなければ意味がない」というのが英語学習において最も大切なことです。

その点、シャドーイングは日常に組み込みやすく、圧倒的に継続しやすいのが強みです。

両方やるなら目的で順番を決める

時間と余裕がある方は、ぜひ両方取り組んでみてください。

シャドーイングとディクテーションは鍛えられるスキルが異なるので、組み合わせることで英語力がバランスよく伸びます。

 

目的に応じた順番の目安はこちらです。

・スピーキング力を優先したい方 → シャドーイングを先に
・リスニングの弱点を正確に把握したい方 → ディクテーションを先に

 

時間の使い方としておすすめなのは、ながら時間にシャドーイング、机に向かえる時間にディクテーションという組み合わせです。

私も、運転中はシャドーイング、机に向かえる時間はディクテーションや他の勉強、と使い分けてきました。

 

シャドーイングは毎日でもできますが、ディクテーションは集中力が必要なので、週に2〜3回くらいでも十分効果はあります。

同じ教材でシャドーイングとディクテーションを組み合わせる方法

同じ教材を使って両方のトレーニングを行うと、より効果的に学習できます。おすすめの手順はこちらです。

 

1. まずディクテーションで書き取る

聞き取れない箇所を特定し、自分の弱点を把握します。

 

2. 答え合わせをして、弱点を確認する

聞き取れなかった原因(単語を知らなかった、音の変化についていけなかった等)を分析します。

 

3. 同じ素材でシャドーイングする

ディクテーションで弱点が分かっている状態でシャドーイングをすることで、苦手な箇所を意識しながら練習できます。

 

この順番がおすすめな理由は、ディクテーションで「自分が聞き取れない音」を特定してからシャドーイングに取り組むことで、意識すべきポイントが明確になるからです。

ただし、別々の教材を使ってそれぞれのトレーニングを行う場合は、どちらから始めても問題ありません。

シャドーイングとディクテーションのおすすめ教材と選び方

Top view of a student studying with open books, a calculator, and a notebook on a desk.

「やり方は分かったけど、何を使ってやればいいの?」という方のために、教材選びのポイントとおすすめをご紹介します。

教材選びで大切な3つのポイント

シャドーイングでもディクテーションでも、教材選びで大切なことは共通しています。

 

・自分のレベルに合った教材を選ぶ

これが最も重要です。難しすぎる教材は挫折のもとです。

シャドーイングなら「聞くだけなら簡単すぎるかな?」と思うくらいの教材が理想的です。ディクテーションなら「だいたい聞き取れるけど、完璧ではない」くらいの難易度がちょうどよいです。

 

・スクリプト付きの教材を選ぶ

シャドーイングでもディクテーションでも、答え合わせができるスクリプトは必須です。聞き取れなかった箇所を確認できないと、効果が半減します。

 

・巻き戻しやすい素材を整える

特にディクテーションでは、聞き取れなかった箇所を何度も聞き直す必要があります。文単位で巻き戻せるアプリやサイトを使うと、ストレスなく取り組めます。

シャドーイングにおすすめの教材

シャドーイング用の教材を選ぶ際は、英語学習者用に作られた音声で、自分が真似したいと思う発音の教材を選びましょう。

吹愛:私自身は、最初は中1レベルのNHK基礎英語でみっちり発音とイントネーションを鍛えました。見栄を張らず、簡単な教材から始めることが結果的には近道です。

 

シャドーイング専用の教材を買う必要はありませんが、「簡単すぎるかな?」くらい簡単であることが大前提です。

巷では「TEDでシャドーイングしましょう!」なんて言われていますが、上級者以外は難しすぎるので避けた方が無難です。

 

シャドーイングにおすすめの教材については、以下の記事でレベル別に詳しく紹介しています。

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ディクテーションにおすすめの教材・サイト・アプリ

ディクテーションは、あえて専用の教材を買わなくても大丈夫です。すでに学習し終わったリスニング教材を使うのがおすすめです。

よい復習にもなりますし、ちょうどいい難易度のものが見つかりやすいです。

私のクライアントさんにも、リスニング教材をディクテーション素材として使ってさらにリスニング力を伸ばしてくださいとよく言っていますが、それですごく効果が出ています。

手持ちの教材で適当なものがない場合は、以下の無料サイトやアプリがおすすめです。

 

英語リスニング無料学習館

ディクテーションができる素材が豊富にあります。音声が1文ずつに細かく分かれているので、ディクテーションしやすいです。アプリ版の「ディクトレ」もあります。

 

ディクトレ-ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習-

ディクトレ-ディクテーションを取り入れた英語リスニング学習-

Taiki Saito無料posted withアプリーチ

 

LingoClip

洋楽でディクテーションができるサービスです。フレーズ単位で何度でも巻き戻せるので、巻き戻し問題が解決します。楽しみながらディクテーションしたい方にぴったりです。

 

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・Netflixの拡張機能

上級者向けですが、海外ドラマや洋画でディクテーションをする場合、Netflixの拡張機能を使えばフレーズ単位で一時停止・巻き戻しができます。

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シャドーイングとディクテーションに関するよくある質問

シャドーイングとディクテーションについて、よくいただく質問にお答えします。

Q. 英語初心者はどちらから始めるべき?

初心者の場合は、どちらもレベルが高くて最初は難しいと思います。まず、音読から始めることをおすすめします。

 

理由は、まずは英語の音やリズムに慣れていないと、ほとんどシャドーイングはついていけないと思います。ディクテーションをやるより先に、自分の声を出して英語の音をつかむことが優先です。

もしも中学レベルの文法や単語も怪しい・・・という場合は、シャドーイングやディクテーションの前に、まず基礎的な文法と単語の復習を済ませましょう。

  

その後、英語の音にある程度慣れてきた段階でシャドーイングやディクテーションは、取り入れると効果的です。

「だいたい聞き取れるけど、細かいところが怪しい」くらいのレベルになったら、ぜひ挑戦してみてください。

Q. TOEICのリスニング対策にはどちらが効果的?

TOEICのリスニングスコアを上げたいなら、まずはシャドーイングがおすすめです。

 

私自身、毎日の通勤中にシャドーイングを続けた結果、TOEICのスコアが300点程度アップし、リスニングセクションは満点になりました。

 

ただし、「聞き取れているつもりなのに、いまいちスコアが伸びない」という方は、ディクテーションで弱点を洗い出すと効果的です。

ディクテーションをやると自分が何を聞き取れていないのかが明確になるので、そこを集中的に対策できます。

Q. 毎日どのくらいやれば効果が出る?

シャドーイングは、1日10分以上、できれば30分くらい実践できると理想的です。ながら時間を活用すれば、それほど難しくありません。

私は毎日の車通勤(往復1時間)にシャドーイングをしていました。効果をはっきり感じるのに1年くらいかかりましたが、続けた分だけ確実に力がつきました。

 

ディクテーションは、1日30分程度が限界だと思います。集中力が必要なので、長時間やると消耗します。

ご参考までに、自分のレベルに合った素材でディクテーションすると、たった1分の音声を書き取って答え合わせするのに20分くらいかかります。短い素材でいいのです。

 

毎日やる必要はなく、週2〜3回でも十分効果はあります。無理のないペースで続けてくださいね。

Q. テキストを見ながらシャドーイングしてもいい?

私はテキストを見ながらのシャドーイングは実践していないし、個人的にはおすすめしません。

 

テキストを見ると視覚情報に頼ってしまい、耳から入ってくる音に集中する効果が薄れてしまいます。

テキストを見ながらやるのであれば、シャドーイングよりもオーバーラッピング(音声に合わせてテキストを音読する方法)がおすすめです。

 

シャドーイング、オーバーラッピング、音読の違いについては以下の記事で詳しく解説しています。

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Q. ディクテーションはアプリのタップ式でも効果はある?

最近は、単語を書くのではなくタップして選択するディクテーションアプリもあります。

手軽にできるのはよいのですが、タップ式だと「文法やロジックが鍛えられる」「コンマやアポストロフィなどの語法が身につく」というディクテーション本来のメリットを享受するのは難しくなります。

 

ディクテーションの本来の効果をしっかり得たいなら、手書きかPCのタイピングで英語を書き出す方法をおすすめします。

ただ、スキマ時間にタップ式アプリでリスニングの弱点を見つけ、まとまった時間に本格的なディクテーションで力をつけるという使い分けは効果的です。

まとめ|シャドーイングとディクテーションの違い・順番・おすすめ教材

シャドーイングは「口を使う」、ディクテーションは「手を使う」トレーニング
 鍛えられるスキルが異なるので、目的に合わせて選びましょう。

シャドーイングのメリットは、ながら学習で続けやすいこと
 発音・イントネーション・スピーキングの基礎が同時に鍛えられます。

ディクテーションのメリットは、弱点が一目瞭然になること
 文法力・語法・正確なリスニング力が鍛えられます。

どちらか一つ選ぶなら、継続しやすいシャドーイングがおすすめ
 忙しい社会人でも、通勤や家事の時間を活用して取り組めます。

両方やるなら、ながら時間にシャドーイング+机でディクテーション
 同じ教材を使う場合は、ディクテーション→シャドーイングの順番が効果的です。

教材は自分のレベルに合ったスクリプト付きのものを選ぶ
 背伸びせず、簡単な教材から始めることが結果的には近道です。

 

どちらの勉強法も、やれば必ず力がつきます。大事なのは、「完璧にやること」ではなく「続けること」です。

まずは気軽にシャドーイングから始めてみて、慣れてきたらディクテーションも取り入れてみてくださいね!

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Ai Evans エバンス愛

独学で英語を学び、国際機関で通訳者を8年経験したのち、独立。本物の英語力を身につけ、大和魂を海外に発信できる国際人を育てることが目標です。
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