2021年3月4日
若者は老人の介護をすべきか?(英検1級合格体験記)
エバンス愛
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—– ハンドルネーム —–
はむれっと
—– 年代・性別・ご職業 —–
20代女性 フリーター
—– 他の英語の資格 —–
TOEIC865点 TOEFL76点
—– 2次試験に合格した回 —–
2020年度第3回
—– 何回目での合格? —–
2回目
—– 合計点(内訳) —–
28(7,7,7,7)
—– 選んだトピック —–
若者は老人の介護をすべきか?
—– スピーチの内容 —–
場合による。結局はその家族の問題だと思う。若者の中には海外に留学したい者や、遠方に就職が決まった者もいるだろう。そんな人たちにとっては祖父母や親を介護するのを強制するのは不公平ではないか。要は老人側と若者側がお互いの考えを伝え会わなければいけないと思う。しかし、それは健全な幸せな家庭の場合だ。お互いの意見を理解し合うことができないような。虐待や家庭内暴力があるような家庭では行政に力を借りなければいけない。それは資金援助だったり、老人ホームに入りやすくしてくれることだったり・・・日本では定年退職があり、まだ働きたくても仕事を辞めなければいけない老人がたくさんいる。定年退職は不公平なシステムだと思う。彼らに必要な多方面にわたるサポートが必要だ。
あとはよく覚えていないのですが、だいたい上記に述べたようなことを言ってるうちにタイマーが鳴りました。つまり、最後の結論は言えなかったのです。普通は、序論、本論、結論が揃ってないと合格できないと思っていましたが、最初に「私はこうだと思います」と強く主張したからセーフだったのでしょうか?笑
—– 試験官とのやりとり —–
本題に入る前のカンバセーション(自由会話):正しく発音しているかどうか、口元を見てもらいたかったのでまず、マスクをとっていいか?(Sir and Ma’am, Before everything, Can I take off my mask?)と聞きました。おそらく帰国子女であろう日本人中年女性と、中国系米国人の30代くらいの男性でしたが、少し戸惑い気味で「コロナ禍なのでダメなんですよ~、でも、あなたの声ははっきり聞こえますよ」と返答してくださったので、安心しました。
その後は、So, Can you tell us about yourself ? と聞かれ、お決まりの自己紹介タイムです。”I drove here. While I was driving, I opened all the windows and I could feel the air breezing through the car. It was a pleasant drive. I work at After School Children Child Care Center. Mainly, my job is playing with children. I kind of can’t believe that I’m earnig money by just playing with kids. Children are so pure and naive in a good way and I feel My self beking pured.(浄化されてる、という英単語がわかりませんでした。笑)・・・” 趣味が音楽を聞く事で、好きな歌手はフランク・シナトラだと言ったら笑ってくれました。
スピーチの後のクエスチョンタイム(質疑応答):
Q. 独居老人の場合はどうなるのか?
A. 孤独死は悲惨だ。(しばし沈黙)行政がもっと独居老人をサポートするため資金を充て、体制を整えるべきだ。
Q .定年退職に反対と言ったが、老人が辞めなければ若者が仕事を得られなくなるのでは?
A. 日本社会はseniority systemだ。そもそもこれが間違っている。能力によって評価されていたら、老いも若きも、平等に働けるだろう。
—– 良かった点 —–
面接官たちと楽しく会話するつもりで挑みました。英語のカナメはオーバーアクションです。自分の気持ちを逐一、身振り手振り、表情、声の抑揚で表すことができたらこっちのものなんじゃないかなと思います。
—– 反省点 —–
・もう少し論理的に話したかった
・結論を言わなかった(タイマーが鳴った後でも、簡潔に結論を述べることは可能だったのに、なんか諦めてしまいました・・・)
—– 勉強法、対策法、気をつけたこと —–
日常で、何かを考えるときに英語で考えるようにしました。後は、ネット上で、一級二次試験の予想問題を探し出し、その中から、自分が興味ありそうなトピックを選び、スピーチを考えました。一トピックにつき、主張一つと、理由を最低二つです。(理由は出来るだけ多くあったほうがいいです!)その際、分からない単語やイディオム,関連するニュース記事を調べました。
変に難しい、学術的な知識を頭に入れる必要はないと思います!(某『一級面接大特訓』のような本を丸暗記するなど)
自分が自信を持って喋れる内容にとどめていた方が確実です。
—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–
前回:個人的体験談しか語らなかったので見事に落ちました。
今回:客観的意見、社会情勢がメインで、自分の意見はスパイス程度に盛り込みました。
—– 合格までに利用したもの —–
愛さんのホームページ、ネットの予想問題、参考書
—– これから受験される方へのメッセージなど —–
結局は気持ちです。受かるぞ、という揺るぎない意志があれば、努力も苦に感じないでしょう。私も愛さんと同じで、机にガリガリかじりついて勉強できません。その分、他の部分で工夫するんです。発音を磨くために洋楽しか聴かないとか、考え事をする時英語でぶつぶつ呟いてみるとか・・・。あなたが、新たな勉強法の先駆者になるかもしれませんよ?
合格して、何を得たか。それはキャリアアップや、高い時給じゃありません。
うまく口では言えませんが、そこはかとない安心感なんです。確固たる自信というと、ちょっと違う。だって、まだまだネイティブレベルではないし、CNNのニュース番組を100パーセント理解できるかと言ったらそうじゃない。ただ、一級に合格するまで、頑張れた自分がいること、目標に向かって戦い続けた自分がいることに、ホッとできたのです。私の場合は諦めが早くて、面倒臭がりだったので、喜びも一入です。
皆さんもどうか、自分に正直に夢に向かって頑張ってください。
ご投稿ありがとうございます。
普通は、序論、本論、結論が揃ってないと合格できないと思っていましたが、最初に「私はこうだと思います」と強く主張したからセーフだったのでしょうか?笑
はい、「序論・本論・結論」がないとダメと思う人は多いと思いますが、英検1級のスピーチに関して言えば、合格には必須ではないという私の意見をこのブログでも書かせていただいていますよ。
私は、極論「結論→その理由」で合格できると思います。詳しくは以下の記事をどうぞ。
正しく発音しているかどうか、口元を見てもらいたかったのでまず、マスクをとっていいか?(Sir and Ma’am, Before everything, Can I take off my mask?)と聞きました。おそらく帰国子女であろう日本人中年女性と、中国系米国人の30代くらいの男性でしたが、少し戸惑い気味で「コロナ禍なのでダメなんですよ~、でも、あなたの声ははっきり聞こえますよ」と返答してくださったので、安心しました。
言われてみれば、今は試験官も受験者もマスク着用で面接するのですよね。
試験官がマスクをしていると、口元が見えなくて質問が聞き取りにくいように感じたりするかもしれませんが、そんなプレッシャーのなかでの合格、おめでとうございます!
最後に、スマホの設定とかの問題であれば余計なお世話ですが、英語の大文字の使い方が気になりました。英語の勉強には終わりがありませんし、10年以上前に合格した私もまだまだ勉強中です。一緒に勉強を続けていきましょう。
その他の合格体験記は、こちらからどうぞ。