2012年8月17日
ボキャビルマラソンの副産物(1)リスニング力アップ
エバンス愛
ボキャブラリー教材でCDがないのはNGですよ!と
これまで何度か書きました。
まだの方は先にこちらをお読みくださいね。
⇒ ボキャブラリー学習にはCDが必須
⇒ ボキャブラリー学習で挫折したことありますか?
で、今回は、「英単語を覚える【ついでに】」という視点で
CD教材を使うメリットを書いてみたいとおもいます。
「どうせなら、単語を覚えるついでにラクして・・・」というヤツです。
そういうの、あなたもきっと好きですよね?(笑)
ボキャビルマラソンを使うことで生まれる副産物
ボキャブラリー学習をするときに
CDを使うことの目的は、
単語を一つでも多く、正確に身につけることです。
当たり前ですよね?
でも、それ以上のメリットがボキャビルマラソンにはあるんです。
ボキャビルマラソンのメリット:【リスニングのスキルが鍛えられる】
まあ、CDで英語を聞き続けるわけですから
リスニング力がつくのは当然といえば当然。
でも、案外それに気づいてない人は多いんじゃないでしょうか?
実は、これも「例文がついてないのはダメ!」と
言っている理由のひとつなんですね。
単語だけがポツポツと読み上げられているものでは
リスニングの訓練としては十分ではありません。
ボキャビルマラソンは、もちろんこの条件を満たしています。
例文(しかも単文ではなく、聞き応えのある長さのスキット)が収録されています。
なぜ例文がなければダメなのかと言うと・・・
それだけでは、実際の場面では
その単語が聞き取れない可能性があるからです。
日常生活で英語を聞くときというのは、
単語だけを単独で聞く機会なんてのはほぼないわけで、
常に文の中に単語が紛れ込んでいるんですね。
だから、「紛れ込んでいる」単語を
きちんと聞き取って、文章を正確に理解するには
を身につけることがとても大切になってきます。
※リエゾン・・・ たとえば ”Did you” が
「ディド ユー」ではなく「ディヂュー」とくっついて聞こえる現象のことです
この「リエゾン・イントネーション」を身につけることが、
リスニング力飛躍の分かれ道なんですね~。
リエゾン、イントネーションは、
「こういう場合はこう発音される」と
パターンを理屈で覚えていくのは、本当に大変です。
パターンを暗記するのではなく、「自然に身につける」のが
一番簡単だし、現実的なんです。
文法は理屈できちんと理解する。
リエゾン・イントネーションは自然に身につける。
これが正解です。
で、ボキャビルマラソンのCDを使えば、単語を覚えながら
そういう訓練も一緒に積めるというわけです。
すごいと思いませんか?
だから、ボキャビルマラソンのCDを聞くときは
「単語を覚えるんだ」という意識だけでなく、
単語を覚えるために繰り返しCDを聞きながらも、
自然にリエゾン・イントネーションまでも身につけて
リスニング力もアップ!!
そういう観点でボキャブラリーの学習をしてみたら楽しいですよ。
「アタシ、よく頑張ってるな~」と。
やってることは同じなんですけどね。(笑)
もちろん、ボキャビルマラソンの教材だけでは
リスニングの訓練が完璧にできるわけじゃないです。
リスニングに適した素材はレベルや目的で
いろいろ違うので、そこはお気をつけくださいね。