リスニング対策教材徹底比較-NHKラジオ講座、ヒアマラ、VOA

このページでは、
私がこれまでリスニング対策に使った教材をご紹介します。


私は少ない教材をとことん使う派なので、(笑)
リスニングに使ったものは本当に数えるほどしかありません。

(英語学習には、お店が開けるほどのたくさんの教材は必要ありませんよ!)


自分に合った数少ない教材を何度も何度も繰り返せば、必ず結果は出ます。


これから「リスニングを本気でやろう!」と思っている方のお役に立つよう、
私の独断と偏見による評価もつけました。

リスニング教材を選ぶ際に、ご参考にしていただければ幸いです。


1. NHKラジオ講座

NHK ラジオ 基礎英語1 CD付き 2012年 05月号 [雑誌]

NHK ラジオ 基礎英語

値段の手ごろさ ★★★★★  学習の楽しさ ★★★★☆
リスニングアップ効果 ★★★☆☆  続けやすさ ★★☆☆☆
コストパフォーマンス ★★★★★
総合点 ★★★★★★★★☆☆(8/10点)

【解説】

言わずと知れた、英語独学の強い味方。
講師は一流の先生ばかりで、無料でありながらあの質の高さは、
普通に考えるとあり得ません。


英語学習教材は本当に玉石混交ですが、(残念ながら・・・)
NHKの講座ならば間違いないです。

以前はもっとお堅い感じでしたが、
最近とてもやわらかく親しみやすくなりました。


【長所】

◇ 自分のリスニング力に合わせて段階的に講座を選べる
  ※ 私は「基礎英語1」から(今はなき)「やさビジ」まで、
    全てのレベルでお世話になりました!

◇ とにかく安い。テキストもCDも買わなければ完全無料
  ※ これが長所であり、短所でもある。

◇ 詳しい解説があるので、文法力をつけるには良い
  ※ これも長所であり、短所でもある。(リスニング学習という観点から言えば)


【短所】

◇ 何といっても、挫折があまりにも簡単。_| ̄|○ ガクッ

  ※ 何の強制力もないラジオ講座、すべては自制心にかかっています。

    きちんとラジオの放送時間に聞く or 録音し、ちゃんと聞いて勉強する。

    無料だし、いつでも聞けると思うからこそ続かない・・・ということもあります。


◇ 日本語解説が入るので、繰り返し聞くには適していない

  ※ テキストを見ずに聞き、解説を聞きながら自分の理解を確かめる勉強法では、
    かなりの威力を発揮するリスニング訓練法。

    でも、何度も繰り返し聞く教材としては、日本語解説がジャマになるのでNG。
    (CDを買えば、英語のスキットだけのトラックを繰り返し聞けます)

2. イングリッシュ・アドベンチャー

イングリッシュ・アドベンチャー

値段の手ごろさ ★★☆☆☆  学習の楽しさ ★★★★☆
リスニングアップ効果 ★★★☆☆  続けやすさ ★★★☆☆
コストパフォーマンス ★★★☆☆
総合点 ★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)

【解説】

言わずと知れた、日本のオーディオブックの先駆けです。
家出のドリッピーやコインの冒険など、
誰でも知っている英語教材の大御所。


スクリプト・解説つきの「英語教材」でありながら、小説が題材なので、
ストーリーに引き込まれて楽しく英語がマスターできます。


『家出のドリッピー』は
中学生くらいが聞くのにちょうどいいストーリー。
「英語が苦手な一般の方」用ですが、大人はちょっと幼稚だと感じると思います。

英語のレベルや好みにもよりますが、高校生なら『コインの冒険』、
大人だったら『追跡』『ゲームの達人』くらいが一番楽しめると思います。


【長所】

◇ シドニィ・シェルダンの小説なので、文句なく面白い
  ※ 聞き始めると、次の章が楽しみでたまらなくなります。

    また、重要なところが聞き取れなかったりすると、
    何度でも頑張って聞けます。
    その面白さゆえに、理解しないまま聞き流すなどあり得ません。(笑)

◇ 毎月1章が届くので、続けやすい

  ※ 全部を一通りさーっと聞いたのでは、効果はありません。
    リスニングの訓練は、何度も同じものを聞くのが効果的です。

    毎月1章のシステムなので、
    繰り返し聞きながら次を楽しみに待つことができます。


【短所】

◇ 値段が高めで、コストパフォーマンスもあまり良くない。

  ※ 1章が4,720円もするのは、
    その内容の充実を考慮してもちょっと高いなという印象。
    最近は特に、値段も手頃で良い教材がたくさん出ているだけに・・・

◇ 素材はひたすら物語なので、バリエーションがない

  ※ ドラマ、ニュース、物語、インタビュー・・・
    いろんなジャンルのリスニング教材がある中、
    ひたすら1年間物語だとさすがに飽きるかも。

3.  VOA Special English

VOAニュースフラッシュ 2010年度版

VOA (Voice of America) Special English

値段の手ごろさ ★★★★★  学習の楽しさ ★★☆☆☆
リスニングアップ効果 ★★★★☆  続けやすさ ★★☆☆☆
コストパフォーマンス ★★★★★
総合点 ★★★★★★★☆☆☆(7/10点)

【解説】

英語ニュースですが、CNNやBBCなどと違うのは、
対象が英語のノンネイティブスピーカーであることです。

アナウンサーは、ゆっくりのスピードで、
簡単な語彙を使ってしゃべっています。
また、文章も短めで、文の構造も単純です。

まさに、英語学習者のためのニュースです。


【長所】

◇ 無料で良質の教材が手に入る。

  ※ 一応上にはアマゾンのリンクを載せていますが、
    ネット環境がある人ならiTunesなどでも無料で手に入ります。

◇ 英語中級者でも聞けるニュースは貴重。

  ※ レベルが上がってくると教材はよりどりみどりですが、
    初・中級レベルの学習者用の教材は限られるし、
    ニュースはスクリプトがあってもきつい。

    一般的な教材が幼稚すぎてつまらん!
    という初・中級学習者にはぴったりです。


【短所】

◇ ニュースが「つまらない」と思う人にはツラい。

  ※ 私自身は「ニュース英語」に
    あまり喜びを感じるタイプではありません。(笑)

    当時は毎日通学・通勤中にVOAのテープを聴いていましたが、
    正直言って楽しくはなかったです。
    (今ならリスニング教材としては選びません・・・)

◇ やっぱり挫折は簡単

  ※ 独学だと仕方のない部分ではあるのですが、やっぱり拘束力がない。
    ニュース英語を楽しく聞き続けられるモチベーションのない人には、
    ちょっとしんどいです。

◇ ゆっくりスピードに慣れすぎるのも考えもの。

  ※ VOAのゆっくりスピードに慣れすぎてしまうと
    普通のスピードのニュースについていけなくなります。

    ある程度のリスニング力に達したと思ったら、潔く卒業することも重要?



【追記】

価格はいろいろですが、一般的に安価です。
私は、テキスト+テープ(!)を一つだけ買って、それを聞き倒しました。
文字通り、テープが擦り切れました。(笑)


また、VOAはリスニングもさることながら、ディクテーションに最適の教材。

VOAディクテーション英語学習プログラムという、
完全無料でディクテーションの訓練ができる
素晴らしいサイトがあります。試してみてください。

4. その辺にころがっている教材の付属CD

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値段の手ごろさ ★★★★☆  学習の楽しさ ★★★☆☆
リスニングアップ効果 ★★★☆☆ 続けやすさ ★★★☆☆
コストパフォーマンス ★★★★★
総合点 ★★★★★★★☆☆☆(6~8/10点)

【解説】

なんじゃそら?ですが・・・ ^^;

よくボキャブラリー・イディオム・構文などの教材を買うと
CDがついてきますよね。
それのことです。


たとえば私は、アルクのボキャビルマラソン熟語本のCDを
覚えるほど聞きまくり、
語彙や熟語を身につけつつ「英語耳」をつくりました。

(おまけに言うならシャドーイングもしまくり、
 「英語口」もできました。一石三鳥。爆)


※ 単語や熟語だけをポツポツと読み上げているものは、
  リスニング対策になりません。
  文章になっているものを選んでください!


【長所】

◇ リスニングの訓練に加えて
  本来の目的(語彙など)も達成され、一石二鳥

  ※ 同じものを何度も聞くことの重要性をこれまで説いてきましたが、
    こういう教材こそうまく使って、
    少ない労力で二重の効果を狙うべき。

    別にリスニングの訓練は
    リスニング専用教材でなければならない理由はないのです。

◇ あらっ!こんなところに聞いてないCDがあるじゃない!(笑)

  ※ 聞いてない付属CDをたくさん持っている人、結構いると思いますが、
    わざわざ新しい教材を買わなくてもいいんです。
    ちなみに、自慢ですが私の部屋には
    「活用していない付属CD」、ひとつもありません!


【短所】

◇ 英語が不自然な場合も、なきにしもあらず。

  ※ 本来の教材の目的が別にあるので、例えば単語本の付属CDだと、
    その単語を無理やり文章に入れた感じの英語の場合があります。
    (私はそんなにこだわりがないので、気になりませんが)

◇ やっぱり、楽しくはない

  ※ これも仕方のないことですが・・・
    ボキャ本のCDをひたすら聞いても、
    「楽しいなぁ!もっと聞きたい!」とは思えない。(笑)

5. アルクの1000時間ヒアリングマラソン

1000時間ヒアリングマラソン

値段の手ごろさ ★★★☆☆  学習の楽しさ ★★★★★
リスニングアップ効果 ★★★★★  続けやすさ ★★★★☆
コストパフォーマンス ★★★★★
総合点 ★★★★★★★★★☆(9/10点)

【解説】

この講座の詳しい説明は
リスニング力の完成を目指すを見ていただくとして・・・

ポイントは「リスニング力の完成」なんです。

これまで挙げてきた教材はすべて、英語学習者用の素材
英語学習者用に語彙が制限され、
上手なナレーターさんがくっきりはっきり発音してくれています。


そして、そんな教材しか使わない勉強法で、私はずっとやってきました。
TOEICでリスニング満点も取れました。


・・・でも、これでは「生の英語」には太刀打ちできませんでした。

教材用の英語なら分かるし、TOEICの英語も全く問題ないのに、
映画やニュース、ネイティブの会話の英語になると、
英語がとたんに「ぼや~ん」・・・


今考えると当たり前のことなのですが、
当時は自分の過ちに気づきませんでした。^^;


教材用の英語を聞いてリスニング力を鍛えるのは、いわば土台作り
その後、本物の英語で訓練して
仕上げをしなければいけなかったんです。


私は、「生の英語」をあまり聞いてこなかったために、
教材用英語⇒生の英語へシフトする時期が大幅に遅れてしまい、
とても苦労しました。(涙)


まあ、私のようにTOEICのリスニング満点を取ったずっと後まで
「やばい!」と気づかないようなどんくさい(笑)人は
さすがにいないと思いますが、

TOEIC800点台くらい以上の人は、
生の英語にシフトしはじめる
ことを検討するべきです。

自分の苦い経験から、そう痛感しています。


【長所】

◇ もう、とにかく楽しい
  ※ そりゃ、マンネリになったり、
   「今日は英語は聞きたくない」という日は誰でもあります。
    でも、「教材がつまんないから」聞きたくないと思ったことは一度もないです。

◇ 続けるモチベーションを上げる工夫がいっぱい。

  ※ 通信講座なので、やっぱりその辺のノウハウは優れていると思います。
    同じ教材が本屋で売っていたとしても、私なら絶対に続けられない。(笑)
    完全なる独学よりはずっと強制力があります。

◇ バリエーションの豊富さは他の教材の追随を許さない。

  ※ 文法あり、ディクテーションあり、語彙あり、発音あり。
    単なるリスニング力だけでなく、英語の総合力が身につきます。
    また、素材も映画、ニュース、歌、ドラマなど様々で、飽きさせません。


【短所】

◇ やっぱり、簡単には決められない受講料。

    もっと安ければ、私ももっと早く受講して、痛い目に遭わずに済んだかも。
    でも、高いからこそ「1ページも無駄にせず使おう!」と
    頑張れたのも事実です。

◇ 1年間という受講期間は長い

  ※ もちろん長く続けてこそ力もつくのですが、
    1年という長丁場には、何が起こるか分からないので、(引越しとか、病気とか)
    完走できないのでは・・・という心配はどうしてもあります。

    そういう将来の不透明さとうまく折り合いをつけて、
    気楽に継続することが必要になります。
    (この点は、「えいみサポート」にもれなくついてくるレポートで解決してます)


【追記】

月々では4,000円程度なので、
月に4,000円くらいあまり使わない教材を買い込むことを考えたら
決して高いというわけではありません。

また、内容を考えたら
コストパフォーマンスは間違いなく最高の部類に入ります。

私はこの教材で身に付いたリスニング力で通訳のお仕事をしてますので、
この教材の価値は私にとって結果的に数十、数百万円になりました。


→ ヒアリングマラソンで私のリスニング力はどうなったのか?

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