2010年9月2日
芸術は国同士の相互理解に役立つか?(英検1級合格体験記)
エバンス愛
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—– ハンドルネーム —–
黒豆きなこ
—– 年代・性別・ご職業 —–
40代女性 アルバイト
—– 他の英語の資格 —–
TOEIC935点
—– 2次試験に合格した回 —–
2010年第1回
—– 何回目での合格? —–
2回目
—– 合格点(内訳) —–
70(21・21・14・14)
—– 選んだトピックとその理由 —–
芸術は国同士の相互理解に役立つか、だったような・・・
(すみません、もうはっきり覚えていない~)
—– スピーチの内容 —–
役に立ちます。
言語・人種を超えて、素晴らしい音楽・絵画・映画は人の心を打つし、芸術家のメッセージは伝わると思う。
日本の漫画が世界中で人気なのは、日本人の精神性(自然への畏敬とか、人情とか)や高いストーリー性・画力が認められているからだと思う。
日本人を鯨やイルカを殺す残酷なエコノミックアニマルだと思っている人たちに、本当の日本人を知ってもらう一助になるのでは。そんなこんなで、芸術は相互理解に役立ちます。みたいな感じだったと思います。
—– 試験官とのやりとり —–
今回の試験も、試験後、穴があったら入りたいと思うような恥ずかしい出来だったので、いやなことは忘れてしまえ!といういつもの癖で、試験中のことはほとんど忘れてしまいました。
覚えているのは、「漫画と言いましたが、具体的にどんな漫画がありますか?」「もののけ姫や千と千尋の神隠しなど、宮崎駿の世界はとても日本的なので、日本を知ってもらうには最適だと思います。ルパン三世はユーモアとか男の美学とか素晴らしいし、捨てがたいですね」
「芸術の中で、言語を必要としないもので、あなたが相互理解に効果的だと思うものは?」これは聞き取れなかったので聞き返したのですが、やっぱりよくわからなくて、2回目聞く勇気もなくて、たぶんこうだろうと思い込みで答えたのですが、やはり問題がよくわかってないので、回答もかなりあやふやでとんちんかんだったと思います。
沈黙したらいかんけん、なんか言わんと!と焦るあまり、「日本人にもマイケル・ジャクソンのファンはたくさんいますが、たいていの日本人の英語力では 彼の言ってることとか歌詞を完全に理解できているとは思えません。私もわかりません。(笑われた・・・)でも、彼のダンスのすごさや生き方、ファンへの愛は英語力がなくても理解できるし、感動を与えます。」みたいなことをしどろもどろで言いました。
—– 良かった点 —–
本当にスピーキング力がないことは身にしみてわかっているので、とにかく、大きな声で明るく元気!と笑顔!そして唯一の特技、オヤジころがし~ 試験結果を見ると、どのパートも二人の試験官の評価が分かれているので、たぶん 壮年英国紳士試験官のほうがいい点をつけてくれたのだと思います。ありがとう、ジョン!
—– 反省点 —–
やはり、わからない質問は何度でも聞き返す。1回で諦めてはいけない。
発音・文法がめちゃくちゃ・・・これは付け焼刃ではどうしようもないので、やはり日々の努力が大事ですね。
—– 勉強法、気をつけたこと —–
前回、沈黙で自滅したので、とにかく沈黙だけはしないように口を動かし続けました。かなり意味不明のことをつぶやいていたような気がしますが、それでも沈黙よりはいいですもんね。勉強法は 愛さんの教えを頭にたたきこむこと~
—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–
やっぱり沈黙をなくしたこと。とにかく何か口に出す。それから、序論、本論、結論を言えたこと。愛さんもおっしゃってましたが、これだけでかなり点数が違ってくると思います。
—– 合格までに利用したもの —–
1)このブログ。これに尽きます。
2)ハーシーさんのホームページから、過去問を全てプリントアウトし、これをお題ごとに切りまくり、くじを作る。くじを引いて、そのお題について すぐにしゃべりだす練習。本番では一分間考える時間がありますが、前回の試験で私はその一分間、思考力が停止してしまいました。今回はとりあえずどんなお題でも自分の考えを自分の言葉でとっさに語れるように練習しなくては、と強く思ったので、試験一週間前はこのくじ遊びばかりやりました。自分の嫌いなトピックも容赦なく出てくるので、かなり練習になりました。
本番では 全く私のしゃべれそうなトピックが出ませんでしたが、この練習のおかげで、なんとか文章をひねり出せたと思います。
—– これから受験される方へメッセージなど —–
一級合格者の方には教師や英語関係の仕事の方、恋人やご主人がネイティブの方など、何かしら生活の中で英語との接点がある方が多いのですが、私はただの40代・草刈りアルバイトのおばちゃんです。珠算一級を目指す子供達に お母さんは何も検定合格してないのか、と馬鹿にされるのが悔しいのと、英語が若いころ好きで、また勉強してみようと思っているところで愛さんと出会い、一年弱で合格できました。
英語学習の目的は、町で外人さんに話しかけられてもびびらないようになりたい、というヤワヤワなものですが、それでも 愛さんに助けて頂いて 楽しく英語にふれているうちに、合格できました。根性もなく、すぐ挫折する屁たれですが、こんなんでも合格できるんです。愛さんのブログは勉強法もさることながら、モチベーションを維持するのにもすごく効果的です。何より、私でもできるかも!という気にさせるのが一番の魔力です。愛さん、本当にありがとう!
読ませていただいて、黒豆きなこさんの勝因はきっとオヤジころがし・・・ではなく(笑)
過去問を全てプリントアウトし、これをお題ごとに切りまくり、くじを作る。くじを引いて、そのお題について すぐにしゃべりだす練習。本番では一分間考える時間がありますが、前回の試験で私はその一分間、思考力が停止してしまいました。今回はとりあえずどんなお題でも自分の考えを自分の言葉でとっさに語れるように練習しなくては、と強く思ったので、試験一週間前はこのくじ遊びばかりやりました。自分の嫌いなトピックも容赦なく出てくるので、かなり練習になりました。
これだと思います。
私も過去問の上を目をつむって指でなぞり、手を止めたところにあるトピックでスピーチしてみるという、きなこさんと似た練習をしましたが、「何も言うことが思いつかなくても何とかする」という練習になりますよね。
実際に英会話をするという観点で考えても、すごく役立つと思います。
いつも自分の得意分野のことだけ話せるわけではないですし、特に欧米では何についてでも「どう思う?」って聞かれますし、何も言えないと相手に認められなかったりしますので。
(あっちの人は逆に偉そうな割にたいした意見じゃないことも多いですが^^;)
これできなこさんが外国人に何を話しかけられてももう大丈夫ですね!
翻訳のお仕事も私からお誘いして頑張っていただいてますが、ほんと、期待以上の素晴らしいお仕事をしてくださってありがとうございます。
せっかく高い英語力をお持ちで、英検1級にも合格なさったのですから、もっともっと自信をお持ちになって、英語を活かしてさらに輝いて欲しいというのが私の勝手な願いです。
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「過去問からお題をランダムに選び、とにかくしゃべってみる」
っていうやり方、私が常々お勧めしている瞬間英作文の進化形ですが、英検1級の2次試験にはすごくお勧めの対策法です。
実際、これこそが私の王道の英検対策法だと思うんですけどね。スピーチを書いて暗記とかじゃなくてね。
まあ、「頭に浮かんだ思考を一瞬で英語にする」っていうことがほとんどできない人の場合は、この方法は難しすぎると思うので、まずは瞬間英作文から取り組んでみるといいと思います。
その他の合格体験記は、こちらからどうぞ。