2018年11月28日
日本版audibleでも気軽に英語のオーディオブックを買えるようになったよ!
エバンス愛

私は英語のオーディオブックを2007年からずっと聞き続けていますが(通算500冊は聞いた)、オーディオブックがなかったら、今の私はいなかったなと本当に思います。
英語のビジネス書や実用書のオーディオブックを通勤時間などの「ながら聞き」の時間に聞いて、楽しみながら知識を身につけ、それを生活や仕事に活かしてきました。
オーディオブックを聞くメリットについては、詳しくはこちらもご参考にしてください。
私は「audible.com」というアメリカの洋書オーディオブック販売サイトを10年以上前から愛用していて、ブログやメルマガでお勧めしていました。
でも、サイトが全部英語なので、「英語のサイトにクレジットカード情報とか入力するの、ちょっと怖いな・・・」「ちゃんと解約手続きできるかな・・・」と心配で、敷居が高いと感じる人が多かったようです。
ですが、2018年8月から、日本版オーディブルの大幅な仕様変更により、日本語でも豊富なラインナップ(2019年4月現在、43万冊以上)から気軽に英語のオーディオブックが買えるようになりました!
品揃えは素晴らしくて、聞きたい本はたいてい見つかります。ビジネス書、小説、伝記、資産形成、投資、子育て、夫婦関係・・・ジャンルも幅広いです。
今まで、洋書オーディオブックに興味があっても二の足を踏んでいた人にとって、日本語サイトで買えるようになったのは朗報ですね。
「リスニングの勉強」と称してつまんない英語教材を聞くのは、もうこれで終わりにしませんか?
コンテンツ
月額1,500円で1冊のオーディオブックが聞けて、返品も可能
日本語サイトで英語のオーディオブックを買う手順の説明の前に、audible(オーディブル)の仕組みを簡単に説明しますね。
日本版audibleは、月額1,500円のコイン制です。1,500円で1コインを購入し、1コインが1冊のオーディオブック(ボイスブック)と交換できるというスタイル。一部の本を除き、定価が1,500円以上の本でも1コインと交換できるので、お得です。
また、本を聞いてみて気に入らなかった場合、返品が可能です。「英語が難しすぎて全然分からない!」「このナレーターの声、私にはすごく聞き取りにくい!」なんて場合には、遠慮なく返品して違う本をダウンロードすることができます。
なお、これまでに日本版audibleを利用したことがない場合は、30日間無料体験を利用して1冊無料で手に入れることができます。無料期間中に退会した場合も、ゲットした本を返却する必要はありません。
自分に合わないなと思えば、30日以内に退会すれば完全に無料です。オーディオブックとはどんなものか、ぜひ試してみてください。
日本版audibleで英語のオーディオブックを買う手順
1.amazon.co.jp
でお目当ての洋書のタイトルを入力
聞きたいオーディオブックが決まっている場合は、amazonの日本語サイトで英語のタイトルを検索窓に入力します。『金持ち父さん貧乏父さん』の洋書が聞きたいなら、”rich dad poor dad”など。
本の英語タイトルが分からない場合は、◆英語オーディオブックが楽しめる目安レベルと本の選び方を徹底解説を参考にしてください。
2.検索結果で「Audible版」をクリック
下の画像にあるような「Audible版」というリンクをクリックすると、オーディオブックのページになります。
もしもAudible版という表示が見つからない場合は、その本にはオーディオブックがないということです。
3.買う前に英語のレベルや聞き取りやすさをチェック
「サンプルを聴く」をクリックすると本の音声が流れますので、英語の聞き取りやすさやスピードが自分に合っているか、チェックしてください。
ところで、上記では右側に「1-Clickで購入する ¥2,200」とありますが、定価で買うとこの価格ですよということです(※2018年10月現在の価格)。
ただし、月額1,500円のAudible会員になれば、毎月1コインが受け取れ、1コインは1冊の本と交換できます。Audible会員なら、この本は1,500円で手に入るので、だいぶお得ですね。
また、この画面を少し下にスクロールすると、音声の長さや完全版(Unabridged)か簡略版(Abridged)かといった情報もありますので、ここも確認してくださいね。
原書と一緒に購入して聞く場合は、必ず「Unabridged」と書いてあるオーディオブックを購入してください。
日本版audibleをまだ利用したことがない場合は、30日間無料体験を利用して1冊無料で手に入れることができます。
ジャンル別に洋書を探す方法(audible.co.jp)
上では、すでに聞きたい本が決まっている場合について書きましたが、特に決まった本はなくて、どんなオーディオブックがあるかな〜?と調べてみたいこともありますよね。
でも、現状では、amazonのオーディブルのページは、とっても使い勝手が悪いです。
amazonの「audible・ボイスブック」カテゴリーのトップページでは、日本語のオーディオブックばかり出てきます。
「語学・洋書」というジャンルをクリックすると、English Journalやキクタンなど、英語学習関連の本ばかり出てきて、いわゆる洋書はなかなか出てきません。
これでは、欲しい洋書が決まっていない場合は、選びにくいですね。
じゃあ、洋書オーディオブックがジャンル別にズラッと並んだ中から選びたい場合はどうしたらいいかというと、amazon.co.jpではなく、audible.co.jpのサイトを活用するのです。
なお、audible.co.jpとamazon.co.jpは同じサービスなので、使えるコイン数やオーディオブックの価格は同じです。(audible.co.jpとamazon.co.jpはもともと別サービスだったのですが、amazonがaudibleを買収したためこういう状態になっています)
audible.co.jpのサイトにamazonのアカウントでログインし、「カテゴリー」から「洋書」を選びます。
すると、「Business」「Science & Technology」など様々なジャンル別に洋書がズラッと並ぶ中から選ぶことができます。気になるジャンルから、本を選んでみてください。
ただし、残念ながら、audible.co.jpはあくまでも日本人が利用する前提のオーディオブックサイトなので、洋書については評価(星の数)やレビューが非常に乏しいです。
洋書で評価が高い本や人気がある本をひと目で見分け、実際に聞いた人のレビューも確かめながら買うには、audible.com(米国版)も利用することをおすすめします。私も、米国版で本は買いませんが、評価の確認用に使っています。
洋書オーディオブックでの学習効果を高めるために
「このオーディオブックを買ってみよう!」と思った場合は、不安であれば英語の原書も手に入れてください。聞き取れないところを原書でチェックするためです。
リスニングは、理解できないものをただ漫然と聞いていても効果はありません。これは何のリスニング素材でも言えることなのですが、「聞き取れなかったところを確認する」という作業が絶対に必要です。
洋書は、Amazon.comで購入しても構いません。送料や配達に時間がかかりそうなら、amazon.co.jpで同じ本を検索して買ってもいいです。
私は、紙の本より安くてすぐダウンロードできるkindleバージョンがお勧めです。kindle端末を持っていなくても、iphoneやipad、アンドロイドスマホ、PCでkindleアプリをダウンロードすれば本は読めますよ。
また、Kindle Unlimited(月額980円で対象本が読み放題)対象の本も中にはあります。たとえば、私のお勧め洋書のうち一冊も、読み放題対象です(2020年2月現在)。
米国版audibleで人気書籍や評価を確認する手順
1.米国アマゾン(amazon.com)のアカウントを作成
米国版のaudibleを使うには、日本版アマゾン(amazon.co.jp)とは別のアカウントが必要です。日本在住でも登録できます。
米国アマゾン(amazon.com)にアクセスして、名前、メールアドレス、パスワードを登録してください。すでに米国アマゾンのアカウントを持っている人は、飛ばしてOK。
2.audible.comにサインイン
audible.comにアクセスし、先ほど作成した米国アマゾンのアカウントでSign Inします。
audibleにメンバー登録ができれば、このサイト内からカテゴリー別に本を検索したり、評価やレビューを確認することが可能です。
メニューから「Browse」をクリックすると、カテゴリー一覧が表示されます。
試しに「Science & Technology(科学・技術)」をクリックすると、「天文学」「環境」「医学」など、さらに細分化されたカテゴリーにそれぞれ数百冊から数千冊の大量のオーディオブックがあります。
カテゴリーが決まっていない場合は、Browseから「Best Sellers」をクリックしてみると、とにかく今一番売れているオーディオブックを見ることができます。
上記は、最も売れている本のリストです。2018年11月現在、第一位はミシェル・オバマさんの本で、5000件以上の評価がついています。
ここでそれぞれの本をクリックして、読者レビューを確認することも可能。もちろんサンプルも聞けます。たとえば上記1位の本はミシェルさん本人の朗読ですが、どんな感じか聞いてみたい!ってなりますよね。
あと、audibleには結構ハリウッド俳優をナレーターに起用していて、アン・ハサウェイやベネディクト・カンバーバッチなどが朗読しています。そういう面でも楽しめます。
本を選ぶときは、評価が良くて(★4つ以上)、ratingが極端に少なくないもの(10件以上)を選ぶと失敗しないと思います。
そして、このaudible.comのサイトで「この本が聞いてみたい!」というものが決まったら、改めてamazon.co.jpでそのタイトルを検索しなおして、ゲットしましょう。
ちなみに、著作権の関係で日本在住の人は買えないオーディオブックが稀にあり、米国版audibleにある本が日本版では見つからないことも、ごくたまにあります。
あと2冊、洋書オーディオブックを無料で手に入れる方法
日本版audibleは、無料体験でもらえるのは1冊だけですが、実は米国版audibleでは無料体験で2冊ゲットできます。
また、米国版オーディブルでは、毎月1冊のオーディオブックのほかに、Audible用の書き下ろしの「Originals」という作品を2つダウンロードすることができます。
なので、せっかくなら米国版audibleもせめて無料体験は利用しておきたいところです。
なお、無料トライアル期間にキャンセルすれば完全無料、ゲットした2冊は返却不要です。日本版audibleとはアカウントが別なので、両方で1度ずつ無料体験を利用すれば、合計で3冊無料で本を手に入れることができますね。
amazon.comのアカウントは、日本在住でも作れます。クレジットカードも、日本のものでOKです。
私は、今はもうaudible.comであえて洋書を買う必要がなくなりましたが、レビューや人気書籍の確認のために米国版もアカウントは持っているし、いつもアクセスしています。
アカウント作成や利用は日本在住でもできるので、米国版のアカウントも作っておくと便利ですよ。
Audibleアプリは日本版と米国版で共通
Audible専用のアプリ(無料)もあります。audibleを使うなら、iPhone /iPod/iPadあるいはAndroidスマホを使い、このアプリを使うのがお勧めです。手間が大幅に減ります。
なお、少し面倒なのが、日本版audibleと米国版audibleで、アプリが同じだということです。日本版サイトと米国版サイトでそれぞれ購入した本がある場合、アカウントを切り替えて表示させる必要があります。
サインインの際に、「国を選択」で「日本」または「アメリカ」をタップし、それぞれの登録メールアドレスとパスワードでサインインしてください。
ただ、端末にダウンロードしておけば、片方のアカウントにサインインしたときにもう片方のアカウントで購入した本にもアクセスできます。
たとえば、米国版オーディブルで買った本がある場合、アメリカのアカウントでサインインして端末にダウンロード後、サインアウトして日本のアカウントでサインインすると、「ライブラリー」の「端末」から米国版アカウントで購入した本を聴くことができますよ。
audibleの使い方まとめ
以上、オーディブルの使い方をご紹介しました!
オーディオブック、買ってみたいけど何がいいか分からない!という場合は、以下のページも参考にしてみてください。
◆オーディオブック初心者向け!英語が聞き取りやすい本5選【TOEIC800以上推奨】
◆500冊以上聞いた私がお勧めする、洋書オーディオブック15選
最後に、英語のオーディオブックを楽しめるレベルに到達していない人がオーディオブックの恩恵を得られず、諦めるのはあまりにももったいです。日本語のオーディオブックをぜひ利用してください!