2024年1月31日
英語学習者が今すぐフランス語を学ぶべき10の理由【メリットしかない】
エバンス愛
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私が英語を(ある程度)自由に使いこなせるようになり、武器にお仕事をさせていただけるようになった大きな要因。
それは、意外に思われるかもしれませんが、「フランス語を学んだこと」です。
私は、英語で挫折していた大学時代にフランス語を勉強し、そのおかげで英語力が大幅にアップしました。
特にハイレベルな英語力を身につけたいなら、絶対にフランス語をやった方が有利だと、私は確信しています。
だから、事あるごとに
フランス語を勉強するのがお勧めですよ!
とお伝えしているのですが、決まって返ってくるのが、
英語をマスターしたら、いつか憧れのフランス語を学びたいと思ってますが・・・
英語も中途半端なのに、フランス語を新たに勉強する余裕なんてありませんよ!
という言葉です。
もちろん、そのお気持ちはよく理解できます。いろんな言語を勉強すると混乱しそうだし、時間もかかるし、なかなか踏み切れないですよね。
この記事では、英語学習者がフランス語を学ぶことで得られる10のメリットをご紹介しますが、それは、単にフランス語という新しい言葉を話せるようになること以上のものです。
これを読んで、「思ってたより、フランス語って大変じゃないかも」「フランス語を学んだ方が英語にも役立ちそう」と少しでも思っていただけたら幸いです。
コンテンツ
1. 英語のボキャブラリーが増える
実は、英語の語彙のなんと3割がフランス語なんです。外来語として、フランス語が大量に英語の語彙に入っているからです。
ここが、私がフランス語を推したい一番のポイントです。
たとえば、英語で “commencement(始まり)”という単語があります。英検1級レベルの超難関単語なので、普通はあまりなじみがない単語ではないでしょうか。
でも、この単語、フランス語の “commencer(始める)” が由来なんです。このフランス語は、英語の “start”にあたる単語です。フランス語学習者ならみんな最初に習う、初歩レベルの日常単語。
つまり、こういうことです。↓
こんな例が、大量にあります。
フランス語の超基礎単語を知っていれば、英語の超難関単語が攻略できるなんて、すごいと思いませんか?
私の経験に基づく勝手なイメージですが、
・英検2級〜1級
・TOEIC500〜900
あたりの単語は、フランス語由来の単語がめちゃくちゃ多いゾーンです。
みんな「英語をマスターしたらフランス語始めます」って言いますけど、英検1級とかに合格した後にフランス語を始めるのは、逆にもったいないと個人的には思います。
英語だけ単体で勉強するより、フランス語をやりながら英語の単語も自然に増えていった方が、お得ではないでしょうか?
「フランス語を学ぶことで、英語の上達が遅れるのでは?」という心配があるのは、よくわかります。でも、実際は「フランス語を学ぶと英語がもっとわかるようになる」という相乗効果しかないのです。
これは、やってみた人にしかわかりません。
2. 「上達の実感」を味わえる
言語を学ぶ過程では、「進歩の実感」がモチベーション維持にはめちゃくちゃ大事ですよね。
でも、今、あなたは英語を毎日勉強していて、「前進してる感」なんて、ほぼなくないですか? 中級者以上になると、成長を感じるのは本当に難しくなります。
そして、成長の実感がないから勉強がつまらなくなって、続かなくなります。あなたも、きっとその経験があるのではないでしょうか?
でも、新しい言語は、一つ基本動詞を覚えるだけで、一つ文法項目を勉強するだけで、出来ることが増えます。進歩の実感が感じられ、「新しい言語を学ぶって、楽しい!」という成功体験が得られるのです。
例えばドラクエでは、ゲームをはじめたばかりの頃は、スライムを倒してるだけでどんどんレベルが上がっていきますよね。
でも、次第になかなかレベルアップしなくなります。レベル50とかになると、もう、めったにレベルアップの鐘は鳴りません。
英語もそれと同じなんです。
あなたも、英語ではもうレベルアップの鐘なんてしばらく聞いてないのではないでしょうか。
私も、もう「上達ってなんだっけ」状態です(苦笑)
そう。語学は、上達の実感なんてめったに得られないものなのです。上達の実感がないのが当たり前なのです。それでも続けるのが、語学ってもんです。
でも、頑張っても頑張っても自分の上達が感じられない中で、ひたすら英語を勉強しつづけるのは、やっぱりつらい。
それが、フランス語を始めたら、また「スライムを倒すだけでどんどんレベルが上がる爽快感」が味わえます。やったらやっただけ成長が見えるのは、初心者だけの特権。「語学って楽しいな」という情熱を、取り戻せるのです。
しかも、上述したように、英語の難関レベルの単語がフランス語由来の単語が、たくさんあります。
つまり、フランス語でスライムを倒しながらレベルアップして、次に英語というゲームをやってみたら、「あれ、気づいたら英語もレベルアップしてるじゃん!」という状態になるわけです。
フランス語をやらない手は、ないですよね。
3. 英語至上主義から脱却できる
私がフランス語をやって本当に良かったなと思ったのは、「英語至上主義」から脱却できたことです。
英語以外にもいろんな言語があると、誰でもアタマでは分かっています。
でも、多くの日本人は、英語に必要以上に媚びへつらい、英語が話せる人を必要以上に崇拝しています。
所詮、英語が国際語になったのは、ほんの最近(200年くらい前)です。それまでの長い間、ヨーロッパで重要な共通語だったのは、フランス語やラテン語でした。
要するに、フランス語を学ぶことを通じて、「英語だって単なる一つの言語なんだ。英語がなんぼのもんじゃい」という意識が芽生えるのです。
自分の中に日本語と英語に加えてもう一つの「物差し」ができることで、「外国語と言えば英語」という一面的な視点から抜け出し、多様性が身につきます。
「私はフランス語だって少しはわかるんだから」と思えば、英語への劣等感も和らぎます。そして、フランス語を勉強していることそのものが自分への自信につながります。
この心理的な効果は、英語に卑屈にへりくだってきた私たち日本人にとっては、すごく大きいです。
私の場合、フランス語をやることで、英語への変なコンプレックスが完全に消えていきましたね〜。
4. 「教養ある人」と思ってもらえる
英語以外の外国語ができる人は、日本でははっきり言ってかなりの少数派です。それに加えて、「フランス語がわかる」というだけで、知的で教養ある人と思ってもらえることが多いというメリットがあります。
フランスは、文学、絵画、料理、演劇、映画など、幅広い芸術の分野で世界をリードしてきた国です。だからこそ、フランスやフランス語に憧れる人も多いですよね。
そして、「フランス語ができる人は知的な教養人」というイメージを持っているのは、なにも日本人だけではありません。英語話者にとっても、フランス語は「洗練された言語」なのです。
世界のインテリ層が読んでいるイギリスの高級誌『The Economist』でも、なんの注釈もなく、フランス語が記事の中に突然出てきます。
たとえば “en route(〜の途中で)”というフランス語は、エコノミストに頻出する表現です。
「このくらい当然知ってますよね?」と言わんばかりに突然フランス語が登場するので、ちょっと面食らいます。
また、『The Economist』やその他の英字新聞、海外ニュースには、英検1級や1級超レベルの超難関単語が頻出します。そして、それらの多くはフランス語由来です。
上でお話ししたように、フランス語を勉強して難しい英単語の意味がわかるようになれば、英語で情報収集するのにめちゃくちゃ有利になります。
だから、ハイレベルな英語力を身につけたい、海外のニュースで情報を得たいという人ほど、フランス語はやるメリットしかない言語なのです。
5. 英語よりはるかに少ない労力で学べる
15ヶ国語以上を操る国際言語学者の溝江達英先生によると、私たち日本人がフランス語を学ぶのに必要な労力は、英語の5分の1程度ではないかとのことです。
実際、英語とフランス語は、そっくりな単語だらけです。
例えば、以下。
・[英語] urban – [フランス語] urbain
・[英語] project – [フランス語] projet
・[英語] liberty – [フランス語] liberté
上述したように、英語の3割はフランス語なので、こんなに似た単語が多いのです。
また、「フランス語は発音が難しい」と思っている人が多いですが、実は英語よりずっと簡単です。「R」の発音や鼻母音がちょっと難しいとか、そりゃ少しはありますけど、その程度です。
英語と違って、フランス語は単語のアクセントの場所を覚える必要もありません。それに、スペルと発音のルールがはっきりしているので、知らない単語でもルール通りに読めば正しく発音できます。例外はほぼありません。
日本語を母国語とするわたしたちにとって、実は英語は極めて聞き取りにくい言語です。実際、TOEIC900点レベルでも、映画の英語は聞き取れないという人がたくさんいます。
それは、日本語と英語では、「周波数帯」が大きく異なるからというのが理由の一つと言われています。日本人には、英語の音が「雑音」と聞こえてしまい、膨大な訓練を経ないと音をキャッチできるようにならないのです。
でも、フランス語は周波数帯が日本語に近く、日本人には英語よりずっと聞き取りやすい言語です。
私はフランス語検定2級(英検2級相当)の時、フランスの映画館に入り浸ってたくさんフランス映画を見ていました。もちろん、「字幕なしで」です。
映画1本500円程度だったから、たくさん見ました。一語一句聞き取れたわけではありませんが、話の内容はわかるし、楽しんでましたよ。
6. 国際コミュニケーション能力が上がる
フランス語は、多くの国際機関で公用語として採用されています。オリンピックでは、第一公用語がフランス語です。
英語を学びたい人の多くは、「国際的なコミュニケーション能力を上げたい」という願望を持っていることでしょう。世界では英語話者人口が増えてはいますが、英語が話せない(得意ではない)人もたくさんいます。
私は、大学時代にたくさんのフランス語圏の留学生と知り合いました。マダガスカル、モロッコ、アルジェリア、レバノン、セネガルなど、フランスの旧植民地の国の出身の留学生と友達になり、世界がすごく広がりました。
英語圏の多くはキリスト教国ですが、フランス語という国際語を通じて、キリスト教とは異なる宗教や文化が背景にある人とのコミュニケーションの扉が開かれました。
私は、留学生の友人たちとの交流で、それまでは社会の教科書の知識でしかなかったイスラム教のラマダン(断食)やお祈りを目の当たりにし、彼らがどんな思いを持っているかを知りました。
もちろんフランス語に限らず、英語以外の多言語を身につけることで、文化の多様性への理解が深まり、グローバル社会でのコミュニケーション能力の向上につながります。
7. 他のラテン系言語習得が簡単になる
フランス語を学ぶことで、他のロマンス諸語(ラテン語系の言語)への扉が開かれます。
フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語などは、同じラテン語というお母さんを持つ兄弟言語です。(ほかに、ルーマニア語、スイスのロマンシュ語、スペインのカタルーニャ語などがあります)
たとえば、
“飛ぶ(fly)”は
・フランス語:voler
・イタリア語:volare
・スペイン語:volar
・ポルトガル語:voar
“愛(love)”は
・フランス語:amour
・イタリア語:amore
・スペイン語:amor
・ポルトガル語:amor
と、似すぎててもはや辞書で調べる必要すらない感じですよね。
これらの言語のどれかを知っておけば、他のラテン系言語の国を旅行しても、案内表示がかなり理解できます。
イタリア語はフランス語と単語や文法がそっくりなので、すでにフランス語がわかる私にとって、イタリア語はかなり学びやすい言語です。イタリア語とスペイン語はさらにそっくりなので、私がスペイン語を学ぶことになれば、きっとさらに簡単に学べるでしょう。
英語に有利になるフランス語を起点にして、スペイン語やポルトガル語など、中南米でも広く話されている言語に触れることができれば、さらに多様な文化圏に対する興味や知識が育まれ、言語学習の旅が豊かになること間違いなしです!
8. ビジネスチャンスが広がる
ご存知のように、フランスは自動車産業、高級品市場などで世界的に大きな市場を持っています。
また、アフリカにもフランス語圏の国(フランスの旧植民地の国)が多くありますが、人口増で市場が急速に成長しているので、今後大きなビジネスチャンスがあると言われています。
また、フランス人には日本好きな人が多く、日本に観光に訪れる人が多くいます。伝統や芸術を愛するフランス人は京都のような古都を特に好みますが、京都ではフランス語の観光案内士が不足しているそうです。
フランス人やフランス語圏の外国人観光客のインバウンド関連のビジネスも、今後需要はさらに広がっていきそうです。
英語の観光案内士でも、フランス語圏のお客様を英語で案内する機会がある方も多くいらっしゃると思います。
そんな時に少しでもフランス語でコミュニケーションが取れれば、より深い関係をお客様と築くことができ、満足度を高められますよね。
英語が話せるフランス人も、昔と比べれば増えています。でも、フランス語やイタリア語などのラテン語系の言語話者は、たとえばドイツ人やオランダ人などのゲルマン系の言語話者と比べて、英語が苦手な人が多いです。
英語とフランス語の両方でコミュニケーションを取ることができれば、ビジネス環境で競争力が高まり、キャリアアップにもつながる可能性があります。
真偽の程は定かではありませんが、アメリカでは複数の外国語を操る人材にはCIAからアプローチがあるらしく、諜報員として採用されたら、使える言語1つにつき500万円のボーナスが出るとか!
スパイのお仕事・・・ちょっと憧れますよね(笑)
9. 旅行が楽しめる範囲がぐんと広がる
フランス語が話されている地域は、フランスに加えてカナダのケベック州、ベルギー、スイス、ルクセンブルクのほか、中東やアフリカ、カリブ海、オセアニアなど、世界に幅広く存在します。
また意外なところでは、アメリカのルイジアナ州でもフランス語が通用する地域があります。
フランス語を話すことができれば、フランス語圏の地域を旅する際に、地元の人々と直接コミュニケーションを取り、その地域の文化や伝統に深く触れることが可能になります。
もちろん、観光地では英語が話せる人も多いですし、自動翻訳機もどんどん進歩しています。でも、フランス語を知っていると、メニューの読解から案内表示の理解にいたるまで、旅行中の小さな障壁が取り除かれ、よりスムーズで楽しい旅ができるのは間違いありません。
さらに、フランス人はフランス語に高い誇りを持っており、英語で話しかけてくる旅行客に不親切なことで有名です。(実際は、若者を中心に英語を快く話してくれる人も増えていますが)
フランス語に限りませんが、せめて挨拶だけでも現地の言葉を話すことが相手への礼儀ですよね。
私がはじめてフランスに行った25年前は、つたないフランス語で店員さんに話しかけても、「あらあなた、上手にフランス語が話せるのね!」と感動してもらえ、とても良くしてもらえたのを覚えています。
10. 脳を鍛える強力なトレーニングになる
外国語を学ぶことは、脳にとって最高のトレーニングの一つです。英語の勉強を続けている60代、70代の方は、とても若々しくてお元気な方が多いのが、その証拠でしょう。
私の英語の師匠の故・松本道弘先生も、80歳を超えても頭脳明晰で耳もよく聞こえ、さらに抜群の記憶力をお持ちでした。
実際、第二言語を学ぶことは、老化にともなう認知機能の衰えを遅らせる効果があると研究で示されています。
2言語を話す人は、母国語しか話せない人と比べて、認知症の発症を遅らせることができることがわかっているそうです。3カ国語を話せる人だと、さらにその時期が遅れるそうです。
たとえば、日本語しか話せない人の脳と、英語とフランス語の3言語を話せる人の脳では、入っている単語の数が単純に違います。
日本語話者の頭には「机」しか入っていないとすると、英語とフランス語も話せる人だと、加えて「desk」「bureau」の3単語が入っています。それだけ脳内ネットワークが発達しているということになります。私は、それに加えてイタリア語の「scrivania」も入っています。
複数の言語を行ったり来たりしながら、「あれは英語で何と言うんだっけ・・・」「フランス語では何だっけ・・・」と、単語や表現を一生懸命思い出そうとしながら脳内ネットワークをつなぐ作業が、非常に強力な脳トレになるそうです。
フランス語でなくても、第二外国語の習得に挑戦することは「ボケ防止」の効果があると考えられている以上、人生100年時代を元気に楽しむために、始めない手はないですね。
英語学習者が今すぐフランス語を学ぶべき10の理由・まとめ
英語学習者がフランス語を学ぶことは、単に新しい言語を習得するという以上の意味を持ちます。
フランス語を学ぶことで英語力が上がり、多様性の理解と受容、キャリアアップ、そしてボケ防止に至るまで、様々な利点があります。
英語学習者がフランス語を学ぶべき10の理由は、以下です。
1. 英語のボキャブラリーが増える
2. 「上達の実感」を味わえる
3. 英語至上主義から脱却できる
4. 「教養ある人」と思ってもらえる
5. 英語よりはるかに少ない労力で学べる
6. 国際コミュニケーション能力が上がる
7. 他のラテン系言語習得が簡単になる
8. ビジネスチャンスが広がる
9. 旅行が楽しめる範囲がぐんと広がる
10. 脳を鍛える強力なトレーニングになる
いかがでしょうか? 少しでも、「挑戦してみようかな」という気になっていただけたらうれしいです。
冒頭でもお伝えしましたが、私はこれまで、「フランス語を勉強するのがお勧めです!英語にもすごくいい影響があります」と多くの英語学習者たちに勧めてきました。
そして、そのたびに全員に「英語もまだ中途半端なのに、さらに新しい言語なんて・・・」と、必ず言われてきました。
私がフランス語を始めた大学1年生の時って、英検は2級に合格できず、TOEICを受けたら多分400点台くらいです。そんな、とんでもなく中途半端だった時に私はフランス語を始めました。
そして、あの時フランス語を始めたことに、今、1ミリも後悔はないです。後悔はないどころか、むしろ良いことしかなかったです。
中途半端で、いいんです。というか、英語は、どうせ死ぬまで中途半端です。「英語をマスターした時」なんて、一生やって来ません。なんなら私なんて、母国語である日本語だって中途半端です(苦笑)
新しい言語を学んで、新しい世界が広がる楽しさを、先延ばしする必要はありません。今すぐ、フランス語を始めることをお勧めします。
フランス語で新たな視野を広げて成長を続け、人生をより豊かにしながら、英語力を同時に高めてみませんか?
フランス語の基礎が3時間で学べるお勧め教材
とは言え、新しい言語を全くの独学で勉強するのは大変です。
なので、国際言語学者の溝江達英先生の講義で全体像をつかんでから独学で勉強をはじめることをぜひお勧めしたいです。
私は溝江先生の講座をリアルでたくさん受講した経験がありますが、本当に本当におもしろいです。
溝江先生の講義は、大学の第二外国語課程1年分相当の内容を2〜3時間でザーッとわかりやすく楽しく解説してくれるのが特徴です。
細かい文法解説や動詞の活用をやるのではなく(そういう大学の第二外国語の授業はほんとに退屈ですよね・・・)、フランス語の全体像の理解に必要な最低限の解説に抑えて、その後の独学がやりやすくなるように設計されています。
溝江先生は食べるのが大好きな先生なので、ときどき食べ物の例え話で楽しく話してくれます。
溝江先生はこうおっしゃってました。
「『英語もままならないのに、他の言葉なんて・・・』ってみんな言いますけど、新しい言語を学ぶときに、別々に考えちゃダメなんです!
英語と同時並行でやる方が、絶対にいいですから。
スクランブルエッグと目玉焼きを別々に作ったら、面倒臭いでしょ?
でも、目玉焼きを作って、それをぐちゃぐちゃってしたら、スクランブルエッグになるじゃないですか。
言語は、そうやって効率よくやらないと。
イタリア語という目玉焼きをくずして塩かけたら、スペイン語になるんですから!」
「英語とその他の言語を別々に考えてはダメ」というのは、本当に私も強調したいです。
英語とフランス語を別々に勉強しようと考えたら、ただ労力が2倍になるだけですから、「とても無理」って思うんですよね。でも、そうじゃないんです。
また、溝江先生はこうもおっしゃっていました。
「今まで、英語『だけ』を学ぶやり方で、望む結果が出ていないわけですよね?
なのに、今まで通りのやり方を続けて、どうして効果が出ると思うのでしょうか?
むしろ、新しいやり方を取り入れた方が成果が上がる可能性があるんだから、ぜひ多言語学習に挑戦してほしいです」
本当に、まさにそうなんです。
「同じことをやり続けて違う結果を求めるのは、愚の骨頂だ」っていう名言にもある通りです。
私は、仮に今までフランス語やイタリア語に浮気(?)した時間を英語に捧げたとして、英語が超超ハイレベルなプロフェッショナルになれていたかと考えると、絶対それはないと思うんです。
むしろ、英語がつまらなすぎて、辛すぎて、とっくに勉強を辞めていたのではないかとさえ思います。
フランス語やイタリア語に寄り道しながら、なんやかんややっていたら、英語力も勝手に上がりました。そして、その道のりはとても楽しかったのです。
だから、「騙されたと思って、フランス語やってみて!やればわかるから!」と、ぜひお伝えしたい。
というわけで、私も夫のマイクもリアル受講してめちゃくちゃ楽しかった溝江先生のフランス語講座は、オンラインでも受講することができます。
フランス語を今まで勉強したことがない初心者の方はもちろん、
・大学の第二外国語でやったけど、ほとんど覚えてない
・NHKラジオ講座で何度か挑戦してきたけど、挫折中
という方にも、本気でお勧めします。
「溝江先生の講座を受けたら、その後は何を使ってどう独学を続けたらいいの?」というご相談を多くいただいたので、受講者の方には、私が多言語学習に使っている教材や講座、辞書、オンライン会話レッスンをご紹介しています!
(決済後のメールをご確認ください)
溝江先生の講義はこちらからどうぞ。