2023年8月5日
【英検1級合格体験記】政府は、医療を十分にサポートしているか?
エバンス愛
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—– ハンドルネーム —–
Jake’s mom
—– 年代・性別・ご職業 —–
60代女性 元高校教員
—– 他の英語の資格 —–
TOEIC 900点
—– 2次試験に合格した回 —–
2023年度第1回
—– 何回目での合格? —–
1回目
—– 合計点(内訳) —–
32(7, 9, 8, 8 )
—– 選んだトピック —–
「政府は、医療を十分にサポートしているか」 みたいな感じです。
—– スピーチの内容 —–
十分にサポートしていない。日本は少子高齢化が進んでいる。今後ますます多くの人たちが医療を受けることになっていく。しかし現在の医療の現場は、医師、看護師の人手不足が深刻であり、非常に労働時間が長い。特に、医師は長時間労働を強いられている。また、医療界では医師の残業時間の削減などの働き方改革を早急に進めなければならないが、そのためには、もっと多くの人的、財政面の支援が必要である。といった内容だったと思う。
—– 試験官とのやりとり —–
人手不足に対応するためにはどんな手段があると思うか? ー 一つの方法としては移民の活用がある。ただし、移民の人たちの労働条件を日本人と同等にしていかなければならない。
財政面では?ー 日本は、今、世界で最も借金を抱えている国である。歳入を増やしそれを医療サービスに充てることが大切。歳入を増やす一つの方法にカジノの導入がある。外国人観光客をもっと誘致し、ツーリズム産業を大きくすることが政府の歳入増加につながる(これは、カジノ導入に関するtopic に備えて考えていたので、少し無理があったがとりあえず言った。)
医療にAIを使うことはできるか? ー できると思う。画像診断などをAIに任せることができる、と言いたかったのですが、放射線画像という単語がすぐに出てこず、つまってしまい、急遽、医師のpaper work を減らすことができると言い直した。
最後に外国人試験官がさらに一問質問しようとしたが、そこで時間切れとなった。
—– 良かった点 —–
Short speech はInteractionのための導入と考え、形式にとらわれず(というか構成を考える余裕がなかった)言いたいことを言い続ける気持ちでいった。Short speech では6点をとれればよしと当初より考えていたので、出来が悪かったことはあまり気にならなかった。
Interactionでは、質問されたら、直ちに答えるという姿勢で臨んだ。話し始めてから、内容を考えつつ話を広がらせた。多少の緊張はあったが、試験官の目をみて自分なりに積極的に話せたと思う。(内容はそれほど濃いものではなかったです)
—– 反省点 —–
できれば、2分のスピーチをもうすこしコンパクトにまとめたかったが、今の実力では無理だったと思う。
—– 勉強法、対策法、気をつけたこと —–
1次試験の前から2次試験のspeechのことを念頭に入れてwritingの準備をした。1次試験(C1+7)の直後、合格の手応えがあったので、すぐにspeechのネタ帳をつくり始めた。(約60本)
最初は文章を覚えようとしたが、無理だとすぐに悟り、各topic の論点を確認し、speechの練習をした。topic に馴染みのないものは、chat GPTを使って、どのような意見や考え方があるのか参考にした。これはかなり時短になったと思う。
—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–
—– 合格までに利用したもの —–
・これで完璧英検1級二次対策(テソーラスハウス出版)
・英検1級2次試験 ・面接完全予想問題(旺文社)
・愛さんの合格体験記(多くの方の体験記を読んで、speechはInteraction のためのものだとほぼ確信した)
・オンライレッスン(7回)
・英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(植田一三)
—– これから受験される方へのメッセージなど —–
愛さんと同様、英語に関わる仕事をしてきた以上、いつかは英検1級を取りたいと考えていましたが、子育て、介護、仕事の忙しさにかこつけて、受験を躊躇っていました。教員の仕事を辞め、今後は翻訳の仕事をしたいと思っていますが、自分の英語力を証明するものがやはり必要だと感じ、英検を受験しました。
英検1級合格は、登る(受験する)まではとても高い山と感じていましたが、下山して振り返ってみるとそれほど高い山ではなかったようにも思えます。山登り(受験)をする勇気とそのための準備(傾向と対策)が必要なのだと思います。
今は合格してほっとしていますが、同時に、力不足も実感しています。今後さらに英語でのコミュニケーション力を高めたいと思います。
愛さんのブログは、これまで誰にも言ったことのない自分の正直な気持ちと重なるところが沢山あって、親近感を抱きました。勇気をいただきました。ありがとうございます!
体験談のご投稿、ありがとうございます!
ChatGPTを使って対策をされたとのこと、良いですね!私も、英検のライティングやスピーチ対策にはChatGPTがかなり役立つと思います!
→ChatGPT(無料で使えます)
Jake’s momさんがされたように、自分になじみのないトピックについて、一般的にどんな意見(賛成・反対意見)があるかを調べるというのは、すごくいい方法ですね。
それを足がかりに自分の体験談を組み込んだり、自分なりの意見を述べられるように練習すれば、自分でゼロから考えるよりかなり楽になります。
また、スピーチのトピックのネタ集めにも使えるでしょうし、スピーチを書いてChatGPTに添削してもらうこともできますね✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
英検1級に合格してみて、改めて自分の力不足を感じるというお気持ち、とてもよく分かります。CEFRで言えば、英検1級はB2からC1と言われていますから、まだ先があるということですよね。
※CEFRのレベルとTOEICや英検との対応表は、こちらの記事を参考にしてください。
▶2024年度NHKラジオ英語講座のレベル一覧!TOEIC・英検との対応表
これからも、さらに高い英語力を目指して頑張ってくださいね!
というわけで、Jake’s momさん、ご投稿ありがとうございました!
その他の合格体験記は、こちらからどうぞ。