地球温暖化と飢餓はどちらが深刻な問題か?(英検1級合格体験記)

—– ハンドルネーム —–
ルネ

—– 年代・性別・ご職業 —–
50代女性 就活中

—– 他の英語の資格 —–
TOEIC 990点

—– 2次試験に合格した回 —–
2010年度第1回

—– 何回目での合格? —–
1回目

—– 合格点(内訳) —–
85 (27・24・16・18)

—– 選んだトピックとその理由 —–

たしか、”Which is bigger problem — global warming or hunger?” という感じのもの。緊張していたので、正確には覚えていません。

選んだ理由は、これにかなり似たトピックを練習したことがあったのと、グローバル・ウォーミングについてはちょっとだけ勉強したので、他のトピックよりは話せることがあるだろうと思ったから。

—– スピーチの内容 —–

グローバル・ウォーミングの方が大きな問題である。
第1の理由。グローバル・ウォーミングの影響による気候の変化により、干ばつが起こり、食料不足が起こっている。
第2の理由。グローバル・ウォーミングは、今、毎日起こっていること。世界中で、今、なんらかの行動を起こしていかないと、ますます悪くなっていく。
結論。グローバル・ウォーミングは飢餓より大きな問題である。これは自分たちだけではなく、将来のジェネレーションにも影響を及ぼすので。

—– 試験官とのやりとり —–

会場は、東京の神田外語学院でした。

60歳台と思われる、多分アメリカ人の男性。そしておそらく40台前半くらいじゃないかなという感じの日本人女性が面接官。

教室に入ったとたん気がついたことは、受験者用のテーブルと試験官のテーブルの間がひどく離れていること。

とりあえず”Hello!”と笑顔で挨拶しました。「どうぞ座ってください」とネイティブの男性試験官が言い、私が腰をかけると、また男性試験官が「重そうな荷物ですね!」と言います。ところが、ここで気がついたのは、彼はあまり声が大きくなく、しかもけっこうモゴモゴしゃべるのです。「マズイな…」と思いつつ、笑顔で「ええ、まぁ」と答える私。

男性試験官が私の名前を尋ね、その後、女性試験官、男性試験官の順で自分たちの名前を名のりました。ところが、試験官との距離が遠すぎるのか、二人の声が小さすぎるのか、名前がほとんど聞き取れない!この時点で聞きなおすのもなんだし、と思い、とりあえず”How do you do.”と流す。

次に、また男性試験官が「変わった名字ですね。(アメリカ人の夫の名前。確かにアメリカでもめずらしがられる名前ではあります。)こういう名字は見たことがないなあ。」と言う。この時点では、私としては、あんまり個人的なことは話したくないし、試験としての会話がすでに始まっている、という感触があまりなかったので、「そうですね。難しい名前ですよね」とお茶を濁すことにとどめておきました。もちろん、試験の一部として、スピーチの前に、こういうおしゃべり的な会話があるということは知っていました。自分でもこの時点でなぜもっと積極的にしゃべらなかったのかは、よくわかりません。

その後、またもや男性試験官が「今日、この試験が終わったら何をしたいですか?」と聞いてきたので、ここからはさすがに「試験らしい日常会話の範囲!」と心して、「そうですね、おいしいものを食べて、リラックスして、DVDでも見たいです」と答えました。すると男性試験官が「あなたはなぜこの試験を受けているんですか?」と聞く。「This is something I have to do.」と答える私。男性試験官「いや~、私たちも、こんな天気のいい日にこんなことはしていたくないんですけどね(笑)」。と、けっこうなごやかな雰囲気の中で、スピーチに突入!

トピック・カードを裏返すと、上から2番目くらいに私の選んだトピックがありました。ラッキー!グローバル・ウォーミングのトピックは多分出るだろう、とやまをかけていたのです。「飢餓の話はあんまりできないにしても、なんとかなるだろう。」と思いつつ、でもいちおう他のトピックにも目を通さなきゃ、ということで見るには見たのですが(他の4つは覚えていません…。ごめんなさい)、ピンとこない。やっぱりグローバル・ウォーミングにしよう!早く2つのポイントを考えなければ、と心臓がドキドキしているのが、まるで外に音が聞こえてしまいそうなくらい実感される中で、なんとか話すポイントをまとめました。

スピーチは、えいみさんのアドバイスに反して(!?)、1分間でトピックを選び2分間でスピーチする、という練習を、テープレコーダとストップ・ウォッチを使って何度か練習していたので、2分間で言えることはこんな感じ、というのがなんとかわかっていました。それで、いちおう結論らしいことを話したらちょうど2分が終わりました。

スピーチ後の試験官からの質問。これは、全部、ネイティブの男性試験官からでした。日本人女性からはひとつもなし!?

まず、「貧しい国にとっては、飢餓の方が緊急を要するだけに、より重要な問題だと思いますが、それについてはどうですか?」という質問。私の答えは「もちろんそうだろうけれど、グローバル・ウォーミングは世界的な問題だし、それが食料不足を起こしているのだから、やっぱりグローバル・ウォーミングの方が重要」。

次の質問。「先進国は開発途上国がグローバル・ウォーミングの問題を解決するために、どのようなヘルプをすることができるか?」私の答えは「とりあえずは、お金を出して、開発途上国の飢餓問題を助ける。そして、開発途上国におけるグローバル・ウォーミングを緩和するため、CO2排出量の少ないエコ・フレンドリーな車を使用するなどの教育・援助をすすめていくべき」。

最後の質問は「開発途上国を支援する場合、個人と政府、どちらが効果的にできるか?」私の答えは「政府。なぜならお金があるから。しかし、お金を使うだけでは効果的な支援はできない。結局、優れた人材がいないとお金が有効に利用されないから」。

以上でおわかりの通り、私のスピーチは幼稚なものであり、答えも論理的ではありませんでした。でも、とにかく「それらしきこと」を「よどみなく」笑顔で、試験官とのアイコンタクトもしつつ答えました。

先に書いた通り、試験官の声がよく聞こえず、最後の質問は、「すみません、もう一度おっしゃっていただけますか?」と聞き返し、それでなんとか質問がわかりました。

自分でも唖然とするほど、詳しいことは覚えていませんね。きっと緊張していたせいでしょう。

—– 良かった点 —–

1.なんとか話せそうなトピックが、ラッキーなことに、選択肢の中にあったこと

2.スピーチの時間の感覚が、練習によってつかめていたこと

3.緊張するのはしかたがないが、とにかく、「楽しんでしまおう!」と腹をくくったこと

—– 反省点 —–

1.トピックにふさわしいボキャブラリーを増やせなかった(試験ではいちおうちゃんとは話せたが、grammar & vocabulary の点が20点中の16点、ということは、多分、ボキャブラリーで減点されたのだと思う)

2.時事問題、社会問題についての勉強が足りなかった(もっときちんとした内容のあることを話したかった)

3.スピーチ前の自由会話でもっとたくさん話せばよかった(私はinteractionについてはけっこう自信があったのに、この英検2次の結果では、30点のうち24点しかとれなかったので)

—– 勉強法、気をつけたこと —–

2次までの準備期間が2週間程度しかありませんでした。この限られた時間で何ができるか、よく考えました。結論は、

1.スピーチが苦手(自慢じゃないけど、日本語でだって苦手です)。これに重点を置く。

方法としては、ストップ・ウォッチで時間を計りながら、1分でサッとトピックを選び、話すポイントを考える。2分間、録音をしながら、実際にスピーチをする。録音を聞き返す(これは、苦痛です。いかに自分が「あ~」「う~」を連発しているか、いかにボキャブラリーや表現力が足りないかがはっきりとわかるから。)気がついたことをメモし、次のスピーチ練習に役立てる。

トピックについては、過去問数年分をプリントアウトしました(できるだけ実際の試験に近いように、一枚の紙にトピック5つ)

2.話せる内容を増やすため、日本語の雑誌、本、テレビなどで少しでも理解できるテーマを頭に入れる

—– 不合格回との違い(前回不合格だった方へ) —–

—– 合格までに利用したもの —–

1.なんと言っても、えいみさんのホーム・ページ、ブログ、メルマガ!ゴマすりではありませんっ!!2次に関連するところを全部印刷して、何度も何度も読み返し、できることはやってみました。

2.雑誌「日経ビジネス」(えいみさんおすすめ)

3.雑誌「労務ダイジェスト」内外切抜通信社(えいみさんおすすめの通り、バックナンバーで1冊だけ買いました)

4.NHK 「クローズアップ現代」(これも、えいみさんおすすめ)

5.本「英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング」植田一三・妻鳥千鶴子  ベレ出版

6.本「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」海竜社

7.テレビ朝日「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」

7.ハーシーさんのホームページの、合格者体験談
http://ww3.tiki.ne.jp/~hershey/

—– これから受験される方へメッセージなど —–

しつこいようですが、とにかくえいみさんのホームページ、ブログ、メルマガを読んでください。かならず参考になることがあるし、なにより「なんとかなるかも~」という気にさせてくれます!これは、大事なことです。「英検1級教本」なんかを読んでいると、100年経っても合格できないような気がしちゃいますからね。

そして、えいみさん、Last but not least, thank you, thank you, and thank you! 1次も2次も助けられました!!なんだか、アカデミー賞受賞スピーチみたいですけど(笑)。でも、試験勉強中、合格したらえいみさんに報告するんだ、ということを励みにしてがんばってきたんです。


えいみより

うれしい合格のご報告をいただいただけでなく、
お忙しい中貴重な体験談をご投稿くださり、本当にありがとうございます。

高得点での合格、お見事です^^
またスピーチの内容など読ませていただいても、素晴らしくて
私の体験談など参考にしていただいて良かったのだろうかと冷や汗が・・・(苦笑)

最初のフリーカンバセーションでお名前のことを聞かれたんですね。
あまりないパターンのような・・・
でも、私もきっとルネさんのような反応をしたと思います。

だって、「ええ、そうなんですよ。主人が○○系のアメリカ人で・・・」とかって
ペラペラしゃべるのは抵抗ありますし、というかそれって個人情報ですし、
あの試験の場にはふさわしくない気がしますよねぇ。

逆に、「何のために英検1級を受験するんですか?」
「どうして英語の勉強をしているんですか?」っていう質問は
フリーカンバセーションで聞かれやすい質問のようですが、
とっさには答えづらいので、一応準備しておくといいかもしれないですよね。



> スピーチは、えいみさんのアドバイスに反して(!?)、1分間でトピックを選び2分間でスピーチする、という練習を、テープレコーダとストップ・ウォッチを使って何度か練習していたので、2分間で言えることはこんな感じ、というのがなんとかわかっていました。それで、いちおう結論らしいことを話したらちょうど2分が終わりました。

ルネさんは、スピーチの時間を計って練習されたんですね。

準備期間が短かったにもかかわらず、
2分の感覚がつかめるところまで練習を重ねて
しかもスピーチの得点は30点中27点!すばらしいです。


> 方法としては、ストップ・ウォッチで時間を計りながら、1分でサッとトピックを選び、話すポイントを考える。2分間、録音をしながら、実際にスピーチをする。録音を聞き返す(これは、苦痛です。いかに自分が「あ~」「う~」を連発しているか、いかにボキャブラリーや表現力が足りないかがはっきりとわかるから。)気がついたことをメモし、次のスピーチ練習に役立てる。

これはほんとに苦痛ですよね。
私だったら、英検1級受験の前にそれやっていたら、
100%心が折れていたと思いますが(笑)
ルネさんはあえてご自分の弱点と向き合って準備されたんですね。

いや~、根性があるってステキです・・・(遠い目)

> しつこいようですが、とにかくえいみさんのホームページ、ブログ、メルマガを読んでください。かならず参考になることがあるし、なにより「なんとかなるかも~」という気にさせてくれます!これは、大事なことです。「英検1級教本」なんかを読んでいると、100年経っても合格できないような気がしちゃいますからね。

ありがとうございます!
「なんとかなるかも~」これが一番伝えたいことなので、
ルネさんにもそう感じていただけてすごくうれしいです。

> 「英検1級教本」なんかを読んでいると、100年経っても合格できないような気が

激しく同意です(笑)
あんなスピーチできる人にとっては、
英検1級なんて鼻○ソみたいな(失礼)もんでしょうからね~。

ではでは、
貴重なお時間を割いてこうして後の受験者さんのお役に立つ
詳細で体験談を書いてくださいまして、本当にありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いします。
また、就職活動がうまくいくようお祈りしております。
ルネさんのように高い英語力をお持ちで努力家の方なら大丈夫です!


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