あなたが不採用になり続ける理由

私は在宅翻訳者さんを定期的に募集しているのですが、
自己PRが上手にできる人が本当に少ないです。

まず、世の中のほとんどの人は
「私!私!わたしぃ~!!!」と自分の都合ばっかりです。
相手のことなんかこれっぽっちも考えていません。

でも、仕事であれそれ以外であれ、
それでは当然うまくいかないわけで。

圧倒的な実績や経験を持っているのでもなければ
「私!私!」ではライバルには勝てません。

相手のメリットを考えることが重要です。


私の翻訳者グループの例えで言えば、

・どんな思いで翻訳をやりたいと思っているのか?
・自分を採用するとどんなメリットが私(雇い主)にあるのか?
・何を書けば私が「この人と仕事がしたい!」と思うだろうか?
・なぜ私のところで仕事がしたいのか?

そういったことを、自分の都合や要望ばかり書くのではなく
「相手(えいみ)の立場に立って」書くことが重要です。

えいみがあなたに好感を持ち、
あなたの人柄や仕事ぶりをえいみに具体的に想像させ、
「この人が欲しい!」とえいみに思わせるということです。

もちろん、「えいみが」どうこうという話ではないです。

そもそも全く好感を持てない人や、
採用後の仕事ぶりが全く想像できないような人は
どの企業だって採用したくないですよね?

相手に好かれる努力、してますか?
相手を喜ばせること、考えてますか?


ほとんどの人が、そんなことちっとも考えちゃいない。
だからうまくいかないんです。

当然、仕事は自分自身のためにするわけなので
自分がその仕事をやりたいという意味での「私、私!」は重要です。

でも、自分の目的や欲求だけではダメなんです。
それを相手の目的や欲求と結びつける必要があります。


「相手の立場に立って」ということが難しければ
何でも想像してみたらいいです。

たとえばご主人がどこか発展途上国に転勤になったら
家政婦さんを雇ったりする機会も普通にあるかと思いますが、
あなただったらどんな家政婦さんを雇いたいですか?

「子供の手が離れて時間が出来たので
 時間を有効活用したいと思って応募しました」

っていう家政婦さん候補に、
「ぜひこの人を!」って思います?

「家政婦の仕事はどこにいてもできます。
 だから私は家政婦の仕事を極めたいんです」

って言われたら?


私だったら、どっちも「あっそー。そんなの私に関係ねー」です。

逆に、どんなアピールをする家政婦さんだったら
「ぜひこの人が欲しい!」ってあなたは思うんでしょうか?

そこに、あなたが魅力的な候補者になれるヒントがあります。


もちろん、子供が大きくなったから応募することそのものは
何の問題もないです。
「どこにいてもできるから」その仕事を選ぶことにも
何の問題もありません。

そして、それを隠せという意味ではありません。

ただ、あなた側の事情をそのまま言ったのでは、
「自分の都合と欲求を相手に押し付けているだけ」ということです。


もっと言えばですよ。

あなたがえいみを英語学習コーチとして雇うことを
検討していると想像してみてください。

私が、

「私、英語教育を極めたいんです。
 だから、今は教える経験をとにかくたくさん積みたいと思っています!

 やっぱり家庭のことを考えると、フルタイムの仕事に加えて
 塾講師などで外に働きに出るのは難しいんです。

 だから、自宅でできるスカイプコーチングが
 私のライフスタイルには都合がいいんですよね~」

ってあなたに自己PRしたら、どうです?


私にお金払いたいと思います?

絶対イヤですよね?(涙)


「はぁ?それはアンタの事情でしょ?
 そんなの私に関係ないし!(イラッ)」

って思いません?


「あなたがコーチングの結果どうなるのか」
「あなたに喜んでもらえるのか」

という視点がゼロなんですから、
そんな英語コーチは雇ってもらえなくて当たり前です。


でも実際、世の中の大半の人は、こういうPRしかできません。

「私はこういう部分であなたのお役に立てます」
「こういう部分があなたに喜んでもらえると思います」

という視点が全然ない。

相手に何が提供できるのか?
相手にどんなメリットがあるのか?

どんな自分なら
「あなたとぜひ一緒に働きたい」と言ってもらえるか?

それを脳みそに汗かいて考えることが必要じゃないかな、と。


「自分には何の経験もないし、英語力もたいしたことないし
 何も提供できるメリットなんてないよ・・・」

そう思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。

たとえば、私が過去に採用した翻訳者さんで言えば、
ある女性は、専業主婦歴が十数年で、翻訳の実務経験もありませんでした。

でも、経験がなくても積極的なコンテスト応募や
ボランティア活動などについて具体的に記されていました。

自分で努力を継続している様子がPRからしっかり伝わっており、
また文中に人柄の良さと真摯さ、翻訳にかける思いが強く感じられました。

また「えいみさん」という言葉が何度も出てきていました。
私のメルマガを読んでどう感じているのか、なぜ私の翻訳チームなのか。

つまり、「相手」を意識したPRができていたということです。

私は彼女にとても好感を持ちました。
「この人と働きたい!」と思って合格にさせていただきました。

結果として、期待した以上に良い仕事をしてくださっていて、
とても感謝しています。

「私が採用する立場だったら、この自己アピールで
『この人は好感が持てるな!安心して仕事を任せられそうだな!』
と思うだろうか?」

もっと言えば、

「私が採用する立場だったら、私はこの自己アピールで
『この人ならお金を払ってもいい』って思うだろうか?
 それだけのメリットをこの自己アピールから感じ取るだろうか?」

と、相手の立場から自分を観察してみてください。

翻訳するなら特に、この「客観的な視点」がないと
ほんとに苦労しまくります。


案外、転職活動がうまくいかない理由は
あなたが思っている「年齢」とか「英語力」ではなく
ここにあるかもしれません。




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