通訳者になるための7の条件(1)

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前回、

翻訳者になるための10の条件(1)
翻訳者になるための10の条件(2)

という記事を書いたのですが、今日は通訳編です。

通訳を目指している方はもちろんですが、
そうでなくても英語とキャリアの考え方について
参考になる部分がたくさんあると思います。

前回の翻訳編では「10の条件」だったのですが
かなり翻訳編と共通する部分もあり、前回触れていない条件を中心に
「通訳者になるための7つの条件」として書いてみました。


●執念

いきなりコレですが・・・

通訳編の講演をなさったのは広島のフリーランス通訳者さんなんですが、
「自分は執念深かったから通訳になれた」という趣旨のことを
繰り返しおっしゃっていたのが、一番印象に残りました。

自称執念深い彼女は、英検1級にも10回近く挑戦したそうですし、
「どうしてもここで通訳として働きたい!」という会社での採用面接は
何と4回も受験されたそうです。

そのうち面接官の方とももう顔見知りになって
「ああ、またあなた?」「はい、また参りました!」と(笑)

で、面接が終わって帰り間際には
「今回もダメでも、また受けに来ます」と言ったそうです。

結果は、熱意の粘り勝ちで採用。

彼女の言う「執念」という言葉はユーモアでもあると思いますが
結局は熱意なんだとほんとに思います。

●瞬発力

「出来の良い高校生レベルくらいの英語力があれば、翻訳はできなくはない」
という話が翻訳編で出たんですね。

もちろん、質の問題はあるでしょうし、
スピードが遅すぎて仕事としては到底成り立たないという問題はありますが。

でも、通訳の場合、高校生どころか訓練しないと誰も無理です。
あれこれ考える間がなく一瞬で訳出しないといけないので。

そして、瞬発力をどこで身につけるかというのは
トレーニングはいろいろできなくはないと思いますが、
最終的にはやっぱり実践しかないです。

●経験の場

上と関連しますが、とにかくお客様の前に出て
通訳をするという経験を積まないことには、上手くなりません

なので、そういうチャンスが与えられる場所に
積極的に出るべきということでした。

たとえば、「英検1級に合格してから通訳の勉強を・・・」とか
「もうちょっと勉強してからボランティアガイドの活動を・・・」とか
よく言っているのを聞くんですが、
チャンスがあるのなら、さっさと経験したらいいですよ。

もちろん、ものすごく怖いのは分かります。

でも、どうせ英検1級に合格したってプロ通訳としてはお話にならないレベルですし、
「もうちょっと勉強」しても、「英検1級に合格」しても
怖いのは全く変わりませんので・・・

私も、英検1級を取ったのは通訳になってからです。

●高いITリテラシー

これは、今後は必須です。
翻訳でもそうです。むしろ、翻訳者はなおさら、かな?

たとえば、スマートフォンとかは
もうフリーランスの通訳翻訳者には必須のアイテムといっても
過言ではないと思います。

パソコンを持ってない時に出先で急にエージェントから
「紹介できそうな仕事があるから今すぐ履歴書送ってくれる?」って
頼まれた場合、すぐにアクションが取れるかどうかで
チャンスをものにできるかどうかが決まります。

こういうとき、ネットやパソコンに疎い通訳者、翻訳者は
もたついてしまいます。


彼女の場合、ネット上のクラウドサービスを利用して
iPhoneからいつでもどこでも自分の履歴書が取り出せて
送信もできるようになっているそうです。

(「オンラインストレージ」という、ネット上の自分専用の倉庫に
 自分のファイルなどを入れておいて
 どこからでも取り出せるようにできるのです)

iPhoneは、通訳の現場でチームを組んだ通訳さんとの
交代の時間を計るストップウォッチとして、
また英語の辞書としてもよく使っているそうですよ。

もちろん、私もクラウドとiPhoneは駆使しています。


通訳者になるための7の条件の5~7番目は、次のページへどうぞ。



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