「単語は書いて覚える」を卒業するべき3つの理由

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単語を覚えるときに、こういう間違いをしている人がたくさんいます。

【単語は書いて覚えるものだ】

学生のときは、それでもいいかもしれません。

「今回はこの50問がテスト範囲だ!」となれば、
一夜漬けでその50個の単語を書きまくって覚える。

私も、そうやってました。
(で、試験が終わった瞬間忘れてたな・・・笑)

でも。
大人になったらもう、その勉強法は卒業です。

あ、「卒業」とは言っても
「絶対に書いてはいけない!」って言ってるんじゃなくて、

「単語は書いて覚えなくちゃいかんのでは?」
という学生時代の考えが抜けない人に、
「必要ないですよ」って伝えたいっていうことです。


●書きまくりを卒業するべき理由その1:
 忙しい大人は机で勉強できない!


書きまくって覚えるという学生時代の勉強法は、
勉強が仕事だった学生だったからできただけ。

普通、朝から晩まで仕事のサラリーマンや家事と育児で365日忙しい主婦の場合、
毎日何時間も机で勉強なんてできません。


毎日決まった時間をしっかりと単語を書くのに費やせればいいですが、
忙しくて集中力も途切れがちな大人は

「今日は全然単語を書く暇がなかった」
「気がついたらボーっとして無意識に書いてるだけで、全然頭に入ってなかった」

なんてことも、多いはずです。

ということは、「単語をひたすら書きまくる」という勉強法にも
おのずと限界がくるわけです。

それに、単語を書く時間が取れるのだったら、
その時間は単語以外の勉強法に使った方がずっとお得です。
(それについてはまた別ページで。)


●書きまくりを卒業するべき理由その2:
 スペルを正確に覚える必要がない場合もある!


学生時代までは、
「単語を覚える = スペルと日本語訳をバッチリ覚える」
でしたが、これも、大人になったら違うんです。

「単語を知っている」と言っても、
単語の習得ステップには、様々な段階があります。

大きく分類すると、

ステップ1: 見たら(聞いたら)文脈で意味がおぼろげに分かる
ステップ2: 見た(聞いた)瞬間意味がぱっと分かる
ステップ3: スペルも正確に書ける
ステップ4: 自然に自分の言葉としてアウトプットできる

という感じ。

自分の言葉としてアウトプットができるのは単語の習得度の最高レベルですが、
スペルが正確に書けるというのも、実は、かなり習得度の高い段階になります。

でも、実際に英語を使う場合、ここのレベルに到達しなくて良い場合もあるんです。

自分で書けと言われたら書けるかどうか自信はないけれど、

「見たら意味は分かるよ!」
「聞いたら意味は分かるよ!」

その程度の習熟度で十分な単語も、実はたくさんあるんです。

たとえば、英語ニュースを聞き取れるようになりたい場合。
政治用語が出てきても、聞いたら意味は分かるなら、もうそれで何も問題ないですよね。

その単語を使ってエッセーが書きたいとかいう
要求が出てくるレベルに自分が到達してはじめて、
スペルや正確な使い方を覚えたらいいわけです。

要するに、インプット用の単語なのか、
アウトプット用の単語なのか、という違いですね。

「じゃあ、どの単語をインプット用で
 どの単語をアウトプット用として勉強すればいいの?」
という疑問があるかもしれません。

これは、一人ひとりのレベルによって違います。

単語のレベルが仮に10段階あったとして、
自分が話したり書いたり(アウトプット)できる単語のレベルが3だったら、
読んで・聞いて(インプット)意味が一瞬で分かる単語のレベルは4。
意味がおぼろげながら分かる単語のレベルは5。

みたいなイメージです。

で、アウトプットの単語レベルが4になったら、
それぞれのレベルも5と6に上げる感じです。

つまり、今まで全然見たことも聞いたこともないような単語は
いきなりスペルを覚えるところまでいく必要は必ずしもないということです。

そう考えると、現在の自分が
「書けなくていい」単語はかなり多いということに気づきますよね。
・・・それなら、別に「書く」練習は、しなくていいわけです。

私も、意味は頭にインプットされているけれど
正確に書けない、正しい使い方を知らない単語なんて山ほどありますからね。(笑)

もちろん、スペルが酷似していて間違いやすい単語とかは気をつけた方がいいし、
「自然にスペルまで正確に覚えてしまった」のならそれに越したことはないですけどね。


●書きまくりを卒業するべき理由その3:
 コロケーションはまるで無視になってしまう!


単語をひたすら書きまくる勉強法は、
多くの場合、単語とその意味「だけ」をポコっと単独で覚える方法です。

・ どういう場面でその単語は使われるのか?
・ 前後にどういう単語を取るのか?

そういう背景からは切り離されてしまうんです。

特にアウトプット用に語彙を身につけるときに
忘れてはいけないのは、「コロケーション」です。

コロケーションとは、「単語と単語の自然なつながり」のこと。

たとえば日本語で言えば、
「薬を飲む」っていうのが自然で
「薬を取る」とか「薬を食べる」とは言いませんよね。

そういうことです。

英語だと、
「take medicine」が自然なコロケーション。
「drink medicine」とは言いません。

そういうことをまるで無視して、ひたすら
「medicine、medicine、medicine・・・」
と書きまくって覚えても、(別に構わないんですが)もったいないんです。

どうせだったら、medicineという単語を覚えるのと一緒に
コロケーションも覚えてしまった方が
ずっと効率がいいし、時間の節約にもなるんですね。



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