ボキャビルマラソンが先かヒアリングマラソンが先か

ボキャビルマラソンとヒアリングマラソンの
どちらを先に受講すればよいかというご質問をいただきました。

リスニングの訓練って、ただ耳を鍛えるだけのものと
思っている方は、しっかり読んでくださいね。

リスニングの訓練って、
ものすごく広い範囲をカバーしているんですよ。


***引用ここから***

> —– 件名 —–
> ボキャビルマラソンが先かヒアリングマラソンが先か
> —– 現在の英語レベル(教材・勉強法のご質問の場合) —–
> 英検準1級、TOEIC 775点
>(ただしかなり昔のものです。現在先日のTOEICの結果待ちです)

> —– メッセージ —–
> こんにちは、えいみさん。
> 2年ほど前からホームページやメルマガを購読させていただいております。


> えいみさんのブログを拝見して、
> 私ももう一度英語を勉強し直そうと決心し(恥ずかしながら英文科卒です)、
> 一年発起して只今児童英語講師をしております。

> レッスンではマニュアルがあるので、
> クラスルームイングリッシュを家での予習で頭に叩き込み、
> シミュレーションしてからレッスンに臨むのですが、

> 突発的な事態には歯が立たず、
> 自分の英語力のなさを痛感する日々が続いておしました。

> そこで、瞬間英作文に取り組むようになり、
> 簡単なフレーズは少しずつですが思ったことが
> 口からでるようになってきました。


> ただ、レッスンで使う英語はどうしても限られるので、
> 大人社会でも通用する英語を自分で学び続けた方がいいよと
> 先輩よりアドバイスいただき、一歩前へ進もうと思っています。

> 普段は家事をしながらや車を運転しながら単語本のCDを聞いたり、
> 家に眠っていた英語教材のCDを聞いたりしていますが、
> もっと系統だって勉強した方がいいのでは、、、と思い、

> 以前から興味のあったボキャビルマラソンか
> ヒアリングマラソンを受講したいと思っています。

> どちらも私には必要な教材だと思っているのですが、
> ボキャブラリーを学んでからヒアリングマラソンを受講した方が
> 効果的なのでは、、、と思ったり、

> 家にある単語本でボキャブラリーを勉強し、
> ヒアリングマラソンの中でどうしてもわからない
> 単語を調べるのがいいのか、、、と思い悩んでおります。

> 文法事項は自分で勉強しているので、ある程度できると思うのですが、
> ヒアリング能力(スピーキング能力も)があまりにもお粗末で、、、。
> なんとか脱却したいと思っております。

> どちらを先に受講するのが効果的というのがあれば、
> アドバイスいただければ幸いです。
>

> 英語学習者の救世主のようなえいみさんのホームページや
> ブログは本当にいろいろと参考にさせていただけてありがたいです。

> 同じ先生仲間にも紹介しているのですが、
> 皆さんこれを無料で拝見するのは申し訳ない、、、と
> 口をそろえておっしゃっています。本当にありがとうございます。

> これからも自分のモチベーションを高めて、もっと英語が好きになり、
> また子どもたちにも英語が好きになってもらえるようなレッスンができるよう、
> 頑張っていきたいと思っています。

> 今後もいろいろと参考にさせていただきたいと思っております。
> 長文となり、大変失礼いたしました。
> 毎日暑い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。

> —– 引用について —–
> 名前を伏せて引用可

***引用ここまで***


1000時間ヒアリングマラソンと
ボキャビルマラソンパワーアップコースは
どちらが先がいいかというのは、結構よくいただくご質問です。

基本的には、「どっちでより困っているのか?」
決めるのが一番自分の目的に合っていると思います。

私の場合は、ヒアリングマラソンを先に受講しました。

理由は、

「TOEICとか教材の英語なら聞き取れるのに
 生の英語が全く分からん!!こりゃ困った!!」

というのが、当時の一番の切実な悩みだったからです。

TOEICは当時リスニング満点が取れていました。

でも、調子に乗ってテレビでやっている洋画を
副音声にして聞いて・・・完全に撃沈 _| ̄|○

当時は、「私の耳、なんかおかしいんじゃないかな?」って
真剣に悩んでました。

「教材用の英語なら分かるのに生の英語がさっぱり」という人は
かなり多いようだと後で知り、心からほっとしましたが(笑)

もちろん、語彙力不足なのも分かっていました。
でも、当時はそもそもボキャビルマラソンで出てくるような
高度な単語を必要とする活動を特にしてませんでした。

「高度な単語を必要とする活動」とは、
たとえば英字新聞を読むとか、難しめの映画を観るとか、です。

当時は英語ニュースを頑張って聞いたりしていましたが
そもそも、リスニング力が不足しているので
単語が分かろうが分かるまいがあまり関係ない、という
状態だったんですね・・・^^;

なのでヒアリングマラソンを先にやりましたし、
私の場合はそれで正解だったと思っています。

中学・高校基礎レベルの単語のような

「文法やリスニングであれ、何を勉強していても
 必ず出てくるような基礎的な単語」

が身についていないなら、まずは単語が先です。

でも、ボキャビルマラソンパワーアップコースが取り上げるのは
そのような単語ではありません。

英字新聞、英語ニュース、映画などを
十分に理解できるようにということを目的としているので、
かなり高度な単語ばかりです。

ボキャビルマラソンパワーアップコースは、

・かなり英語レベルが高い
・「教材」というものを使って勉強するのは卒業が近い

という人が、「最後のまとめ」として
やるのが一番効果的なのではないかな?
というのが私の印象です。

この質問者さんのように、

「単語力がついてからリスニング(リーディング)に取り組んだ方が効率的なのではないか」

という疑問をよくメールでいただきますが、
私の考えは、むしろ反対です。
(基礎的な単語はすでにマスターしている場合)

難しい単語ばかり知っていても
それでは宝の持ち腐れです。

単語が分かっても、高いリスニング力やリーディング力がなければ
結局は理解できないからです。

多くの人は、「単語さえ分かるようになればもっと理解できるのに」
と思っていますが、実際はそうではないことが多いです。

高い理解力が身についていれば、
単語が少しぐらい分からなくても理解できることがほとんど
です。

さて。

リスニングというのは、実は
この「理解力」を身につけるのに最適です。

前回、「推測」がリスニングには重要だって話をしましたが
それともかなり通じる部分があるスキルです。

リスニングに取り組む第一の目的は、当然ながら
リスニング力(英語の「音」をとらえるという意味での)を伸ばすことです。

でも、「英語の音が聞こえるようになる」というだけではない
メリットが大量にあります。

リスニングというインプットを積み重ねることによって
以下のようなことが身につきます。

・英語の語感、ネイティブらしい英語の感覚

・英語の語順のままで大量に英語を処理する能力
(これは読解力アップにもつながります)

・知らない単語、聞き取れない部分があっても
 理解できた部分から分からないところを補う推測力

・一語一句にこだわらず、全体的にとらえて
 話者の意図を汲み取る理解力


つまり、スピーキングやリーディングなどを含め
幅広い分野に大きな影響を及ぼすわけです。

だから、どちらもいずれは必要だが
どちらからやったらいいか?という場合は、
私は断然1000時間ヒアリングマラソンを薦めます。

私の大学時代に、
「単語が分からないから・・・」と長文解釈に困る学生に
フランス人の教授が何度も何度も言っていた言葉が、
今でも頭から離れません。

「セ パ アンポルトン!」(It’s not important!)

つまり、

「君が知らない単語は重要ではない!」ってことです。

全ての単語の意味を知らなければ
理解できないというのは幻想で、
知っている単語、理解できた部分から
しっかり意味をとらえる訓練の方がずっと大切だ、ということ。

もちろん、単語力不足を
そのままにしていいという意味ではありません。
単語をたくさん知っておいた方がいいのも間違いありません。

私が言いたいのは、
高い単語力をつけるより優先順位が高いのは
「英語の理解力」を身につけることです。

そして、それに高い単語力が加われば怖いものなし、ってことです。

というわけで、お役に立ちましたら幸いです。





えいみの1000時間ヒアリングマラソン体験談はこちらから

1000時間ヒアリングマラソン ◆「独学で英語の達人」限定無料特典あり◆

hm100145

ヒアリングが伸び悩んでいたとき、壁をぶち破ってくれた教材。生の英語がくっきり聞き取れるのは、TOEICリスニング満点のはるか上なのだと思い知らされました。「TOEICのリスニングなら苦労しないのに・・・」という人こそ、挑戦して絶対に損はなし。

対象者: 英検準1級~、TOEIC700~(えいみ目安)

1000時間ヒアリングマラソンの体験談を読む

サブコンテンツ
mailk

このページの先頭へ