流暢な英語ノンネイティブのビジネス英語レベル(私の同僚の場合)

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これまで、「ネイティブらしい表現」っていうのは
知っておくに越したことはないけれど、
それらを必ずしも使えるようにならなくても
全く問題ないですよ、という話をしてきました。

⇒ かっこよくネイティブのように!のつもりが滑稽になる場合
以降の記事をどうぞ。

もちろん、ネイティブを目指すのが好きで、やる時間があって
あなたの目的にかなっているのならいいのですが、

忙しい時間をやりくりして勉強していて、
「普通に通じる英語」が話せることが優先なのであれば
ネイティブフレーズを使えるための訓練に
たくさんの時間を割くのはもったいないです。


「ネイティブのように話せて初めて一人前」
という妙な思い込みを持った日本人英語学習者があまりに多いので、

そういう方々に勇気を与えるために(?)
今日は私の職場の「ノンネイティブ英語話者」の話を
してみたいと思います。


中国人、韓国人、フランス人などのノンネイティブの場合

私の職場には、中国人、韓国人、フランス人など
英語のネイティブではないけれども英語を使う人もいます。

多数派のアメリカ人の「ネイティブ英語」とは、
かなり違う英語を話します。

言葉の選び方が独特だったり、
文法の細かい間違いもあります。

ネイティブらしいフレーズも、ほとんど使いません。

でも、ちゃんと英語で仕事をしているし、
言いたいことをスラスラと言って意見を伝えられるし、
英語のプレゼンも質疑応答も当然できるし、
英語のコミュニケーションに関しては全く問題ありません。

いわゆる、「流暢な英語話者」という扱いです。

彼らの英語について苦情を言ったり
笑ったりするネイティブは、一人もいません。

で、中国語とかフランス語の通訳はうちの会社にはいないので、
彼らも英語スピーカーとして扱われていて、英語で通訳サービスをします。

彼らも
「自分は英語ネイティブじゃないから・・・」
なんて気後れは見せないし、
実際にそんな卑屈な感情を全く持っていないようです。


日本人のノンネイティブ英語話者の場合

また、外国人だけでなく、日本人のノンネイティブ英語話者の話をすると、
私の職場の幹部で、二人ほど英語がペラペラの60代の男性がいます。

二人とも普通に日本生まれの日本育ちですが、
海外で長く働いた経験があったり、
また日本でも常に英語が必要な環境で働いているので
英語は全く何の苦労もなく使える人たちです。

二人とも、発音はコテコテのジャパニーズイングリッシュです。

でも、英語ネイティブと対等に会話ができるし、ジョークも言い合えるし
難しい交渉も、即興の英語プレゼンも、何でもできます。

英語が分からない日本人がいる会議では
日本語で発言して私たち通訳を使いますが(仕方なく)、
通訳の立場としてははっきり言って通訳するのが恥ずかしいです。

しかも、通訳の英語もバッチリ聞いているので
「そうは言ってない!」と注意されたり、通訳の英語が気に入らないと
「自分が言いたかったのはこうなんですよ」と自分で英語でペラペラ言い直したり。(苦笑)

・・・で、私は、彼らが
「え、そういうネイティブっぽい表現を使うの?」みたいなのを
ほぼ聞いたことがないです。

いつも、分かりやすい日本人らしい英語です。


なぜ無理してネイティブを目指す必要があるのか?

で、私はそういう人たちを目の当たりにして、いつも思っています。

「これで十分じゃん!
 なんで日本人は無理してネイティブを目指すの?」

ネイティブと同じ言い回しが使えるようになる必要なんて、ないんです。

ネイティブが普通に使う自然な英語しか
使ってはいけないなんて思う必要はないんです。

少なくとも、「今日現在のあなた」は。

間違っている人が多いですが、
英語とは、「ネイティブと話をするための道具」ではありません。

英語を話す全世界の人とコミュニケーションを取るための道具
です。

これ、忘れてませんでしたか?

英語を母国語として話す人(ネイティブスピーカー)は、
世界で5億人です。

そして、英語を第2言語(外国語ではない)として
使っている人口が4億人です。

それに対し、英語を「外国語として」使う人は
私たち日本人や、同僚のフランス人、中国人を含め10億人以上います。

いかがでしょうか?
英語は、「外国語として」使っている人が圧倒的に多いのです。

つまり、あなたが気の利いたネイティブ表現を使ったとして
それを理解できない英語話者だって、たくさんいる
のです。

私の職場の、非ネイティブの英語スピーカーだって、
仕事は問題なくこなせる高い英語力がありますが、
私たちが気の利いたネイティブ表現を知らないのと同じように
彼らも「Beats me.」の意味を知らないかもしれないのです。
(というか、ほぼ確信を持って「知らないだろう」と言えます。)

繰り返しますが、英語とは
英語を話す全世界の人とコミュニケーションを取るための道具です。

ネイティブのためだけの言葉ではなく、
多国籍の人が共通で使える「国際語」なのです。

だから、ネイティブらしいかどうかより
「分かりやすいか」「誤解なく通じるかどうか」
がずっと大切なのです。

そう思いませんか?


あなたは、
アメリカ人やイギリス人になりたいのですか?

それとも、国際人になりたいですか?



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