泣きたいほど英語が話せない人に試してほしい。おすすめ英会話勉強法



私は、単語を覚えるのが得意ではありませんし、
読むこと(リーディング)も、あまりよく出来るとは思いません。

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でも、英会話(スピーキング)は、
私がダントツで一番苦労したスキルです。
本当に、泣きたいくらい英語が話せない毎日でした。

英語が話せない自分にイライラして
ちゃぶ台を心の中でひっくり返し続けたのは、
ざっと人生の半分くらいです。

英語が満足に話せないせいで
何度死ぬほど恥ずかしい思いをしたか、
何度悔し泣きをしたか分かりません。

そんな私でも、「あるトレーニング」を積み重ねることによって、
英会話力を劇的に上昇させることができました。


もちろん、いろいろな要因が組み合わさって今の私になっているわけで、
簡単に「これのおかげで私は英会話ができるようになりました!」と
何か一つの勉強法だけを挙げることはできません。

シャドーイングは、確実に役に立ちました。

TOEICリスニングセクションが2年で満点に!シャドーイングのやり方




また、私の場合は夫がアメリカ人なので、
英会話学習の面で人よりは多少恵まれた環境にあると言えるかも知れません。


それでも、シャドーイングや夫の影響ではなく、

「あれだ・・・
 あれが英会話に最大の効果があったに違いない・・・」

という勉強法が、私の中に確実にあります。

それは、当時は知りませんでしたが、
「瞬間英作文」「口頭英作文」といった呼ばれ方をしている勉強法です。

多分、現在の英会話力の98%くらいは、
この瞬間英作文という勉強法のおかげだと思います。


それは意外にも、英会話力を伸ばそうと思って
やっていたことではありませんでした。

そしてこの瞬間英作文は、
どんな環境にある人でも、自分で簡単にできることです。

英会話学校や留学なんて必要ありません。


英会話トレーニング法「瞬間英作文」を編み出したきっかけは、ずぼらな性格


この方法に気づいたのは、塾講師をしていた頃。

私は、授業の予習をする時に、万全を期して
解答を全部問題集に書き込んでいました。


でも、記号問題なら答えに丸をつけるだけでいいのですが、
英作文の答えを全部書き込むのは結構時間のかかる作業だったんです。

面倒くさがりの私には、だんだんこの作業が苦痛になっていきました。

そこで、ある日気づきました。

「別に英作文の答えを全部書き込まなくても、
 授業をしながらその場でスラスラできたら超ラクじゃん!」
と。

それ以後、授業の予習のときに、テキストに答えを書き込む代わりに
日本語の問題文を即座に英語に直して口に出すという方法で
予習をすることにしました。


これをやったのは、中学生用の英作文です。
この方法をやり始めた当時、TOEICは800点を超えていました。

「中学生の英作文なんて楽勝!」と、最初はバカにしていました。

でも、瞬間的に英作文をしようとすると、
びっくりするくらい英語が出てこないことに気づきました。

手で書き込みながら英作文の問題を解いていた頃は、自分の感覚としては
「スラスラ英作文をやっている」というつもりでいました。
当然、自分が中学生だった頃よりは数倍は早く解けていました。

でも、
書くことで時間稼ぎが出来ているために
「スラスラ解いている」と錯覚していただけ

ということに気づいたんです。


たとえば、この英作文問題。
「彼は自分の部屋を掃除しなければならない」

「He」と書きながら、
「えっと、『彼』だから、 have to の have を has に変えて・・・」と
無意識のうちに「考えて」英語を作る癖が
ついてしまっていたんです。

「三人称単数だからhaveじゃなくhas」という「知識」はあるので、
「考えれば」正解を書くことはできるし、生徒に教えることもできました。

でも、それを「理屈として知っている」だけなので、
瞬間的に作文をしようとすると、
He have to とつい言ってしまったり、

さらにこれが疑問文だったりすると、
Is he have to…?  Does he has to…?
なんていう、訳の分からない英語が口から出てきていました。


中学生レベルの英語なんて楽勝のはずのTOEIC800点でも、
スピード勝負の英会話力という意味では、
私の能力は本当に低かったんです。



英語の回路がつながり、「文法が体に染み付いた」と感じるように


授業の準備を楽にしたい一心で、私は瞬間英作文に取り組みました。

1年くらい経った頃だと思います。
あらゆる文法分野のあらゆるパターンが、「理屈で分かる」という範囲を超えて、
「体に染み付いた」と感じるようになりました。

Heと言った途端に、何も考えなくても
has という言葉が続くようになりました。

He have to なんて
どう考えても気持ち悪くてあり得ないので
もう自分の口からはうっかりですら出てこないという感じです。

そして同時に、Does he have to …? なら、
「おお!これこれ!」とスカッとはまる感覚。

文法をいちいち持ち出さなくても、
英語が瞬間的にパッと頭に浮かぶようになってきました。

これが俗に言う
「英語の回路がつながった」初めての体験だったと思います。



文法理解の5つのステップ


独学で英語がペラペラになれる勉強法!瞬間英作文のやり方と効果
のページで詳しく説明していますが、文法の理解には5つのステップがあります。

1.まず理屈として文法のルールを学ぶ

*たとえば現在完了(~した、ずっと~している)だと、
「have + 過去分詞」と文章を組み立てるのだというルールをまず知る。

2.ルールを実践する

*「ああ、そうそう、“ずっと~している”はhaveと過去分詞だったな」
と確認しながら問題を解く。でも時々間違える。

3.ルールを記憶する

*解説を見たりしなくても、「have + 過去分詞」のルールを
しっかり記憶している。練習問題も正しく解ける。
「have + 過去分詞」を意識すればちゃんと読め(聞け)、書ける(話せる)。

4.ルールを自分のものにする

*現在完了を含む英語を読んだり聞いたりしたときに
「have + 過去分詞」のルールを意識することなく
「ずっと~している」という状況が反射的に理解できる。

5.ルールを元に自在にアウトプットできる

*「haveの後ろは過去分詞だから~」なんて考えなくても
「ずっと~している」という状況が頭に浮かんだ瞬間に
正しく適切に自分の言葉として話せ、書ける。



最悪の場合、1の段階の
「理屈としてhave+過去分詞のルールを理解した」というところで
「もう文法は済んだ」と勘違いしている人が多いです。

「文法の参考書を一通り読んで分かった気になってるだけ」の人ですね。

でも、その先に進んだとしても、
ほとんどの人が脱落してしまう段階があります。
それは、ステップ3または4の段階で、
「ルールは記憶したけど、それがまだ自分のものになってない」段階です。


学校の文法のテストでは、ステップ3までいけば100点が取れます。
なので、4と5の段階を意識している人は、本当に少ないです。

だから、現在完了が「have + 過去分詞」なことは知っているし
問題集で現在完了の問題が出たらちゃんと解けるのに、
それを読んでも聞いても一瞬ではピンとこないし
実際に話そうと思っても全くスラッと出てこないんです。

実際、中学で勉強する文法項目全てを
このステップ5まで持ってくることができれば、
それだけで英語はもうペラペラに話せます。

ですが、想像がつくと思いますが
このステップ3から先の4、5が結構長い道のりです。
また、4と5の段階になると
もう単なる文法だけにはとどまらない話になるんです。


文法の正しいルールという大前提が中心にありつつも、そこから

ステップ4 → インプット(読む・聞く)
ステップ5 → アウトプット(書く・話す)

という、別次元への応用になってきます。

ステップ1~3は、文法をしっかり意識して
知識を揺るぎないものに固めていく段階。

ステップ4と5は、その揺るぎない知識をもとに
文法を意識することなく操れる段階。



で、この「意識することなく」がものすごく大事なんです。

「ええっと・・・現在完了だから・・・」
「そうか、不定詞はどうだっけ・・・」

という段階を乗り越えてその先に行くことが必要です。


野球のたとえで言えば、バットを振るときに
「えっと、ここで腰をこうひねってこう体重を移動して・・・」
と、毎回頭で考えているようでは、
緊張を強いられる試合ではとてもヒットなど打てないでしょう。

最初は、正しい腰のひねり方、体重移動を意識する。
そして、それを無意識でも正しくできるようになるまで繰り返し練習する。

これが、最も結果が出るやり方です。


よく、

「文法なんかやっても英語は話せるようにならない」
「文法に時間をさくより、とにかく話す練習だ」

という意見がまことしやかに言われていますし、
そういう風潮の教材も巷にあふれています。

でも、私からすると、そういう
「文法を排除する」傾向は見当違いもいいところです。

文法は「排除」するべきものではなく、「超越」するべきもの。

「文法をやらない」のではなく、文法をきちんと理解した上で
「文法を意識する必要のない境地に到達する」のが重要なんです。
ハイレベルな英語力を身につけたいのであれば。


で、私の過去の話に戻りますが、
塾講師時代に口頭でとにかくいろんな問題を
英作文することによって、さっき言ったように

「これこれ!」と、文法ルールを持ち出さなくても
正しい英語がスカッとはまる感覚が得られたり、
「こんな英語は気持ち悪くてあり得ない!」
と、文法の理屈ではなく感覚で英語が感じられるようになりました。



文法ルールに即した英語が自動的に口から出るようになった


中学生レベルの英作文は一瞬で口に出来るようになり、
やがて、高校生の英作文でも初見で難なくできるようになりました。

とにかく、見た瞬間に英語が言えるという状態。
(「英作文ができる(書ける)」じゃなく、一瞬で口に出せるということです。)

英会話力が高校英作文のレベルに達したのは、
私の場合はTOEICは900点を超えた後でした。

不思議ですね。
難関大学入試でもTOEIC600点やそこらのレベルなのに。

「旦那さんと英語をしゃべるんだから、英会話も簡単に上達するでしょ?」
といつも言われますが、例えば
高校レベルの英作文が一瞬でスラスラっと頭に浮かぶようになったのは、
夫がアメリカ人だったからでは絶対にないということは自信を持って言えます。

夫は私の夫であって英会話の先生ではないので、
私が文法的に間違ったことを言っても、意味が分かればそのまま流します。
ネイティブの夫なんて、現実はそんなもんです。


だから、周囲に英会話の相手がいない人も、諦めないでください。
英会話は、独学でも絶対にうまくなります

次のページでは、泣きたいくらい英語が話せなかった
私の英会話力を激変させた、おすすめの英会話勉強法について
具体的に何をするのかをお話しします。



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