2020年3月11日
環境に悪影響を及ぼす企業には重税が課されるべきか?(英検1級合格体験記)
エバンス愛
※当ブログ記事には、広告が含まれます。
—– ハンドルネーム —–
Stephany
—– 年代・性別・ご職業 —–
30代女性 公務員
—– 他の英語の資格 —–
TOEIC 905点
—– 2次試験に合格した回 —–
2019年度第3回
—– 何回目での合格? —–
1回目
—– 合計点(内訳) —–
26 (4,8,7,7)
—– 選んだトピック —–
環境に悪影響を及ぼす企業(businesses)には重税が課されるべきか?
—– スピーチの内容 —–
環境に悪影響を及ぼす企業には重税が課されるべきである。
環境問題は深刻で、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんも
私たちは深刻な環境問題に対してすぐに行動すべきだと説いている・・・
私たちが生み出したマイクロプラスチックは海を汚し、食物連鎖によって自分たちを傷つけている・・・
(というような、理由を全然述べられないまま2分が経過しました。。。)
—– 試験官とのやりとり —–
試験官は快活な中年男性のネイティブスピーカーと、女性の日本人でした。
最初のSmall Talkで、下記のことを述べました。(事前に話す内容を決めていました。
*Hueyさん「経済的な成功が人生の成功か?」(2018年第2回)が話されていたものを参考にしました。)
I was born and raised in Shizuoka prefecture, and now I live in Tokyo. It has been almost 10 years.
I have two children and husband. I also work at XXX. Every weekend, we go out to the parks and hang out with other families.
In weekend, my family plays cards, Memories and Old Maid. My life has been hectic, but I’m enjoying it.
これに対して男性から「故郷で恋しいものは?」と聞かれ「Mt. Fuji!」と答え、試験官の表情が柔らかくなりました。
そのあと「But I occasionally go back to my parents’ house, so I don’t miss it that much.」と答え、スピーチに入りました。
質問は2つでした。
1(ネイティブスピーカーから)先程のスピーチでは理由を述べていなかったが、
どうして企業に重税を課すべきなのか説明してほしい。
→ 重税を課すことで、企業が環境に優しい製品を作る動機(incentive)になるから。
政府の規制(regulate)は民間の取組よりも効果が高く、重税は企業にとって負担である。
(という内容をしどろもどろ、身振り手振りで答えました。)
2(日本人から)航空会社は二酸化炭素を排出しているが、このような企業にも重税を課すべきか?
→ 課すべきだと思う。なぜなら、重税を課すことで、それらの企業はeco-friendlyなエンジンの開発等をしようと思えるから。
(言い終わるくらいにベルが鳴りました。)
—– 良かった点 —–
あきらめずに、一生懸命話したこと。沈黙を作らないよう意識したこと。
(トピックを選ぶ1分の間に理由を全然考えられなかったのですが、愛さんの「とりあえず話すこと」を意識できました。)
—– 反省点 —–
Short Speechで全く理由が話せなかったこと。
一次試験合格後にスピーチの練習を始めていたが、声に出す練習が足りなさすぎたこと。
—– 勉強法、対策法、気をつけたこと —–
一次試験終了後、「英検1級面接大特訓」を購入して背景知識の習得を始めました。
そして、100均で暗記カードを購入し、表に質問・裏に理由を書く作業を行っていました。
また、スピーチ原稿というよりも、自分の話したい事柄(グレタさんや宗教感、日本の文化など)をパーツとしていくつか書いてまとめていました。
その間声に出して練習するのが嫌で避けていましたが、二次試験の2週間前にやっとスピーチの練習を開始しました。
オンライン英会話ValueEnglishの英検1級二次試験対策5回コースを受講し、5回練習しました。
テクノロジーについてはやや話せるものの、それ以外のトピックについては理由をあげるのもやっとでした。
試験3日前にキッチンタイマーを使って自分で過去のトピックを見て、30秒で考え2分でスピーチする練習をしましたが、ボロボロで、前夜は不安でたまりませんでした。
それでも愛さんのブログに励まされ、「沈黙は作らないようにしよう」とだけ決めていました。
—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–
—– 合格までに利用したもの —–
英検1級面接大特訓
オンライン英会話ValueEnglishの英検1級二次試験対策5回コース
英検1級合格者のブログ(もちろん貴ブログ、ワイリンガルさんブログ、azusaさん等)
—– これから受験される方へのメッセージなど —–
二次試験は「Short Speechが重要」と言われていますが、そのShort Speechでずっこけても合格できます!
私は緊張のあまり、早く会場に着きすぎて1番に受験をしました。
誰かが「早く行った方が合格する確率が高い」と言っていたのも迷信ではないと思います笑。
二次試験に向けての日々は、世界情勢や一般常識の知識の勉強から始まり、「本当に本番でスピーチできるのか・・・」と不安に押しつぶされそうなこともあるかと思います。
そんなときは、愛さんのブログを読んで、「大丈夫」と安心してください。
自身の結果から、完璧に話せることよりも、コミュニケーションを取ろうとする意欲、伝えたいという熱意が大切だと思いました。
皆さまも、ご自分を信じてあきらめないでください!
そして最後になりますが、愛さん!
愛さんのブログのおかげで合格できました。本当に感謝しております。
愛さんの益々のご活躍、ご健勝を心よりお祈り申し上げます。
ご投稿ありがとうございます!
二次試験は「Short Speechが重要」と言われていますが、そのShort Speechでずっこけても合格できます!
今回、Short Speechの得点が4/10だったとのことで、失礼ながら合格者のなかではなかなか見ない点数だと思います。でもこうして見事に合格されたという事実は、多くの人の勇気になりますね!
普通、スピーチがボロボロだった時点で「もうダメだ・・・」と諦めてしまう人は多そうですが、Stephanyさんのように諦めず、「沈黙は作らない!」「コミュニケーションを取ろうとする意欲、伝えたいという熱意」を前面に出してとにかく話し続けることですね。
あと、早く行った方が合格する確率が高いという情報は知りませんでした!
まだご存知ない方のために、英検1級の面接は到着順に行われるので、受付時間ギリギリに行くとかなり待たされます。好みはそれぞれですが、早めに行った方がいいのかもしれませんね。
スピーチ原稿というよりも、自分の話したい事柄(グレタさんや宗教感、日本の文化など)をパーツとしていくつか書いてまとめていました。
そうですね!スピーチを書くとなると準備の負担も大きいですし、それよりもパーツを集めておいた方がいろんなトピックに応用できますよね。
パーツについて詳しくはこのページに書いているので、これから英検1級の面接に挑戦される方は読んでみてください。
というわけで、貴重な体験記のご投稿ありがとうございました!最後に余談ですが、私も10年以上前ですが、静岡に夫のマイクと住んでいたので、私は毎日の通勤路で見えていた富士山の景色が恋しいです!(笑)
その他の合格体験記は、こちらからどうぞ。