効果的な瞬間英作文のコツ・イメージを上手に使え!
それを英語に置き換えていくトレーニング法なので、
常に日本語が頭の中にグルグルすることは避けられません。
⇒ 瞬間英作文とは?(独学で英会話をマスター!スピーキングに効く必殺技)
「瞬間英作文で『英語を英語のまま理解する頭』はできるのか?」
という質問を以前いただいたので、
今日はそれに関連したことを書いてみようと思います。
これ、すっごく鋭い、良い質問だと思います。
実は、私、全然深く考えたことがありませんでした・・・ _| ̄|○ ガクッ
でも、「日本語を介して英語を勉強する癖をつけると良くない」というのは
いろんなところで聞きますし、それも一理あると思います。
そう考えると・・・
瞬間英作文で、ほんとにいいの?
いつまでたっても日本語で考える癖が抜けなくなってしまうんじゃない?
そういう疑問も、当然わいてきます。
「英語のままで理解する」とはどういうこと?
経験したことがない人や、経験しているのかどうか自分で分からない人は
「それって具体的にどういう状態なの?」って困ると思います。
そんな方のために、英語のままで理解するというのが
どういうことなのか、ご説明しますね。
まず、英語を聞いて、それを英語のまま理解する
ということを例にしてお話しします。
たとえば、次の英語が聞こえてきたとします。
She is a good tennis player.
これを聞いて、
頭の中でこの英語を「処理する(理解する)」というのは、
「彼女が上手にテニスをしている様子を
ありありと頭に思い浮かべている状態」

と考えてみると、理解しやすいと思います。
あまり考えたこともないかもしれませんが、
「相手の言ったことを(何語であろうと)理解した」というのは、
その絵(イメージ)が頭にくっきり浮かんでいる状態です。
「絵」として頭の中にある時点では、
それは日本語でも英語でもありません。
さて、
上の英語を「理解する」場合、二通りのやり方があります。
(1) 英語を聞いて、まず日本語で理解して、
その後に様子を思い浮かべる。
| She is a good tennis player. |
⇒ | えっと~、 「彼女はテニスが上手だ」 だから・・・・・ |
⇒ | ![]() |
(2) 英語を聞いて、
そのまま彼女が颯爽とテニスをしている様子を思い浮かべる。
| She is a good tennis player. |
⇒ | ![]() |
英語の初心者の場合は、(1)の方法で理解します。
でも、言うまでもありませんが、これだと時間がかかってしまいますよね?
だから、全ての英語学習者が目指すべきなのは、(2)の状態です。
じゃあ、英語を「話す」ときは?
あなたは「彼女が颯爽とテニスをしている様子」を思い浮かべていて、
彼女がテニスが上手だという事実を相手に伝えたいと思っています。
(1) 彼女が颯爽とテニスをしている様子を思い浮かべ、
そのまま英語にする。
![]() |
⇒ | She is a good tennis player. |
このように処理できるのが理想的です。
でも、もちろん最初はできませんので、実際は下のようになります。
(2) 言いたい内容をまず日本語に言語化し、
それを英語に変換する。
![]() |
⇒ | えっと~、 「彼女はテニスが上手だ」って 英語で何て言うんだっけ・・・ |
⇒ | She is a good tennis player. |
じゃあ、瞬間英作文はどうなっている?
瞬間英作文は、日本語の文章を読んで、
それを英語にして口に出す練習法です。
ということは、頭の中がこんな風になっている感じを想像するかも知れません。
| 「彼女はテニスが上手だ」 | ⇒ | She is a good tennis player. |
つまり、絵(イメージ)がない状態です。
さらには、瞬間英作文に慣れていない場合は、
こんなことになっている場合も少なくないと思います。
ええっとえっとぉ~・・・
| 彼女は | ⇒ | She |
| ~です | ⇒ | is |
| 上手な | ⇒ | good |
| テニスをする人 | ⇒ | a tennis player |
何を隠そう、わたしはこんな状態でした。(恥)
要するに、頭の中で一個ずつ単語を翻訳していたんですね。
学校の英作文の授業みたいに、
とにかく全部の日本語を英語に反映させようと頑張っている感じ。
そして、翻訳に必死になるあまり、
日本語の意味をちゃんと考えていないこともありました。
でも、この状態から抜け出さないことには、
スムーズに英語が口から出てくる状態にはなりません。
瞬間英作文でも「絵」をイメージせよ!
できるだけ、絵を思い浮かべるようにしてみてください。
そして、本に書いてある日本語を一語一句翻訳するのではなく、
日本語を読んで頭に浮かんだイメージを英語に直すのだ、
そういうつもりでやってみてください。
つまり、こういうことです。
| 「彼女はテニスが 上手だ」 |
⇒ | ![]() |
⇒ | She is a good tennis player. |
「絵」から英語が出せるようになると、
だんだんと日本語を介さずに英語が言えるようになってきます。
瞬間英作文で 「日本語⇒」
という回路が強く太くなってきて、
それに含まれた表現や単語、文法項目などが口になじんでくると、
英語で話している時に、
瞬間英作文でやったのと似たような内容だと
言いたいイメージがパッと で
直接英語に行けるようになります。
そして、なぜ瞬間英作文の練習が効果的なのかという秘密も、
ここにあります。
「できるだけたくさんの種類の『絵』を思い浮かべて、それを英語に直す」
そういう訓練をするためです。
だから、瞬間英作文は、
(中学・高校のような)「英作文」をするためにやってはいけません。
あくまでも、いろんなシチュエーションを頭の中で
イメージするための手段として
日本語を使っているだけだと考えてください。
イメージを頭に思い浮かべてから
英語に直すということに気をつければ、
「いつまでも日本語を介する癖が抜けないのでは」
という悩みは必要ありません。
「だったら、実際に絵を見ながらそれを英語に直せばいいじゃないか」
そういう意見もあるかと思いますが、
(英検準1級の2次試験はまさにそんな感じですよね)
そのやり方だと、
自分の知っている表現や構文ばかり使うことになりかねません。
もちろん、本当に外国人を前に会話をしている時であれば、
自分の知っている表現や構文を駆使すれば良いのですが、
これはトレーニングですから、表現の幅を広げるためには、
いろんなバリエーションを含んだ瞬間英作文は
とても効果的だと私は思います。
瞬間英作文を続けていると、
「私、こんな英語しゃべれたんだ!」というびっくり体験ができます。
→ 瞬間英作文で英語が勝手に口から出てくる!
間違った英語をしゃべったらどうしよう・・・と心配になるあまり
思い切って英語が話せない方は、こちらを読んでください。
→ 英会話に正解はありません



