シャドーイングの7つの効果【TOEICリスニング満点に私を導いた勉強法】

「英語のシャドーイングって、ほんとに効果あるんですか?」という質問をよく受けます。

シャドーイングをやってみたけど、上達してる気がしなくてやめてしまいました・・・

シャドーイングは難しすぎて、効果が実感できるまで続けられませんでした・・・
という声をよくお聞きします。
あなたも、「シャドーイングの効果はいつ出る?」「どんな効果があるんだろう?」「シャドーイングで本当にリスニングが上がるのか?」と悩んで、一歩を踏み出せないかもしれません。
シャドーイングは効果があるのか? という質問に今日の私が答えるなら・・・
私の英語力の半分以上は、シャドーイングでできています!
私がシャドーイングを始めてから、TOEICの点数がどんどん上がっていきました。全くTOEIC対策をしていないのに、リスニングセクションで満点(495点)を取ることもできました。
英語インフルエンサー界隈では、

シャドーイングは効果がないです!
という主張もあるようですが、「シャドーイングがなければ、現在の私はいない」と、私は100%断言できます。
私は発音矯正のトレーニングをしたことはありませんが、発音を褒めていただくことが多いです。シャドーイング以外は何もやってないので、日々のシャドーイングの賜物でしょう。
純日本産の英語力で通訳の仕事ができるようになったのも、シャドーイングを10年以上継続してきたからだと思っています。
このページでは、そんな最強の英語トレーニング法「シャドーイング」で得られる7つの効果と、私がシャドーイング初心者からどんな道のりで英語力をアップさせてきたのかについてお伝えします。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
✅ シャドーイングで得られる7つの効果(リスニング・発音・スピーキングほか)
✅ 効果を実感するまでの期間の目安と、私の体験に基づく変化の道のり
✅ 効果が出るシャドーイングのやり方と続けるコツ
✅ 効果が出ないときに見直すポイント
読み終わる頃には、あなたもシャドーイングがやりたくて仕方ない状態になっていることでしょう。
では、早速はじめましょう!
シャドーイングとはどんな勉強法?リスニングやスピーキングが伸びる理由

ここでは、シャドーイングがどんな勉強法で、なぜ英語力が伸びるのかをお伝えします。
シャドーイングは「聞いた英語を影のように繰り返す」勉強法
シャドーイングとは、英語音声を聞いて、そのすぐ後ろを影(シャドー)のように繰り返すという学習法です。
聞こえた英語を注意深く追いかけながら声に出すことで、内容をより深く理解することができます。発音やイントネーションも自然に身につけることができます。
シャドーイングのやり方に関しては、以下の記事に詳しく書いてあります。まずはこちらを読んでいただけるとわかりやすいと思います。

聞く力と話す力が同時に伸びる理由
シャドーイングは「聞いた英語をそのまま自分の口で再現する」勉強法なので、耳への集中度が高まるため、リスニング力が上がります。
聞こえた英語を注意深く追いかけながら声に出すことで、内容をより深く理解することができます。
また、発音やイントネーションも自然に身につけることができます。
シャドーイングで得られる7つの効果|リスニング・発音・スピーキング

シャドーイングを行うことで、どんな効果が得られるのか? 以下が、私の考えるシャドーイングの7つの効果です。
効果1:リスニング力が上がる
効果2:発音・イントネーション・リズムが改善する
効果3:スラスラ口が回るようになる
効果4:自然な英語表現が身につく
効果5:英語リスニング時の集中力が上がる
効果6:語彙力や英文法力が鍛えられる
効果7:英文を読むスピードや読解力が上がる
私の経験も交えて、以下で詳しく解説していきますね。
効果1.リスニング力がアップする

私たちは、聞き取れない英語は声に出せません。
シャドーイングは「聞いた英語をすべてそのまま自分の口で再現する」という勉強法なので、いやでもリスニング力が上がるのです。
シャドーイングをしてみると、自分の弱点(聞こえたつもりで聞き取れてないところ)が一発で分かります。
英語が聞き取れないのは、以下が原因です。
1. 単語を知らない
2. 単語は知っているけど、発音を間違って覚えていた
3. 音の変化に耳が慣れていない
1と2が原因で聞き取れないことは、誰にでもわかりますよね。でも、それ以上に重要なのは、「音の変化」をちゃんと認識できるかどうかです。
音の変化には、以下の3つがあります。
1. リエゾン(音の連結)
例)Did you →「ディドユー」ではなく「ディヂュー」となる
2. リダクション(音の脱落)
例)Not bad→「ナットバッド」ではなく「ナッバーッ」となる
3. フラッピング(tの音がラ行に変化する)※アメリカ英語
例)water→「ウォーター」ではなく「ウォーラー(ワラ)」となる
ひとつひとつの単語の正しい発音を知っていることは、リスニングにはもちろん大切。
でも、「英語リスニングは、音の変化が聞き取れるかどうかで決まる」と言っても過言ではありません。
ネイティブの弾丸スピードの英語は、音が変化しまくります・・・Σ(꒪ꇴ꒪;|||)
音の変化をマスターするには、黙って英語を聞いててもダメ。個々の単語の発音を覚えるだけでもダメ。
英語音声を聞いて、文をまるごと真似して、どんな音に変化しているのかを自分で体感して、体で覚えるしかありません。
それが「ながら勉強」で楽に継続できるのが、シャドーイングです。
シャドーイングの練習を積んで、音の変化に慣れてくると、「聞いても全然分からなかったのに、文字を見たらこんなに簡単な英語だったのか!」という、誰もが悩む状態から抜け出すことができます。
そして気づいたら、リスニング力は大幅にアップしていることをお約束します。
効果2.発音やイントネーション、リズムが改善する

シャドーイングで、正しい発音、アクセント、イントネーションやポーズ(間)の取り方を自然に身につけることができます。
シャドーイングをはじめる以前の私は、英語を音読しても「棒読み」でした。
強弱のポイントが、全く分からなかったんですね。でも、シャドーイングで発音とイントネーション、英語のリズムが見違えるほど改善されました。
効果1で「音の変化が聞き取れるようになるからリスニング力が上がる」と言いましたが、まずは聞き取れるようになり、それから自分で発音できるようになると、あなたの英語がめちゃくちゃ変わります。
・英文のどこを強くゆっくり、どこを弱く速く発音するのか?(アクセント)
・英文のどこで上がるのか?下がるのか?(イントネーション)
・英文のどこで区切るのか?(ポーズ)
これらは、難しい理論を学ぶよりも、たくさんの英語を聞いてたくさん真似していたら、自然に身につきます。すると、初見の英文であっても、正しいイントネーションとリズムで発音できるようになります。
シャドーイングの効果を最大にする秘訣は、とことん真似をすること。発音や英語らしいイントネーションに自信のない人は、是非しっかりシャドーイングをやってみてください。
効果3.スラスラ口が回るようになる

シャドーイングを続けることで、英語の口の筋肉を鍛えることができます。
私がシャドーイング初心者だった頃は、5分続けるのもしんどいと感じていました。
すぐに口の周りがこわばって、舌がもつれるような感じがしていました・・・
でも、シャドーイングを続けて10年以上経ち、英語の発音に必要な口の筋肉(英語筋?)もバッチリ鍛えられました。今は、レベルが高くない素材なら、1時間でもシャドーイングを続けられます。
英語のスピードについていきながらシャドーイングをすることで、つっかえずにスラスラと英語を発話することもできるようになっていきます。
なお、日本語と英語は発声も異なります。具体的には、以下のような違いがあります。
日本語:喉から上で声を出す
英語:胸から上で声を出す
特にアメリカ英語は、喉を開いてしっかり胸から(お腹から)声を出すのが特徴です。自分の発音とお手本の英語音声を比べてみると、自分の発声が浅いことに気づくはず。
なお、普段から胸から声を出すのに慣れていない人が浅い発声で長時間シャドーイングをすると、喉が痛くなってしまいます。
喉の奥を開いて、お腹から深い発声ができるように、少しずつ練習してみてくださいね。
効果4.自然な英語表現が身につく

シャドーイングの訓練によって、「聞こえない」→「聞けば分かる」→「シャドーイングできる」という段階を経て、「その表現が使われる感覚がわかる」ようになります。
また、シャドーイングでたくさんの表現を発音していくことで、いろんなイディオムなどの英語表現を覚えることができます。
たとえば、
“hit it off”(気が合う)
というイディオムがあります。単語は全部簡単ですが、こういう表現って、なかなか覚えられないですよね。
でも、こういうイディオムや英会話表現も、シャドーイングで声を出していくことで、効率よく記憶に定着させることができるのです。
なお、hit it offは実際に発音すると「ヒット・イット・オフ」ではなく「ヒリロー」と聞こえます。
さっきご紹介した3つの音の変化の「リエゾン(連結)」「リダクション(脱落)」「フラッピング(t音の変化)」を全てコンプリートしてます(笑)
こういった表現が含まれる日常英会話用の教材を使って、シャドーイングを繰り返す。
すると、日常英会話表現が覚えられるのはもちろん、「こういう時にこの表現を使うんだな」と、その表現を自然に使えるようになります。
効果5.英語リスニング時の集中力が上がる

英語を聞いていると、すぐに疲れてボーッとしてきて集中力が下がってしまうことに悩んでいませんか?

TOEIC試験のリスニングで、集中力が切れてしまう・・・
リスニング時の集中力の大幅アップも、シャドーイングで叶います!!
シャドーイングをすると、集中して英語を聞き取るクセがつきます。英語をそっくり真似しないといけない以上、一語一句聞き取らないといけませんからね。
このような、ただ漫然と英語を聞くのではなく「絶対に聞き漏らすまい!」として注意深く英語を聞くことを「アクティブリスニング」と言います。
シャドーイングは「聞く」と「話す」を一度に行うトレーニング法なので、特に最初はしんどいです。「こんなこと、できるようになるの?」と不安に思うかもしれません。
でも、日常的にシャドーイングを継続していくと、だんだんと2つのことを同時に行うことに慣れてきます。長時間でも集中力が落ちることなく、英語がスラスラ聞き取れて口に出せるようになります。
効果6.英文法力や語彙力が鍛えられる

私たち英語学習者が英語を使いこなせるようになる上で、以下の2つがどちらも欠かせません。
文法の理論: 「文法では、ルールがこう決まっている」
ネイティブ感覚:「何となく、こう言うのが自然な気がする」
多くの日本人学習者に圧倒的に欠けているのが、後者の「こういう時は、こういう言い方をするのが何となく正しい気がする」というネイティブ感覚です。
シャドーイングを通じて、たくさんの英語を聞きながら発音することで、正しい文法構造をより深く理解し体で覚えることができます。
「こういう流れでくると、次はこの単語だな」と、予想がつくようになってくるのです。これは、文法や構文が理屈を超えて体に染み込んで、自動化できたというサインです。
また、単語を覚えるときにもシャドーイングを活用するのが絶対におすすめです。
単語教材の例文をシャドーイングすることで、単語を例文とともに暗記しながら、同時にリスニング力や発音も鍛えることができます。
私は、単語教材の付属音声を使って、通勤中の車の中で例文をシャドーイングしまくりました!
このように、シャドーイングを続ければ続けるほど、文法や単語も強化しながら、英語のネイティブ感覚が身につきます。
効果7.英文を読むスピードや英文読解力が上がる

シャドーイングは、英語を英語の語順のままで理解する「英語脳」を作るのにも有効です。
英語を読むときに、ついつい「返り読み」をしてしまう癖に悩んでいる人は多いと思いますが、シャドーイングで矯正できます。
シャドーイングでは、リーディングと違って英文を前に行ったり後ろに行ったり(返り読み)することは当然できません。英語の語順そのままで前から処理するしかないですよね。
シャドーイングで英語を英語の語順のままで処理することが習慣になると、リーディングの時にも同じことができるようになるんです。
だから、リーディングのスピードも上がるのです。
多くの日本人が悩んでいる、憎っくき「返り読み」を矯正する方法については、以下のページに詳しく書いています。

シャドーイングの効果を実感するまでの期間

私はシャドーイング初心者から毎日トレーニングを継続し、およそ2年でTOEICリスニングセクションで満点が取れました。
もちろん、シャドーイング「だけ」の効果ではなく、いろんな複合的要素があってのリスニング満点ですが、その過程をご紹介します。あくまでも私の事例ですが、参考にしていただけると幸いです。
私がシャドーイングを始めた時(TOEIC680点)
当時の私は、26歳。中学の塾講師として働き始めたばかりでした。TOEIC680点というのは実力以上のスコアで、実際は500点台の実力だったと思います。
毎日、往復で1時間の通勤時間(車の運転)があったので、
通勤の車中はシャドーイング時間にしよう!
と決め、毎日往復1時間をシャドーイングに捧げました。(※安全運転が可能な範囲で)
当時の私は、シャドーイング初心者であることに加えて、こういう状態です。
・カタコト英会話レベル
・リスニングは苦手
・英語らしい抑揚が全くつけられない
・どこでポーズを取っていいか分からない
・発音は100%ジャパニーズイングリッシュ
当時の私は、非常にたどたどしい英語しか話せず、発音が悪くて通じないこともよくありました。また、大学卒業後は英語を話す機会が全くなくなってしまいました。塾で英語を教える時に、ちょっと発音する程度です。
当時主にシャドーイングに使っていた教材は、NHKラジオ基礎英語1と2(中1、中2レベル)。
シャドーイングを始めて1年(TOEIC810点)
塾講師の仕事を始めてから、自分自身も潔くbe動詞から文法をやり直しました。中学・高校レベルの文法を復習し、英単語を覚え直しました。
中高生用の問題を解き、NHKラジオをシャドーイングする以外は、TOEIC対策は何もしていません。でも、TOEICのスコアは順調にアップしました。
当時の私は、シャドーイング初心者からは脱してこんな感じ。
・中学生レベルの英語なら口からスラッと出始めた
・発音やイントネーションはちょっとだけ進歩
・耳にする英語が意味のある言葉として聞こえ始めた
・NHKニュースを副音声にしてみるも撃沈
・英字新聞に挑戦してみるも撃沈
当時主にシャドーイングに使っていた教材は、NHKラジオ英会話の音声。
シャドーイングを始めて2年(TOEIC905点、リスニング満点)
最初は中学英語も怪しかった私ですが、塾講師として2年が経ち、大学受験生の指導もするようになったので、文法や単語も大学受験レベルまではマスターしました。
相変わらず、TOEIC対策の勉強は一切やっていません。
当時の私は、こんな感じ。
・考えなくてもスラッと口から出る英語が格段に増えた
・発音やイントネーションを褒められることが多くなった
・TOEIC程度のリスニングなら苦労しなくなった
・映画の英語はまだ意味不明
・TOEICリーディングセクションの最後はまだ塗り絵
この頃はシャドーイングにもすっかり慣れ、使う教材を目的によって選ぶことができるようになりました。
ボキャブラリー用の教材をシャドーイングに使えば、単語も覚えられるし、同時にシャドーイングでリスニング力や発音も良くなるしという、一石二鳥どころか何鳥にもなる効率いいやり方を見つけたのがこの頃です。
当時私が使っていた教材(ボキャビルマラソン)はもう今は販売されていませんが、一番近いのがこの教材。
数段落の長文の中に覚えるべき単語や熟語が含まれているので、その音声を聞きながら、シャドーイングしていました。
シャドーイングを始めて3年(TOEIC980点、リスニング満点)
当時の私は、こんな感じ。
・発音をよく褒められる
・簡単な英語ならスラッと口から出る
・TOEICも最後まで解き切れる
・英語の講義にもついて行ける
・映画の英語は半分くらいしかわからない
この頃、仕事をいったん辞めてカナダのモントリオール(フランス語圏)に短期滞在していました。そこで、英語教授法(TESOL)の講義を受講しました。
授業は全て英語で、クラスメートとのディスカッションやプレゼンテーションもありましたが、英会話はおぼつかないながらも、リスニングで困ることはありませんでした。
シャドーイングを始めて5年(通訳者として採用される)
私は、26歳からシャドーイングを毎日続け、31歳のときに通訳者として採用されました。
通訳訓練も全くやったことがない中、勤め先の様々な事情でたまたまラッキーで採用されただけですが、私がシャドーイングをやってきたことを伝えると、通訳の先輩に「それなら、同時通訳もすぐ慣れるわね」と言われました。
当時の私は、通訳としてのトレーニングをしながら、通勤の車の中では、オーディオブックを聞きながらシャドーイングや同時通訳の練習をしていました。
当時私がたくさん聞いていたオーディオブックは、この記事に書いてあります。

効果が出るシャドーイングのやり方と続けるコツ

ここまでお聞きいただいて分かる通り、私にとってはシャドーイングは「めちゃくちゃ効果がありました!」と自信を持って言える勉強法です。
でも、難しすぎたり、飽きたりして、なかなか続かないのが正直なところですよね。また、間違った方法で実践しているせいで、効果が現れないこともあります。
ここからは、私が思う効果的なシャドーイング法と日常に取り入れるコツをお伝えします。
教材選びは「簡単すぎるほど簡単」がおすすめ
効果的なシャドーイングを行うには、適切な素材選びが重要です。私のおすすめは、「簡単すぎるほど簡単な教材を選ぶ」こと。
自分のレベルに合った素材を選び、聞き取れない部分は繰り返し聞き、繰り返し発音するようにしましょう。
シャドーイングの教材選びについては、以下のページも参考にしてください!

ながら時間で続ける(通勤・家事の活用)
日常生活でシャドーイングを取り入れるには、「ながら時間」を活用することがポイントです。
仕事や育児に忙しい私たちにとって、机での勉強を継続させることは本当に難しいです!通勤中や家事をしながらでも、耳を英語に慣れさせ、口を動かす習慣をつけることが大切です。
私が日常にシャドーイングやその他の英語学習を取り入れた方法は、以下の記事に詳しく書いています。あわせてご覧ください。

この記事では、勉強時間を確保するアイデアをたくさんシェアしています!

学習の習慣化については、この記事にまとめました。

シャドーイングの効果が出ない時に見直す3つのポイント
2〜3ヶ月続けても効果を実感できない場合は、次の3つを見直してみてください。
教材の難易度は適切か
難しすぎると聞き取れず、ただ音を追うだけになってしまいます。もう一段階やさしい教材に変えてみる。
内容を理解した上でシャドーイングしているか
意味が分からないまま声に出しているだけでは、定着しにくいです。スクリプトで意味を確認してから繰り返す。
継続できているか
週に1回だけでは効果は出にくいです。短い時間でもいいので、毎日触れる時間を作ることが重要です。
高額英語コーチングのシャドーイング課題の問題点
ここ数年で急に増えてきた、3ヶ月で50万円やそれ以上の「高額英語コーチング」で、シャドーイングを指導されることが多いようです。私は、その被害相談を受けることも多くなりました。
これらのプログラムでは、「自分のシャドーイングを録音して提出すると、コーチが添削して返してくれる」という課題が含まれていることがよくあります。
もちろん、上記のやり方でうまくいっている方もいるはずですし、「録音を添削する」というやり方自体に間違いはありません。
ですが問題は、私がお話を聞いた英語学習者さんは、いずれも自分のレベルに合っていない教材でシャドーイングをやらされていたことです。
その結果、英文の意味を考えることもなく、耳に集中するのでもなく、ただ先生に課題を提出するための機械的に英語を声に出す「作業」になっていました。
英語コーチングでやったシャドーイングで成果が出なかったある男性は、私にこう話してくれました。

英語の意味も考えずに、早口言葉のように英語を声に出していました。音声のスピードについて行くために英語を丸暗記して、それを自分の記憶から声に出していた感じです。
「意味を考えずにシャドーイングをする」「英語を丸暗記して、記憶からアウトプットする」というのは、シャドーイングでやってはいけないことです。
「暗記して記憶からアウトプットする」というのは、英語を耳で聞いていないわけですから、それでは効果は出ません。正しいやり方でシャドーイングをするのが大事です!
シャドーイングの効果に関するよくある質問

ここからは、シャドーイングについてよくいただく質問に答えます。
「シャドーイングは効果がない」という話を聞くが、本当に効果はある?
「シャドーイングは効果がない」という主張もあるようですが、私は「シャドーイングのやり方が間違っているから」ということに尽きると思います。
シャドーイングの効果が出ない理由は、以下です。
・自分のレベルよりずっと難しい素材でシャドーイングしている
・英文の意味を考えず、オウム返ししているだけ
・英文を聞かず、記憶からアウトプットしている
正しいやり方でやれば、効果はあります!
シャドーイングがなければ現在の私はいない、と100%断言できます。
やってみても効果が出ないと感じる場合は、教材の難易度ややり方を見直してみてください。

シャドーイングの効果を実感するまで、どれくらい続ければいい?
個人差がありますが、早くて数週間、多くの場合は数ヶ月〜数年かけて変化を実感していくイメージです。
私の場合は、毎日1時間ほどを2年続けた頃に、TOEICリスニングで満点が取れるようになりました。
続けるコツは、簡単な教材を選ぶことと、ながら時間を活用することです。
勉強の継続については、以下の記事も参考にしてください。

初心者でもシャドーイングはできる?
できます。重要なのは、自分のレベルよりやさしめの教材を選ぶことです。中1レベルの英語からで十分。最初は5分だけでも大丈夫です。
ただ、「初心者」と言っても、本当に英語を学び始めたばかりの人や、学生時代の英語を全く忘れてしまった大人は、そもそも「自分のレベルよりやさしめの教材」が見つからないでしょう。
その場合は、シャドーイングではなく音読からはじめてください。
音読は、お手本の英語を聞いて、なるべくその発音やイントネーションを真似て、声を出して発音することです。
まずは詰まらずにスラスラ音読ができるようになってから、シャドーイングに挑戦してみてください。
オーバーラッピングとシャドーイング、どちらからやる?
オーバーラッピングは、音声と同時に声を出す練習。シャドーイングは、音声の少し後ろを追いかけて声に出す練習です。どちらから始めても構いません。
両方やらないといけない決まりはないので、片方だけでも大丈夫です。
私は専らシャドーイング派で、オーバーラッピングはほとんどやっていません!
音声と同時に言うオーバーラッピングの方がとっつきやすいと感じる方は、まずオーバーラッピングから始めて、慣れたらシャドーイングに移るのもおすすめです。
オーバーラッピングとシャドーイングの詳しい違いと効果は、以下の記事で解説しています。

まとめ|シャドーイングの効果を出すためのポイント

以上、シャドーイングの効果についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
シャドーイングの7つの効果は、以下でした。
効果1:リスニング力が上がる
効果2:発音・イントネーション・リズムが改善する
効果3:スラスラ口が回るようになる
効果4:自然な英語表現が身につく
効果5:英語リスニング時の集中力が上がる
効果6:語彙力や英文法力が鍛えられる
効果7:英文を読むスピードや読解力が上がる
シャドーイングを継続することで、英語力だけでなく、集中力や自信も向上します。
リスニング力や発音が向上するのはもちろん、スピーキング力、語彙力、英文法理解、瞬発力など、英語力を総合的に上げることができます。
非常に重要なことを書いたので、できれば何度も読み返していただき、シャドーイングの効果を最大に引き出して、バッチリ英語力をアップさせてくださいね。
お役に立ったら幸いです!
シャドーイングに加えて、「アウトプット力」を圧倒的に鍛える勉強法はこちらからどうぞ!



