2019年8月25日
ITは社会の利益になっているか?(英検1級合格体験記)
エバンス愛
※当ブログ記事には、広告が含まれます。
—- ハンドルネーム —–
KEN
—– 年代・性別・ご職業 —–
50代男性 公務員
—– 他の英語の資格 —–
TOEIC 880点
—– 2次試験に合格した回 —–
2019年度第1回
—– 何回目での合格? —–
2回目
—– 合計点(内訳) —–
26(7,7,7,5)
—– 選んだトピック —–
Has the information technology lived up to the benefit of society ? だったと思います。
—– スピーチの内容 —–
ITは社会の利益のための期待に応えていないと思う。
理由は2つある。1つ目はフェイクニュースが大きな社会問題となっているから。
SNSの発達により人々は様々な情報を発信することができるが、時として、間違った情報を流し、それらを信じた人を混乱させている。
例として、数年前、熊本県で大地震が発生した際、トラが動物園から逃げ出したというデマ情報が発信され、問題となったことを挙げました。
2つ目はインターネット広告の詐欺を取り上げました。ネット広告はターゲット層を絞って広報できる反面、広告費を不正にだまし取る、いわゆるAD Fraudという問題がある。
民間企業だけではなく、自治体なども被害に遭っており、深刻である。
以上の理由によりITは社会の利益のためにはなっていないと考える、という感じで、ちょうど2分間でした。
—– 試験官とのやりとり —–
試験管は男性のネイティブスピーカー(結構、若そうでした)、女性の日本人で、日本人の方がほとんど質問されました。(かなり流暢な英語でした。)なぜか、自分のスピーチの内容についてではなく、子どものスマホの使い方について質問されました。
子どもがスマホを上手に使うことが大事だと思うが、どういったアドバイスが必要と考えるか?
→ 最近、ネットいじめが多発しており、クラスメートの悪口等を投稿し、最悪の場合、被害者が自殺してしまうこともあるので、メッセージをSNSで発信する際、それは本当に必要なことか、よく考えることが必要だと思う。
あなたは、子どもにスマホは必要と思うか?
→ スマホはクラブ活動や友人との連絡等で、非常に便利なので必要と思う。大切なのは、使い方である。
最近、あるレストランがスマホの使用を禁止したという記事を読んだ。注文する際や食事中など、スマホをいじって、料理を楽しまないお客が増えているのが理由とのことだが、このことについて、あなたの意見は?
→ とてもよい取組だと思う。自分もデジタル デトックスというサービスがあることを最近、知った。
これは、ホテル、旅行業者などが、数日間、スマホ、PCなど、デジタルデバイスを使用しない時間をつくるサービスで、これも大変、よいものだと思う。
こういった質問だったと記憶しています。
—– 良かった点 —–
自分がネタとして収集した具体例を出して話せたことです。
—– 反省点 —–
結果としてちょうど2分で、まとめることが出来ましたが、途中、時間を気にするあまり、早口になってしまったことです。
—– 勉強法、対策法、気をつけたこと —–
2018年度第3回の面接では、具体例が出せず内容のないスピーチで不合格だったので、ひたすら社会問題、時事等のネタ集めに力を入れました。
特に、エバンス愛さんのブログはとても役に立ち、クローズアップ現代を活用した情報収集を徹底的に行い、集めた内容をノートに書きとめ、英語でブツブツつぶやくことを繰り返していました。
私の場合、結局、スピーチは1本も書きませんでした。
—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–
前回、トピックの内容を勘違いしてスピーチをしてしまった(しかも堂々と)ので、とにかく、瞬時に、かつ正確にトピックの内容を把握するようにしました。
—– 合格までに利用したもの —–
旺文社の「英検1級二次試験・面接完全予想問題」で面接の流れ、質疑応答の注意点を学びました。
—– これから受験される方へのメッセージなど —–
私の場合、50歳を過ぎて本格的に挑戦し、1次試験には6回目の挑戦でようやく合格したので決して褒められたものではありませんが、「とにかく英検1級に合格したい」という気持ちが支えとなり、目標を達成することが出来ました。
また、二次面接室の前で待っているときは本当に緊張し、「1次免除の期間中、合格できなかったらどうしよう」「何も話せないトピックばかりだったらどうしよう」など、ネガティブなことも考えてしまいましたが、最後まで自分を信じて何とか壁を越えられました。
皆さんも、自分の力を信じて頑張ってください。
ご投稿ありがとうございます!
なぜか、自分のスピーチの内容についてではなく、子どものスマホの使い方について質問されました。
それは、おそらくこのトピックを選んだ人に質問するテーマとして事前に準備してあるものだったからでしょうね。もしかしたら、面接官がKENさんの出された事例についてあまり知識がなかったのかもしれません。
今後受験される人は、よくテレビなどでも話題になるこういうテーマについては、自分の意見を言えるようにしておいて損はないと思います。
50歳を過ぎて本格的に挑戦し、1次試験には6回目の挑戦でようやく合格したので決して褒められたものではありませんが、「とにかく英検1級に合格したい」という気持ちが支えとなり、目標を達成することが出来ました。
同年代の方の希望の星ですね!「もう50代で、今更遅すぎるのでは」というメールもよくいただきますが、こうして50歳を過ぎてから何度も挑戦して英語力を高め、実際に合格を勝ち取った人がいるというのは、励みになると思います!
KENさんもぜひ、これからも挑戦を続けて、せっかくの英語力を誰かのために使って活躍していただきたいなと思います。
というわけで、貴重な体験記のご投稿ありがとうございました!
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