2019年1月26日
経済発展と文化の保護のどちらを優先すべきか?(英検1級合格体験記)
エバンス愛
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—– ハンドルネーム —–
TOTSUTAKI
—– 年代・性別・ご職業 —–
58歳男性 会社員
—– 他の英語の資格 —–
TOEIC920点
—– 2次試験に合格した回 —–
2018年度第2回
—– 何回目での合格? —–
1回目
—– 合計点(内訳) —–
33 (8, 9, 8, 8)
—– 選んだトピック —–
「経済発展と文化の保護のどちらを優先すべきか?」
—– スピーチの内容 —–
①原資がないと文化を保護できない、
②日本の課題の少子高齢化に対処するためには経済の維持が必要
よって文化の保護も重要だが、まず経済発展を優先すべきと論じました。
—– 試験官とのやりとり —–
具体的な少子高齢化対策は?→ロボットとAIの実用化です。そのために科学技術を発展させるための原資が必要です。
AIは文化の保護にも役立つのではないですか?→そうですね。ご指摘ありがとうございます。
文化の保護のための原資とは?→政府予算や企業からの寄付です。
など
—– 良かった点 —–
東京オリンピックの候補スピーチのコンサルタントの英国人の徹底的にリハーサルをしたと言う話を参考に、本番のスピーチを繰り返しました。具体的には
①過去の出題例から自分の話しやすいトピックスを選び出す
(日本の産業:6件、文化と芸術:5件、発展途上国:4件、マスメディア:4件、世界平和:5件、雇用:3件、インターネット:6件、民主主義:5件、都市化:3件、環境:6件、文化伝統:3件、戦争:3件、科学技術:5件、アルコール/たばこ:2件、女性差別:2件、歴史教育:2件、犯罪:2件、エネルギー政策:2件、選挙:2件、消費税:2件、ギャンブル/カジノ:2件、プライバシー:2件、大学教育;2件、家族:1件、死刑制度:1件、オリンピック:1件、公共サービス:1件)
②エッセイと同じように前もって理由を考える
③練習では一切書かず、30秒で話の内容を考え、2分間で声を出して話す練習をする。スピーチはiPhoneで録音し、悪いところを確認する。
話す速さや間合いはiPS細胞の山中教授のゆっくりとしたスピーチを参考にさせていただきました。
このゆっくりとした話し方で2分で収まる文章の量は5文章だということがわかりましたので、「導入、本論1、本論2、例1つ、結論」の5文章の構成にしました。
本番でもちょうど2分でスピーチができました。
—– 反省点 —–
2次試験は待ち時間が長いので早く行った方が良いというアドバイスが何件かのHPに書いてあったので試験開始の1時間前に行きましたが、受付開始は試験開始の15分前からでした。座って待つ場所もなかったのでぶらぶらと歩きまわっていると面接官に間違われました(笑)
—– 勉強法、対策法、気をつけたこと —–
愛さんのアドバイスを参考に、本番では次の4点を心がけました。
①話し続ける;言葉が浮かばなくても止まらない。他の言葉で言いかえる。間違えても言い直さない
②例を挿入する
③面接官の目を見て、笑顔でゆっくりと話す
④面接官の質問が分からなければ聞き返す(文化の保護のための原資についての質問がよく聞き取れなかったので、「原資をどのように使うのかという質問ですか?」と尋ねると、「原資を誰からもらうのかを教えてください」と説明していただけました。)
—– 合格までに利用したもの —–
まず「英検1級面接大特訓」を購入しましたが、内容があまりしっくりこなかったので、愛さんのホームページの合格者の体験記から上記の勉強方法を考案しました。
合格体験記のご投稿、ありがとうございます!
たくさんのお題のエッセイに取り組まれたようで、素晴らしいですね!ただ、これを全部スピーチとして書き起こすのは大変ですが、おっしゃっているように「書かず、何を話すかを考えて英語で声に出す」という練習を積み重ねたというのは、ものすごく良かったのではないかと思います。
いくつものトピックで自分の意見や具体例、話の組み立てなどを考えていると、だんだん慣れて早くできるようになってきますからね。
スピーチはiPhoneで録音し、悪いところを確認する。
いや〜、これ、やったら効果絶大ってみんな知ってるんですが、やる勇気がないんですよね(笑)。一人で練習する時には、誰も聞いてないのに、めちゃくちゃ恥ずかしくて絶望的な気持ちになるので。
私も自分の英語を録音して聞くのは未だにすごく苦手ですが、自分の変な発音の癖とかは録音してはじめて気づけることもたくさんあるので、ぜひやることをお勧めします。
話す速さや間合いはiPS細胞の山中教授のゆっくりとしたスピーチを参考にさせていただきました。
なるほど〜と思い、Youtubeで山中教授の英語スピーチを探してみました。一番音声が聞きやすいなと思ったのを貼っておきます。
スピーチは50秒頃から始まります。
この動画での山中教授の英語は、ゆっくりではなく普通のスピードです。山中教授が「ゆっくり」話す動画というのが見つからず、他にもっとゆっくり話す時もあるのかもしれませんが、ネイティブスピーカーでも、プレゼンではこのくらいのスピードで話します。
この山中教授のスピーチを聞いて「ネイティブの英語より聞きやすい」と多くの人は思うと思いますが、それはスピードがゆっくりだからではなく、「日本人の英語」だから聞きやすいんですね。発音とかイントネーションが馴染みがあるので。
とは言え、山中教授の英語はコテコテの日本人アクセントではなく、発音も発話も滑らかで、とても上手な英語だと思います(上から目線ですみません)。
というわけで、貴重な体験記のご投稿ありがとうございました!
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