笑いを誘うのは普段の英語とナチュラルすぎる表現のギャップ

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このページは、
かっこよくネイティブのように!のつもりが滑稽になる場合の続きです。


なぜ、ユン・ソナさんの発した「だってさびしいだろ?」が
そんなに大きな笑いを誘ったのか?



その答えは、

彼女が、妙に日本語らしい日本語で、
しかも男性の言葉遣いでそう言ったからです。



同じことを、たとえば日本人の芸人さんが言っても
別に面白くも何ともありません。

日本語がペラペラの外国人タレントさんが言っても
彼女のような笑いは取れないでしょう。



つまり、何が笑いを誘ったのかというと、
それは、

「ギャップ」
です。



日本語が下手な(あえて「下手」と言います)彼女が、
あまりにナチュラルな日本語をしゃべった。

しかも、あのかわいらしい彼女が、男みたいな口調でしゃべった。



だから、笑えるわけです。



もっと分かりやすい例で言えば、ボビー・オロゴンさん。

最近は流暢な日本語を披露するようになりましたが、
日本でテレビに出始めた頃は、彼は
日本語が全然分からないフリをしていましたよね。



「日本語が全然しゃべれないくせに、
 たま~に発する日本語は、日本の若者言葉そのもの」

そのギャップが面白いのです。

だからこそ、彼もそこから生まれる笑いを狙って
そういう芸風にしていたわけです。



で、あなたに質問です。



あなたが、「すっごく英語らしい英語」を
「ネイティブ英会話表現集」などで丸暗記して
しゃべったとして。

その英語って、
違和感なく相手に受け入れられるんでしょうか?

もしかしたら、「素」のあなたのたどたどしい英語と、
「ネイティブ表現丸暗記」のあなたの英語とのギャップが
奇妙な笑いを誘う結果になっていたりしないでしょうか?



あの、あらかじめ断っておきますが、
「自然な英語表現を覚えようという努力を否定するのか!」
とかいう低レベルな反論はしないでくださいね。



もちろん、努力するのは大いに結構。

ただ、あなたの英語学習の目的を達成するために
果たしてそれが最適な学習法なのか?という話です。

私は
「ネイティブ表現を暗記して使えるようになる」という勉強法は、
ほとんどの英語学習者にはとても優先順位が低く、
他にやるべきことが山ほどあると思っています。

あなたが、「ギャップ」によって
ウケを狙いたいのなら、それでかまいません。

私の夫も、そうやって変な日本語を覚えて
人を笑わせるのが大好きですし。



でも、そうではない場合。

英会話が十分にできないうちから
「ネイティブの表現」「自然な英語」にこだわっていると、
「ネイティブらしくかっこよく話したい」と思っているのに、
そういうギャップがかえって滑稽に聞こえてしまうかもしれません。



ですから、

片言の英語しか話せないなら、
片言なりに、単語をつなげて堂々と話せば良いのです。

無理して背伸びをして、
ネイティブらしく話そうとなんてしなくて良いのです。



ユンソナさんやボビーさんの
批判や否定をするつもりは全くありません。

面白さやインパクトが重要な芸能人にとっては
ああいう日本語の話し方で正解なのだと思います。

芸能人でなくても、笑われて恥をかいて、
「もっと日本語が上手になってやる!」と
悔しさを原動力に頑張るのもいいかもしれません。


ただ、普通の英語学習者には
必ずしも当てはまらないでしょう。

もちろん、ネイティブ表現を丸覚えしていなくたって
英語を使う中で、変な表現をして笑われたり、
バカにされたりすることももしかしたらあるかもしれません。

だからこそ、あえてそれに加えて
茨の道を進まなくても良いと思うわけです。



「ネイティブを真似て自然な英語を話せなければいけない!」
「ネイティブ表現をたくさん覚えることこそが英会話上達の道!」

そういう呪縛に囚われている人に
一つの気づきを得てもらえたらと思って、今回の記事を書きました。


じゃあネイティブ会話表現は一切覚えなくていいのか?
相手のネイティブ表現が理解できなかったら困るじゃないか!

そういう反論や疑問があることは想定しています。
それについては次ページ以降に書いていきますね。


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