翻訳者への道(3)翻訳者として一歩を踏み出した後
一歩踏み出してしまえば、あとは簡単だったと思います。
実際、秘書兼翻訳のお仕事を経験して・・・
・ 退職して1ヵ月後、
通訳者・翻訳者として新たな職場で働き始めました。
・ 秘書の時の派遣会社から、10ヶ月前は無理と言われた広島市(県庁所在地)での
新しい翻訳のお仕事の紹介が何件かありました。(お断りしましたが)
・ 翻訳会社のトライアルを受け、合格しました。
(現在の仕事に採用が決まったので辞退)
少しでも「翻訳の実績」ができれば
こんなに可能性が広がるんだ~、と思いました。
でも、実質的に翻訳自体は、
たった10ヶ月、それも週1回くらいやっただけ。
秘書兼翻訳の仕事をしたことによって
翻訳のスキルが格段に上がったとは思えません。
つまり、秘書の仕事をする前から
そこそこの基本スキルはあった(と思う)のに、
「実務経験がほぼゼロだから」、チャンスが回って来なかった
のだということです。
派遣のコーディネーターさんや、企業の採用担当者は、内容はどうあれ
とにかく「翻訳の実務経験」重視。
ということは、派遣などで手っ取り早く
「翻訳」と名のつく何らかの仕事ができれば、
あとは実力次第でどうにでもなる、と思います。
だから、私のような「翻訳はオマケ」のような
秘書の仕事でしか翻訳経験がなくても、
ステップアップしていくことは十分可能だと思います。
最初のとっかかりさえ見つかり、そこそこの実力があれば。
あ、面接では「翻訳の合間に秘書やってました」(笑)ぐらいに
翻訳の経験を大きくアピールする必要があるかも知れませんけどね~。
(もちろん嘘はダメですが、大きめにアピールすることは重要だと思います)
ところで、現在の仕事では、
毎日、通訳がなければ、8時間ずっと翻訳しかしていません。
校正担当者のチェックもきちんと入るので、上達もしていると思います。
今は「しっかりと翻訳をしている」と言える状態です。
さらなるステップアップという面で言えば、
ここで経験を数年積んで、専門分野での知識が確立できれば
翻訳のプロとして独立することもできるだろうと思います。
(そのつもりは今のところありませんが)
以上、私の個人的な経験からですが、
翻訳者を目指す上で必要なことは、
1. 英語力 (これは当然)
2. 運 (人脈とか、派遣会社の選択とか)
3. タイミング (自分が仕事を探している時にちょうど空きがあるか)
↑何といってもコレ重要
・・・改めて書くまでもないくらい、当たり前の結論になってしまいました。(笑)
翻訳の仕事がすぐに見つからなくても、
必ずしも「実力が足りない」わけではなく、タイミングの問題の可能性もあるわけです。
私が一回目に派遣の登録に行ったときに、もし
「翻訳の経験がなくてもいい!
とにかく、TOEIC高得点で英語力がある人を急いで雇いたいんだ!」
という派遣先企業があったとしたら、
私はそこで採用だったかもしれません。
秘書兼翻訳者の仕事も、
他にA市で勤務できる翻訳経験者が応募していたとしたら、
私はきっと落とされていたでしょう。
実力をコツコツ磨いていくのはもちろん大切なことですが、
就職活動は運やタイミングにも大きく左右されることを肝に銘じて、
一時的にうまくいかなくても深刻にならずに
とにかく諦めないことが大切なんじゃないかな、と思います。
ちょっとくらい「今は翻訳の仕事ありません」って言われても、
それをあなたに対する批判だと思わないこと。
チャンスが来たときにちゃんと掴めるように、しっかり腕を磨いておくこと。
きっと、道は開けます。
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