就職試験突破には試験英語と実用英語のどちらを重要視するべき?

今日は、試験英語と実用英語の狭間で
悩んでいる読者さんからのメールを取り上げます。


—– 件名 —–
自分の英語力って…?

—– 現在の英語レベル(TOEIC、英検など) —–
英検2級 TOEIC725点

—– メッセージをどうぞ —–
現在、自分の英語力に迷いを感じています。

私は今、某外国語学校に在籍しています。
自分で言うのも難ですが、(TOEICスコアや英検のグレードの割には)
スピーキングやライティングなどの発信型スキルは
周りの人に比べて高い評価を得ています。

しかし、私は今就活に際して、多くの企業では外国語をアピールできません。
私の得点帯ですと730点か750点で切っているところが多いからです。

ある人に、こういわれたことがあります。
「まず、1級・900点以上は必要だ。
そこで機会を得て、周りからの過度の期待と無茶な要求の中で
英語力は無理やりついていくものだ」と。

だとすれば、この水準までは
試験英語のパッケージの中で英語力を養うのが筋な気もしてしまいます。

もちろん、先生のおっしゃっていることは確かだと思います。
ハッキリ言って、自分は実用英語技能のほうにやりがいを感じて
英語を生き甲斐として選びました。

しかし、英検1級にしろ、TOEIC900にしろ、ほん検2級にしろ、
それを取らなければ(俗な言い方になりますが)
英語がメシの種にならないという問題に直面しているのです。



私は「実用技能を磨いて、資格や点数は後からついてくる」
という今のスタンスを貫いていいのか、
「一通りの資格は揃える(現時点では実用技能を学ぶ水準に達していない)」
と考えるべきなのか。

いま、非常に迷っています。

よろしかったら、取り上げていただけると幸いです。


単刀直入にいきます。

あなたが就職を見据えて英語を勉強しているのなら、

「実用英語と試験英語のどちらを【あなたが】重視したいか」
は関係ありません。

「あなたが欲しい人材であると【相手が】判断できるかどうか」
それがすべてです。



今のTOEIC等の点数では、就職試験の場で
アピールできないのですよね。

では、実用英語力を披露する場が得られたら
あなたは自分をしっかりアピールできますか?

たとえば、外国人面接官との面接で
相手の英語を正確に理解し、自分の経験と強みを伝え、
英語でビジネスができる人材と判断してもらえますか?

その答えがYESであれば、
資格試験以外に実践的な英語力がアピールできる場がある限りは
TOEICの点数など気にせず応募すれば良いと思います。

相手が、「この人をぜひうちに欲しい!」と思ってさえくれれば
TOEICや英検なんて関係ありません。


と同時に、
応募者全員と英語面接をしてくれる企業も稀でしょう。

応募が多数だった場合は、
どうしてもTOEICなどで足切りをしないといけないのは
仕方がありませんよね。

であれば、ここで足切りされてしまうようでは、
相手が欲しいと思ってくれるかどうかという段階にすら行けません。
相手にとってあなたは存在しないのと同じです。

就職することが目下の目標なのであれば、
あなたがそれを望むかどうかに関わらず
TOEICなどで一定の点数を取ることが必須なのは明らかです。


そして、もう一つ重要なことがあります。

> (TOEICスコアや英検のグレードの割には)
> スピーキングやライティングなどの発信型スキルは
> 周りの人に比べて高い評価を得ています。

ということで、それ自体は素晴らしいことですし
自信を持って良いと思います。

でも、意地悪な言い方になってしまいますが、見方を変えれば
「発信スキルの割には受信スキルが低い」とも言えます。

ですから、受信スキルをご自身の課題と自覚して、
インプットの強化に取り組めば良いのではないでしょうか?

英語で仕事をするには、発信スキルだけでは不十分です。
コミュニケーションには、高い受信スキルも当然必要です。

英語を使ったどのようなお仕事を目指しているか分かりませんが、

「英語を読むのは苦手でも書くスキルが高ければOK」
「英語を聞くのは苦手でも話すスキルが高ければOK」

という仕事なんてないのではないでしょうか?


試験英語に取り組むということに
必要以上の抵抗感を持っているように感じますが、
TOEIC対策にしたって、結局はリスニングとリーディングの勉強です。

これらも、当然「実用英語技能」の一環ですよね?

「TOEIC900点、英検1級までは試験英語のパッケージで
 英語力を養う方が良いのか?」ということですが、
これらはそもそも英語の実力が上がらないと到達できません。

試験対策として問題を解く過程でも英語力は上がりますから、
あまり「試験英語」「実用英語」と難しく考えず、
就職でアピールできる点数を目指しつつ
日々コツコツと勉強すれば良いのではないでしょうか?


同時に、現在725点で、とりあえず足切り免れるために
750点ができるだけ早く欲しいと考えるなら、
点取りテクニックを少し学べば一瞬でしょう。


「実用技能を磨いて、資格や点数は後からついてくる」

もちろんそれがベストです。
単なる点取りテクニックだけでは意味がないですから。

でも、あなたにはどれほどの猶予期間があるのでしょうか?

今すぐ転職する予定がないのなら、
点数や資格に必要以上に心を奪われずに
しっかり力を固めればいいと思います。

でも、できるだけ早く英語の仕事に転職したいなら
「後からついてくる」では遅いのでは?

仕事をゲットすることが重要なのですから、
私だったら、実用英語がどうこうというこだわりを持つ暇があれば
さっさと点数をクリアします。

就職さえしてしまえば、
あとは嫌でも実用英語に浸かれるわけですから。


長くなりましたので、次のページに続きます。
⇒ 実用英語技能にやりがいを感じて英語を生き甲斐として選びました


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